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家庭で取り組む公立中高一貫校受験対策(6/2追加) as/2592.html
森川林 2016/06/01 21:08 


■公立中高一貫校の受験対策は家庭でカバー

 公立中高一貫校の受験は、考える問題が中心になっています。教科書レベルの少ない知識で深く考えさせるという問題が中心です。すると、得意不得意は、人によってかなり違ったものになります。
 しかし学習塾ではそれを一斉に教えるしかありません。一斉に教えやすい指導は知識中心の指導です。

 学習塾で勉強していれば、確かに勉強する時間は確保出来ます。しかし、その勉強する時間の中にはあまりやる必要のない勉強も含まれてくるのです。

 公立中高一貫校の受験は、合否の可能性の読めない試験だと言われています。それは倍率が高いせいもありますが、それ以上に、記述型・思考型の試験という問題の性質上、得点の不確定要素が多くなるからです。

 もちろん、学習塾の中には公立中高一貫校の受験に実績をあげているところもあります。それは実際に記述型・思考型の問題を指導しているところです
 しかし、これは指導内容がいいからというよりも、記述型・思考型の問題を解く時間が確保できているから実績上がっているという面があるのです。

 それならば、受験勉強は家庭でやっていくのがいいのではないかというのがこの講座の趣旨です。

■自主的な勉強の仕方を工夫する

 問題を解く練習は家庭でもできます。ただしその際、親の負担にならないように子供が自主的に勉強を行うことが必要になります。

 子供が問題を解いて自己採点したあと、その答えが合っていたらそれを親に説明します。間違っていたら解法を見て、その解法の理解できた点を同じように親に説明します。説明するのはもちろん重要な数か所だけで構いません。
 こういう子供中心のやり方であれば、親の時間的負担はほとんどありません。

 間違っていてその解法を見ても子供が理解できないときだけ、解法の更に詳しい説明を親がすることになります。親が関わるのは、この間違ってしかも理解できない箇所だけですから、時間的な負担はそれほど多くありません。
 また、親も説明しにくい場合は、それを先生に質問し相談します。

 本人だけに任せるのではなく、また塾に任せるのでもなく、子供本人が自主的に取り組み親はそれをチェックしフォローするという体制で勉強していくのです。

 こういう勉強の仕方であれば、合否とは別に受験勉強が子供の成長にとって大きなプラスになります。
 それは第一に、自分でやる勉強の仕方がわかるからです。第二に、親子の会話ができるからです。第三に、親が子供の勉強の内容を把握できるようになるからです。

 しかし、家庭の中での親子だけの勉強は続けにくい面もあります。
 そこで先生が毎週の講座を企画し、それをペースメーカーとし、また質問や相談の場として家庭での勉強を続けていくのです。

■似た問題を考えるみる

 ところで勉強というものは、主体的に取り組めば面白いものです。与えられた知識を吸収しそれを再現するだけの勉強は、勉強というよりも訓練に近いものです。

 そこで、創造的かつ主体的な勉強として、この講座では似た問題作りを取り入れます。元の問題に似た問題を自分流に作ってみることは問題への理解を深めます。しかしこれは、それほど簡単にできるものではないので、この作成はもちろん任意です。

■受験作文のアドバイス

 講座の中心になるのは適性検査の問題全体ですが、言葉の森のこれまでの作文指導の蓄積を生かして受験作文だけを特に取り上げたアドバイスも行います。
 言葉の森の個別指導の受験作文コースは受験の4か月前から始まるので、それまでは普段の作文練習とこの講座の受験作文アドバイスを聞くことが受験作文の準備になります。

■将来の高校入試、大学入試も適性検査型に

 公立中高一貫校の受験勉強は、その受験だけで終わるものではありません。
 現在は公立高校のトップ校の入試問題も、記述型・思考型中心になっています。また、私立大学の多くはまだ選択式の問題が中心ですが、国公立大学の問題のほとんどは記述型・思考型の問題です。

 この傾向は、今後さらに広がっていきます。すると、公立中高一貫校の受験勉強は中学受験だけにとどまらず、子供にとっても親にとっても、今後の長期間の勉強の土台になっていくと思います。

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公立中高一貫校(63) オンエア講座(41) 

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「中学生定期テスト対策」オンエア講座の目的と方法(5/31追加) as/2591.html
森川林 2016/05/30 21:31 


 中学生の勉強は、基本的に難しいものでありません。しかも、定期テストの場合は出題範囲が決まっています。更に、多くの生徒が塾に通って勉強する時間を確保しています。
 それなのに、なぜできる人とできない人の差が出るのでしょうか。
 
 そのいちばんの原因になっているものは、頭のよさでも努力の量でもなく、勉強の方法です。
 方法というのは、(1)テストの傾向を知り、(2)に自分の苦手を知り、(3)ふさわしい教材に絞って、(4)出題範囲を徹底して勉強するということです。
 徹底するというの、数学のような問題を解く場合はできない問題が一問もなくなるまで解けるようになることです。その他の知識の教科の場合は出題範囲を5回反復して内容を頭の中に入れておくことです。
 
 こういう勉強方法がなぜできないかというと、第一は、勉強の基本を知らない人が多いからです。そして、第二は、間違った勉強の仕方を熱心にしている人が多いからです。
 
 そして、この間違った勉強の仕方のもとになっているのが、学校や学習塾の場合もあるのです。
 例えば、塾ではみんなと同じことを同じようにやるので、できる問題も解き続け、できない問題は確実にできるようになるまで解き続けないことがあります。また、大量のプリント渡されることが多いので、徹底して反復するという学習が不足します。
 学校でも、テスト前に、宿題として作業的に解くだけの課題を課すところがあります。こういう勉強は、時間がかかるだけで、テスト対策としては身につかないことが多いのです。
 
 そこで、この中学生定期テスト対策のオンエア講座では、次のような勉強の仕方をしていきます。
 まず第一に、テスト勉強の計画を立ててもらいます。第二に、その計画についてのアドバイスします。第三に、進行状況をチェックします。これは寺子屋オンエアなどと連携する形でやっていく予定です。第四に、テストが終わったあとの結果を評価し次回に生かします。
 
 定期テスト対策は、だいたい2週間前から始まるので、テスト週間以外の期間は、テスト範囲ではない一般的な勉強していきます。
 テスト期間外の勉強は、数学と英語を中心にやっている人が多いと思います。この2教科は勉強の仕方がはっきりしていますが、国語の勉強の仕方はわからないという人が多いので、定期テスト対策講座では、高度な国語力をつける学習を中心にやっていきます。
 
 なぜ国語の学習に力を入れるかというと、普段国語の勉強をしていない人が多いからです。すると定期テストのような出題範囲のある勉強ではいい成績が取れても、入試では国語の実力が不足するという場合が出てくるからです。
 またこれからの入試は、どの教科も記述型の国語力の必要な試験になってきます。更に、入試に限らず、社会生活を行う上での学力の基本は高度な国語力だからです。
 
 定期テスト対策講座では、難度の高い国語の問題演習と解説を行います。しかしテスト前などで時間が取れない場合は、この演習と解説は受けなくても構いません。講座の内容は録画されているので、テストが終わってからその録画を見ることもできます。
 
 この講座では、定期テスト対策と高度な国語力以外にもうひとつ、作文の森リン点の解説もしていきます。
 小論文の力は、これから重要になってきます。大学入試でも、社会に出てからも、論説的な文章を書く機会はこれからますます増えてきます。
  森リンの点数と大学入試の学力がかなり高い相関があります。どういう文章が書けるようになると森リンが高得点になるのかということを実際の同学年の森リン大賞の文章などをもとにして説明していきます。
 
★この講座の目的は次のとおりです。
(1)中学生の勉強法を身につける。
(2)勉強の場を作り成績を上げる。
 
★講座の全体の流れは、次のようになります。
 1.国語問題の演習(15分)
 2.その解説(5分)
 3.テスト計画(10分)
 4.そのアドバイス(10分)
 5.森リン解説(5分)

★オンエア講座は、6~7人のグループで互いに情報を共有交換しながらやっていきます。
 これはグループで行った方が、意欲的に取り組みやすくなるからです。
 
★教材として、次の書籍をテキストとして使います。各自ご用意ください。(必須)
 無料体験の間は、まだ教材は用意しなくても結構です。

【必須】1
「高校入試 最高水準問題集 国語」文英堂編集部 1058円
http://www.amazon.co.jp/dp/4578232611
 この問題集は、テスト期間外の演習・解説として行うので、自宅で予めやっておく必要はありません。

★必須の教材以外に、勉強の仕方を身につけるための推薦教材としてできるだけ下記の書籍をご用意ください。(任意)

【推薦】1
「全国高校入試問題正解」 旺文社 2300円
http://www.amazon.co.jp/dp/401021595X
 毎日の問題集読書として使っていってください。毎年7月ごろに新しい年度のものが発売されます。
 
【推薦】2
「中学生 中間・期末テストの勉強法」高濱正伸 1400円
http://www.amazon.co.jp/dp/4788910829
 勉強計画の立て方の参考にしてください。

【推薦】3
「志望校のランクが上がる! 中間・期末テストに強くなる勉強法」坂本七郎
http://www.amazon.co.jp/dp/4804762507

【推薦】4
「中学生 高校入試のパーフェクト準備と勉強法」高濱正伸
http://www.amazon.co.jp/dp/4788911558

【その他】1
「中学生の自宅学習法―ナイトー式学習法で、成績はこんなに違う!! 」内藤 勝之
http://www.amazon.co.jp/dp/4879203254
(絶版のため中古が高くなっている場合はご用意されなくて結構です)

★参加者は、下記のページからこれまでの成績と、テスト勉強の計画を入れておいてください。
 無料体験で参加される場合も、できるだけ入れておいてください。
https://www.mori7.net/oak/oaktt.php
 
★オンエア講座の費用は、月4回で月額1728円です。
 2回の無料体験参加ができます。
 
★講座の開催は、毎週木曜日20:00~20:45です。
 ホームページにトップにリンクを貼るのでそこから参加してください。
 リンクは15分ぐらい前に作りますので、早めに入っておいても結構です。
 
★人数制限がありますので、欠席や遅刻をする場合は、必ず事前に連絡をしてください。
 連絡なしの欠席が続く場合は、オンエア講座の参加をキャンセルしたものとします。
 早退は自由です。

★必要なツールは次のとおりです。
 ・googleハングアウトに参加するために必要なgoogle+アカウント
 ・googleハングアウトに参加するためのスピーカー・マイク・カメラ付きのパソコン(カメラ内蔵のパソコンやタブレットやスマホでもできます)

★質問や相談は、「オープン教育『中学生の定期テスト対策』」の掲示板で受け付けています。
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=59
(この掲示板はスパム投稿を防ぐために、事前のメールアドレスの登録をおすすめしています。メールアドレスを登録していない人でも投稿できますが、記事が反映されるのは24時間後になります。)

★個別の質問は、生徒掲示板、父母掲示板などからお願いします。
▽生徒掲示板
https://www.mori7.net/teraon/skei.php
▽父母掲示板(コードとパスは生徒と同じものです。)
https://www.mori7.net/teraon/hkei.php

★言葉の森の生徒以外で参加を希望される方は、お電話でお申し込みください。電話0120-22-3987(平日9:00~20:00)
 
★教科別勉強のポイント

●全教科共通
・中学生の勉強は基本的に独学でできる。
 塾に頼ると自分で工夫して勉強する力が育たない。そうすると、高校生になっても予備校に頼る勉強になる。塾や予備校に頼る勉強は、学年が上がるほど非効率になる。
・高校受験の場合は、(1)中3の春から過去問に取り組む、(2)教材を絞って1冊を5回繰り返すことを基本に、(3)中3の夏以降は模擬テストを受けながらペースをつかむ。
・定期テストは2~1週間前にスタート。出題範囲を5回反復。いつ何をどこまでやるか決める。
・定期テスト後は、全教科のテスト分析をして、出題傾向、自分の苦手傾向を書き出す。
・テストは苦手を中心に、人生は得意を中心に。
・勉強を開始する時間を決める。苦しいことは始めの時間が大事。
・遊びや息抜きやご褒美は自分で適宜いれるが、楽なことは終わりの時間を決めておく。(タイマーの活用)
・入試を左右するのは数学。特に中3からの図形問題。

●国語
・漢字は勉強量に比例する。
・文法は文法問題集に独自に取り組む。古文も同じ。
・読解は、消去法を基本に。問題文には線を引いて読む。難しい文章を読み慣れる(問題集読書を)
・記述は、キーワードを入れて。枠いっぱいに書く。消しゴムを使わずに素早く書く。対比させて書く(……ではなく……)。
・心情把握は、先生の感覚をつかむ。
・作文は、言葉の森で。

●数学
・計算は、暗算をしない。きれいに縦横そろえて書く。ノートは空白を多く使う。
・図形は、解法を見て理解する。量をこなせば感覚がつく。
・問題集は、できる問題はやらなくてよい。できない問題はすぐ答えを見て解法を理解する。
・1冊を100%仕上げる。

●英語
・教科書の音読暗唱が基本。1ページを20回音読して暗唱する。
・暗唱ができたら暗写も。
・選択問題は国語と同じ発想。
・入試問題集で長文を読み慣れる。

●理科
・計算問題は数学と同じ。知識問題は読みの繰り返し。
・教科書の余白に書きこみ、教科書を自分流の参考書にする。

●社会
・教科書を繰り返し読むのが基本。
・問題集をやる場合は、答えを先に書き込み、問題と答えを繰り返し読む。

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