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森林プロジェクトで、小4からの英語暗唱講座を企画する予定 as/2919.html
森川林 2017/04/15 05:11 


 先日、小4の生徒のお母さん方と話をする機会がありました。
 小4から、英語が教科になるので、これまで英語などをやっていなかった子のお母さんは、勉強の仕方についてやや困惑しているようでした。

 学校で全員がゼロから始めるのであれば、学校に任せておいてもみんなが同じように進むので何も問題はありません。
 しかし、既に早くから英語の勉強をしている子がいる中で、本人がゼロから始めるのでは苦手意識を持つようなことになるのではないかという心配があるのだと思います。

 私の基本的な考え方は、小学生は、基礎学力が最も大事なので、読書だけがしっかりできていればそれで十分で、英語やプログラミングやその他さまざまな習い事は、余技としてやっておけばいいという考えです。
 読書のレベルが学年に応じて少しずつ上がっていけば、考える力はそれで確実についていくので、そのほかの勉強や習い事は、本人がやる気になった時点ですぐにできるようになるからです。
 小学生は、本さえしっかり読んでいれば、勉強面は何も問題はないのです。

 しかし、それでこの英語の話をおしまいにしたのでは身も蓋もないので、多くの人が関心を持っている英語の勉強を、言葉の森も独自の方法で取り組むようにしようと思いました。
 それが、英語の暗唱です。

 現在、思考発表クラブというオンライン講座を行っていますが、これは参加する子供たちが自主的に発表できる場があり、しかも、そのあと保護者とも話をする時間があります。
 だから、このオンライン講座の中で英語の暗唱を行えば、かなり充実した勉強ができると思いました。
 思考発表クラブ

 そして、週1回の講座に加えて、家で毎日自習ができるようにすれば、勉強は確実に進みます。
 その生徒の毎日の家庭学習の中に暗唱の練習も10分間盛り込むようにすることができれば万全です。
 この毎日の自習は、自主学習クラスの方でカバーできます。
 自主学習クラス

 毎日短時間の自習課題というのは、実は家庭だけで継続することは意外と困難です。
 順調に進んでいるときは何も問題がありません。しかし、途中で風邪をひいては休んだり、どこかに出かける用事があって休んだりすることがあると、それでそれまでの習慣が途絶えてしまうことがあります。
 いったん途絶えた習慣を再開するには、始めたときよりもずっと大きなエネルギーが必要ですから、そのままやらなくなってしまうことも多いのです。
 自主学習クラスの場合は、その自習を先生がチェックするので、短時間の家庭学習を継続することができます。

 そして、言葉の森では、森林プロジェクトの講師資格講座を行っているので、教える体制は、その森林プロジェクトの講師の協力を得ながら運営することができます。
 作文講師資格講座

 話は少し飛びますが、この森林プロジェクトで取り組むオンライン講座には、ほかにもいろいろな可能性が考えられます。
 オンライン講座は、現在、思考発表クラブという作文国語算数の発表する形の勉強を中心に行っていますが、このほかにもいろいろな企画が可能です。

 例えば、一つの例は、幼児や低学年対象の読み聞かせサークルです。
 読み聞かせとともに、その子が今読んでいる本や、その土地の話題を紹介してもらうとかなり楽しいサークルができると思います。

 もう一つの例は、日本語を学びたいと思っているアジアの子供たちとの交流です。
 オンラインですから、国境を越えて海外からでも参加できます。
 アジアは、日本との時差の差が少ないので、同じ時間帯に勉強できます。
 skypeの自動翻訳機能のようなものが、いずれGoogleハングアウトにつくでしょうから、それを利用すればかなりユニークな国際交流ができます。

 ただし、これらの新しいオンライン企画は、今は言葉の森の新しいシステム作りでなかなか時間が取れないので、実際に企画に着手するのはもう少し先になると思います。

 とりあえず、今は、森林プロジェクトでこの英語暗唱講座を小学4年生以上の生徒を対象に企画したいと思っています。
 詳細は、Facebookの森林プロジェクトで進めていく予定です。
 森林プロジェクト(FB)

この記事に関するコメント
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森川林 20170415 1 
 小学生は読書さえしっかりしていればそれでいいというのが私(森川林)の基本の考えです。
 昔の子供はみんなそうでしたし、自分の子供もそういうふうに育てました。
 しかし、今は英語やプログラミングやいろいろ新しい勉強が出てきています。
 それも、読書力さえあれば本人がやる気になったときにいつでもできるので何も心配しなくていいのですが、手軽にできる英語の勉強として、オンラインでできる英語暗唱講座という企画を考えました。
 それを森林プロジェクトの講師の協力を得ながらやっていこうかと考えています。


nane 20170415 1 
 日本語の暗唱検定で、もう3級まで約1万字を暗唱している子がいるので、小4からは同じように英語の暗唱もするといいと思いました。
 今は、CD付きの小学生向けの英語のテキストもいろいろ出ています。
 英語を知識として勉強するだけでなく、丸ごと暗唱する形で身につけるのです。
 この英語音読の勉強法で英語が自然に得意になったのが野口悠紀雄さんです。「超英語法」にそのあたりの事情が詳しく書かれています。


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国語の成績をよくするためには、物語文でも説明文でも難しい文章を楽しく読める力をつけること as/2918.html
森川林 2017/04/14 06:08 


 今の子供たちは、小さいころからいろいろな習い事をしています。
 しかし、その習い事に追われて、読書が後回しになっている子が多いのです。

 低中学年のころは、読書の不足というのはあまり目立ちません。
 読書の不足から来る国語力の低下が大きな問題となってくるのは高学年からです。
 しかし、その根は低学年のころから既に生まれています。

 国語の成績をよくするコツは、ひとことで言えば難しい文章を読み取る力をつけることです。
 物語文の場合は、複雑で屈折した心情を読み取る力です。登場人物の気持ちに共感する力と言ってもいいと思います。
 テレビやゲームなどの勧善懲悪の単純な世界に浸っている間は、こういう複雑な心情の読み取りがなかなかできません。

 説明文の場合は、抽象的な語彙で組み立てられている話を理解する力です。
 この物事を抽象化する力は、小学5年生あたりからついてきますが、それ以前の低学年のうちに既に読み取り力の差は出ています。

 簡単な例をあげると、「これからは物の時代ではなく事の時代だ」などという文を読ませれば、小学校低学年の子も高学年の子も普通に読むことができます(漢字にルビがふってあればですが)。そして、書かれていることは表面的にはわかります。
 しかし、その読み取りの深さは、本人の抽象化する力によって大きな差があります。

 説明文を読んで面白さを感じる子は、この読み取る力のある子です。説明文を読むと眠くなるのは読む力のない子です。
 この読み取りの深さの差が、将来の国語力の差となってきます。

 では、どうしたらよいかというと、その対策はただ一つ、そういう難しい文章を読み慣れることなのです。
 言葉の森では、小3から感想文の勉強に入るので、説明文の長文を読んで感想を書く練習をするようになります。
 この準備として、家で長文を事前に読み、その長文に関して家族で話をし、両親に似た話を聞いてくるような子は国語力がついてきます。

 そのきっかけ作りの一つとして、思考発表クラブでは、作文の予習となる話をして両親との対話がしやすくなるようにしています。
 もう一つ、自主学習クラスでは、問題集読書をして難しい文章を読む練習をしています。
 また、どちらも、読んでいる本を友達や先生に紹介してもらい、読書に関する意識が高まるようにしています。

 今の世の中は、映像やアイコンや短い文章が氾濫しているので、長い文章を読み取る力は年々低下しています。
 これが、自然に任せていれば、本を読むようになり、やがて難しい読書に進むようになった過去の時代との大きな違いです。
 今は、家庭学習の一環として、文章を読み取る力をつけていくことを真剣に考えなければならない時代です。
 その読み取る力は、あらゆる勉強に優先して行う必要があるのです。

====
国語の成績をよくするための三つの対策
https://www.mori7.com/index.php?e=2341

 国語の成績をよくするためには、まず国語の成績が悪い原因を考える必要があります。
 「国語の成績だけが悪かったんです」と、テストを持ってきてくれる中学生がいます。
 子供も親も、たぶん先生も、点数にしか目が向きません。国語のテストの点数がよい子が、国語力のある子と考えてしまうのです。

 テストの中身を見れば、その点数がどういう原因でそうなっているかがわかります。
 以下、その原因をもとに、どうしたらよいかという対策を書いていきます。

 成績が悪い原因は、大きく三つに分かれます。
 第一は、勉強していないことです。
 第二は、解き方のコツを理解していないことです。
 第三は、読む力がないことです。

 点数が悪いだけで偏差値上は何も問題がないということもあります。だから、本当は点数ではなく、平均点との差や順位の方が大事なのです。

 第一の「勉強をしていないこと」は、問題を見ればわかります。
 中学生のころの国語は、問題の分野が、漢字、文法、古典、読解、記述などに分かれています。
 定期テストは出題範囲が決まっているのですから、漢字は読みも書きも全部できていて当然です。ここで数問間違えていたら、それは勉強をしていなかったということです。
 次の文法も、古典も、同じです。これは、国語力ではありません。単なる国語的な知識の問題ですから、文法と古典ができていなかったら、そのための問題演習をしていなかったということです。
 こういう言い方はよくないかもしれませんが、先生は点数に差をつけやすくするために問題を出しています。文法と古典は、勉強しているかいないかではっきり差がつき、問題も作りやすいからテストの問題となっているのです。
 一度テストを受ければ、その先生がどういう傾向の問題を出すのかわかるのですから、それを毎回同じように文法と古典で点を落とすのは、勉強の対策ができていないということです。
 漢字、文法、古典で×がいくつかあると、そのあとの記述の問題も自然に辛くなります。逆に、漢字、文法、古典で○が続いている生徒には、先生の心理として、記述も甘めに採点したくなるのです。

 対策は、簡単です。定期テストの前に、時間を取って国語の出題範囲の勉強をすることだけです。

 第二の「解き方のコツを理解していない」場合です。これも、問題と答え方を見ればわかります。
 共通点は、問題文をきれいに、何の傍線も引かずに読んでいることです。そして、選択問題も、ただ合っていそうなものに○をつけて選んでいるだけです。

 読解の点数を上げるには、問題文には必ず傍線を引いて読み、選択肢はどの選択肢についてもなぜその選択肢が○でないかというメモをしておかなければなりません。
 何度も書きますが、テストの多くは差をつけることが目的です。感覚的に合っていそうなものを選べば×になるように作ってあるのがテストです。だから、その裏を読んで、合っていないものを理詰めで消去していって残ったものを○にするのです。
 作文を読んでいると、その生徒の本当の国語力が大体わかります。作文はよく考えて書いているのに、国語の成績が悪いという生徒は、この解き方のコツを理解していないか、理解したつもりになっていても実践していないかのどちらかです。
 こういう生徒は、実際の問題と照らし合わせて1、2時間も説明すれば、すぐに成績が上がります。中1や中2で、数学も英語もよくできるのに国語の成績だけが悪いという人がときどきいます。こういう生徒に解き方のコツを説明すると、次のテストからすぐに成績が上がります。そして、中3になるころには、「苦手だった国語がいちばん成績がよくなった」という嘘のような話になるのです。
 これは、高校生でも同じです。高3の8月ごろというのは、もう実力もほぼ固まってきているころですが、この時期に、国語の苦手だという生徒に、センター試験の解き方などを説明すると、次の回から一気に成績が上がります。しかし、それはもちろん本人の読む力の範囲でのことです。

 第三は、その「読む力がない」という原因です。
 小学生では、文章を音読させてみると、たどたどしくしか読めないというのが、読む力のない状態です。それは、本人のせいではありません。だから、子供を叱るのではなく、親がまず反省して、気長に簡単なところから読書の生活を始める必要があります。
 よく、「うちの子はどんなに言っても本を読まないんです」と、まるで本人が悪いかのように言う人がいますが、小学生の場合、本を読まないのは、子供の問題ではなく親の工夫の仕方の問題です。
 話は変わりますが、今、寺子屋オンエアでは、勉強の前に読んでいる本を見せてもらい、勉強が早めに終わったときはその本を読んでおくようにしています。それだけで、どの子も毎日本を読むようになります。読書は、その生徒にとって難しすぎる本を与えていないかぎり、誰でもすぐにできるものなのです。
 中高生では、さすがにたどたどしく読むという生徒はいません。しかし、中高生の読む力は、難しい言葉を知っているかどうかということに現れます。大学入試でよく出てくる「恣意的(しいてき)」などという言葉がその例です。こういう言葉が読めないということは、意味も理解できていないということです。
 国語の問題文の中に、自分の知らない語句がいくつかあると、その文章を表面では読んでいても、中身が理解できなくなります。特に、高校入試や大学入試の問題文は、やはり点数の差をつけるためにだ作られていますから、文章の最初の方に特にそういう読みにくい言葉が並んでいることが多いのです。問題文を最後まで一息で読めば、全体は理解しやすくなるのですが、語句を知らない生徒は最初の方で時間がかかり、一息に読むということができません。
 読書でもそうですが、最もよい読み方は、できるだけ早く全体を読み終えるということです。時間をかけて何日もかけてじっくり読んでいると、かえって全体像が頭に入りません。国語の問題文も、すばやく読み切ることが大事です。

 では、中高生が読む力をつけるためには、どうしたらよいかというと、それもやはり読書なのです。先ほどの「恣意的」などという言葉が入っている文章を読むことが、読む力をつける最良の道です。しかし、そういう本を実際に読める子はなかなかいないので、そのために、言葉の森がすすめているのが問題集読書です。しかし、この問題集読書も、家庭ではなかなかできません。その理由は、形の残る勉強でないことと、読む力が伴わないうちはやはり面白くないということがあるからです。そこで、これも、寺子屋オンエアで行う勉強の中に組み込むようにしています。

 国語の成績が悪いという場合は、以上のようにいくつかの原因があります。お父さん、お母さんは、点数だけ見て判断せずに、まずその問題の中身を見て、自分も一緒に問題を解いてみてください。そうすると、成績の悪い原因がどこにあるかがわかり、対策も立てられるようになります。

 このように考えると、国語の成績とは、国語力とは少し違うのです。入試が過酷になると、成績と学力は更にずれてきます。それは、どの教科でも同じです。
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この記事に関するコメント
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森川林 20170414 1 
 今は低学年のうちからいろいろな習い事で忙しい子が多いようです。
 それらの習い事はそれぞれにそれなりの成果はあるのですが、国語力のない子はその後伸びません。
 逆に、国語力さえあれば、ほかのことは何もしていなくても必要になったときにすぐに身につけることができます。
 そういう大事な国語力なのですが、その国語力をつける勉強というのがどうしたらいいかわかりません。
 そこで漢字の練習などを始める人も多いのですが、漢字の練習では国語力はつきません。
 国語力をつけるドリルのようなものありますが、それで国語力がつくことはありません。
 国語力は、作文とセットになった長文を読むことによってついてくるのです。


nane 20170414 1 
 すべての学力の基礎は国語力で、国語力の本質は読書力です。
 しかし、本なら何でもいいというのではありません。
 読書は多読が一つの柱ですが、もう一つの柱は難読(難しい本を読むこと)です。
 易しい面白い本でたっぷり読書を楽しみ、その一方で難しい本を読むという読書の生活をしていくことなのです。


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