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オンエア作文の募集を開始します as/2550.html
森川林 2016/03/16 18:02 


 言葉の森では、現在寺子屋オンエアという名称で、ハングアウトのウェブ会議の機能を使った家庭学習の指導を行っています。

 この寺子屋オンエアを同じやり方で作文も書きたいという声がこれまでに何度かありましたので、担当の先生との時間が合えば、オンエア作文も始められるようにしました。
 追加料金などはかかりません。
 ただし、振替や代講の場合は、通常の電話指導になる場合もあります。

 やり方は、電話指導の10分前からハングアウトに入れるようにしますので、ウェブカメラのついたパソコンで指定されたリンクからハングアウトに入ってください。
 時間になると、先生から電話又はskype電話がありますから、その説明を聞いて作文を書いていきます(通常の電話指導と同じです)。
 作文を書いている間は、そのままハングアウトに入っていますが、途中の退出、再入室などは自由です。

 ハングアウトの1人あたりの接続時間は1時間ですので、1時間以上かかる場合は、いったん退出してそのまま自宅で続きの作文を書いてください。
 途中での質問や相談は、通常の電話指導と同じように事務局に電話をして聞いてください。

 通信での学習は孤独になりがちですが、ハングアウトで他の生徒の勉強している様子を見ながら勉強できると励みになると思います。
 詳細は、事務局までお電話でお問い合わせください。

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touko 20161006 77 
がんばっている人の姿を見ると、自分もがんばれます。

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日本発の未来の教育――オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンライン作文、森林プロジェクト(10) as/2549.html
森川林 2016/03/15 20:42 


 アジアとともに、日本が目を向ける先はアフリカです。なぜなら、アフリカは地球の貧困の最後の焦点であり、アフリカが豊かにならないかぎり、世界に平和が訪れたと言える状態にはならないからです。

 アフリカに必要なのは、その地域の特性を生かした経済の建設です。しかし、そのもとになるものは、そこに住む人々の知恵と工夫です。だから、経済の建設と並行してアフリカの子供たちの教育を進めていく必要があります。
 この点でも、日本の寺子屋教育は、アフリカの教育に貢献することができます。

 これまでの世界の教育は、明治以降の日本の教育も含めて、学校での一斉授業形式の教育が中心でした。この教育方法は、短期間に全員を一定のレベルに持って行くには有効でしたが、その有効性は主に教育の初歩的な段階に留まるもので、教育の内容が高度になると、一斉より上のレベルの生徒にとっても下のレベルの生徒にとっても不十分なものになるという面を持っていました。
 また、一斉授業は、校舎とそこで教える先生を必要とするために、普及させるための費用と時間がかかるという面も持っていました。

 これに対して、ネットを使った少人数の自学自習形式の寺子屋オンエア型の教育は、生徒個人に教材と情報端末さえ渡せば、短期間のうちに比較的低コストで学習できる環境を広げることができます。

 義務教育の期間の勉強は、解説の詳しい教材があれば、特に先生が工夫して教えなくても本人の独学と同級生や上級生のアドバイスでほとんどがカバーしていけます。
 もちろん、経験の豊富な先生が教えた方が能率がよいという面があるかもしれませんが、幅広い範囲に点在する生徒に短期間に教育を普及させるためには、先に学んだ生徒があとから学ぶ生徒を教える仕組みを活用していく必要があります。
 それは、子供たちの遊びの世界では既に行われていて、それらの遊びの中には、勉強に似た複雑なものももちろんあります。

 ネットを使った寺子屋オンエア形式の学習は、この上級生が下級生の質問や相談に答えるという形の自学自習の教育を可能にします。
 ネットを使っているので、上級生にわからないところだけ先生が登場して質問に答えるという形も取ることができます。

 このようなやり方で教育を普及させていくことが、アフリカの人たち自身の手による経済建設の最初の土台になるのです。

 以上、10回にわたって、個性の教育、実力の教育、創造性の教育、教育の起業、世界の教育と話を進めてきました。
 言葉の森は、これまでに述べたような展望で、これからの教育を進めていきたいと思っています。(おわり)

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