知識を覚える勉強は、もう過去のものになります。
知識は、基本だけをしっかり押さえていればいいのであって、その量で評価するような時代ではなくなります。
クイズ王とか物知り博士などという言葉は、過去のものになりつつあるのです。
そのかわりに出てくるものは、考える力と、勉強に対する意欲です。
考える力の根本は、豊富な語彙と多様な経験です。
子供のころから、たくさんの本を読み、いろいろな経験をしていくことが大事なのです。
勉強に対する意欲は、友達との交流の中から生まれます。
受け身の勉強ではなく、発表する勉強の中から、もっと自分らしいものを作りたいとか、もっと新しいことを学びたいとかいう意欲が出てくるのです。
やらされる勉強は長続きしません。
それを、テストで競争させてやる気を引き出すような勉強の仕方は、勉強嫌いの子を作り出すだけです。
勉強は、小中学生のころはまだ面白いと思う人はあまりいませんが、高校生ぐらいになるとどんどん面白くなってきます。
その勉強の面白さを味わった子は、誰に言われなくても自分の力で勉強を進めていきます。
これからの日本に必要なのは、そういう考える力を持ち、勉強に対する意欲を持った子供たちです。
そういう意図で、言葉の森では思考発表クラブを始めました。
下記の動画は、3月から始める新小2の生徒を対象にした授業の例です。
こういう話をもとに、6、7人の少人数で、インターネットを使って、互いの読書や勉強を毎週発表していくのです。
https://www.youtube.com/watch?v=05hzhb-67Bs&feature=youtu.be
参考までに、受講料は月4回で月額2,160円です。
3月から無料体験学習を受け付けます。
対象は、新小1から新小6の生徒で、言葉の森の生徒以外の方も参加できます。
https://www.mori7.net/teraon/siha/siha.php
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教わる勉強がなぜつまらないかというと、ただ人の話を聞いているだけだからです。
そして、ちゃんと聞いていたかどうかがテストされるのです。
それよりも、勉強は自分で自主学習で進めておき、学校ではみんなが互いに勉強の成果を発表できるようにするといいのです。
勉強の出発点は感動です。
「わあ、面白いなあ!」という感動があれば、人間は誰に言われなくても、自分で勉強したり挑戦したりしていくのです。
これからは、覚える力ではなく、考える力、発表する力がますます必要になってくるのでしょうね。
月額2,160円で思考力、発表力が身につくとはお得ですね(笑)。
なんでもやらされるより、自分で進んでやるからこそ続くのだと実感します。
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1年生の子に作文を書かせれば、直すところがたくさん見つかります。
しかし、それを全部直して、それで上手に書けるようになるかというと、そういうことはありません。
それよりも、すぐに作文が嫌いになってしまいます。
これは、作文の勉強に限らず、子供の勉強すべてについて言えることです。
更には、子供の生活すべてについても言えることと言ってもいいでしょう。
親や先生は、直したり叱ったりする前に、その子がうまくできるような準備を入念にして、その結果できたことを褒めるような教え方をしなければならないのです。
直したり叱ったりしなければならないのは、子供に問題があるのではなく、そういう事前の準備をしなかったところに問題があります。
褒める教え方をするためには、何よりも事前の準備が大切なのです。
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「低学年は、作文を書くことに力を入れる前に、聞くこと、話すこと、読むことの土台を」
https://www.mori7.com/index.php?e=1756
低学年の子が何かを書くと、そこには必ずと言っていいほど欠点があります。
勉強というと、間違いを直すことと考えている人が多いので、大人はその欠点をすぐに直そうとしてしまうのです。
本当は、書くことを直す前の準備に力を入れて、書くときにはもうほとんど間違いがない状態で書かせればいいのですが、今の作文指導はそういう準備はなくただ突然書かせるような勉強になります。
だから、作文が苦手になる子が多いのです。
書く前に、もっと読んだり、聞いたり、話したりする指導に力を入れていく必要があるのです。
それは、学校だけでなく、家庭でももちろん同じです。
作文の勉強というと、すぐに文章を書かせることを考えがちですが、それが大きな勘違いのもとです。
特に、小学校低学年では、書く勉強はできるだけ後回しにした方がいいのです。
では何をするかというと、それは、書くことではなく、聞くこと、言うこと、読むことです。
書くことが花だとすると、聞いたり、話したり、読んだりすることは、それを支える根や葉や枝です。
花だけきれいに咲かせようとすると、子供に無理強いすることが多くなります。
しかも、子供の書く文章は欠点だらけなのが普通ですから、注意せずに済ませることができなくなります。
作文を書かせることや、その作文を添削することは、大人であれば誰でもできます。
しかし、いちばん力を入れなければならないのは、書く前の土台作りです。
作文を書かせるのは、注意したり直したりする必要がなくなってからです。
そうすれば、楽しく褒めるだけの勉強になるのです。
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勉強の基本は、自学自習です。
しかし、それはただプリントをやらせておけばいいというのではありません。
特に小学校低学年の場合は、親子の対話を楽しむ自学自習にする必要があるのです。
作文の勉強には、それが最もよく表れてきます。
褒めて伸ばす、参考になります。
お互い気持ちよく勉強も進めていくことができそうですね。
最後にほめてあげられるように誘導するというのがコツかもしれません。
作文に限らず、生活態度でも、いいところを褒めるようにすると、見違えるように良くなっていくことがあります。一つのことをほめると、それが全体にいい影響を及ぼすようです。
やさしくほめるために、親の準備が大事ですね。
小学1年生の子に作文を書かせると、すぐに、「次、どう書くの」と聞いてくる子がいます。
それは、書いたあと直されたことが何度かあったからです。
だから、子供の作文はできるだけ直してはいけないのです。
しかし、直さなければ、子供が間違った書き方を続けてしまいます。
だから、最初から直さなくてもいいような書き方を教えて、書いたあとは褒めるだけにしておくといいのです。
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