言葉の森の生徒を対象に、6月7日(日)午後5時~6時、プレゼン作文発表会を行います。
これは、googleハングアウトを使い、自宅から発表会に参加する形式です。発表用の動画をあらかじめ、youtubeにアップロードしておいていただきます。
ネットを使って行う発表会ですから、通信の生徒も海外の生徒も参加できます。
発表する作文は、自分がこれまでに書いたものの中から自由に選んでください。
■日程
(1)参加を希望される方は、言葉の森事務局までご連絡ください。詳しい資料をお送りします。
googleハングアウトやskypeの設定と使い方については、練習できる機会を設けます。
接続練習をされる方は、練習の希望日時をご連絡ください。
(2)5月30日(土)までに、発表する作文をyoutubeにアップロードし、そのURLを言葉の森事務局までメールでご連絡ください。
(3)5月31日(日)午後5時~6時にリハーサルを行います。
自宅からgoogleハングアウトで発表会場にアクセスしてください。
この時点では発表の動画は流しません。会場の割り振りと発表の手順を説明します。
(4)6月7日(日)午後5時~6時に発表会を行います。
発表のあと、発表者に対する質問タイムがあります。
発表会のあとゲームなどを行います。
参加賞は、後日お送りします。
■詳しい資料
https://www.mori7.com/hpk/
■昨年までの発表の動画
https://www.mori7.com/hpk/koremade/
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楽しい発表会に参加させていただき、いつになく集中力を発揮して最後まで集中が切れませんでした。二回、お友達の作品について質問がしたくて(一回目は母に勧められ、二回目は、自発的に)手を振りましたが画像がぼやけていたせいか、先生に気づいて頂けませんでした。本人の感想:「大瀬先生ってこんな人なんだ、と思った。色々な子達がいて楽しかった」そうです。(とうこ先生が大瀬先生かは不明だと話しておきました。)
じゃんけんで寺子屋オンエア一ヶ月無料体験させていただけることになりました。(若干、後出しっぽかったですが…(; ^ω^))
参加賞はピンク色ではない腕時計が本人の第一希望です。
ありがとうございました。
ご感想、ありがとうございました。
せっかく手をあげていただいたのに、気付かなかったようで申し訳ありませんでした。
先生も今回の企画が初めてなので、うっかり気づかなかったのだと思います。
大瀬先生と、富山先生(とうこ先生)は、残念ながら違う先生でした。
そのうち、大瀬先生もgoogleハングアウトでお会いする機会があると思います。
よろしくお伝えください。
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子供の思考力を育てる最もよい方法は、考える読書と考える対話をすることです。
寺子屋オンエアでは、国語問題集読書のあとに、生徒が50文字の感想を書きそれを発表します。そのあと、先生から生徒に簡単な質問があります。
この質問にどう答えるかというのが、その生徒の読解力と思考力の指標になります。
低中学年の読む文章は、内容を理解できているかということがわかりやすいのですが、高学年になると、どこまで深く読み取っているかという読みの深さの差が出てきます。
従来の勉強の仕方は、先生が説明することを生徒が聞いて理解するという受け身のものでした。しかし、これでは表面的にわかったつもりになるだけの生徒も多かったのです。
これからの勉強は、先生が説明するのではなく、生徒が説明するのを先生が聞くという形のものになります。これは、国語に限らず、算数数学の勉強でも同じです。自分ができなかった問題を解法を見て理解し、その理解したことを先生に説明するという勉強をすると、理解が確実に自分のものになります。
読解力、記述力を鍛える勉強法は、これまではあまりありませんでした。これからは、問題集読書による難しい文章の復読、感想、質問と対話などが新しい勉強の方法になっていくと思います。
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小中学生の勉強は、本来自学自習でできるものです。義務教育のレベルの勉強は、誰かに教わらなければできないようなものはありません。
入試問題は、受験する生徒に差をつけるために行われるものですから、その勉強に合わせた勉強をする必要があります。しかし、それでも、時間配分や問題の難易度の判断のような練習さえすれば、自学自習でやった方がずっと能率がよいのです。
ところが、今は多くの子が、学習塾に通い、他人に教わる勉強を当然のように受け入れています。その結果、自分のペースではなく、教える側のペースに合わせて勉強をさせられていくようになっています。
これは、短期的には能率のよいやり方のように見えます。しかし、他人のペースに合わせる勉強をしてきた子は、大学生や社会人になり、自分で何かを学ぶことが必要になったときにも、他人に頼ることを求めるようになります。これが今問題になっている「答えのあることはよくできるが、答えのないことはできない」優秀な若者たちなのです。
また、現代社会では、所得の差による教育格差が問題になっています。金銭的な余裕がなければ、高い塾に通ったり、高い家庭教師を頼んだりすることはできないというのです。
しかし、二宮尊徳や野口英世や本多静六の例に見られるように、日本には、貧困な家庭から出発して立派な業績を上げた人が数多くいます。
なぜ、昔は所得の格差が部分的にしか問題ではなく、現代で所得の格差が全面的な問題になっているかというと、それもやはり現代人が教わる教育という発想にとらわれているからです。
日本では、教科書自体が一つの優れた教材になっています。高校の教科書を全教科ひととおりマスターすれば、世界のどこでも通用する知識人だと言われています。それぐらい、教科書には必要な知識が密度濃く詰め込まれているのです。
しかし、その優れた教科書から自ら学ぶのではなく、他人に教えてもらおうとするから、勉強の能率が悪くなり、費用がかかるようになり、受け身の勉強に慣れていくようになるのです。
この解決策は、自学自習の文化を作り上げていくことです。
しかし、小中学生の子供たちは、まだ勉強に対する自覚も意欲もないのが普通です。この時期に大事なのは、まず勉強の習慣をつけることです。それも、数多くのプリントをこなすような外見の勉強ではなく、1冊の参考書又は問題集を何度も繰り返し読むという内容を重視した勉強の習慣です。
(つづく)
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なぜ寺子屋オンエアか――やらされる勉強からやる勉強へ
勉強の基本は家庭学習です。そして、1冊の教材を百パーセント自分のものにする学習が最も効果の高い学習です。
ところが、現代では、通信教材や学習塾に子供の勉強を任せてしまう家庭が増えています。通信教材や学習塾のマイナス面は、
(1)子供が飽きないように、次々と新しい教材が提供されるので、できる問題を何度も繰り返す一方、できなかった問題を徹底して身につけることができない
(2)そのため、長時間の勉強になりがちで、読書や経験の時間が少なくなる
(3)親が子供の勉強の内容を把握できなくなる
などです。
しかし、家庭学習にも別の問題があります。それは、
(1)家庭学習の指針がないため、漠然と問題集を解かせるような勉強になりがち
(2)小学校中学年になると、子供に自立心が出てくるので、親子で勉強を続けることが難しくなる
(3)しかし、子供に任せると、開始時間がルーズになり、勉強の内容も作業的なものになることが多い
などです。
その結果、親も子供も、家庭では勉強できないからと理由で、塾に行くようになることが多いのです。
しかし、塾の勉強も、学校の勉強も、先生に教わる勉強という点では同じです。この教わる勉強のあとに、家庭でそれを定着させる勉強をしなければ力はつかないのですが、多くの生徒は教わることがそのまま勉強したことのように考えてしまうのです。
寺子屋オンエアは、教わる勉強を、自ら学ぶ勉強に変えます。
家庭にいながらにして、パソコンとネットで先生と1時間、勉強の場を共有します。
1時間の内容は自由ですから(国語の問題集読書は必修の勉強として入っていますが)、低学年の生徒でも、勉強が早く終わった子は時間が来るまで静かに本を読んで待っています。読書が自然にできるようになるというのも、この寺子屋オンエアの特徴のひとつです。
寺子屋オンエアでは、先生と生徒が1対1で話をする時間が確保されているので、このときに勉強の内容以外のいろいろな話ができます。
今考えているのは、低学年の生徒の場合、その日にあったことをプレゼン発表してもらうことです。例えば、「今日読んだ本の内容」「今日の学校であった面白かったこと」「今日お母さんかお父さんに聞いた話」などです。これらを実際の「物」を提示しながら発表説明してもらうのです。
中学年以上の生徒には、土曜や日曜などに単発で「国語読解満点講座」のようなものを開きたいと思っています。国語の読解力の勉強は、一般的な説明をするよりも、その生徒が間違えたところを個別に取り上げて、その箇所だけを説明した方が理解が早まるからです。
先生と生徒が1時間画面を共有でき、個別に話ができるという寺子屋オンエアの特徴を生かして、より楽しくできる勉強を追求していきたいと思っています。
なお、寺子屋オンエアは、現在言葉の森の生徒は1か月の無料体験学習ができます。また、現在、必要な機材と教材は無償貸与するという特典があります。
無料体験学習後、継続する場合も、一つの曜日での1時間の料金は1080円です。これは通常の学習塾などの受講料と比べると数分の一の価格だと思います。しかも、先生と生徒がマンツーマンで話をする時間が毎回保証されているので、勉強は必ず中身のあるものになります。
5月から言葉の森の生徒対象に、寺子屋オンエアの体験学習の生徒を本格的に募集します。
将来は、言葉の森の生徒以外も、ネットを使って寺子屋オンエアの学習ができるようにしてく予定です。
海外にお住まいの方には、この寺子屋オンエアが、勉強以外の日本語の学習という点でも効果があるものになると思います。
【言葉の森の生徒の作文勉強の開始時刻】
このグラフをもとに、寺子屋オンエアの時間帯も、16:30~21:30の間にしました。
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国語力の中心は、読む力です。言葉の森の勉強でどうして読む力がつくかというと、長文を読みその内容をもとにして感想文を書く練習をするからです。
しかし、中には、長文をあまり読まず、ヒントを参考にして作文を書いてしまう子もいます。そうすると、書く力はつきますが、読む力はつきません。
読む力をつけるもう一つの方法は、問題集読書のような難しい文章を読む機会を作ることです。ページ数は少なくてもよいので、毎日難しい文章を読む練習をしていると、自然に語彙が増え読む力がついてきます。
その読む力は、そのまますぐに成績に表れるわけではありません。国語の成績は、読む力を土台としていますが、学年が上がると、解き方のテクニックの方が成績を左右するようになるからです。
しかし、読む力のついている生徒は、短期間のアドバイスですぐに成績があがりますから、大事なのは、成績よりもまず読む力をつけておくことです。
では、読む力はどこに表れるかというと、それは、作文の森リン点に表れます。森リン点は、作文の評価というよりも、作文力の評価という面を持っています。
読む力があれば、語彙が豊富になり、語彙が豊富になれば、自然に森リン点が上がるという関係になっているからです。
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「寺子屋オンエア」は、子供たちが家庭で行う学習を、先生がネットでモニターしながら問題を出したり勉強の仕方のアドバイスをしたりする仕組みです。教科は、国語の問題集読書、算数数学の問題集解き、英語の問題集読書などで、1冊の問題集を何度も繰り返し百パーセント自分のものにするという勉強の仕方をしています。
これまで、時間の幅が1時間しかありませんでしたが、5月から、45分、1時間、1時間半、2時間のいずれもが選択できるようになります。
この寺子屋オンエアは、有料ですが、料金は、一つの曜日について1か月4週間で1,080円ですから、通常の学習塾よりもずっと利用しやすいと思います。(時間の幅による料金の違いはありません)
塾に通ったり、通信教材を利用したりしていると、どうしても1回しかやらないプリントを次々とこなすという勉強になりがちです。できる問題を何度もやり、できない問題も数回しか繰り返さないというやり方では、時間をかけるわりに実力はつきません。
「でき太くんの算数クラブ」のように、できなかった問題を繰り返せる仕組みを作っているところは通信教育でも力がつきますが、ほとんどの通信教材や塾の教材はそういう仕組みになっていません。そのため、低学年のうちの問題が易しい時期は、勉強に応じて成績が上がりますが、高学年の難しい問題になると、自分で繰り返し学習する勉強の仕方が身についていない子は伸び悩むようになります。
勉強は、毎日同じようにやるのが原則で、1週間に何回か塾に通っている場合は、それ以外の日を家庭学習でカバーしていかなければなりませんが、塾に行くだけで家庭学習の伴わない生徒は意外に多いのです。
寺子屋オンエアは、自宅でいながらにして、1時間程度(45分から2時間の間で選)勉強をする仕組みですから、無理なく毎日同じような勉強をする習慣がつきます。1時間の内訳、国語・算数数学・英語・読書が中心ですが、自分で自由に決められます。
寺子屋オンエアは、1ヶ月の無料体験学習ができます。寺子屋オンエアの受講に必要な機材と教材は、言葉の森から無償貸与します。ご家庭で用意していただくものは、google+のアカウントと、skypeのアカウントと、インターネットにつなげられるノートパソコン又はタブレットだけです。
詳しい資料をご希望の方は、言葉の森事務局までお問い合わせください。
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学力の中で最も大事なものは、実は成績には表れにくいものです。それは、思考力や創造力といったもので、成績にはすぐには表れませんが、受験期の伸びや社会に出てからの成長に結びつくものです。
その考える力をつけるための方法は、一つは難しい本を読むことです。もう一つは難しい対話をすることです。しかし、ただ難しいだけでは子供は飽きてしまいます。大事なことは、難しいが楽しいという読書や対話の工夫をすることです。
ところが、難しいが楽しい本、つまり「楽しい説明文」の本というものは、あまりありません。そういう本は、書店に並べてもあまり売れないからだと思います。
そして、説明的な内容だが、絵や図の多い学習漫画のような本や、同じく説明的な内容だが、因果関係のわかる構造的な話よりも、知識の列挙が中心になる時事ニュースのような本が多くなってしまうのです。
そこで、言葉の森では、オープン長文という企画で、主に言葉の森の講師が中心になって、低中学年向けの楽しい説明文の文章を作っています。これは、今後、一般の方の参加もお願いして広げていきたいと思っています。
https://www.mori7.com/marason/marason_sample.php
また、言葉の森のfacebookグループ「読書の好きになる子の庭」では、説明文の本に限りませんが、参加者がそれぞれ読んでよかった本を紹介しています。
https://www.facebook.com/groups/dokusho/
一般に、最も豊富に「楽しい説明文」の本が手に入るのは、図書館の子供向けのノンフィクションコーナーです。ここには、科学の本、社会の本、伝記、人生論など、読みやすい説明文の本が豊富にそろっています。
説明文の本は、ジャンルによって子供の好き嫌いがあります。恐竜の好きな子は、かなり難しい本でも、ルビが振ってあれば恐竜の本を読みます。電車の好きな子、料理の好きな子、昆虫の好きな子など、子供の好みはさまざまです。親が一緒に図書館に行って、子供の好みを考えながら、気に入った本を選べるようにしてあげるとよいと思います。
私(森川林)が昔読んで、低中学年向けの説明文の良書だと思ったのは、「世界ふしぎめぐり」の小学1年生から3年生までのシリーズです。しかし、これは内容が古くなったこともあり、もう絶版になってしまいました。
その後、同じような傾向の本として、「なぜだろう、なぜかしら」、「科学なぜどうして」などが出ましたが、文章が易しすぎたり、正しい知識を伝えるということに重点が置かれすぎて知識中心の本になってしまった感がありました。
今はもっと多くの説明文の本が出ていますが、書名を紹介しても絶版になってしまうことなどがあるので、図書館のノンフィクションコーナーで探すというようにするとよいと思います。
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「具体的にどんな本を」という質問がありましたのでお答えします。
最近の本は、アマゾンで、「なぜ どうして」などを検索キーワードにして探すとよいと思います。
講談社の火の鳥伝記文庫は、伝記ですから物語文に少しにていますが、事実に立脚して書かれているので、自然に説明的な内容が出てきます。手に入りやすいところがよいのですが、作者によって出来不出来があります。
あとは、記事にも書いた「世界ふしぎめぐり」を中古で読んでもよいと思います。
毎日小学生新聞は、説明文のいい記事がよく載っています。
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ICT教育のひとつの象徴としてタブレットを使った教育が話題になっています。
しかし、現在のタブレットは、まだ入力機能が、パソコンのキーボドからの入力よりも劣っていると思います。将来は、手書き文字認識の機能が発達して、手書きの方がキーボードよりも優れているものになると思いますが、現状はまだそこまで行っていません。
すると、タブレットの使用は、何かを書くとか作るとかいうよりも、必要な情報を見るとか検索するとかいう受け身のものになると思います。
豊富な情報が手もとですぐに見られるようになったとしても、それは便利になったということであって、見る人が向上したということではありません。教育の目標は、人間が成長することですから、情報が手に入りやすくなったということだけでは教育でも何でもありません。
タブレットに人気があるのは、キーボード入力という日本人にとってはやや不自然な入力方法を介さなくてよいから使いやすい気がするためだと思います。
しかし、文章を書いたり、プログラムを作ったりするためには、キーボード入力は今のところ最良の方法です。
もちろん、将来的には手書き入力がキーボード入力を上回るようになるでしょう。手書きには、容易に二次元の図が書けるという利点があるからです。これは、キーボードの逐語入力では大きな遠回りをしなければできません。
と言っても、現状ではまだそこまでの手書き入力機能がないとすれば、小中学生が最初に身につけておく必要があるのは、キーボード入力になると思います。
タブレットで豊富な情報を見て満足するのではなく、ノーパソのキーボード入力で自分の考えを文章として表現するようなことがICT(Information and Communication Technology)教育の一つの柱(Information)です。
そして、もう一つの柱(Communication)は、ネットワークを使って学習することですが、その学習の主な手段は紙です。
ICT教育の表面の姿に惑わされず、真に必要な教育をICTを利用して行うという本道を忘れてはならないと思います。
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