さて、算数数学の勉強の場合は、他の教科の勉強と比べて、できない問題にぶつかったときの対応の仕方にコツがあります。
できない問題は、自分で解説を読んで理解しますが、自分で読んでも理解できない場合があります。そのときに、そのできなかった問題の解法のどの部分が理解できないかを絞って、ほかの人に聞くのです。その場合、単に「問題がわからない」と言うのではなく、その問題の「解法のどこからどこに進むところがわからない」と絞って質問することが大事です。
子供が最初に質問する「ほかの人」とは、お母さんとお父さん、つまり身近な親です。なぜなら、親は、子供がいちばん気楽に質問できる相手であり、親もまた子供の個性をいちばんよく理解しているからです。
子供に質問をされたとき、親は自分の知識や考えで答えるのではなく、その問題集の解法に沿って答えることが大事です。親が自力でその問題を解く必要はなく、親は解法を見て説明できればよいのです。
しかし、学生時代によく勉強ができた親でも、普段は勉強的なことをする必要がないので、多くのことを忘れています。
親が考えても、子供と同じように解法が理解できないときは、先生に聞きます。そして、その先生の説明を親が理解し、親が再び子供に説明してあげるのです。
更に言えば、親が解法を見て考えても理解できない問題は、できなくてもよい問題であることも多いのです。入試問題は満点を取る必要はなく、できる問題をしっかりできるようにしておくことが第一です。あとは、少し難しい問題もできるようにしておき、難しすぎる問題はできなくてもよいと割り切って取り組むことです。
なぜそれほどまでにして、親が関わることが大事かというと、小学生だけでなく中学生でも高校生でも驚くほど見当違いの勉強をしていることが多く、その見当違いの種類がそれぞれに個性的なので、毎日勉強を個人的に見るぐらいの家庭教師でなければ、その勉強の弱点に気がつかないからです。
と言っても、親に専門的な目が必要なのではありません。1日わずか10分でも日常的に子供の勉強に接していれば自ずからおかしいところがあるときは気づきます。農業で言う「主人の足跡は田畑の肥料」と同じことが、教育には更に言えるのです。
算数数学の勉強は、まず子供が自分で解法を読んで理解し、次に子供が自分で解法を理解できないところだけを親に聞き、親がその解法を理解できないときに先生に聞く、という流れです。これが、算数数学の最も理想的な勉強法です。
子供が解法を読んで自分で理解できないという問題の割合は、1時間勉強して1つあるかないかです。もし、それ以上頻繁に子供の質問がある場合は、その問題集の解法が不十分であるか、その問題集がその子にとって難しすぎるということです。
学校や塾の宿題や通信教材の中には、子供がその場ですぐに答え合わせのできないものがあります。そういう教材で勉強するのは時間の無駄です。自学自習できる教材を1冊だけ完璧に仕上げるというのが勉強の鉄則なのです。
受験では、算数数学の差がつきやすいので、家庭学習も、小6又は中3の受験に備えて1年先の学年までやっておくのが理想です。しかし、それ以上先取りする必要はなく、生活時間に余裕があるときは、読書や経験の時間にあててその子の個性を伸ばしておくことです。
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自学自習のやり方は、次のようになります。
国語は、難読と多読が中心なので、問題集読書と読書を続けます。難読さえしっかりできていれば、あとの知識的な勉強は短期間で仕上げられるので、試験がある場合にその直前に勉強するだけで十分です。
国語の問題集読書は、入試問題集の場合は問題文だけ読みます。市販の問題集の場合は先に答えを書き込み、問題と答えを併せて読みます。いずれも自分で問題を解く必要はありません。
国語の知識的な勉強に関しては、漢字、文法、古文、漢文の参考書を繰り返し読みます。漢字は漢字の問題集で覚えるだけでなく、自分が作文で使って間違えた漢字を特に重点にノートに書き出して覚えます。
理科、社会、英語は、知識を整理して身につける必要があるので、参考書を繰り返し5回読みます。
英語は、文法の理解だけでなく、文章の流れに関する慣れが必要なので、教科書を繰り返し音読し暗唱と暗写できるようにします。余裕があれば、英語の長文を読むことに慣れるように、英語の問題集読書と読書を行います。
国語、理科、社会、英語とも、参考書に問題が載っている場合は、先に答えを書き込み、問題と答えを併せて読みます。
理科の計算問題の場合は、算数数学の勉強の仕方と同じように、できなかったところの解説を読んで理解します。
算数数学は、問題集を解く勉強が中心になります。1冊を完璧に仕上げることが目標です。
まず、算数数学の問題集を解くときは、問題集に直接答えを書かず、必ずノートに書きます。問題集には、○×だけつけておきます。
ノートは、詰めて書かずに、できるだけスペースを空けて書きます。間違えたところに、正しい解法を書いて理解するためです。
問題を見てしばらく考えても解き方がわからない場合は、それ以上時間をかけて考えるようなことはせずに、すぐに答えを見て解法を理解します。
また、できる問題の場合も、横に解答を広げておき、自分の答えが合っているかどうかすぐに確かめるようにします。
算数数学の勉強で大事なことは、その場で自分で○×をつけ、できたところは二度とやらずに、できなかったところだけ正しい解法を理解し、1冊が終わった時点で何度も繰り返しやることです。
だから、こういう勉強法ができない、答えのない宿題や、自分ではなく親や先生が○×をつける問題は、算数数学の勉強としては時間の無駄になります。
ところが、この無駄な勉強に時間をかけている子がほとんどなのです。それは、小さいころから、できる問題を解くという作業的な勉強に慣れてしまっているからです。また、親自身も、子供が一生懸命できる問題を解いている姿を、勉強している姿のように見ていることが多いからです。(つづく)
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ニワトリの摂食行動には個性がありません。だから、照明時間を長くすることで、どのニワトリも短期間で成長します。
人間の勉強も同じように考えて、長期間教えればそれに比例して学力が上がるかというとそういうことはありません。人間の学習には個性があるからです。
確かに小学校低学年のころは、学習内容に個性の差はほとんどありません。誰でもやればできるようになるし、やらなければできるようにならないという点で共通しています。
しかし、学年が上がるにつれて、間違いの仕方も理解の仕方も個性的になってきます。同じ問題ができない場合でも、ある生徒はAの部分がわからないためにできないが、他のある生徒はBの部分がわからないためにできないということがあるのです。
すると、当然その問題を理解する仕方も、ある生徒にはA’という解説が有効で、他のある生徒にはB’という解説が有効であるということが出てきます。
ところが、これまでの教育では、生徒は受け身で教わる側に回っていることが多いため、教える側の先生がいくら熱心に教えても、その先生の説明の仕方もやはり個性的ですから、生徒と先生の理解のミスマッチングが起こることも多かったのです。
優秀な先生が必ずしもよい先生になれないのは、この生徒と先生の個性の差があるからです。では、その反対に優秀でない先生がよいのかというと、これも同じようにその先生の個性に合わない生徒が出てきます。
だから、生徒の個性を生かした勉強法で、最も能率のよい方法が自学自習なのです。(つづく)
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大勢を相手にした画一的な授業では、その子に合った解説受けられないことも多々あります。
自分で考え自分で理解する、それを手助けできる大人が身近にいることで、勉強がずっと楽に楽しくなると思います。
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言葉の森では、現在寺子屋オンエアという名称で、ハングアウトのウェブ会議の機能を使った家庭学習の指導を行っています。
この寺子屋オンエアを同じやり方で作文も書きたいという声がこれまでに何度かありましたので、担当の先生との時間が合えば、オンエア作文も始められるようにしました。
追加料金などはかかりません。
ただし、振替や代講の場合は、通常の電話指導になる場合もあります。
やり方は、電話指導の10分前からハングアウトに入れるようにしますので、ウェブカメラのついたパソコンで指定されたリンクからハングアウトに入ってください。
時間になると、先生から電話又はskype電話がありますから、その説明を聞いて作文を書いていきます(通常の電話指導と同じです)。
作文を書いている間は、そのままハングアウトに入っていますが、途中の退出、再入室などは自由です。
ハングアウトの1人あたりの接続時間は1時間ですので、1時間以上かかる場合は、いったん退出してそのまま自宅で続きの作文を書いてください。
途中での質問や相談は、通常の電話指導と同じように事務局に電話をして聞いてください。
通信での学習は孤独になりがちですが、ハングアウトで他の生徒の勉強している様子を見ながら勉強できると励みになると思います。
詳細は、事務局までお電話でお問い合わせください。
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がんばっている人の姿を見ると、自分もがんばれます。
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アジアとともに、日本が目を向ける先はアフリカです。なぜなら、アフリカは地球の貧困の最後の焦点であり、アフリカが豊かにならないかぎり、世界に平和が訪れたと言える状態にはならないからです。
アフリカに必要なのは、その地域の特性を生かした経済の建設です。しかし、そのもとになるものは、そこに住む人々の知恵と工夫です。だから、経済の建設と並行してアフリカの子供たちの教育を進めていく必要があります。
この点でも、日本の寺子屋教育は、アフリカの教育に貢献することができます。
これまでの世界の教育は、明治以降の日本の教育も含めて、学校での一斉授業形式の教育が中心でした。この教育方法は、短期間に全員を一定のレベルに持って行くには有効でしたが、その有効性は主に教育の初歩的な段階に留まるもので、教育の内容が高度になると、一斉より上のレベルの生徒にとっても下のレベルの生徒にとっても不十分なものになるという面を持っていました。
また、一斉授業は、校舎とそこで教える先生を必要とするために、普及させるための費用と時間がかかるという面も持っていました。
これに対して、ネットを使った少人数の自学自習形式の寺子屋オンエア型の教育は、生徒個人に教材と情報端末さえ渡せば、短期間のうちに比較的低コストで学習できる環境を広げることができます。
義務教育の期間の勉強は、解説の詳しい教材があれば、特に先生が工夫して教えなくても本人の独学と同級生や上級生のアドバイスでほとんどがカバーしていけます。
もちろん、経験の豊富な先生が教えた方が能率がよいという面があるかもしれませんが、幅広い範囲に点在する生徒に短期間に教育を普及させるためには、先に学んだ生徒があとから学ぶ生徒を教える仕組みを活用していく必要があります。
それは、子供たちの遊びの世界では既に行われていて、それらの遊びの中には、勉強に似た複雑なものももちろんあります。
ネットを使った寺子屋オンエア形式の学習は、この上級生が下級生の質問や相談に答えるという形の自学自習の教育を可能にします。
ネットを使っているので、上級生にわからないところだけ先生が登場して質問に答えるという形も取ることができます。
このようなやり方で教育を普及させていくことが、アフリカの人たち自身の手による経済建設の最初の土台になるのです。
以上、10回にわたって、個性の教育、実力の教育、創造性の教育、教育の起業、世界の教育と話を進めてきました。
言葉の森は、これまでに述べたような展望で、これからの教育を進めていきたいと思っています。(おわり)
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新しい経済のフロンティアを求めているのは、先進国だけではありません。新興国もまた新しい市場のフロンティアを求めています。
先進国も途上国も、それぞれの国内の格差は広がっていますが、国どうしの格差は逆に小さくなってきています。だから、先進国で新しいニーズが生まれれば、そのニーズの一部は、途上国にも波及していきます。このニーズの玉突き現象によって、通貨が動き出し、その動きは社会の他の層にも広がっていきます。
日本でこれから新しい仕事をする場合、そのマーケットは第一に日本国内であることは間違いありません。なぜなら日本の消費者は感覚的に洗練されているので、日本で売れるものであれば、それがガラパゴス的な付加価値でない限り、必ず他国に受け入れられる可能性を持っているからです。
日本でこれから売れるものが、個性を発見する教育、全教科のバランスのとれた学力、創造性を育てる教育、家庭学習をシステム化するようなミニ起業であるとすれば、同じようなものが途上国でも新しいニーズとして生まれてきます。
これまで日本と海外を隔てるものは、ひとつは海で、もうひとつは言葉の壁でした。
しかし、海による距離は、インターネットに載せられる情報量が増大したことによって、次第に障害ではなくなってきています。技術的には、既にMOOCと同じように日本の寺子屋教育を世界に広げることができるようになっています。
もうひとつの壁である言葉のギャップは、機械翻訳の進歩によってやがて壁として意識されないものになります。
日本語は、世界の中では特殊な言語ですから、自然な翻訳のレベルに達するまで時間がかかりますが、それでもその方向の進歩への流れは止まりません。
そしていったん機械翻訳が実用レベルにまで達すると、それは、翻訳メガネや翻訳ヘッドセットという日常的な使用に抵抗のない形で社会の中に溶け込んでいきます。
すると、まず壁のなくなったアジアが、日本の国内と同じような市場になります。しかし、この市場は大企業が自分の商品の売り先を確保するような意味の市場ではありません。なぜなら、売るものは工業時代の商品ではなく、文化時代の商品ですから、消費者だけでなく生産者も作り出す新しい市場となるからです。
この市場は、進出元の先進国を豊かにするだけでなく、進出先の新興国や途上国も豊かにします。
アジアの市場から始まる新しい経済は、やがて世界に広がります。言語の壁がなくなることは、言語の壁を大きなハンディとしてきた日本にとって、世界の日本文化を伝える大きなチャンスとなるのです。(つづく)
※次は、「アフリカの経済と教育について」です。
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オンエア特別講座、寺子屋オンエア、オンエア作文などの教育を進めていく主体として、言葉の森が考えているものが森林プロジェクトです。
森林プロジェクトでは、言葉の森の教材と指導システムを使い、小1から高3までの子供たちに作文を教えます。
それは、作文の勉強というものが、独学や家庭学習だけでは十分にやりきれないものであるからという理由もあります。しかし、それ以上に大事なのは、森林プロジェクトで作文指導を行うことによって、プレゼン作文発表会や作文検定などのより発展的な作文学習ができるということなのです。
また、森林プロジェクトは、作文を指導するだけでなくオンエア特別講座や寺子屋オンエアの講座も併設できます。つまり、家庭における自学自習を支えるとともに、子供たちどうしが個性を伸ばし合う場も提供することができるのです。
この森林プロジェクトは、未来の社会ですべての人が消費者でありかつ生産者であるという時代の、生産者のひとつの先取りです。
最初は、自宅の近くで近所の子供たちの作文を見てあげる仕事です。近所なので、プレゼン作文発表会なども近所でリアルに行うことができます。
週に1回だけの教室では、自宅での音読や暗唱や読書の指導まで徹底できないことがあるので、寺子屋オンエアで、教室に来る日以外の家庭学習のアドバイスもします。もちろん、これは生徒と先生の希望によるオプション指導です。
オンエアで家庭学習を見てあげることに慣れてきたら、その先生が自分の得意分野でオンエア特別講座を開講することができます。
オンエア特別講座は、インターネットによって世界中に開かれていますから、自分の得意な分野がニッチなものであればあるほど、ロングテールのニーズを見つけやすくなります。
これからの時代は、多くの人が関心を持つメジャーな分野で供給者どうしが激しい競争をするのではなく、自分だけのオリジナルな分野で、遠く細いニーズとつながる方が効率のよい仕事になります。ダーウィン流の適者生存の競争の時代から、今西錦司流の棲み分けによる共存の時代になっていくのです。
このようにして新しい仕事を作り出すことも、これからのひとつの創造になります。
そして、その自分独自のオンエア特別講座に、更に大きく広げる見通しが出てくれば、自分が直接教えるだけでなく、新たに教える人を育てるという仕事に、教える仕事のレベルを一段階上げていくことができます。
個性的なものは、かけた時間に比例して他の誰もが真似のできないものになっていくので、供給者どうしの競争という混雑から離れて、自分独自の世界を深め広げていくことができます。こうして、多くの人が自分の個性を生かして生きていくことが未来の社会を準備することにもなります。
このような仕組みを作れる可能性の最も近くにある国が日本です。そして、この可能性は、日本だけ留まらないのです。(つづく)
※次は、「アジア、アフリカのフロンティアについて」です。
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寺子屋学習がオンエアでできるように、作文もオンエアで学習できます。(ここで言う「オンエア」というのは、ウェブ会議のようなシステムで先生と数人の生徒が自学自習形式のグループ学習をする仕組みのことです)
オンエア作文の利点は、先生と生徒が電話だけでなく画面を通して対話できることです。また、その担当の先生が教えているほかの生徒とも、画面の上では一緒に勉強できるので、家庭での学習ではあっても孤独感がありません。
更に、書いている途中で質問があったり、相談があったりした場合は、質問コーナーなどの別のオンエアに入り直して、そこで質問や相談をすることができます。
オンエア作文は、パソコンの方が画面が大きく見られるので便利ですが、スマホでも十分に対応できます(ただし機種によっては、イヤホン付きマイクを使った方が音声が聞き取りやすくなるものもあります)。
パソコンでオンエア作文の授業を受ける場合は、パソコンで画面を見ながら電話やskypeで先生の指導を受けるという形になります。どうして電話やskypeを使うかというと、ほかの生徒の勉強の勉強の邪魔にならないように、生徒と先生が一対一で話す必要があるからです。
パソコンの故障で画面が見られないことがあっても、勉強自体には特に支障はありません。通常どおりの電話指導だけできれば、作文の勉強の方はこれまでと同じようにできるからです。
作文を書いている間は、カメラは机上の方に向けておくので、先生は、それぞれの生徒がどういう感じで書いているか見ることができます。
言葉の森の通信指導は、休んだときも別の日や別の時間にふりかえ指導が受けられることが特徴です。これは、オンエア作文でも同じです。どうしてほかの通信教育では、電話指導やオンエア指導がしにくいのかというと、このふりかえ指導に対応することが難しいからです。
通信教育の弱点は、通学のリアルな教室に比べて強制力がないことだと言われています。しかし、言葉の森の電話指導による通信教育は、小学生から高校生までの全学年平均で月4回の提出率が94パーセント以上となっています。
オンエア指導は、電話指導よりも更に深く先生と生徒とのコミュニケーションが取れるので、提出率は通学教室と変わらないかそれ以上になると思います。
通学教室の弱点は、わざわざ通わなければならないので時間の負担が大きいことです。オンエアによる通信教育は、家庭からインターネットで参加できるので、通う負担はありません。
また、言葉の森のオンエア指導は、ビデオ授業のような全員一律のものではなく、それぞれの生徒の自学自習を生かした個別対応による指導ですから、出席率が高いだけでなく中身のある勉強になっているのです。
さて、個性を育てる「オンエア特別講座」、全教科のバランスのよい学力をつける「寺子屋オンエア」、勉強の集大成でありかつ創造性を育てる「オンエア作文」が、これからの子供の教育の重要な柱になるとして話を進めてきました。
では、その教育を進めていく主体はどういうものになるのでしょうか。(つづく)
※次は、「森林プロジェクト」についてです。
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