■説明
今回は、次のような流れでやっていきます。
小5以下の生徒や、小6でも算数のそれほど得意でない生徒にとっては、入試レベルの算数問題はちょっと難しかったようでした。
また、入試は差をつけるための試験なので、時間内に解ける生徒はかなり小数だと思われる問題、いわゆる「捨てていい問題」も難問の中には含まれています。
そういう難しい問題の雰囲気を味わい対処の仕方を学ぶという点では難問も必要なのですが、あまり難しい解けない問題ばかりが続くと自信をなくしてしまうので、わかりやすい問題も取り入れることにしました。
また、先生の説明の時間を少なくして、生徒の演習の時間を増やすことにしました。
更に、せっかく言葉の森で勉強しているので、算数・理科・社会のほかに、作文の問題文の読解練習も行うことにしました。
そして、最後の空いた時間は、生徒や保護者からの勉強や生活に関する質問相談を随時受け付けることにしました。時間内に答えきれない場合は後日答えるようにします。
演習の時間を増やすので、ノートを用意しておいてください。算数にも国語にも縦横両方使える方眼罫のノートが便利だと思います。算数については、問題集に計算や応えは書かずに、必ずノートに書き、問題集の方は○×だけつけるようにしておくと繰り返しの学習がしやすくなります。
■1.問題演習
今回は特に予備知識がなくても理解できる図形の問題ということで、「思考力(算数)」のP50~P54にします。
解答を見ないで自分で考えて、少し考えてわからなかったら、解法を見て理解します。解法を理解する方が時間がかかるかもしれません。
もっと易しい図形の問題をやってみたいという人は、「これでわかる算数小4」のP84の「すすんだ問題」をやってみてください。ただし、入試問題を考えた方が、たとえ解けなくても考えた分だけ思考力はつきます。
(問題は略)
■2.問題解説
■3.似た問題作成(来週まで自宅で。自由)
今回の図形の問題と似た問題を、お父さんやお母さんと相談して作ってみてください。(参加自由)
このときに、お父さんやお母さんと対話をすることが思考力を育てる練習になります。
作った問題には、解答だけでなく、解法もできるだけ詳しく入れておきます。問題・解答・解法はノートなどに書き、それをデジカメやスマホで撮影して、オープン教育掲示板「公立中高一貫校受験対策」のページから送ってください。
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=14
この掲示板はスパム投稿を防ぐために登録制になっていますが、登録していない状態でも送信できます。
■4.似た問題発表
前回までの問題演習に関連して、似た問題を作成できた人にその問題を発表してもらいます。
これらの似た問題は、ほかの生徒も試しにやってみてください。
■5.作文問題読み
せっかく言葉の森でやる受験対策なので、作文の問題読解も取り入れることにしました。
出典は、「公立中高一貫校適性検査問題集全国版2016」です。今回は、P330の「川崎高附属中」の問題から。
体験が終了した人は、この問題集も購入しておいてください。(7月から新しい2017年度版が出ます。)
(問題文は略)
■6.構想図の書き方の説明
問題文を読んだあと、問題を解いたり作文を書いたりする前に、その問題文を深く読み取る練習をします。
そのために、構想図(構成図)を書く方法を説明します。
■7.構造図書き
先生の説明をもとに、自分でも、構想図を書いてください。
内容は、問題文の内容、自分の知っている似た例、自分の感想、などです。
できるだけ早くたくさん書いていくことが思考力と記述力の練習になります。
■8.構想図をもとにした対話(自宅で。自由)
入試問題に出てくるような文章は、小学生ではなかなか理解できません。
そこで、この自分が書いた構想図をもとに、土日などにお父さんやお母さんに問題文の内容を説明し、家族で対話をします。
お父さんやお母さんが似た例や感想を話してくれたら、それを自分の書いた構想図に追加しておきましょう。
この構想図は、似た問題と同じように写真を取ってアップロードしておいても結構です。
■9.質問相談の受け付け
勉強や生活に関する質問や相談を受け付けます。
自由に何でも聞いてください。
(えさを待つスズメたち)
今回は、次のような流れでやっていきます。
子供たちの国語力、思考力を育てるために、こちらの話の時間よりも、生徒の演習や発表の時間と、その後の親子の対話の時間をとれるようにしていきます。
そのため、これからは書く作業を入れるので、ノート、鉛筆、それから紹介用の本を用意しておいてください。
■1.自由な作品の発表紹介
■2.読んでいる本の紹介
次回から、「本の書名と、簡単な内容紹介と、自分の思ったこと」を大体1分以内でまとめて話せるように事前に準備しておいてくださるといいと思います。1分で話せる分量は300~400字ですからかなりあります。
低学年の子は、簡単にまとめるということが難しいので、お母さんが協力してあげてください。このときに、親子で対話することを楽しむ雰囲気で、長い文で難しい言葉も使って、褒めて励ましながら話すようにしてください。
■3.読み聞かせ「もうどうけんドリーナ」)
■4.構想図(構成図)の書き方の説明
思いついたことをメモ風に、次々に矢印でつなげながら書いていく方法です。
親子で書く読書感想文の準備にも使います。
今回の読み聞かせのあと、聞いたことを構想図で書く練習をするので、その書き方を説明します。
■5.構想図の演習
自分で構想図を書く練習です。読み聞かせの本に書かれていたことや、自分の似た話や、自分の思ったことを、文や絵で矢印をつなげながら書いていきます。
書き終えたあと、それを見せてもらいます。
ほかの子との比較にならないように、お母さんは自分の子供のいいところだけを褒めてあげてください。
■6.実行課題の紹介「窓の下は鳥のレストラン」
家庭で実験や観察ができる実行課題を紹介します。
■7.似た話の経験(次週までに家庭で(任意))
実行課題の話を参考に、家庭で似た経験をしてみたという人は、その様子を写真や動画で記録しておき、次回に発表していただきます。
発表は、写真や絵の場合は、ハングアウトの画面で直接してください。時間は、1分以内でお願いします。
動画として記録した場合は、youtubeにアップロードして、そのURLをご連絡ください。このURLはあとでほかの参加者に見てもらえるようにます。youtubeアップの動画は時間の制限はありません。
写真や絵などの画像をアップロードする場合は、オープン教育の「読書感想クラブ」のページで入れてください。
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=101
ここは、スパム投稿を防ぐために、メールアドレスなどの事前登録をするようになっていますが、登録なしでも投稿できます。
■8.保護者からの質問や相談の受付
勉強面、生活面で質問や相談がありましたらお話しください、
長くなりそうな場合は、話だけうかがって別途お答えする時間をとります。
■9.次回6/21の予定は読書感想文の構想図の練習
低学年の感想文の要望をいただきましたので、来週6/21は、感想文を、親子で構想図を使って書く練習をします。
元になる本は、「世界ふしぎめぐり」のように短いノンフィクションの話をいくつか載せたものです。その中から、似た例を見つけやすいところを選んで書く方法を説明します。今後、親子で構想図を書く際の練習になると思います。
来週は、お子さんと一緒にお母さんも参加してください。ただし、お母さんが一緒に参加できない場合、そのお子さんは子供だけでできることをします。