言葉の森では、この4月からハングアウトを使ったオンエア講座を開始しました。
現在、無料体験学習を受付中です。
無料体験学習は、2週続けて受講できます。体験学習のあと継続される場合の受講料は、月額わずか1,728円(月4回の講座。各45分程度)です。
詳しい資料をご希望の方は、言葉の森までお電話でお問い合わせください。
(電話0120-22-3987 平日9:00~20:00 土曜9:00~12:00)
◆小1からの読書感想クラブ
■言葉の森の生徒以外の方も含めてどなたでも参加できます。
■対象は、小学1・2・3年生(保護者も一緒に参加できます)
■今のところ毎週火曜日18:00~18:45です(将来は曜日と時間帯を増やしていく予定です)。
毎週、担当の先生が20~30分、本の読み聞かせをします。子供が興味を持ちそうな説明文の本を中心に読みます。
説明文の本の場合は、その本の内容に関連して、実験や観察や似た例探しなど、自分の経験に結びつけた取り組みを家庭ですることができます。
それらの似た例などを見つけることができた人は、それを次の週に発表してもらいます。そういう実際の経験を通して本の内容を深めていくという企画です。
そのほかに、子供たちがそれぞれ自分の今読んでいる本を紹介し合い、互いに新しい読書のきっかけを作るようにしていきます。
本の読み聞かせというものは家庭でもできますが、この読書感想クラブでは、できるだけ多様な本に接する機会を提供し、それを他の子供たちと共有し、自身の経験に結びつけるような機会を提供していきたいと思っています。
ただ読み聞かせの本を聞くだけでなく、子供たちが自分から進んで経験し発表する場を作っていく予定です。
びゅんびゅんごまがまわったら (絵本・ちいさななかまたち)
宮川 ひろ
http://www.amazon.co.jp/dp/4494006033
世界でいちばん貧しい大統領からきみへ
くさば よしみ
http://www.amazon.co.jp/dp/4811322487
※オンエア講座は、この「小1からの読書感想クラブ」のほかに、現在「小4からの公立中高一貫校受験対策講座」「中1からの中学生定期テスト対策講座」も行っています。
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読書感想クラブは、現在何年生、何人で行われていますか?その様子も教えて頂き、参考にしたいです。
オカノ様
お返事遅れてすみませんでした。
まだ人数は少ないです。小2、小1、?で、3、4人です。様子はあとでホームページ記事にアップします。
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4月4週に、初の暗唱検定を行いました。その結果、言葉の森の生徒4名が見事に合格しました。
約3,000字の文章を6分以内で間違えずに暗唱するという検定試験ですから、どの生徒も3ヶ月以上ほぼ毎日練習をしていたと思います。
この暗唱検定は、skypeで行うので自宅で受検できます。検定委員の先生との時間の調整ができればいつでも行えるので、今後は検定試験の期間を幅広く取れるようにしました。
今回の暗唱検定は、5級の3,000字でしたが、このあと、4級、3級、2級と続いていきます。
そして、1級は初段という扱いになり、この初段は、それまでの5~2級を通して暗唱することが目標です。つまり、約12,000字を通して30分弱で暗唱することになります。
https://www.mori7.net/mine/as2.php
30分の暗唱ができるようになると、その文章はすっかり自分のものとして定着します。というのは、12,000字の暗唱は、単に3,000字の4倍ではなく、質的な面の難しさが加わってくるからです。
そして、暗唱の文章が自分のものとして定着するということは、その文章の表現やものの見方や考え方を、いつでも必要に応じて自分のものとして使えることを意味します。
これが、単に理解するだけの文章の読み方と大きく違うところです。
本を読んでその内容を理解することは誰でもできます。しかし、いくら内容が理解できても、その文章と同じ内容の文章を書くことはほとんどの場合できません。理解する力と表現する力は、大きく異なっているからです。
しかも、暗唱検定の長文は、ほとんど日本の古典ですから、内容的にかなり深いものです。
私(森川林)は、個人的に、この暗唱検定に合格することは、漢検や英検に合格するよりも一生の価値としてずっと大きなものになるのではないかと思っています。
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連休中は、ホームページも更新せず、生徒掲示板や父母掲示板の連絡にもお返事を出さず失礼しました。
今後の日本の進むべき道などを考えていたために、ほとんど部屋にこもりっきりの日々でした。(暗い(笑))
そして、考えたあとの結論は次のようなことです。
(1)言葉の森の作文指導を、創造性を育てる学習として発展させること
(2)寺子屋オンエアで、自学自習形式の無駄のない本当の学力をつけること
(3)オンエア講座や森林プロジェクトで、できるだけ多くの人が創造的な教え手として参加できる仕組みを作ること
いずれも抽象的なことに見えると思いますが、これらを現実の実践の中で実現していきたいと思っています。
ところで、連休中に読んだ本で、「天皇の国師」(宮崎貞行著 学研)に特に感銘を受けました。
現代が文明史的な時代の変化の中にあるということを実感させる本でした。
http://www.amazon.co.jp/dp/4054059791
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45分ほどの話でしたが、動画の方は24分ぐらいで切れてしまいました。しかし、前半の勉強の仕方は参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=_NhzriyFCes
オンエア講座として開催すると、時間が固定されいるために参加できない人が多かったようなので、「中学生定期テスト対策」は、独立した講座としてではなく、寺子屋オンエア教室の一つのコーナーとしてテスト前に随時参加できるような形にしたいと思います。
詳細はまた追ってご連絡します。
====本日の講座の資料====
■中学生の勉強法
●全教科共通
・中学生の勉強は基本的に独学でできる。
塾に頼ると自分で工夫して勉強する力が育たない。そうすると、高校生になっても予備校に頼る勉強になる。塾や予備校に頼る勉強は、学年が上がるほど非効率になる。
・高校受験の場合は、(1)中3の春から過去問に取り組む、(2)教材を絞って1冊を5回繰り返すことを基本に、(3)中3の夏以降は模擬テストを受けながらペースをつかむ。
・定期テストは2~1週間前にスタート。出題範囲を5回反復。いつ何をどこまでやるか決める。
・定期テスト後は、全教科のテスト分析をして、出題傾向、自分の苦手傾向を書き出す。
・テストは苦手を中心に、人生は得意を中心に。
・勉強を開始する時間を決める。苦しいことは始めの時間が大事。
・遊びや息抜きやご褒美は自分で適宜いれるが、楽なことは終わりの時間を決めておく。(タイマーの活用)
・入試を左右するのは数学。特に中3からの図形問題。
●国語
・漢字は勉強量に比例する。
・文法は文法問題集に独自に取り組む。古文も同じ。
・読解は、消去法を基本に。問題文には線を引いて読む。難しい文章を読み慣れる(問題集読書を)
・記述は、キーワードを入れて。枠いっぱいに書く。消しゴムを使わずに素早く書く。対比させて書く(……ではなく……)。
・心情把握は、先生の感覚をつかむ。
・作文は、言葉の森で。
●数学
・計算は、暗算をしない。きれいに縦横そろえて書く。ノートは空白を多く使う。
・図形は、解法を見て理解する。量をこなせば感覚がつく。
・問題集は、できる問題はやらなくてよい。できない問題はすぐ答えを見て解法を理解する。
・1冊を100%仕上げる。
●英語
・教科書の音読暗唱が基本。1ページを20回音読して暗唱する。
・暗唱ができたら暗写も。
・選択問題は国語と同じ発想。
・入試問題集で長文を読み慣れる。
●理科
・計算問題は数学と同じ。知識問題は読みの繰り返し。
・教科書の余白に書きこみ、教科書を自分流の参考書にする。
●社会
・教科書を繰り返し読むのが基本。
・問題集をやる場合は、答えを先に書き込み、問題と答えを繰り返し読む。
■みんなのテストから
■国語読解問題
■今後の予定
・中学生は時間が固定されていると都合のつかない人が多いようなので、オンエア講座ではなく、寺子屋オンエアを基本にする。
・寺子屋オンエアは週1回1時間自学自習形式の勉強で、国語の読解問題練習(約15分)は必ずやる。あとは自分の自由な勉強(おすすめ問題集もある)。月額1404円。1時間の終了時に先生から10分のskype通話による勉強チェックあり。体験2回可。時間は、月~金の17:00~21:00の間で自由に1時間設定。週1~5回。希望者には案内を送る。
・この寺子屋オンエアの中に、定期テスト対策コーナーを作り、テスト2周間前にそこでテスト対策を行う形にする予定。
■準備しておくもの
・全国高校入試問題正解2016年 旺文社 2,300円……普段の勉強としては問題文を読書がわりに。7月に入ったら2017年版を購入。
http://www.amazon.co.jp/dp/401021595X
・前学期の成績表のコピー。
・前回の定期テストで、主要5教科のうち最も成績の悪かった1教科の問題・解答・自分の答えのコピー(点数が悪かったのではなく、みんなの平均と比べて成績の悪かった教科)
・以上のコピーは名前の部分を隠して(自信のある人は出してもよいが(笑))、デジカメやスマホで撮った写真を画像の泉から「非公開」で送ってもらうとよい。
https://www.mori7.net/izumi/
■おすすめの本
「中学生の自宅学習法―ナイトー式学習法で、成績はこんなに違う!! 」(産心ブックス) 内藤 勝之
http://www.amazon.co.jp/dp/4879203254
受験勉強を始めるときにも、勉強の仕方の本を読み作戦を立ててから勉強を始めるとよい。(新しいことを始めるときに読む本の目安は10冊)
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今日4月27日の受験作文講座の動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=JlLRItWJq9g
■■資料
■みんなの作った似た問題から
・似た問題の作成、ありがとう。
・今度は、答えと解説もちょっと書いておいてね。
■みんなの作文から
(1)簡潔な書き出しがよい。
(2)理由は二つあるという公正もわかりやすい、。
(3)理由1のあとに1の実例、理由2のあとに2の実例という形で書くとよい。
(4)「事」はひらがなが一般的→「こと」
(5)「学ぶことは……学ぶ。」が文のねじれになっているので、「学ぶことは……だ。」などに。
(6)反対理解がよく書けている。
(7)「さきいったように」は避ける。
(8)名言は、「友達に必要なのは深さだけでなく広さである。」など。
■朝小の記事から
(1)理由を、思いついたまま羅列した印象になるので、理由1・2・3の構造が見た目の上でもわかるようにするとよい。
(2)結びに、反対意見に対する理解を短く入れると更に説得力が出てくる。
(1)理由は、一般化して大きく書き、その裏付けとなる実例をそのあと具体的に書く形にするとよい。
(2)「けど」は話し言葉に近いので、「が」などの方がよい。
(3)結びに、やはり反対意見に対する理解を入れていくとよい。
■適性検査問題から
・静岡県立清水高校附属中2016の試験問題より
・問題8の答えは、135.44cm2(簡単だが、計算ミスがないように解く)
・問題9の答えは、
円=0
半円=2
正三角形=0
二等辺三角形=2
直角三角形=0
ひし形=1
台形=4
・実際に紙を切って確かめてみよう。頭でわかったことでも確かめて確認すると応用力がつく。
■次回は5月11日(水)18:00~
・作文や似た問題を作れた人は画像のこの掲示板にアップ。
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本日の「読書感想クラブ」の前半部分の録画です。
https://www.youtube.com/watch?v=z8eETrCLV6M
後半は、参加した生徒からの「今読んでいる本の紹介」なので録画していません。
将来は、この後半部分で、希望者による「似た話のyoutube紹介」を取り入れていきたいと思っています。
例えば、今回読んだ本は、「こんにちワニ」という言葉遊び、「ツバメ観察記」、「にているね!?」という絵本でしたから、自分なりに言葉遊びを作ったり、家の近くにいるツバメを観察したり、本質的に違うのに似ているものを探したりすることが考えられます。
この「似た例」を探したり実験したりして発表するというのが、読書感想クラブの「感想」の中身です。
これまでの勉強は、ある知識を理解して記憶して、再現できればテストに合格するというような勉強でした。
しかし、そういう記憶再現型の勉強では考える力や個性は育ちません。
インターネットの時代には、知識は誰でもすぐに手に入ります。そういう教科書的な知識を蓄積するよりも、それらの知識を使って自分なりの見方や考え方をすることが求められるようになるのです。
自分らしさというものは、自分から進んで行動して初めて出てくるものです。
しかし、行動には、失敗があったり遠回りがあったり試行錯誤があったりという無駄があります。
知識を覚えるだけであれば無駄はないので、効率よく知識を身に付けることができます。
ところが、その無駄に見える部分が、実はその子の学力ののびしろになってくるのです。
▼今回読んだ本
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こんにちワニ(*ゝω・*)ノ
わたしはいつも、ただいまんぐーす♪
リャマさん、うまインドゾウ!
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言葉の森が今考えているのは、新しい教育システムです。
その重点は、三つあります。
第一は、すべての子供たちの学力向上です。
中学3年生までの義務教育のレベルの学習は、本来誰でもが確実に身につけられるものです。
だから、普通の大人は、勉強というものはできて当然だと思っています。何も特別な苦労をしなくても、学校に通っているだけで自然にできるようになったからです。
ところが、現在の日本では、この義務教育レベルの学習で落ちこぼれる子がいます。
その原因は、(1)学校の一斉授業(生徒の均質性がなくなった状態における一斉授業)、(2)受験を基準にした競争学習(その結果、重要なことよりも点数の差がつくことを重視した学習指導)、(3)家庭学習の不在(塾通いばかりでなく通信教育任せも含めた学習丸投げ状態)です。
勉強は、塾に通ってカバーしなければできないようなものではありません。使いやすい教材と、家庭学習の習慣と、正しい勉強方法さえあれば、普通に家族や友達と過ごせる子ならば誰でもできるようになるものです。
それも、人並みにできるという程度のものではなく、完璧にできるようになるものなのです。
クラスの中に、たまに、塾に行っていないのに成績が抜群によい子がいると思います。時間にも余裕があり、遊ぶ時間もたっぷりある子です。そういう子は、家庭で自分のペースで勉強する習慣ができているのです。
この家庭学習の仕組を広げていく必要があります。(つづく)
【次回予告】
新しい教育の重点の第二は、個性と創造性を育てることです。
新しい教育の重点の第三は、生徒を教える先生の側が、個性と創造性を発揮することです。
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第1回の暗唱検定が始まりました。
検定試験といっても、特定の会場で受けるのではなく、ネットで受検します。自宅で試験を受けられるので、普段と同じ感覚でできます。
生徒と先生がウェブカメラで対峙するので、自宅で行っていても公正性は保たれます。
暗唱検定の5級は、約3000字の文章を6分以内で暗唱します。しかも、暗唱用の長文は、漢詩だったり枕草子だったりするので、子供にはなじみのない言葉がたくさん出てきます。
ところが、暗唱の場合は、意味がわからなくてもいいのです。それは、将来必ず意味がわかる時期が来るからです。
それは、すぐに意味を教えてもらうよりも、何年もたってその意味が理解できるような年齢になったときに、何かのきっかけで初めて意味を理解したという理解の仕方の方がずっと心の中に残るからです。
本日受検した小2の男の子は、そういう難しい言葉の並んだ文章の合計約3000字を4分55秒で1文字も間違えずに暗唱してくれました。検定委員の先生も思わず拍手してしまいました(笑)。
3000字の文章を大人が暗唱する場合、1日10分の練習で3か月と1、2週間かかります。暗唱の仕方さえ知っていれば、誰でもできるようになりますが、大人になるとすぐにあきらめてしまう人も多いのです。
小2のころまでは、暗唱することに抵抗がないので、毎日の時間さえ確保すれば暗唱の勉強が習慣になります。この時期に暗唱を習慣にして、学年が上がってからも続けていくと、国語も作文も英語も数学もすべてできるようになります。そして、何よりも自学自習の習慣ができます。
この暗唱検定を、更に多くの生徒が取り組めるようにしていきたいと思います。
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