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塾の時代のあとの独学の時代のあとに来るもの(1)受験勉強の方法 as/2155.html
森川林 2014/06/03 09:26 



 受験の合格を目指す人にとっては、ほぼ常識になっていることがあります。しかし、ほとんどの人がそれを実践していないようです。

 第一は、学校や塾や予備校に頼るのではなく、自分で立てた計画を優先させて勉強していくことです。

 第二は、志望校の過去問は、受験勉強のスタート時に行うものであって、まとめの時期に行うものではないことです。(塾によっては、過去問を最後の合格判定に使っているところもありますが。)

 第三に、勉強の目標は、志望校の過去問をもとにした総合点を上げることです。だから、一般に苦手なものに力を入れた方が能率が上がります。

 第四に、受験勉強を本格的に始めるまえに、勉強法の本や、志望校に合格した人の体験記を読み、大きな作戦を立てることです。

 第五に、何冊もの参考書や問題集を8、9割仕上げるのではなく、1冊を4、5回繰り返して百パーセント仕上げることです。

 第六に、そのためには、最初から1ページずつ着実に進めるのではなく、最初にざっと全体を終わらせ、そのあと全体を何度も反復することです。

 第七は、受験勉強は、早めにスタートしてコツコツやるよりも、最後の1年間や半年で集中してやった方が効率がよいということです。

 これらの方法に共通しているのは、受験勉強は、実力を向上させるための勉強ではなく、勝負に勝つための勉強だということです。その勝負に勝つための勉強を通して、勝負に勝つための実力がついてくるのです。


 以上の方法を実行できるかどうかが、合格の決め手になります。

 現在の受験勉強は、学力の差よりも、方法の差の方が大きくなっているのです。

 しかし、それだけに、受験勉強というものは、もはや末期症状に入っている感じがします。(つづく)

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幼児教育で大事なのは、親の後ろ姿 as/2154.html
森川林 2014/05/28 14:54 


 子供は、大人のしていることを真似したがります。○○ごっこという遊びがそうです。
 お母さんごっこ、先生ごっこなど、身近な大人の社会を模倣して成長していきます。

 では、勉強はどうなのでしょうか。また、読書はどうなのでしょうか。
 これらも、勉強ごっこ、読書ごっこという形で取り組むようになればよいのです。

 そのためには、お母さんが、楽しく勉強している姿を見せることです。また、自分の好きな読書をして、その本の中身がこんなに面白かったなどということを話してあげることです。
 こういう姿を見ている子供は、誰に言われなくても、自然に勉強や読書に対して肯定的な感情を持ち、自分も同じようなことをしたがります。

 幼児作文コースでは、お母さんが、子供の話を聞いて作文を書きます。お母さんが楽しく書いている姿を見せて、「こんなふうに書けた」という話をすれば、子供が自然に作文に対して興味を持ちます。

 子供が、自分も同じように書き始めたときに大事なことは、大人が注意をしたり直したりしないことです。
 模倣をたっぷりした子は、初めから正しい書き方が自然にできるようになります。
 模倣が不十分であるうちに作文を書かされ、間違った書き方をして、注意されたり直されたりするので、書くことが嫌いになっていくのです。

 大事なことは、子供に勉強させることではなく、まず親が楽しく勉強的なことをしている姿を見せることなのです。

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