今回の話は、少し長くなる予定です。
最初に、スクラッチやラズベリーパイに見られるプログラミング教育の新しい流れについて書きます。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131029/514542/
そのあと、プログラミング教育のキラーアプリケーションがラピオなどのロボット作りにあることを書きます。
https://www.makuake.com/project/rapiro/
そして、キラーアプリケーションの重要な要素である「美」をロボット作りと結びつける3Dプリンタについて書きます。
そのあと、プログラミング教育は、家庭の自習として行えるものだということを書きます。
そして、その家庭の自習というのが、最近、大学の先端的な教育として試行されている反転授業と同じものであることを書きます。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/26/flipped-class_n_3993388.html
次に、IT技術が創造的であった時代は、もう終わりつつあるということを書きます。
その終わりつつある姿が、facebookやgoogle+やブログやyoutubeです。
そして、新しい創造性のフロントは、日本語にあることを書きます。
その創造性を育てる日本語をハイパー日本語と呼びます。
ハイパー日本語をオープン長文運動と組み合わせていく展望について書きます。
更に、将来の創造性のもうひとつの分野として心身教育を取り上げます。
心身教育を客観的なものにするための学習方法と評価方法について書きます。
では、最初に、プログラミング教育について。
スクラッチというプログラミング言語によって、子供たちがプログラミングを楽しむことが、より容易にできるようになりました。
ビジュアルな操作で、小学生でも、基本的なプログラミングの考え方を身につけることができるようになっています。
では、なぜ子供のころからプログラミングを学ぶ必要があるのでしょうか。
それは、第一に、プログラミングが面白い遊びだからです。出来合いのゲームをするのにも面白さはありますが、自分で何かを作り出すというのはまた別の面白さです。それはちょうどいい歌を聴くことと、カラオケで自分で歌うことの違いのように異なる種類の面白さです。
そして、受け身のゲームよりも、自作のプログラミングの方が進歩や向上があるという点で、より永続的な面白さになるのです。
プログラミング教育が必要な第二の理由は、プログラミングが、近い将来、国語、数学、英語に匹敵する主要教科になる時代が来ると思われるからです。
そのころには、英語は、自動翻訳ソフトの機能が向上することによって、勉強として学ぶものではなくなっている可能性があります。すると、将来の主要教科は、国語、数学、プログラミングの3教科になるかもしれません。プログラミングの学習には、それぐらいの幅の広さと体系性があるのです。
プログラミング教育が必要な第三の理由は、これがいちばん重要なことですが、プログラミングは、勉強にも、仕事にも、あらゆる生活に役に立つ便利な技術だからです。
例えば、それは、こういうことです。
旅行に行くときに、大きな駅に着くだけなら、電車で済みます。よくある一般的な仕事なら、出来合いのソフトで間に合うのです。例えば、ワードで文書を作り、エクセルで表計算をするというようなことです。
しかし、その大きな駅から少し離れた場所に行くには、バスやタクシーを利用しなければなりません。それは、ワードやエクセルの機能を引き出し、又は組み合わせて、より便利な使い方ができるようになるというようなことです。
しかし、その人だけしか行かないような場所を手探りしながら進みたいときは、もうバスやタクシーは使えません。自分で自動車やオートバイを運転して試行錯誤をしながら進まなければなりません。
仕事をしていると、必ず自分だけにしかニーズがないような課題にぶつかります。そのときに、プログラミング技術が役に立ちます。プログラミングの技術があれば、「こういうソフト、ないかなあ……。なさそうだから、自分で作ろう」ということもできるのです。
facebook記事より。
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上手な模倣より、下手な独創。
そういう時代が来ています。
これまでは、上手にやることが目標でした。
これからは、独創的にやることが基準になります。
上手にやらなければならなかったのは、勝ち負けがあり、競争があったからです。
独創的にやるようになるのは、その方が面白いからです。
先日のプレゼン作文発表会でも、自分らしさを感じさせる子が何人もいました。
そういう子供たちは、小学生や中学生なのに存在感があるのです。
こういう子供たちがいれば日本の未来は明るいと思いました(笑)。
今日から11月。
明るい青空が広がっています。
それでは、今日もいい一日をお過ごしください。
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