言葉の森では、生徒に、いい作文があったらコンクールなどに応募してみるといいとすすめていますが、あくまでも本人及び家庭任せです。ですから、これらの作文には先生の手は加わっていません。
作文は答えのない勉強なので、ひとりでやっていると目標がわからなくなります。そういうとき、コンクールなどで第三者に評価されると自分の勉強に自信がつきます。
年に何回かは誰でも傑作を書くはずですから、家庭で、そういう作文をコンクール応募などに生かしていくとよいと思います。
【2014年にコンクールなどに入選した作文】
小4 東京都 朝日小学生新聞
2014年1月7日
小1 静岡県 朝日小学生新聞 特選
2014年1月7日
小4 神奈川県 青少年読書感想文コンクール横浜審査会 佳作
2014年1月21日
小1 愛知県 蒲郡市文集 入選
2014年1月24日
小4 東京都 朝日小学生新聞 特選
2014年2月4日
小4 栃木県 朝日小学生新聞
2014年2月4日
小5 神奈川県 横浜市金沢区「少年少女感想文コンクール」優秀賞
2014年2月18日
小3 青森県 朝日小学生新聞
2014年2月18日
小5 東京都 朝日小学生新聞
2014年2月18日
小2 静岡県 読売新聞全国小中学校作文コンクール 入賞
2014年2月20日
小2 東京都 朝日小学生新聞
2014年3月4日
小3 青森県 朝日小学生新聞 特選
2014年3月4日
小5 東京都 朝日小学生新聞 特選
2014年3月4日
小4 栃木県 朝日小学生新聞 特選
2014年3月4日
小6 東京都 小学館主催「12歳の文学賞」奨励賞
2014年3月5日
小6 東京都 小学館主催「12歳の文学賞」佳作
2014年3月5日
小3 神奈川県 校内作文コンクール 佳作
2014年3月7日
小2 埼玉県 朝日小学生新聞 佳作 詩
2014年3月18日
中1 静岡県 第39回静岡県小・中学生の主張
2014年4月3日
小3 東京都 朝日小学生新聞 特選
2014年4月7日
小2 東京都 朝日小学生新聞
2014年4月28日
小4 兵庫県 朝日小学生新聞
2014年5月12日
小5 三重県 朝日小学生新聞
2014年5月12日
小4 愛知県 朝日小学生新聞
2014年5月26日
小4 神奈川県 朝日小学生新聞
2014年5月26日
小5 東京都 豊洲北便り
2014年6月11日
小4 神奈川県 朝日小学生新聞
2014年6月16日
小4 兵庫県 朝日小学生新聞
2014年6月16日
小4 青森県 朝日小学生新聞
2014年6月16日
小3 静岡県 朝日小学生新聞
2014年6月30日
小5 東京都 豊洲北便り
2014年7月1日
小4 青森県 朝日小学生新聞
2014年8月4日
小6 神奈川県 朝日小学生新聞
2014年8月4日
小4 青森県 朝日小学生新聞 特選
2014年8月25日
小4 青森県 朝日小学生新聞
2014年8月25日
小2 静岡県 朝日小学生新聞
2014年8月25日
小6 神奈川県 こども平和文集 二十一号
2014年8月28日
小6 東京都 朝日小学生新聞
2014年9月8日
小6 神奈川県 関東小学生作文コンクール2014『海外に紹介したい日本のこと』
2014年9月9日
小4 北海道 朝日小学生新聞
2014年9月22日
小1 千葉県 朝日小学生新聞
2014年9月22日
小1 奈良県 公文 3教室合同読書感想文コンクール 最優秀賞
2014年9月24日
小6 東京都 朝日小学生新聞 特選
2014年10月6日
小2 神奈川県 朝日小学生新聞
2014年10月6日
小4 北海道 朝日小学生新聞 特選
2014年10月6日
小4 神奈川県 朝日小学生新聞
2014年10月6日
小6 神奈川県 第一生命ミニ作文コンクール
2014年10月6日
小6 神奈川県 少年少女文化作品展 県知事賞
2014年10月6日
中1 神奈川県 英語スピーチコンテスト1位
2014年10月17日
小2 兵庫県 神戸新聞
2014年10月24日
小4 青森県 青森県読売新聞作文コンクール 優秀賞
2014年10月29日
小2 神奈川県 朝日小学生新聞 特選
2014年11月3日
小3 兵庫県 神戸市文集『はぐるま』 佳作
2014年11月12日
小6 兵庫県 「読売新聞社第64回全国小中学校作文コンクール」兵庫県審査 佳作
2014年11月12日
小5 千葉県 かながわ県民共済 「ありがとうの手紙」
2014年11月12日
小5 山梨県 山梨日日新聞小中学校新聞感想文コンクール 佳作
2014年11月18日
小2 神奈川県 朝日小学生新聞
2014年11月24日
小1 兵庫県 校内読書感想文コンクール 入選
2014年11月25日
小4 愛知県 全国生中学生作品コンクール 文部科学大臣奨励賞
2014年12月3日
小1 東京都 朝日小学生新聞
2014年12月22日
小2 神奈川県 朝日小学生新聞 佳作
2014年12月22日
中1 東京都 ING平和優秀賞
2014年12月22日
中3 東京都 平成26年度板橋区読書感想文コンクール特選
2014年12月26日
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言葉の森では、2008年から、手書きの作文をインターネット上で送信できるウェブ添削の仕組みを作っていました。
当時、縦書きに対応しているブラウザは、インターネットエクスプローラしかなく、google chrome(グーグル・クロム)もサファリも縦書きには未対応だったので、インターネットエクスプローラ以外のブラウザで見る場合は、横書きのものが表示されるようにしていました。
しかし、その後、htmlの仕様が変更になり、インターネットエクスプローラ以外のgoogle chromeもサファリもすべて縦書きに対応できるようになりました。
ところが、まだ仕様の詳細が統一されていないため、縦書きになるべきところが横書きのままであったり、行間がなくなり全部の文字列が片側にまとまってしまうなど、新たな問題が出てきました。
今のところ、インターネットエクスプローラの「ツール」→「互換表示」であれば正しく見ることができますが、保護者の皆様にはかなり不便さを感じさせていたと思います。
2008年のころは、ウェブ添削を利用される方もほとんどいませんでしたが、今は画像をアップロードするようなことはかなり一般的になってきました。
そこで、このたび、最新のhtmlの仕様に合わせて、ウェブ添削の表示を改良することにしました。近いうちにその改良版を使えるようにする予定です。
これまでは、作文用紙が枠内にきちんと収まるように、スキャナで読み取ることを前提にしていましたが、今後はもっと自由度を高くしますので、デジカメやスマホなどで読み取った作文の画像をアップロードしていただければよいようにします。
ウェブ添削であれば、郵送の日数も、費用もかかりませんから、作文の送信がより便利になると思います。
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みなさん、おめでとう。
これからもがんばって勉強を続けていってください。
2015/3/6更新
愛知淑徳中
栄東中
岡山大学付属中
岡山中
学芸大附属世田谷中
学習院中
駒込学園中特待
広島市立広島中
広島女学院中
広島新庄中
甲陵中
山梨大学附属中
市川中
渋谷幕張中
仁川学院中
聖心女子学院初等科
千葉大学付属中
洗足学園中
大阪学芸中
大阪教育大学附属天王寺中
滝中
長崎県立長崎東中
追手門学院大学中
都立桜修館中
都立小石川中
都立武蔵高校附属中
土佐塾中
東邦中
同志社女子中
兵庫県立大学附属中
宝仙学園理数インター
豊島岡女子中
履正社中豊中学園
立教池袋中
立命館守山中
都立国際高国際バカロレアコース
東京電機大学高
明治学院大学付属高
大分大学医学部
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現在、寺子屋オンエアでは、のべ95人の生徒が毎日約1時間の勉強をしています。
生徒の学年は幅広く、下の子は小1から上の子は中2までで、それぞれの生徒が自分の課題で勉強しています。
最も多い学年は小4です。小4になると、親子だけの家庭学習が続けにくくなるという事情があるのだと思います。
寺子屋オンエアに参加する子供たちが住んでいる地域はまちまちです。北は北海道から南は九州までの生徒がいますが、ネットでつながっている勉強なので、場所の制約は全くありません。
将来は、海外の生徒も、時差の問題さえなければ自由に参加できます。むしろ、海外の生徒のニーズの方が高いかもしれません。
ネットだけで完結できる勉強ですが、能率だけ考えた勉強よりも、人間どうしの触れ合いを大切にした勉強を目指していきたいと思っています。
寺子屋オンエアに参加している子供たちが、たまに一緒に遠足に行くとか、合宿をするとかいう企画があれば、勉強以外のことも学べると思います。
子供たちが勉強をする形態は、解説の詳しい参考書や問題集を使って自分の力で進める自学自習形式ですが、この自学自習をどの子も熱心に取り組んでいます。
そして、算数の勉強の先取りも、この自学自習形式でほとんどの子が問題なく進めています。
小中学生の勉強は、受験勉強に取り組む1年間以外は、すべて基本的な勉強と言っていいものですから、独学であっても十分にできるのです。
寺子屋オンエアで能率のいい勉強をすると、子供たちの家庭での生活も余裕のあるものになります。
その余裕のある時間を生かして、個性を伸ばす教育も、寺子屋オンエアで行えるようにしたいと思っています。
これからの時代は、その子らしい個性を生かして社会でどういう価値ある仕事をするかということが、勉強の大きな目標になってきます。
これまでの時代のように、とりあえずいい学校に合格して、いい会社に入ればそれでいいという漠然とした目標では、やっていけなくなるのです。
寺子屋オンエアは、今後、基礎的な勉強に加えて、個性を生かしたさまざまな勉強のコースも作っていく予定です。
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言葉の森の作文指導の特徴は、長文を読んでその感想文を書くことを中心としていることです。ただし、感想文中心になるのは小5以降で、それまでは身近な題名の課題が中心です。
なぜ感想文を書くことを中心にするかというと、学年が上がるほど読む力をつけることが必要になってくるからです。
文章を読む力は、語彙力として表れます。受験の国語問題に出てくる文章は、その学年の子にとってはなじみのない言葉が多く使われています。
語彙力のある生徒は、何とか内容を読み取りますが、語彙力のない生徒は、読解問題も当てずっぽうで解くようになります。
国語の成績を上げるには、問題文を理詰めで読み取る必要があるのですが、語彙力がないと読み取る段階まで達しないことも多いのです。
長文を読んで感想文を書く勉強をしていると、その長文を深く読み取ろうとするようになります。
事前に長文の音読を何度もしていると、難しい内容の文章でも全体の内容がおおまかにわかります。更に、その長文音読をもとに、親子で似た話などをしていれば、文章を読み取る力は更についてきます。
このように、感想文を書くために長文を読むという練習をするので、難しい長文を読む力がついてくるのです。
長文を読む力は、一度つけばそれで終わりではありません。
小学校高学年のときの難しい文章と、中学3年生になってからの難しい文章では、質が違います。また、中学3年生のときの難しい文章と、高校3年生になってからの難しい文章でも質が違います。
言葉の森の作文の勉強は、小学生から高校生まで、それぞれの学年に応じた難しい文章を読み、感想文を書く練習を中心としているのです。
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意見を言おう!
ピット
最近、日本ではあらゆる所で「国際化」の必要が唱えられている。世界で国際化を目指している国は日本だけである。しかし、欧米でさえも、開かれた民族とは言い切れない。むしろ日本人の方が、自分を閉ざされた国だと認識しているため、心理的に開かれている。日本が「国際化」をめざすのは、やむを得ず強いられているのであって、日本の特殊性を普遍化してくれる絶対善だからではない。私は、他人を基準とせず、自分の道を行くような生き方をしたい。
そのための方法として第一に、自分の意見を持って、簡単に他人に流されないことだ。日本人は謙虚だ。しかし、それが裏目に出ることがある。空気を読んでしまうのだ。周りの空気を読んで自分の意見を持っていない、または、持っているが言い出せない人がたくさんいると思う。私は、絶対に他人に流される方だと思う。友達から何か頼まれると、ことわれないし、嫌なことでも、嫌だと言い出せないのだ。同じように考えている人は多いだろう。特に、女子。トイレに行くにも、どこに行くにも友達と一緒。友達が言ったことにすぐに同調してしまう。そんなことが多々ある。さすがに、私はトイレにまでついては行かないが、このように友達といつも一緒だと、自分の意見を言うことはないだろう。なぜなら、友達と同じ意見を言えばよいのだから。クラスの話し合いでも、ほとんど意見は出ない。意見を出したら、でしゃばっていると思われるのが怖いからだろうか。私はそんな日本は住みにくいのではないかと思う。しかし、そんな傾向から抜け出せない自分がいる。それがもどかしいのだ。
第二の方法としては、歴史に残る人の生き方から学ぶことだ。伝記を読んでみると、歴史に残る人はんみな自分をしっかりもち、それを一生貫いている。かの有名なガリレオ・ガリレイは、地動説を唱えたために、法王の怒りにふれてしまい、もう二度と地動説を唱えないようにとサインをさせられた。しかし、ガリレオは自分の信念を曲げず、地動説を信じ続けた。そして、空想上の人物に、地動説を語らせた「天文対和」という本を出したのだ。しかし、それはやはり再び法王の怒りを買い、地動説は間違っているというように強いられてしまった。しかし、ガリレオはその法廷で、ギリシャ語で「それでも地球は動く」と繰り返していたそうだ。このように、どんな障害にぶつかっても、自分の信念を一生涯、貫いた人が歴史に名を残すようなすばらしい功績をあげているのだ。
確かに、周囲と自分を比較することも大切だ、自分では見つけきれなかった、自分の意見の欠点が見えてくることがある。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう」という言葉があるように自分の意見を持って行動しなければならない。私は、自分の意見をしっかり持ち、それをきちんと発言し、行動に移せる人間になりたい。
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言葉に愛を
ぎんぎつね
日本では、欧米人の名前をカタカナでそのまま読むが、中国や朝鮮人の名前は漢字で書き、日本の読み方で読む。これは何も日本に限ったことではない。中国でも、日本と同じように欧米人の名前はそのまま読み(漢字の当て字になるが)、日本人や朝鮮人の名前は自国の読み方をするのだ。たしかに、自国の読み方だろうが相手の国の読み方だろうが、本質的には変わらないのかもしれない。しかし、人は大切な人には「私」の属する国、文化を認めてほしいと願うものだ。それは相手に対する尊重が伴うものだからだ。私は、言葉に感情を込められるような生き方をしていきたい。
そのための方法としては第一に、相手の名前など、言葉に対して愛情を持って接することだ。生まれた子供に名前をつけることはその両親にとって一大イベントである。世の中にはいろいろな名前があるが、命名される名前はその年によって一定の傾向があるらしい。近年、人気な名前は音の響きが重視される傾向にあるそうだ。名前の意味だけでなく、読み方まで気を配ることに、私達がどれだけ「音」を気にしているのかがわかる。つまり、それは逆に言うと、私達が相手の言葉を大切にした時、初めて私達は相手とより良い関係を築くことができるということだろう。
また、第二の方法としては、国同士の間でも、相手の言葉や文化を尊重しあうことだ。かつて、アジアからヨーロッパ東部に至るまでの広大な領土を有したモンゴル帝国はチンギス・ハンを起源として、実に20世紀まで中央ユーラシアの各地で君臨し続けたそうだ。途方もなく巨大な帝国を長く存続させられたのは一体なぜなのだろうか。それは、フビライ・ハーンの、支配した各地域の文化や言語を尊重した政策のおかげらしい。モンゴル帝国の一部に取り込まれても、その生活はほとんど変わらなかったことが人びとの抵抗を少なくし、それが帝国の維持につながったのだろう。
たしかに、合理的に物事を進めるためには、言葉を記号のように扱うほうが便利な場合もある。もし、みんながみんな自分の名前の読み方にこだわっていたら、自分も相手も疲れて、関係も悪化してしまうだろう。しかし、「家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである」というように、名前などの言葉もまた、外から見るための符号ではなく、その中で生きている人間と密接に結びついているのである。それを否定するということは、その人を否定することにもつながり、決してプラスにはならないはずだ。私は、言葉というものを感じ取ることができる感性をもって、生きていきたいと思う。
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行列の利点
らみわ
行列というものは、日本ではもう当たり前の現象になっている。スーパーや駅、さらにはトイレまで、いたる所に行列が存在する。そのため、私は行列をつくらず、バラバラと人が散らばっているところをあまり見たことがない。外国ではそれが当たり前だと聞いたときはおどろいた。テレビのニュースで、頭がキーンとならないふわふわのかき氷行列を見たことがある。ものすごく長くて、四時間以上並ぶものもあった。だが、それでも横入りをせずに並ぶのは日本人の長所だと思う。私は行列に賛成だ。
その理由は第一に、ルールを守ることによって物事がスムーズに進むからだ。例えば、スポーツがそうだ。私は三年生のとき、体育の授業でキックベースをした。キックベースというのは、野球とサッカーを組み合わせたような遊びだ。しかし、一人の男の子がルールを破ってしまい、試合がなかなか進まなかった。例えば、もうアウトになっているのにそのままホームに走って点を入れたりして、試合を中断させていたのだ。結局、いつもその男の子がいるチームと相手チームは、試合がいつも授業内に終わらず、引き分けになってしまっていた。だが、それを何人かの男の子が注意し、しっかりとルールを守るようになった。私はそれを見て、流石に悪いと感じたのかな、と思った。それからは、どのチームも授業内に試合が終わるようになった。スポーツはプレイヤー全員がルールを守らなければ、スムーズに行うことができないのだ。電車やバスでは、降りる人が降りてから乗ることで、スムーズに乗り降りすることができている。私は中国に行ったことがある。日本と中国では、やはり文化が違うようで、中国人は降りる人も乗る人も同時に乗り降りしていて時間がかかっていた。関西の人も、そのような傾向があるらしい。だが、降りる人を優先にすれば時間を短縮できるだろう。
その理由は第二に、ルールを守らないと混乱が起こるからだ。最近話題になった東京駅百周年記念のスイカを得るためになんと一万五千人ほどの人が並んだそうだ。私は電車などには興味がないのだが、ニュースで知った。どうやら、夜からは並んではいけない決まりだったのだが、ルールを破った人がいて、駅員が注意しなかったらしい。それが原因で、しっかりとルールを守った人がスイカを買うことができないという事態が発生してしまったらしい。中には九州から来た人もいたそうだ。それで、しっかりとルールを守ったのに、スイカを買えなかった人たちが怒って東京駅の模型を壊してしまったらしい。一部の人がルールを守らなかったせいで混乱が起こってしまったのだ。空港でもそうだ。日本の海外旅行者数は、千百五十万人を突破した。海外からの日本旅行者数は三百万人台だ。それだけの人が集まるのだから、行列をつくらなければ空港は大混乱してしまう。
確かに、個々の事情を考慮しないことには問題があるが、「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。」という名言があるように、行列本来の良さを認識するべきだ。東日本大震災のときも日本人は行列をつくり、外国人をおどろかせた。そのときも、行列の長所はきっと生かされただろう。私は、それを知り、日本人に生まれて本当によかったと思った。私は、これからも行列の良さを認識していきたい。
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