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寺子屋オンエアで勉強の基本を身につけ、同じ寺子屋オンエアで個性を伸ばす as/2314.html
森川林 2015/02/17 20:56 


 現在、寺子屋オンエアでは、のべ95人の生徒が毎日約1時間の勉強をしています。
 生徒の学年は幅広く、下の子は小1から上の子は中2までで、それぞれの生徒が自分の課題で勉強しています。
 最も多い学年は小4です。小4になると、親子だけの家庭学習が続けにくくなるという事情があるのだと思います。

 寺子屋オンエアに参加する子供たちが住んでいる地域はまちまちです。北は北海道から南は九州までの生徒がいますが、ネットでつながっている勉強なので、場所の制約は全くありません。
 将来は、海外の生徒も、時差の問題さえなければ自由に参加できます。むしろ、海外の生徒のニーズの方が高いかもしれません。

 ネットだけで完結できる勉強ですが、能率だけ考えた勉強よりも、人間どうしの触れ合いを大切にした勉強を目指していきたいと思っています。
 寺子屋オンエアに参加している子供たちが、たまに一緒に遠足に行くとか、合宿をするとかいう企画があれば、勉強以外のことも学べると思います。

 子供たちが勉強をする形態は、解説の詳しい参考書や問題集を使って自分の力で進める自学自習形式ですが、この自学自習をどの子も熱心に取り組んでいます。
 そして、算数の勉強の先取りも、この自学自習形式でほとんどの子が問題なく進めています。
 小中学生の勉強は、受験勉強に取り組む1年間以外は、すべて基本的な勉強と言っていいものですから、独学であっても十分にできるのです。

 寺子屋オンエアで能率のいい勉強をすると、子供たちの家庭での生活も余裕のあるものになります。
 その余裕のある時間を生かして、個性を伸ばす教育も、寺子屋オンエアで行えるようにしたいと思っています。

 これからの時代は、その子らしい個性を生かして社会でどういう価値ある仕事をするかということが、勉強の大きな目標になってきます。
 これまでの時代のように、とりあえずいい学校に合格して、いい会社に入ればそれでいいという漠然とした目標では、やっていけなくなるのです。

 寺子屋オンエアは、今後、基礎的な勉強に加えて、個性を生かしたさまざまな勉強のコースも作っていく予定です。

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国語力をつける作文指導は、長文を読んでの感想文の指導 as/2313.html
森川林 2015/02/16 21:08 


 言葉の森の作文指導の特徴は、長文を読んでその感想文を書くことを中心としていることです。ただし、感想文中心になるのは小5以降で、それまでは身近な題名の課題が中心です。

 なぜ感想文を書くことを中心にするかというと、学年が上がるほど読む力をつけることが必要になってくるからです。

 文章を読む力は、語彙力として表れます。受験の国語問題に出てくる文章は、その学年の子にとってはなじみのない言葉が多く使われています。
 語彙力のある生徒は、何とか内容を読み取りますが、語彙力のない生徒は、読解問題も当てずっぽうで解くようになります。
 国語の成績を上げるには、問題文を理詰めで読み取る必要があるのですが、語彙力がないと読み取る段階まで達しないことも多いのです。

 長文を読んで感想文を書く勉強をしていると、その長文を深く読み取ろうとするようになります。
 事前に長文の音読を何度もしていると、難しい内容の文章でも全体の内容がおおまかにわかります。更に、その長文音読をもとに、親子で似た話などをしていれば、文章を読み取る力は更についてきます。

 このように、感想文を書くために長文を読むという練習をするので、難しい長文を読む力がついてくるのです。

 長文を読む力は、一度つけばそれで終わりではありません。
 小学校高学年のときの難しい文章と、中学3年生になってからの難しい文章では、質が違います。また、中学3年生のときの難しい文章と、高校3年生になってからの難しい文章でも質が違います。

 言葉の森の作文の勉強は、小学生から高校生まで、それぞれの学年に応じた難しい文章を読み、感想文を書く練習を中心としているのです。

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