小学校低中学年のころの生活で最も大事なものは、読書力と経験力をつけておくことです。それによって頭の中身をよくしておくのです。
低中学年のころは、勉強的なことはやればすぐに成績が上がります。しかし、この時期の成績は、あとにつながりません。
高学年になって生きてくるのは、低中学年のころの勉強ではなく、読書や経験によって育てた考える力なのです。
読書感想クラブは、googleハングアウトを利用し、6~7名の少人数で、本の読み聞かせと実行課題の紹介を行っています。
また、子供たちが主体的に参加できるように、「今読んでいる本の紹介」や「似た例の発表」なども随時行います。
○毎週火曜日18:00~18:45
○受講料月額1,728円
○無料体験受講が2回できます。
○言葉の森の生徒以外の方も参加できます。
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理科、社会の勉強のうち、理科の一部は算数と同じような計算問題です。これは、算数の勉強と同じように解法を理解して自分が解けるようになるまで何度も繰り返し解いていくことです。
計算問題以外の理科は、一定の知識をもとに考える問題として作られています。これは、社会についても同様です。
こういう理科、社会の「知識+思考」の問題はどのように勉強するかというと、
(1)実際の過去問をもとに、
(2)1冊の参考書を使い尽くす。
という勉強法でやっていくのです。
勉強の基本となる教材は、受験用に作られた問題集ではなく、実際の過去問です。自分の志望校に限らず全国の公立中高一貫校の過去問を解いていくのです。
そして、過去問を見て答え合わせをして、できなかった問題について、それが参考書や教科書のどのページに解説として載っているかを見るのです。
その際、参考書が主で、教科書は従です。なぜかというと、教科書は学校で先生が教えることを前提に作られているため、説明が不足していることが多いからです。
しかし、詳しすぎる参考書はよくありません。1冊の参考書を完璧に使い尽くすためには、むしろ薄い参考書の方がよいのです。
では、もし参考書にも教科書にも載っていない知識の問題があったらどうしたらよいのでしょうか。
それは、できなくてもよい問題と割り切るのです。
合格のために大事なことは、できるはずの問題が全部できることであって、誰もができないような難しい問題ができることではないからです。
この、参考書を片手に問題を解くというスタイルの勉強に最も向いているのが家庭学習です。理科と社会の勉強は、家庭での学習の充実度が勉強の能率を左右します。
社会の勉強については、公立中高一貫校の場合、教材としてその地域独自の資料集も必要になります。参考書、資料集、教科書、この3つの教材を使って勉強を進めていきましょう。
説明の詳しい理科・社会の参考書の例
「これでわかる理科」(文英堂)
「これでわかる社会」(文英堂)
受験のためには、理科は小3~小6の全学年分、社会は小5と小6の両方を用意しておくとよいと思います。
オンエア講座「公立中高一貫校受験対策講座」の受講生募集中
毎週1回45分のオンエア講座(googleハングアウトで6~7人の少人数授業。適性検査演習、解説、似た問題紹介、受験作文講評例など。受講料月額1,728円)
対象は、言葉の森の小4~小6生、及び、言葉の森の生徒から紹介された小4~小6の生徒です。
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言葉の森で作文の体験学習をする子の中には、超がつくほど苦手という子もいます。
そういう子供たちの多くは、苦手意識を強く持っているので、普通はまず書き出すところからできません。
しかし、言葉の森の教え方をすると、そういう子供たちのほとんどが、すぐに書き始めることができて、本人も、一緒にいるお母さんも驚くほどしっかり書けるようになってしまうのです。
その方法は、ひとことで言えば、事前の項目指導です。作文を書き出す前に、その子の実力に合った形で、字数と表現項目と構成の仕方を指示するのです。
すると、子供は、作文という漠然としたどこから取り組んでいいかわからない大きな課題を、小さく分割されたはっきりした目標として意識することができます。それで、安心して書き出すことができるのです。
しかし、中には、それでも書き出せない、更に苦手な子もいます。
そういう子には、構成図を書いてアドバイスをするという方法があります。
また、苦手というのではなく、小学校1、2年生で何をどう書いていいかわからないのでなかなか書き出せないという子にも、この構成図の方法は有効です。
ただし、構成図を書いてアドバイスをする方法は、電話指導の中で行うのは難しいので、家庭でお母さんにやっていただくようになります。
小1や小2の子で、なかなか書き出せないとか、書き始めてもすぐお母さんに、「次どう書くの」と聞いてしまうという場合には、この構成図の方法を説明しますので、言葉の森事務局までご相談ください。
なお、言葉の森では、今、オンエア作文を一部で始めています。
これは、電話指導だけでなく、オンエアで画面を見ながら先生と対話する指導です。この場合には、構成図の書き方も先生の方で指導できるようになります。
将来は、このオンエア指導の方が、電話指導よりもメインになっていくと思います。
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中学生の勉強は、特に難しいものは何もありません。どの教科も、本来中学生ならできて当然ということしか教えていません。
しかし、それでも成績に差が出ます。しかも、毎日長い時間をかけて真面目に勉強しているにもかかわらず成績がおもわしくないという人も多いのです。
その原因のほとんどすべては、勉強の仕方が正しくないところにあります。
例えば、解ける問題をいつまでも解いている、できなかったところをできるようになるまで繰り返していない、学校の宿題や塾の宿題に追われている、などです。
そして、何よりもほとんどの生徒が、テスト前に勉強の計画を立てずに行き当たりばったりの勉強しているのです。
「中学生の定期テスト対策講座」は、定期テスト2週間前から、前回のテスト結果を分析し今回のテストの計画を立てるアドバイスをします。
定期テストの期間外は、普段勉強する機会があまりない国語の入試問題を解く演習をします。
対象は、言葉の森の生徒で、学年は中1~中3です(保護者の参加も可)。
講座の案内をご希望の方は、言葉の森事務局までお問い合わせください。
【使用する教材】
「2016年受験用 全国高校入試問題正解 国語」旺文社 2300円(6月中に2017年用発売、7月から2017年用で行う)
http://www.amazon.co.jp/dp/401021595X
「中学生 中間・期末テストの勉強法」高濱正伸 1400円
http://www.amazon.co.jp/dp/4788910829
■中学生の定期テスト対策講座
○時間は、毎週木曜日20:00~20:45
○用意していただく教材は、「2016年受験用 全国高校入試問題正解 国語」「中学生 中間・期末テストの勉強法」
○対象学年は、中1~中3。
○対象生徒は、言葉の森の生徒(保護者の参加も可)。
○無料体験学習は2回できます。
○無料体験学習後、継続して受講される場合の受講料は、月額1,728円です。(月4回各45分程度)
○欠席した場合の振替はできませんが、期間限定で当日の録画を見ていただくことができます。
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公立中高一貫校の受験を考える際に大事なことは二つあります。
第一は、倍率が高く問題が年々難化しているので、合格の可能性も低くなっているということです。
しかし、考える力を見る問題が多いので、受験用の勉強をすること自体が、将来必要な学力をつけることに役立ちます。(私立中の受験勉強は、受験には役立ちますが、将来の学力にはあまり役立ちません。)
だから、公立中高一貫校向けの勉強は、合格を目的にすると同時に、学力向上を目的としていくといいのです。
第二は、公立中高一貫校向けの受験勉強は、実際の過去問を教材にして、家庭学習を中心に行っていくとよいということです。
一般に学習塾は、私立中向けの教材や指導法には長年の蓄積がありますが、公立中向けの記述中心の考える問題に対する蓄積はあまりありません。
考える勉強は、授業を聞いて力がつくものではありません。自分で実際に問題演習をすることによって力がつきます。
そして、考える勉強は、自分なりに納得することによって実力が定着するので、家庭でじっくり取り組むというやり方が向いているのです。
以上の理由で、言葉の森では、オンエア講座として「小4からの公立中高一貫校受験対策講座」を行うことにしました。
言葉の森のこれまでの受験対策としては、小6の秋から始まる受験作文コースがありました。(中3、高3も同様)
作文力については、普段の言葉の森の勉強と、この受験作文コースで十分にカバーできるので、オンエア講座では、主としてに作文以外の適性検査の問題に対応する形でやっていきます。
■■小4からの公立中高一貫校受験対策講座
■時間は、毎週水曜日19:00~19:45
■用意していただく教材は、「公立中高一貫校適性検査問題集2016年」(みくに出版)
(8月からは「2017年版」)
■対象学年は、小4~小6
(小4・小5の生徒は、学校で習っている単元の範囲で行いますが、考えることの好きな子でないと少し難しいかもしれません。体験学習で様子を見てから参加を検討してください。)
■対象生徒は、言葉の森の生徒、又は言葉の森の生徒・父母から紹介された生徒。
(保護者の参加は自由です。)
■無料体験学習は2回できます。
■無料体験学習後、継続して受講される場合の受講料は、月額1,728円です。(月4回各45分程度)
■欠席した場合の振替はできませんが、期間限定で当日の録画を見ていただくことができます。
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言葉の森では、この4月からハングアウトを使ったオンエア講座を開始しました。
現在、無料体験学習を受付中です。
無料体験学習は、2週続けて受講できます。体験学習のあと継続される場合の受講料は、月額わずか1,728円(月4回の講座。各45分程度)です。
詳しい資料をご希望の方は、言葉の森までお電話でお問い合わせください。
(電話0120-22-3987 平日9:00~20:00 土曜9:00~12:00)
◆小1からの読書感想クラブ
■言葉の森の生徒以外の方も含めてどなたでも参加できます。
■対象は、小学1・2・3年生(保護者も一緒に参加できます)
■今のところ毎週火曜日18:00~18:45です(将来は曜日と時間帯を増やしていく予定です)。
毎週、担当の先生が20~30分、本の読み聞かせをします。子供が興味を持ちそうな説明文の本を中心に読みます。
説明文の本の場合は、その本の内容に関連して、実験や観察や似た例探しなど、自分の経験に結びつけた取り組みを家庭ですることができます。
それらの似た例などを見つけることができた人は、それを次の週に発表してもらいます。そういう実際の経験を通して本の内容を深めていくという企画です。
そのほかに、子供たちがそれぞれ自分の今読んでいる本を紹介し合い、互いに新しい読書のきっかけを作るようにしていきます。
本の読み聞かせというものは家庭でもできますが、この読書感想クラブでは、できるだけ多様な本に接する機会を提供し、それを他の子供たちと共有し、自身の経験に結びつけるような機会を提供していきたいと思っています。
ただ読み聞かせの本を聞くだけでなく、子供たちが自分から進んで経験し発表する場を作っていく予定です。
びゅんびゅんごまがまわったら (絵本・ちいさななかまたち)
宮川 ひろ
http://www.amazon.co.jp/dp/4494006033
世界でいちばん貧しい大統領からきみへ
くさば よしみ
http://www.amazon.co.jp/dp/4811322487
※オンエア講座は、この「小1からの読書感想クラブ」のほかに、現在「小4からの公立中高一貫校受験対策講座」「中1からの中学生定期テスト対策講座」も行っています。
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読書感想クラブは、現在何年生、何人で行われていますか?その様子も教えて頂き、参考にしたいです。
オカノ様
お返事遅れてすみませんでした。
まだ人数は少ないです。小2、小1、?で、3、4人です。様子はあとでホームページ記事にアップします。
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4月4週に、初の暗唱検定を行いました。その結果、言葉の森の生徒4名が見事に合格しました。
約3,000字の文章を6分以内で間違えずに暗唱するという検定試験ですから、どの生徒も3ヶ月以上ほぼ毎日練習をしていたと思います。
この暗唱検定は、skypeで行うので自宅で受検できます。検定委員の先生との時間の調整ができればいつでも行えるので、今後は検定試験の期間を幅広く取れるようにしました。
今回の暗唱検定は、5級の3,000字でしたが、このあと、4級、3級、2級と続いていきます。
そして、1級は初段という扱いになり、この初段は、それまでの5~2級を通して暗唱することが目標です。つまり、約12,000字を通して30分弱で暗唱することになります。
https://www.mori7.com/mine/as2.php
30分の暗唱ができるようになると、その文章はすっかり自分のものとして定着します。というのは、12,000字の暗唱は、単に3,000字の4倍ではなく、質的な面の難しさが加わってくるからです。
そして、暗唱の文章が自分のものとして定着するということは、その文章の表現やものの見方や考え方を、いつでも必要に応じて自分のものとして使えることを意味します。
これが、単に理解するだけの文章の読み方と大きく違うところです。
本を読んでその内容を理解することは誰でもできます。しかし、いくら内容が理解できても、その文章と同じ内容の文章を書くことはほとんどの場合できません。理解する力と表現する力は、大きく異なっているからです。
しかも、暗唱検定の長文は、ほとんど日本の古典ですから、内容的にかなり深いものです。
私(森川林)は、個人的に、この暗唱検定に合格することは、漢検や英検に合格するよりも一生の価値としてずっと大きなものになるのではないかと思っています。
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連休中は、ホームページも更新せず、生徒掲示板や父母掲示板の連絡にもお返事を出さず失礼しました。
今後の日本の進むべき道などを考えていたために、ほとんど部屋にこもりっきりの日々でした。(暗い(笑))
そして、考えたあとの結論は次のようなことです。
(1)言葉の森の作文指導を、創造性を育てる学習として発展させること
(2)寺子屋オンエアで、自学自習形式の無駄のない本当の学力をつけること
(3)オンエア講座や森林プロジェクトで、できるだけ多くの人が創造的な教え手として参加できる仕組みを作ること
いずれも抽象的なことに見えると思いますが、これらを現実の実践の中で実現していきたいと思っています。
ところで、連休中に読んだ本で、「天皇の国師」(宮崎貞行著 学研)に特に感銘を受けました。
現代が文明史的な時代の変化の中にあるということを実感させる本でした。
http://www.amazon.co.jp/dp/4054059791
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