寺子屋オンエアのページを更新しました。
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毎日の自習の教材で、新たに、小1からの問題集読書読書を取り組むことにしました。
しかし、難しい文章だけでは読む量が少なくなります。その子の好きな本を読む時間は、どの学年でも必ず必要です。
====寺子屋オンエアのページからの引用。
入試問題集は、文章は時事的で優れた内容のものが多いのですが、受験という差をつけるテストであるため、問題自体は参考にならないものも多く含まれています(例えば、ほとんどの人が解けないような問題があるなど)。また、ページ数が多いため、1冊を年間を通して5回繰り返すという読み方はなかなかできません。
入試問題の問題集読書は、これからも読書がわりに楽しく読む教材として使い、それとは別に市販の「ハイクラス国語読解力問題集」(小1~小6・中学生)を、寺子屋オンエアの時間の問題集読書の中心にしていきます。
・小学生は学年別で、「ハイクラステスト国語読解力問題集」(受験研究社)
・中学生は1-3年共通で、「ハイクラステスト国語長文」(受験研究社)「これでわかる国文法」(文英堂)
やり方は、次のようになります。
(1)国語読解力問題集の問題集読書は、小1から中3まで取り組むことができます。
(2)1日2ページぐらいを目安に取り組みますが、それより少なくても多くてもかまいません。
(3)最初に、自分の読むページの分だけ、問題集に答えを書き込みます。(問題を解くのではなく、先に答えを書き込み、その答えと問題をセットで読んでいくという勉強法です。)
(4)問題集読書は、国語の勉強の得意な人は黙読で読んでもかまいませんが、普通の人や苦手な人は、長文と問題と答えを全部音読で読んでいってください。特に、今回は長文だけでなく問題と答えを読むことも入るので音読の方が頭に入りやすくなります。
(5)読んでいる途中に、自分で線を引きたいと思ったところに線を引きます。線を引くのは、大事なところだけでなく、面白いと思ったところ、よくわかったところなど自由です。線は、カラーのペンではなく、できるだけ鉛筆やシャープペンで引いてください。何度も繰り返し使うものは、カラーペンよりも鉛筆やシャープペンの方が向いています。
(6)問題集読書をしたあとに感想を書いて、先生に伝えます。感想は、長文を読んだ感想だけでなく、問題の答えに関する感想でもかまいません。
感想の書き方にも、字数や項目の目標がある方が書きやすいので、次のようにします。
・字数は50字以内(つまり10mmの方眼罫のノートで2行~3行です。できるだけ50字ぴったりにまとめましょう。句読点も1文字として数えます。)
・表現項目は、「たとえ」又は「自作名言(○○はAではなくBである)」のいずれかを入れるようにします。
・感想の内容は、自分なりにわかったこと、理解したこと、思ったことなどですが、「わかった」「思った」などは特に書かなくてかまいません。
(7)このようにして1冊の問題集が最後まで終わったら、また最初に戻り同じようにやっていきます。1冊を1年間で5回繰り返して読むことが目標です。
====引用ここまで。
勉強で大事なのは、問題を解くことではなく考えることです。
ですから、問題の答えは先に書き込んでおき、どうしてそういう答えになるのかを考えるという勉強ができればそれがいちばん能率のよい勉強になります。
ときどき、「国語の成績が悪かった」という相談を受けることがあります。
対策は簡単です。そのテストを持ってきてもらい、問題と解答とその生徒の答えを見るのです。すると、おのずから成績の悪かった原因がわかってきます。
しかし、これは一人ひとりの対応が必要で時間がかかるので、すぐにできるわけではありません。基本は、家庭でお父さんやお母さんがやっていくといいのです。
国語に限らず、算数数学でも、英語でも、小中学生の勉強は、基本的に難しいものは何もありません。もちろん、高校生の勉強も同じです。
答えがあり解法があるものは、本来できるようにできているものです。確かに、受験用の問題は点数に差をつける必要があるため、難しく作り込んであるものもあります。それでも、途方に暮れるほど難しいものはありません。そして、途方に暮れるような問題は、もともとできなくても合否には影響しないのです。
テストを持ってきてもらうと、いろいろなことがわかります。
中学生の国語の問題で漢字ができていない場合、それが出題範囲の決まった問題であれば、単なる勉強不足です。対策も何もありません。テストの1週間か10日前から、いつどの教科の勉強をするか決めておき、そのとおりやっていればいいのです。
しかし、中学生は、そういう予定を立てて勉強をするということに慣れていません。最初は、親が手順を示してあげる必要があります。何の手助けのせずに、「もう中学生なんだから自分でやりなさい」では、やはり中学生ではできない子の方が圧倒的に多いのです。
親が手順を示すといっても、模範的な手順を示すのではありません。もし、親が自分でテストを受けるとすれば、こういう日程で勉強するだろうという主観的なものでいいのです。
大事なことは、子供が、勉強には計画が必要だということをわからせることです。
国語の勉強で文法問題ができていない場合は、教材が不足しています。薄いものでよいので、国文法の参考書・問題集を購入しておく必要があります。
試験前に、出題範囲を5回読んでおけばいいのです。
国語の読解問題ができていない場合は、理詰めに解くという解き方のコツを知ることです。それは、言葉の森のページに出ています。
これは、やればすぐに成績の上がる方法ですが、やっていない生徒がほとんどです。
記述の問題ができていない場合は、必要字数でまとめるのに慣れていないのがいちばんの原因です。
読解長文をもとに、要約や感想を書く練習を毎日していくことです。正解を目指すのではなく、毎日書き慣れる練習をしていきます。
塾に行っているのに成績が悪いという場合は、家庭で宿題に取り組むような時間がないことが原因です。
勉強の時間というのは、塾で先生の話を聞いている時間ではありません。家庭で自分で勉強をしている時間です。
そして、家庭で自分で勉強する時間があれば、塾に行く必要はもともとありません。塾の時間はほどほどにして、家庭での学習時間を充実させていくことが大切です。
しかし、もっと大事なことを言えば、実は成績などどうでもいいのです(笑)。
受験期になれば、どの子も何も言わなくても真剣に勉強に取り組むようになります。
そのときにぐんぐん力をつけていく子は、それまでにいろいろな本を読んだり、自分で考えたりしていた子です。そして、受験期の半年か1年で大幅な大逆転をしていくのです。
勉強だけしていて成績のよかった子は、受験期には逆に伸び悩みます。
だから、いちばん大事なことは、成績にとらわれず、しかし毎日の実力のつく勉強をすることです。
その代表的なものが、読書と問題集読書です。
その問題集読書を、言葉の森では、今後もっと取り組みやすいものにして、小学校低学年から家庭学習としてできるものにしていきたいと思っています。