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小学校高学年になって、子供が親の言うことを聞かなくなるのは、親の権威がないからです。
それは、小学校低学年のころに、親が権威ではなく権力で言うことを聞かせていたからです。
昨日のゲーム機の話で言えば、ゲームの時間を決めて子供にコントロールさせるようにするのが権威です。
ゲーム機を隠したり、禁止したり、使えなくしたりするのが権力です。
戦後の日本は、個を主張し権威に反抗することが民主主義であるかのような教育が行われてきました。
その結果、親が権威を持てなくなり、子供を正しく叱れないようになってきたのです。
正面からきちんと叱ることができれば、普段は子供を叱る機会などほとんどありません。
だから、楽しい親子関係ができるのです。
親が子を思い、子が親を思うような関係が、日本における集団の縦のつながりです。
だから、子供に伝える倫理観の出発点は、個の主張よりもまず親孝行です。
子供が中学生になり反抗期になると、子供に遠慮して何も言わなくなる親が多いと思います。
しかし、そういうときこそ、親がきちんと子供を叱るチャンスなのです。
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このことに関連して、時々感じるのは、父親の影の薄さです。
しかし、それは、父親の責任だけではありません。
家庭の中で父親を立てていくような母親の役割が欠けていることも多いのです。
父親を立てる母のもとで、子供をきちんと叱る父と、愛情あふれる母によって、子供が自然に親孝行に育つというのが、家庭の本来あるべき姿です。
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新しいメディアが登場したとき、最初の世代は、それに翻弄されます。そして、その最初の世代の試行錯誤のあとに、次の世代はそのメディアとうまく距離を保ってつきあえるようになります。
昔、テレビが普及し始めたころは、テレビ漬けの子供がいました。今は、そういう子はほとんどいません。
その後、ゲームが普及すると、朝から晩までゲームをする子もいました。今でもそれに似たことをしている子はいますが、次の世代は、ゲームをもっとうまくコントロールできるようになるでしょう。
今、普及し始めたばかりで子供が溺れてしまうものが、スマホとSNSです。
こういう新しいメディアには、どのように対処したらいいのでしょうか。
新しいメディアを禁止するということは、誰でも考えつきますが、それでは問題の解決にはなりません。
自由にやらせてコントロールする力をつけるというのが正しい方法です。
そのためには、親自身がスマホやSNSを積極的に利用することです。
そして、その面白さと限界を知った上で、子供には、「よく遊び、よく学べ」の精神で取り組むことを教えるのです。
こういうことがスムーズに行くためには、小学校の低学年のころから、子供のやりたいことをどんどんやらせ、子供が自分でコントロールする力をつけていく必要があります。
小学校低学年のころは、誰でも親の言うことを素直に聞くので、親はつい気軽に禁止したり強制したりしてしまいがちです。
しかし、そういう一方的な親子関係で育った子が自立して自分の意見を言うようになると、今度は、柔軟な親子の対話をすることができなくなるのです。
だから、親は、子供が小さいころから、漫画やテレビやゲームとうまくつきあうコツを身につけさせておく必要があります。
もし、子供がゲームにあまり興味がなかったら、それをいいことにせずに、親の方からゲームをすすめてみるぐらいの働きかけが必要です。
これからの世の中は、子供がひとりでたくましく生きていかなければなりません。
無難な子育てをするのではなく、自主性を育てることを優先していく必要があるのです。
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特に、母親は女性なので、男の子がゲームに夢中になる感覚がわかりません。
それは、ちょうど父親が、少女マンガの面白さを理解できないのと同じです。(私も理解できません(笑))
だから、想像力を働かせて、子供のやりたいことを認めてあげることが大事なのです。
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港南台教室で、プレゼン作文発表会の準備の仕方について説明しました。
この動画では言い落としましたが、発表のときにバックグラウンドミュージックを流す人は、そのURLも連絡するようにしてください。
バックの音楽は、次のようにして決めてください。
1、youtubeで自分の好きな曲のカラオケを見つける
2、自分の好きな曲をyoutubeにアップロードする
バックの音楽は流さなくても、また音楽以外のものを流すようにしても結構です。
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親子の対話は、子供が小1のころから始めれば、自然に生活の中にとけこみます。
小学校高学年になってから改めて対話をしようと思っても、話がぎくしゃくしてなかなか進みません。
ただし、子供が小学校1年生のころは、対話といっても子供から話すことはあまりありません。
そこで、子供が話すだけでなく、お父さんも、お母さんも、週に1回それぞれ話すテーマを持ち寄って順番に話すようにします。
子供が楽しく聞いてくれるように話の内容を工夫しているうちに、親も話が上手になってきます。
話し方の工夫といっても、難しいことはありません。
ときどきダジャレを言ったり、自分の失敗談を言ったりして、子供が笑える話にしていけばいいのです。
子供が親と対話をしたがらないいちばんの原因は、楽しくないことと、すぐに注意されたり笑われたりすることです。
親が言ってはいけない言葉は、「そんな話し方じゃ、わからない」です。
話し方を注意された子は、もう話をしなくなります。
どんなに要領を得ない話でも、「うん、うん」と聞いてあげ、そこから似た話をつなげていくのです。
小1、小2で親子が対話をする習慣を作り、小3、小4でいつも褒めて楽しい対話になるようにしていると、小5、小6の難しい課題のときにも長文の似た例で、知的な対話ができるようになります。
大事なことは、親もそれなりの心構えで対話に取り組むということです。
しかし、対話の仕方で苦労するのは、最初のうちだけです。
やがて、家族の話が弾むようになってきます。
そうすると、家族のお喋りという遊びの中で、子供の語彙力、思考力、読解力、表現力が育っていくのです。
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人間には、未来を考える力があります。
だから、未来のために準備します。
しかし、その準備を、不安と恐れに基づいた準備ではなく、期待と喜びに基づいた準備にしていくことが大切です。
その準備によって、未来がそのように動いていくのです。
これから世の中が苦しくなると思って、物やお金をためて消費を抑えて閉じこもる生活をすれば、やがて世の中は予想どおりに苦しくなっていきます。
逆に、これから世の中に明るい可能性が開けてくると思えば、その準備のために新しいことを学び、投資し、外に出ていくようになります。
そのことによって、世の中に明るい可能性が開けてくるのです。
政治家や官僚やマスコミの愚かさを補って挽回してお釣りが来るぐらい、国民が聡明な行動をしていくことが日本をよくする道です。
未来が明るいと思って行動することによって、未来は本当に明るくなるのです。
今日も、穏やかな曇り空が広がっています。
いい香りがすると思ったら、近所の垣根にキンモクセイが咲いていました。
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これからの勉強の中心は、発表的なものになります。
国語の問題でも、○×の選択式の問題から、自分で考えて書く記述式の問題が増えています。
記述式の問題の先に、作文小論文の問題があり、更にその先に文章的な裏付けのあるプレゼンテーションがあります。
そのプレゼンテーションの先には、企画と実行があります。
記憶した知識をそのまま再現して点数をつけられて喜ぶような勉強は、過去の勉強です。
これからの勉強は、独創性を発揮して互いに交流して楽しむような発表の勉強になります。
そして、独創性を発揮するために知識が必要だから、そのために知識を身につける勉強もしていくというようになるのです。
今日は、曇り空で静かな秋の空です。
伊勢神宮の遷宮が進んでいるようです。
神様の引っ越しに伴って、人間の世界も新しい歴史が始まるような気がします。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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