facebook記事より。
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低学年の長時間勉強のどこに問題があるかというと、親や先生に見せるための勉強になるからです。
だから、自然に時間のかかるやり方で勉強する癖がつきます。
低学年の間に時間をかけてやっていたことも、学年が上がりやる気になったときにはその何分の一かの時間ですぐにできるようになります。
ところが、その肝心のやる気の出た時期になってもまだ、時間のかかる勉強の癖を引きずっている子が多いのです。
そのひとつが、読む勉強ではなく、解く勉強をしたがることです。
例えば、社会の勉強は、教科書を繰り返し読むのがいちばん楽で能率のいい勉強法です。
ところが、社会の問題集を解いて○×をつけるような勉強を勉強だと思っている子がかなりいます。
だから、低学年のときほど、自学自習で無理のない勉強をしていくことが大切なのです。
▽関連記事
「全教科無料自習オプションと各種検定試験」
https://www.mori7.com/index.php?e=1913
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「東洋経済オンライン」のインタビュー記事で、言葉の森が、オンライン作文教室として紹介されています。(4ページ目)
「英語より「問答力」!元外資系パパの教育哲学
http://toyokeizai.net/articles/-/18374
子供が、小学校高学年になったあたりから、親子の会話というのは難しくなります。
特に、お父さんは子供と共通の話題があまりないので、たまに話をしても、「勉強はどうだ」「まあまあ」というような話になりがちです。
そこで、生きてくるのが、言葉の森の作文・感想文です。
毎週、課題の長文を音読し頭に入れ、週に1回その内容を子供がお父さんやお母さんに説明します。そこから、家族の知的な対話が始まります。
親子で話をすると、難しい感想文も書きやすくなり、内容もぐんとレベルが上がります。子供は、お父さんやお母さんとの話の中で、考える力を身につけていきます。
小学校高学年でこういう家族の対話をするためには、小学校低学年から家庭の中で対話の文化を作っておくことです。
そのためには、小さいころから子供の言ったことを批評したり注意したりせず、いつも優しく聞いてあげ、そこにお父さんやお母さんの似た話をしてあげることです。
また、お父さんやお母さんも、週に1回、子供たちに、今週あった話をしてあげます。
こういう家族の対話の時間を持つことが、問題集を解いて勉強することよりもずっと豊かに子供たちの心と頭を育てていくのです。
====facebook記事より。
「家庭でできる最強の教育は会話だと思っています」という「東洋経済オンライン」のインタビュー記事を見て、そうだなあと思いながら読み進めていきました。
すると、途中で、
堀内さんはそもそも、子どもの日常を習い事で埋め尽くすことにも慎重だ。2人の子どもがやってきた学習系の習い事は、なんと小学校高学年からの
オンライン作文教室のみ。「どこの国で暮らしていくにせよ、考える能力の基礎として言葉を扱う力があれば、将来、どう転んでも学んで損はないだろう」という判断からだ。
ちなみに、中高一貫校に通う長女は、その「作文力」で合格を勝ち取った。勉強漬けでなくても、本人の意思の力と考える力とで、道を切り開けているというのは興味深い。……
リンク先をクリックしてみると、やはり言葉の森でした(笑)。
へえ、そうだったんだ。それはうれしいなあ。
家庭での会話というのは、考える力のもとになっているのでしょうね。
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我が家も、二人の子供は、いずれも小1から習い事は言葉の森だけでした。
塾にも予備校にも行かなかったので、家でも学校でもマイペースののんびりした生活を送っていました。(二人とも早稲田大)
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7月の森リン大賞(中2の部68人中)
「みんなちがってみんないい」
ききほ
「障害は不便である。しかし、不幸ではない」
という言葉を聞いたことがあるだろうか。乙武洋匡さんという、手足のない、先天性四肢切断症の方を知っているだろうか。乙武さんの「五体不満足」という有名な本がある。明るく前向きな乙武さんの痛快なエッセイだ。
「僕には誰にも負けないことが一つある。それは、手と足がないこと」
この言葉を小学生のころに初めて読んだ。今でも分かっているとは言えないが、前よりは理解できた気がする。障害は一つの個性と言うことだろうか。私は、そう思う。「かわいそう」という目で見たくなかった。
障害を持つ人と遊園地に遊びに行ったらどうするか?聞かれた時、難しい問題だなと思った。双方が嫌な思いをせずにいられる方法と言うものは、案外出てこない。乗りたいアトラクション、乗れないアトラクション。私が思いついたのは、「折り合いをつける」ことだった。その一人が楽しめなければ意味がない。しかし、その一人が楽しめるものだけをピックアップして乗るというのはどうだろう?私が、その一人だったら、心苦しいな、と思う。その一人に合わせすぎる気もする。過ぎたるは及ばざるがごとしである。例えば、ちょっとしたお礼に高級菓子をもらったら、「え、」と、感謝より先にいぶかしい気持ちが湧いてくると思う。それと同じことだ。みんなで乗れるアトラクションと、乗れないアトラクションの数を考えたり、グループを二つに分けて、一方がジェットコースターに乗ってくる間一方はゆったりファンタジックなものを楽しんだりする。個性だと言っても、出来ることとできないことを区別することは誰にだって必要だ。クロール25メートルを泳げない人に、100メートルの選手になれとは、誰も言わないし、本人だって立候補しない。
傷つけられる権利という言葉も、私にとって衝撃的だった。過保護になってはならないのだと、知った。小学生のころ、何かで、性同一障害の方のインタビューを見た。彼女はタレントとして活躍中だという。想像もつかない大変な苦労をしてきたと思う。親は、当然テレビに出ることを、反対したらしい。それでも、彼女はテレビに出続けることを選んだ。度はあるけれど、苦しいことも経験なのだなと思った。辛い時期を乗り越えて、と言ってしまえば簡単だが、その機会は絶対に誰でも、経験しなければならないんだな、と思う。そうだ、その記事の見出しは「コンプレックスは個性に変えられる」だった。
傷つけあうことなく、平穏な毎日が続いていけば良いのだけれど、そうはいかない。心ない言葉を言われること、言ってしまうこと。日常茶飯事だ。傷つけてしまうことは、ある意味仕方がないことかもしれない。でも、その日から、時間がたてば、傷つけた自分の浅はかさに気付くのだと思う。この先、人に悲しい思いをさせないで生きていける自信はまったくない。しかし、時が経った後、過去の自分の過ちに気付ける人になりたいと思う。
障害者と健常者。それは、「差別」ではなく、「区別」だ。どちらも寛容に穏やかに過ごせる日が来てほしい。上と下ではなく、対等な立場として、語り合えたら、その時は、幸せだなと思う。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
---|
1位 | ●「みんなちがってみんないい | ききほ | 86 | 1306 | 53 | 73 | 78 | 83 |
2位 | ●子育て方 | りょうたろう | 85 | 1396 | 61 | 65 | 72 | 89 |
3位 | ●両親の子育ての仕方 | れたす | 85 | 1194 | 52 | 61 | 72 | 95 |
4位 | ●愛情があればそれでいい | 四葉のクローバー | 83 | 1026 | 58 | 58 | 72 | 96 |
5位 | ●幸せになる方法 | いゆん | 81 | 1015 | 51 | 66 | 69 | 86 |
6位 | ●あめとむち | ぎんぎつね | 80 | 971 | 58 | 60 | 65 | 93 |
7位 | ●規則と自由 | ゆへぬ | 79 | 1438 | 49 | 80 | 97 | 90 |
8位 | ●本当の愛情とは | タージー | 79 | 852 | 59 | 64 | 70 | 92 |
9位 | ●子供の教育 | トレジャーハンター | 78 | 924 | 54 | 56 | 67 | 99 |
10位 | ●手助け | かこちゃん | 78 | 1024 | 54 | 54 | 66 | 83 |
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これからの時代に必要な学力は、自分で何かを創造する学力です。
知識を理解したり吸収したりする学力は、その創造する学力の土台になりますが、理解や吸収だけではもう不十分です。
言葉の森では、小学校5年生のころから、課題の長文が急に難しくなります。
難しい(が内容的には面白い)長文を読んでその感想文を書く練習をするのですが、生徒の年齢では、その長文を理解はできても発展させることができません。
そこで、お父さんやお母さんとの対話が必要になってきます。
お父さんやお母さんは、子供よりも人生経験が多いので、すぐに似た例を見つけてこられるからです。
しかし、お父さんやお母さん自身が理解する勉強に慣れていると、似た例を見つけて話題を発展させるということがなかなかできません。
子:「こんなことが書いてあったんだよ」
親:「へえ」
子:「おもしろいね」
親:「うん、おもしろいね」
子:「何か似た例あるかなあ」
親:「ネットで調べたら」
子:「……」
という展開になってしまうことも多いのです。
覚えた知識を披露することは誰にでもできます。
大事なのは、その知識を自分なりに発展させることです。
これまでの勉強のほとんどは、知識を覚えてそれを正しく再現する勉強でした。
しかし、そういう学力は、人間がただ辞書の代わりになっているような学力です。
これからの人間は、もっと人間でなければできない創造性を発揮する学力を育てていく必要があるのです。
▽関連記事
「これからの勉強はどうなるのか 1(作文はなぜ必要か)」
https://www.mori7.com/as/1663.html
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7月の森リン大賞(小6の部142人中)
お米は命!
りすっぴ
お米はとてもいいものだ。おなかにたまって、少しの量で満足できるし、たかなければ長持ちする。それになんといっても、私が食べられるのである。世界の主な主食のひとつである小麦がアレルギーで抜けている私にとってはとても大切な食べ物だ。だから、おそらく私の家は普通の家よりお米を重宝していると思う。私の家ではそのような細かい事情があるため、お米は大切に大切にされ、ご飯に関する暗黙の了解のルールができている。まず一番大切なのは、一粒もご飯を残さないようにすることだ。できるだけ、できるだけのこさないようにするのである。おかげで私はお弁当の時のご飯はもちろん、おにぎりのアルミホイルについたお米の一粒まで食べるようになった。それにもし体調が悪くて残してしまっても、残ったご飯をラップでくるんで冷凍しておく。後で、急いで食べなくてはいけないときなどに電子レンジで温めて食べるのだ。まさに『お米は命』の我が家らしいルールだと思っている。
私がこんなにお米を大切にするのにも理由がある。大切なことをよく知ったのは、五年生の時だった。五年生の時に、総合の学習の時間に稲を育てた。それは近くの田んぼで育てたのだが、余ってしまった苗を先生達は私たちにくれた。私は、苗をもらってベランダで育てることにした。育てていると、ちゃんと実って、少ないながら米ができたのである。だが、そこからが大変だった。まず、茎から米を採って、そこから脱穀機などないので全部手作業で皮をむいた。むき終わってほっと一息ついて、さあ食べようと思ったが、茶碗1杯分も米がなかった。むかしの人はどうやって米を食べていたんだろうね、と話しながら食べたのを覚えている。まるで修行のように大変だったが、大切なことがたくさんわかって良かった。
私の家の主食は米だが、世界中の主食を比べるとみんなちがう。それを少し紹介しようと思う。まず、小麦。地中海の周りの国々では、ドーナツ型のパンが食べられているようだ。また、インドやイランなどでは、小麦粉をのばして焼いた物が食べられる。次に、米。米はアジアの国々で多く作られている。日本のようにそのまま食べたり、麺などに加工もするようだ。また、トウモロコシは、中央アメリカ・南アメリカなどで主食になっている。なんと、ネイティブ・アメリカンの人達は、トウモロコシのパンを食べるそうだ。
私は、日本人にとって、米は命だと思う。食糧自給率が低い中、唯一自給率の高さを誇っている食物だ。「三つ子の魂百まで」とも言うので、昔から続くお米の栽培をこれからも続けていきたい。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
---|
1位 | ●変えられそうで変えられない | みはあ | 82 | 896 | 56 | 85 | 78 | 95 |
2位 | ●お米は命! | りすっぴ | 81 | 1070 | 49 | 87 | 85 | 87 |
3位 | ●ライス・カルチャー | とよし | 81 | 1081 | 47 | 79 | 80 | 92 |
4位 | ●あつまったぞ~ | sugichan | 80 | 930 | 48 | 79 | 90 | 87 |
5位 | ●わたしのペット | らもえ | 80 | 943 | 41 | 73 | 85 | 87 |
6位 | ●新しいヴァイオリン | ゆわの | 80 | 1118 | 44 | 68 | 75 | 92 |
7位 | ●毎日そうじしよう! | 彌織 | 79 | 1167 | 47 | 68 | 96 | 84 |
8位 | ●集める | おしゃべり君 | 79 | 849 | 44 | 88 | 91 | 89 |
9位 | ●日本 | たけみ | 79 | 937 | 48 | 81 | 91 | 89 |
10位 | ●日本固有の文化 | まりて | 79 | 856 | 42 | 84 | 83 | 90 |
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言葉の森が9月から新しい取り組みを開始します。
その第一は、プレゼン作文発表会の企画です。
第二は、全教科無料自習オプションと各種検定試験です。
子供たちの勉強の様子を見ていて、いろいろな問題点を感じることが増えてきました。
その問題点のひとつは、低学年からの詰め込み勉強で成績はよくなっているが、学力の厚みのない子が増えているように思えることです。つまり、テストに出るような問題にはすぐに答えられるが、日常生活の咄嗟の判断や応用力に弱さを感じることが多いのです。言い換えれば、成績はいいがたくましさに欠けるような感じがする子供たちが増えていることです。
そういう子供たちの多くは、勉強の仕方にも問題があり、塾の先生やお母さんに手取り足取り教えてもらい、テストの成績で競争させられ、自分で勉強しているのではなく勉強させられているような形の勉強が多いのです。
こういう勉強をしてきた子供たちは、小学生のころこそいい成績を取っていますが、肝心の自分の力で勉強を始める高校生のころになっても、自分の意志で勉強を進めるということができなくなりがちです。そのため、高校生になっても、塾や予備校に引っ張ってもらわないと勉強ができないという状態になってしまうのです。
高校生の勉強は、自分で計画して自分のペースで進めるから能率がよくなるのですが、塾や予備校の一斉指導に頼る勉強だと、時間ばかりがかかり実力が伸びません。
これも、すべて小中学生のころに、自分で試行錯誤しながら進める勉強をせずに、手っ取り早く他人任せの勉強をしてきたためです。
小学1年生から中学3年生までの勉強は基本的なものですから、難しいとは言ってもすべて家庭で充分にできるものばかりです。それは、どんな難関校でも同じです。
塾を利用するのは、模擬試験で自分の位置を確認し合格可能性判定をするためだけで、日常の勉強まで塾に通って行うのでは、本当は能率が悪いのです。
ただし、独学で行うことができると言っても、ゼロから始めるのでは、遠回りになりすぎます。どういう方向で勉強したらいいかをアドバイスしてくれる人がいて、その人の意見を参考に家庭で独学で勉強することができれば、それが最も能率のよい勉強の仕方になります。
こういう独学スタイルの勉強の仕方をしてきた子は、高校生になって大学入試の勉強をする際にも、予備校などに頼らず自分で計画して勉強していくことができます。今は、そういう生徒は少数になっているようですが、このように自立して勉強してきた生徒は、学力の面でも精神力の面でも、一回り大きく成長します。
そこで、言葉の森では、小1から家庭で自学自習ができるように、教材を指定し、自習の仕方をアドバイスし、インターネットの掲示板などで相談に答えられるような全教科無料自習オプションを計画しました。
しかし、アドバイスと相談だけでは、形骸化してしまう可能性もあるので、ときどき進度に合わせた検定試験と電話チェックも行う予定です。検定試験と電話チェックは有料になりますが、これは自由に選択できるようにします。
今のところ、この自習に合わせた検定試験として考えているのは、
●長文暗唱検定……長文暗唱の検定試験を行い、目標を持てるようにします。(小1以上)
●漢字暗唱検定……言葉の森オリジナルの漢字集をもとに、漢字の読みを学年よりも先取りします。(小1以上)
●算数数学問題検定……市販の算数数学問題集をもとに、その問題集を百パーセントできるようにします。(小1以上)
●英文暗唱検定……英語の絵本をページごとに暗唱し暗写できるようにします。(小4以上)
などです。
こういう検定試験を目標に、毎日家庭で自習をする習慣をつければ、時間的に余裕のある自主的な勉強で学力をつけることができます。
この全教科無料自習オプションと検定試験の最新情報も、今後、オープン教育コミュニティ「オープの川」で随時お知らせしていく予定です。
https://www.mori7.net/ope/
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誰でも、何かに、又は誰かに、胸ときめかした思い出がある。
そのときのことを思いだそう。
思い出すだけならただ(笑)。
花を見ても、鳥を見ても、空を見ても幸せだった、そのころの気持ちを思い出そう。
そうすれば、目の前の大きく見えた問題も、すぐに小さな問題になり、やがて問題ではなくなる。
そうして、自分が幸せだったころの気持ちを思いだしたら、ほかの人にもそのことを教えてあげよう。
世界は、本当は、こんなにきれいで楽しくて幸せに満ちていたのだとみんなが気づき始めたら、そういう時代以外のものはこの地上からなくなっていく。
夜中に、空を見ていたら、ふとそんなことを思い出した。
そういえば、初恋って、何十年前だったかなあ。
誰でも持っているすばらしく高価で美しい無料の思い出。
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言葉の森が9月から新しい取り組みを開始します。
その第一は、プレゼン作文発表会の企画です。
作文の勉強の大きな目標は、創造性と思考力と表現力を高めることです。
もちろん、その途中に、受験の作文小論文に合格する力をつけることもあります。また、作文力の全体になる国語力、読解力をつけるという目標もあります。
しかし、子供たちの将来まで続く大きな目標は、ひとことで言えば創造力と思考力のある文章を書く力をつけることです。
ところが、作文の評価はどうしても主観的になりがちで、客観的な評価が難しいため、子供たちの勉強の目標も曖昧になりがちでした。
言葉の森では、項目に合わせて書く指導と、森リンの点数による評価という形で、作文の客観的な評価を行ってきました。しかし、作文という勉強の性格上、成果が表れるのに時間がかかるため、意欲的な勉強がしにくいという生徒もいました。
その点で、新聞やコンクールに応募して入選するというのは、ひとつの意欲付けにつながるものでした。
実際に、朝日小学生新聞の作品欄には、言葉の森の生徒が毎月誰かが入選していますし、各種コンクールにも言葉の森の生徒の作品がよく選ばれています。しかし、そのように他の機関に頼った評価は、通常の指導とは結びつけにくいため、保護者にお任せする形で行ってきました。
そこで、言葉の森が今回計画しているのは、自分の作文が発表されるような機会をこれまであまり持たなかった生徒のための作文発表会です。当面は自由参加にしたいと思います。
作文発表会は、これまで、港南台の通学教室で何度か行ってきました。最初は、みんなの前で作文を読む形でしたが、暗唱できる生徒は暗唱したものを発表するということも取り入れました。
今度は、この発表の形を更に発展させ、プレゼンテーションを行うような形でのプレゼン作文発表会にしたいと思っています。
プレゼン作文ですから、文章だけでなく、画像や音声や動画も組み合わせてひとつのビジュアルな作品を作ることを考えています。そのビジュアルな作品を表示しながら、発表者は、原稿やメモを見ずに、聴衆に語りかけるような形で自分の作品を発表します。
発表会は、これまでは通学教室でないとやりにくい面がありましたが、今度は、インターネットを利用して動画で発表することを考えています。ただし、ネットすから、個々の生徒の発表は、非公開、部分的公開、公開のいずれかを選択できるようにしたいと思っています。
こういう発表会を繰り返すことによって、作文に取り組む姿勢が、自分らしい個性、創造性、思考力を伸ばすという方向に発展していくと思います。
このプレゼン作文発表会の最新情報は、今後、オープン教育コミュニティ「オープの川」で随時お知らせしていく予定です。
https://www.mori7.net/ope/
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