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算数・数学の勉強は、自分で答えを見て進めていく as/2119.html
森川林 2014/04/13 08:46 


 算数・数学の勉強は、1冊の問題集を百パーセントできるようになるまでやることが基本です。

 学習塾の教材や通信教育の教材がよくないのは、ファイルして繰り返すことがしにくいからです。教材がばらばらなので、既にできている問題もまたやるようになり、できなかった問題も、反復する回数が少ないので、いつまでもできないままになります。こういう能率の悪い教材で勉強するために、勉強に長い時間をかけるようになるのです。

 毎日の勉強は、時間ではなくページ数で決めておく必要があります。低学年の場合は、勉強する習慣をつけることが第一ですから、分量はできるだけ少なくしておくことです。そして、予定していた時間よりかなり早めに終わった場合でも、勉強の追加はさせず、最初に決めた分量ができれば終了としておきます。

 算数・数学の問題集を解くときは、自分で答え合わせをしながらやっていきます。できなかった問題は、答えを見て、子供が自分で理解するようにします。

 勉強が終わったら、子供から親に、どこができてどこができなかったか、どこがわかりにくかったかなどを説明させます。親が教えるのではなく、子供が自分で理解して、子供が親に説明するというのが、よい勉強のスタイルです。

 親が教えると、子供は自分で考えようとしなくなります。そのため、何度も教えるようになり、やがて親が子を叱りながら教えるようになります。これが最も望ましくない勉強スタイルです。

 子供が親に教えるようにすると、子供は自分なりに考えて説明しようとします。その説明がどんなに下手でも、自分で説明することによって理解が深まっていきます。親は、ただそれを感心しながら聞いていればいいのです。これなら、親子喧嘩になることもなく、家庭で能率のよい勉強ができます。


 なお、算数・数学の通信教材では、「でき太くんの算数クラブ」がおすすめです。
 教育方針が自学自習を基本としているので、子供が自分の力で勉強を進めていく工夫がされているからです。
http://www.dekita.co.jp/

 どのような勉強でも、その根本に哲学があることが大事なのだと思います。

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幼児作文コースで幼児期に学力の土台を作る as/2118.html
森川林 2014/04/12 06:23 



 学校の勉強は、小学1年生から始まりますが、入学する時点で既に大きな学力差があります。それは、勉強の差ではなく、家庭における日本語環境の差です。

 ですから、小学1年生で既にある差は、学校での勉強をいくらがんばっても、ますます広がっていく傾向にあります。例えば、家で毎日本を読み親子で楽しく対話をしている環境の子と、家ではテレビとゲームばかりで親子の対話がほとんどない環境の子とでは当然大きな差がつきます。この差は、学校や塾の勉強をいくらしても埋められないものです。

 そこで幼児期から、プリント学習ではない形で学力の土台を作るために、親子で作文を書くという幼児コースを始めました。

 子供は、親のしていることを真似したがります。親が楽しく作文を書いたり読書をしたりしていれば、子供もそれを見て、必ず自分もそういうことができるようになりたいと思います。
 そして、親の書いた作文を見れば、そこに使われている漢字の読み方を自然に覚え(そのためには、ルビをふって漢字を書いておく必要がありますが)、原稿用紙の使い方も自然に覚えます。

 学力というのは、算数の問題が解けたり、漢字が書けたり、英語が読めたりすることではありません。そういう能力は、勉強力で、その勉強をすれば誰でもできるようになります。

 学力とは、日本語で考える力です。それは、勉強として身に付けるものではなく、生活の中で文化として身につけていくものです。その文化を身につけるのに最適な時期が幼児期です。

 これが幼児作文コースの取り組みの意義です。将来は、親子による暗唱などの企画も取り入れていきたいと思っています。

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