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日常の生活は、普通に努力していればいいのですが、受験のような競争のときは、ただの努力だけでは足りません。
戦略や戦術のようなものが必要になってきます。
戦略とは、自分が人生でどういう目標を持っているかということです。
戦術とは、確率計算です。
文系の人は、気合いがあれば何とかなると思いがちですが、それは最後の競り合いのときだけです。
世の中のほとんどのことは、確率計算で動いています。
大事なことは、その計算を人に任せるのではなく、自分ですることです。
確率計算が自分でできるようになるために、無駄に見える遠回りや試行錯誤があるのです。
静かな連休が過ぎて、明日から9月の最後の週です。
夏が暑かった分だけ、実りの秋も豊富なようです。
それでは、明日もいい一日をお過ごしください。
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「中学生の勉強は、戦略や戦術を考える力を育てることも大事 」
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(写真は、去りゆく夏のニチニチソウ)
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内容がいまいちよくわかりませんが、戦略って普通、ある状況を作り出すことですよね。例えばシーレーン戦略であれば戦略目標は生命線の維持、核抑止力戦略であれば、自国に対する宣戦の抑止ですよね。人生で戦略と呼べるものというと、名声及び安定のための大資産家戦略や、技術不足により窮地に陥らないための技術維持戦略、知識不足で窮地に陥らないための情報コネクション拡大戦略ってなところでしょうか。こちらで書かれている目標ってのも同じ物を指しているんでしょうか。
人生の目的は、幸福、向上、創造、貢献を実現することだと思います。
戦略とは、そのための方法です。
その方法を更に具体化するための方法が戦術です。
それは方策ではないですか?
ある意味言葉遊びですが。
もし戦略という言葉で通すのであれば、戦術と戦略って同時に使うことって現実は無いですよね。戦術は開戦中しか使いませんが、戦略は戦時中の有無を問わず発生します。戦術兵器は戦時中どんどん投入されますが、戦略兵器は戦時中に使われることはまずありません。平時に於いても使われる事はありません。いつでも使えるというその存在だけに意味があります。さて人生において戦時と平時の切り分けはどこになるんでしょうか。
では、例として幸福を目標とした場合、方策( 戦略 )と戦術というのは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
幸福の戦略とは、身の回りの状況にかかわらず明るい気持ちでいられること、戦術とは、例えば朝早起きして太陽を見ることかなあ。
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物を節約したりリサイクルしたりすることも確かに大事です。
江戸時代は、その節約やリサイクルが高度に営まれていたので、清潔な省資源の社会が成立していました。
しかし、現代の日本の社会の第一の問題は、様々な無駄があることではないように思います。
節約やリサイクルが進み、省エネ、省資源の社会が広がっても、そこには未来の喜びはありません。
今の日本に必要なのは、新しい発明や発見や創造です。
企業が、借入をしてでも投資したくなるような何か、国民がローンを組んでも買いたくなるような何かが欠けているのです。
それは、もちろん日本に限らず世界全体に共通した課題です。
しかし、経済の成熟化の先端を行く日本だからこそ、より明瞭に自覚できる課題なのです。
未来への投資にはいろいろなものがありますが、その最も重要なもののひとつが、創造性を育てる教育です。
未来の社会は、子供たちの創造性教育を社会全体の共通の関心として営まれていくようになると思います。
秋とは言ってもまだ暑い日差しの中、紫のパンジーがお喋りしながら咲いているようでした。
「足があれば、歩けるんだけどね」
とか何とか。
明日もいい一日になるでしょう。
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1位の作品は、要約の部分が多かったため代表作品にはなりませんでした。
8月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部62人中)
人口のものに足りないもの
どろっぷ
8月…。今は、夏真っ盛りで、毎日のようにセミが鳴いている。セミの声を聞くと、暑くなってくる。そのとき、涼しくなるために、クーラーをつける。窓を閉めるため、セミの声の大きさも、少しましになる。しかし、私は「自然の風」という選択肢を見落としていた。クーラーは、つい使ってしまうが、今思えば自然の風を浴びるのも、涼しくて気持ちが良いものだ。こうして私は、自然から一つのことを学べた。このように、私たちは、自然から多くのことを学ぶべきだ。理由は2つある。
1つ目の理由は、自然のものには、独特の良さがることに気付くためだ。先ほど述べたクーラーの風と、自然の風とでは、全然違う。どう違うのか、それは、体に良い、悪い、便利、不便ということだ。一度夏の熱い夜に、クーラーをつけっぱなしで寝てしまい、次の日の朝、寒くてくしゃみが出た。逆に、自然に拭いている風を長時間にわたって浴びても、滅多に風邪をひくこともなく、いつまでも風を浴びていられる。しかし、風はいつ吹くかの見当はつかず、空気が冷えない。しかし、クーラーの風は、自分のタイミングで温度調節ができ、空気が冷えるのが早い。私は、どちらかといえば自然の風の方が好きだ。自然の風は、外にしか吹かないため、遠くの香りを乗せてやってくる。木の香りがするときもあるし、どこかの家のお昼ご飯の匂いがしたり、女の人の香水の匂いがしたりと、色々である。このように、人工的な風より、自然の風の方が、良いところを沢山持っていると思う。風は、まさに自然からの贈り物と言っていいはずだ。
2つ目の理由は、人工のものには、自然のもののような深みがないからだ。昔、母がまだ小さな子供だった頃、洗面所の手洗い場に手が届かない母のために、祖父が一つの木の踏み台を作ったそうだ。白いペンキを塗った、小さな踏み台を…。当時はきっと、きれいな白い踏み台だったはずだ。そして、その踏み台は今、私の家にある。さすがに木に塗った白いペンキもほとんどはげて、白と茶色のまだら模様になってしまっている。しかし、何十年も前の踏み台は、少しも壊れておらず、元気だ。きっと、昔と変わらない姿をしているのだろう。どこかで聞いた話だが、昔の電柱は、木で出来ていた。今は、もちろんコンクリートで出来ている。そして、どちらが丈夫なのかというと、実は意外に木の電柱が強いのだそうだ。私は、改めて自然の力はすごいものだと感心した。
私は、自然から色々なことを学ぶべきだと思うが、確かに、自分自身の技術を発展させていくという努力も大切である。しかし、「カメラマンは、レンズのほこりを払う前に、目のほこりを払わねばならない」という名言があるように、私たちが何かを作り上げるときに、自然から学べることを大切にしていくべきである。
私は、自然から多くのことを、これからも学んでいけることだろう。まだまだ人工のものは、自然のもののよさを取り入れていない。そんなもったいないことはしたくないと、私は思う。だから、今日も明日も、自然の風を浴びていくことだろう。
順位 | 題名 | ペンネーム | 得点 | 字数 | 思考 | 知識 | 表現 | 文体 |
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1位 | ●木々が生い茂るところは | 零戦 | 86 | 1142 | 56 | 74 | 83 | 93 |
2位 | ●人口のものに足りないもの | どろっぷ | 86 | 1265 | 56 | 64 | 74 | 89 |
3位 | ●自然の重要性 | スヌーピー | 85 | 1406 | 53 | 86 | 85 | 89 |
4位 | ●良いチームワークとは | くるる | 83 | 926 | 56 | 84 | 78 | 90 |
5位 | ●諦めるのは簡単 | ダイヤモンド | 77 | 777 | 54 | 64 | 71 | 84 |
6位 | ●人間の勘違い | りなこ | 76 | 852 | 59 | 61 | 60 | 86 |
7位 | ●友達関係 | まろえ | 74 | 801 | 53 | 49 | 55 | 96 |
8位 | ●周りから | まひち | 73 | 705 | 48 | 54 | 60 | 96 |
9位 | ●自信をもつことの大切さ | みすか | 73 | 733 | 53 | 53 | 57 | 95 |
10位 | ●貫き通す | おまな | 71 | 644 | 48 | 59 | 58 | 86 |
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低学年の勉強で大事なことは、結果を出すことではなく、正しい方法を身につけることです。
例えば、音読の場合は、毎日読む、自主的に読む、できるだけ同じものを繰り返し読む、というのがその方法です。
だから、分量は少なくてもいいし、読み方が下手でもいいのですが、そのかわり、できるだけ毎日朝ご飯前に、いつも決まったものを読むというようにすることが大切です。
暗唱も同じです。
暗唱は、暗唱できるようになることが目的なのではありません。
暗唱という方法を身につけることが目的です。
だから、覚えるまで読むとか、覚えたからいいとかいうふうに考えてしまうと、低学年のうちは暗唱ができても、高学年になると暗唱ができなくなります。
暗唱の方法は、回数を決めて読むことです。
100字ぐらいの文章であれば、どんなに難しくいものでも30回音読を繰り返すと暗唱できるようになります。
しかし、低学年で30回も繰り返すのが難しい場合は、20回でも10回でもいいのです。
繰り返す回数を決めておくということが大事なことです。
暗唱できるようになるという結果ではなく、決めた回数を繰り返すという方法を身につけることが暗唱の勉強の目的なのです。
今日も、すっかり青空で、どこを見ても雲ひとつありません。
米国のFOMCは、金融緩和の縮小を見送ったそうです。
ふくらんだバブルはいつか弾けるというのが定説ですが、新しい科学技術の登場で、そのバブルを上回る需要が発生するというシナリオも未来にはあるのかもしれません。
それでは、できるだけいい未来を想像して、今日もいい一日をお送りください。
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「ワーキングメモリーと暗唱法」
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理想の人生とは、自分の好きなことをして、周りの人から喜ばれ、自分自身が向上し、生活が成り立つことです。
本当は、この4つをバランスよく追求することが人生の目標になるのですが、大抵は生活が成り立つことを最優先して、やがてそれだけが目標のようになってきます。
すると、そのうち、自分の好きなことが何だったのか忘れてしまうことも多いのです。
だから、子供のうちからバランス感覚を育てておくことです。
その方法の第一は、自分の好きなことをする時間を大事にすることです。
好きなことは、人によってさまざまです。
それに対して、生活が成り立つためにすることは誰にとっても大体同じです。
子供の好きなことを、親が理解できないことはよくあります。
例えば、虫の大好きな子の気持ちを、虫の大嫌いな親が理解できないようなものです。
それに対して、計算練習をするとか、漢字書き取りをするとかいうことは、その意味が子供にとっても親にとっても共通しています。
だからといって、その共通部分だけをやり過ぎると、全体のバランスが取れなくなります。
傍から見ると、暇な時間や無駄な時間に見えることも、本人にとっては何らかの意味があるのです。
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「勉強のよくできる子こそ個性を伸ばす教育を」
https://www.mori7.com/as/1905.html
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子供たちに勉強を教えるだけなら家庭の中で充分です。
しかし、家庭の中では教え切れないものがあります。
それが、勉強と同じぐらい大事な生活習慣や躾や行儀や作法です。
これは家庭によって大きな差があるからです。
そこで、役に立つのが地域社会の交流です。
地域社会は、また同時に日本の行事や文化を伝える場です。
今は、核家族化でばらばらになった家庭が、伝統的な行事や文化の代わりに、テレビから流されるコマーシャリズムの行事に乗せられている面があります。
だから、ハローウィンだとか何だとか、わけのわからないものが流行るのです。(まあ、それはそれで面白いからいいのですが(笑))
もちろん行事や文化の中には、現代の生活に適合しなくなったものもあります。
例えば、針供養をするほど針をよく使う家庭はもうありません。
しかし、針供養という行事の中に伝えられていた文化は、形を変えて伝えていく必要があります。
そういうことができるのは、家庭よりも大きい単位の地域社会です。
だから、これからの教育は、家庭教育であるとともに、地域社会の教育になっていきます。
その家庭教育と地域社会の教育を結びつける学習のひとつが作文です。
▽参考facebookグループ「行事と季節の家庭学習」
https://www.facebook.com/groups/gyouji/
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オープン教育のページは、
「日本の行事と文化」
https://www.mori7.net/ope/index.php?b=3&k=31
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9月は地域の秋祭りがありますね。五穀豊穣をいわうおいしいお祭りです。
日本の行事、海外にいると忘れがちです。大切にしたいです。
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同じことを言っても、言葉の使い方で印象がかなり変わってきます。
一般に、「○○しないと○○になる」という言い方は、「○○すると○○になる」という言い方よりも印象が強いので、そういう言葉を使いがちです。
例えば、「気をつけないと車にひかれるよ」と言えば、子供ははっとして気をつけますが、「気をつけると安全だよ」などと言われてもピンと来ません。
ところが、こういう「○○しないと……」という言い方が、癖になってしまう人が多いのです。
それを勉強の場面で使うと、「ちゃんと勉強しないと、いい学校に入れないよ」などというような言い方になります。
すると、子供は、勉強というものは何か楽しい将来の目的のためにやるのではなく、将来の災難をさけるために強制されてやらなければならないものだと思うようになります。
また、「○○しないと……」という言い方をする人は、欠点に気づきやすいところがあります。
例えば、子供が長文を読んでいると、ついその読み方が気になって注意してしまいます。
「もっと大きい声で読まないと」「もっとしっかり読まないと」「もっと姿勢をよくして読まないと」などと言うと、子供はだんだん親の前で読まなくなります。
注意したことによるマイナスが、実はいちばん大きいのです。
では、何も注意しなくていいのかというと、実はいいのです(笑)。
どんな下手な読み方をしていても、「長文読むの上手になってきたね」と言っていると、本当に上手になっていきます。
これが不思議なところです。
ちょうど赤ん坊が初めて立って歩いてすぐにころんだときにも、「上手、上手」と言うようなものです。
褒めていれば、ほとんどのことは自然に上手になっていきます。
言葉の使い方には工夫が必要です。
そして、その言い方を工夫することで、言う人自身が物事を前向きに考えられるようになってくるのです。
今日は、穏やかな曇り空で、明日は西から雨になってくるようです。
せっかくの連休になどと思わずに、こういうときは家の中でやれる面白いことに挑戦してみるといいのです。
お金と時間を使ってどこかに出かけなくても、家の中で遊べる面白いことはたくさんあります。
例えば、facebookグループの「親子で遊ぼうワンワンワン」など。
http://www.facebook.com/groups/wanwanwan/
言葉の森のオープン教育のページでも、こういう遊びをたくさん取り上げていく予定です。
https://www.mori7.net/ope/
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くー……。耳が痛い!!!
「ほめ上手になる」、これが親の課題であり、勉強なのだと思う。
子供に頑張らせたいなら、まず自分から。
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