ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2938番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
小5の思考発表クラブ4.4週の授業紹介 as/2938.html
森川林 2017/04/30 20:08 

△4.2週「私は小さい頃(感)」の構想図を書いた人の作品

 作文の勉強の特徴は、浅くも深くもを書けるところにあります。
 例えば小学校5年生の作文で、「大笑いしたこと」という題名課題が5.1週にあります。

 大笑いしたという実例は誰でもたくさん経験があります。
 だから、作文の材料は簡単に見つかります。

 しかし、笑いの本質とか、笑いが人生に対して持つ意味とか、笑いと社会というようなことを考えると、その作文をいくらでも深く考える作文にすることができます。
 ここで、考える力のつく作文になるか、ただ出来事を書くだけの作文になるかの違いが出てきます。

 では、どうしたら考える作文になるかというと、一つは生活時間の余裕です。
 勉強や宿題に追われている生活では、1時間作文を書くということになかなか集中できません。
 子供の成長には、自分の考えをじっくりまとめる時間が必要なのです。


 もう一つは家族の協力です。
 お父さんやお母さんと、「笑い」というものについていろいろな実例や感想を話し合う時間をとってもらうのです。
 これは無理に高度な話をする必要はありません。楽しい雑談のようなものでいいのです。
 こういう家族の対話の蓄積が、子供たちを成長させていきます。

 この親子の対話による作文の準備というのは、公立中高一貫校の受験作文のときは更に必要になります。
 しかし、受験に作文を使わない場合でも、親子の対話は高学年になるほど重要になってきます。

 とは言っても、何もないところで突然親子の対話をするのは難しいところがあります。
 思考発表クラブは、そういう親子の対話のきっかけを作るための予習の授業をしています。
 小5の授業は、毎週水曜日の19:00~19:45です。
 参加型の授業ですから、内容はやや高度ですが、普段の勉強でものたりなさを感じている人には面白いと思います。
 言葉の森の生徒以外の方も参加できます。

●授業の動画
https://youtu.be/FgraVxVbRc8


▼5.1週
★大笑いしたこと、家族でスポーツをしたこと

▽電車の中でつられ笑い!! 笑いの魔力 おもしろ動画 funny train
https://youtu.be/8ZmUZbwmxhw


▽6秒で笑える 爆笑おもしろ動画まとめ集
https://youtu.be/eODMPgGM7Dc


▽健康21 40 笑いと健康 その1
https://youtu.be/kksxtkbQVf4


▽平成23年 枚岡(ひらおか)神社 お笑い神事
https://youtu.be/tsmalOhDnTM

(2分30秒あたりから)

●算数の似た問題

「これでわかる算数小5」P32-問題2
「これでわかる算数小6」P14-問題2

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20170430 1 
 小5の5.1週の作文課題は、「大笑いしたこと」ですが、高学年の作文は、半分は実例で、半分は主題です。
 低中学年のころは、実例だけで作文を書くのが普通ですが、高学年や中高生では、その実例を通してどういう主題を表しているかということが重要になります。
 この主題を充実させるために、事前の準備が大事になってきます。


nane 20170430 1 
 子供は、時間の余裕があれば、必ずよりよい作文を書こうとします。
 ときどき実力はあるのに、決められた字数ぎりぎりで、項目も一応全部入れただけという作文を書く子がいます。
 そういう子は、日常生活の勉強が忙しすぎるのです。
 実は、勉強が忙しい子は、今は成績がよくても、あとになるほど伸びなくなります。
 それは、考えるという最も大事な勉強を省略しているからです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
発表学習クラス(0) 

記事 2937番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
夏休みの合宿の勉強の企画 as/2937.html
森川林 2017/04/30 15:46 


 言葉の森では、この夏に自然寺子屋合宿を行います。
 せっかくの合宿ですから、その中で行う勉強は普段できないことをやっていきたいと思っています。
 また、同じやるのであれば言葉の森独自の勉強をしたいと思っています。

 読書感想文の指導をするということも考えましたが、子供たちにとってはあまり面白く感じられないでしょう。
 何年か前、言葉の森で読書感想文の指導を夏休みに行ったところ、次々に学校代表に選ばれる子が出てかえって困惑したことがあります。
 そこで、読書感想文は普段の勉強の中で実力をつければ良いということにして、もっと別のユニークな勉強をしたいと思いました。

 第一は、漢字の読みです。
 書きは、これから次第に重要ではなくなります。
 しかし、読みができていないと、ふりがながふってある本しか読めなくなります。
 子供たちは自分の興味に応じて大人の読むような本を読みたいと思うようになるはずですから、小学生の間に小学6年生はもちろん中学3年生までの漢字、つまり常用漢字約2000字を全部読めるようにしていくことが目標です。
 教材には、言葉の森の漢字集を使います。

 第二は、長い作文を書く練習です。
 手書きの作文やパソコン入力の作文では、1200字書くのに1時間から1時間半かかります。
 それではとても長い作文は書けません。
 そこで構想図を書いたあと、音声入力をする形で1万字の作文を書くことを目標にします。
 1万字の作文であれば、夏休みの自由研究としても使えると思います。

 朝は漢字の勉強、夜は長い作文の勉強、そして日中は自然の中でたっぷり遊ぶというような夏合宿にしていきたいと思っています。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
合宿(14) 

記事 2936番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
読書に熱中する経験を小学生の時期に as/2936.html
森川林 2017/04/29 07:03 


 高校生大学生の読書離れが広がっているようです。
 読書が必要なのは、その読書によって自分の経験以外の幅広いものの見方ができるようになるからです。

 右のものを左に移すような仕事や勉強の場合は、必要な情報や知識があれば間に合います。
 しかし、そこに自分の工夫を加えることが必要になると、知識や情報だけでは間に合いません。
 ものの見方を立体的にしていく必要が出てくるからです。
 その立体的なものの見方を提供するのか、それまでの読書の蓄積です。

 この場合の読書は、主に説明文的な読書です。
 また物語の読書であっても、古典となっているものの多くは、社会や人間心理の構造という立体的なものを含んでいます。
 そういう構造的、立体的な読書が役に立つのです。

 そういう読書をするためには、小学校時代に読書に熱中する経験をしている必要があります。
 読書を苦い薬でも飲むかのようにノルマとして読むのではなく、熱中して読むような読み方をすることが、小学校時代の教育の要になります

 これまでの社会は、肉体的な仕事が機械に置き換えられてきた時代でした。
 これからは、知的な仕事が人口知能によって置き換えられる時代になります。
 これは教育においても受験においても同じように広がっていきます。

 教育の本質は二つあります。一つは知識を習得する時期で、長い退屈な山道を登っていくような部分です。
 もう一つは、その知識の蓄積のあと尾根に出て、自分なりの創造を付け加え社会に貢献していく部分です。

 これまでの受験では、退屈な山道のアプローチだけが長期化していました。
 そして多くの子供たちが、右のものを左に移すだけのような勉強で消耗していたのです。

 これからは、長いアプローチの部分は人口知能の利用で簡略化されるようになります。
 すると、教育のもう一つの本質である創造がより前面に出てくるようになります。
 そのときに大切になるのが、その子のそれまでの読書の蓄積なのです。

 思考発表クラブでは、子供たちが読んでいる本を約1分で紹介するようにしています。
 どの子も発表がとっても上手になりました。また、その相互の紹介によってみんなの読書の幅が広がっています。

====
国語力をアップさせるコツと付箋読書
https://www.mori7.com/index.php?e=2224

 国語が苦手という生徒には、(1)毎日の読書、(2)課題の長文の音読、(3)感想文の課題の予習、そして、(4)余裕があれば問題集読書をと言っています。
 更に、その上に、毎月の読解問題を全問正解になるようにじっくり解くように説明します。

 すると、必ず国語の成績は上がります。その上がり方も、かなりはっきりしています。
 小6のとき国語がいちばん苦手だったという生徒が、中3になるころには、国語の成績がいちばんよくなるということも実際にあります。そして、第一志望の難関高に受かった子も何人もいます。

 だから、国語の力をつけるというのは、実は平凡なことの積み重ねなのです。

 しかし、小学生のときまでに国語が苦手だったという生徒の中には、読書の習慣がついていないことも多く、受験に合格すると、ついそれまでの勉強法を忘れてしまい、読書から離れてしまう生徒も多いのです。
 すると、高校生になったばかりのころは国語が得意だった生徒が、高3になるころにはまた国語が苦手になるということもあります。

 だから、いつでも本を読む生活を忘れてはいけないのです。
 読書は習慣ですから、1日読まなければ、1日分読書から遠ざかります。そして、何日か読まない生活が続くと、読書をしない生活が普通の生活のようになってしまうのです。

 これは、大人でも同じです。毎日10ページでも読むと決めておけば、読書のある生活から離れることはありません。
 しかし、読まない日が何日か続くと、そのあと新しく本を取ることが億劫になるのです。

 この毎日の読書を続けるのに最もよい方法が、付箋読書です。
 毎日どんなに忙しくても最低10ページは読むと決めておけば、10ページを読むのにかかる時間はせいぜい10分ほどですから、読書から離れることはありません。

 読み終えたところに付箋を貼っておくと、わずか10ページでも、確実に読み終えたという実感が残ります。これがもし付箋を貼らずに読むとなると、10ページほどでは張り合いがない気がするので、「いつか時間のあるときにじっくり読もう」と思って、結局読まないことになってしまいます。

 人間は、中身よりも形を基準にして生きています。
 読書も、読んだ形を残すことで続けやすくなるのです。
====

 付箋読書の仕方は、下記のページを参考にしてください。
https://www.mori7.com/as/939.html

 大事なのは、上に貼る付箋の方ではなく、横に貼る付箋の方です。
 つまり読んでいる途中経過がわかるように貼ると、読み続けやすくなるのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20170429 1 
 勉強というと、人間が電卓や辞書の代わりになるようなことをすることが勉強と考えている人がかなり多いです。
 大事なことは、電卓や辞書の土台の上に新しい創造を付け加えることです。
 その創造のもとになるのが説明文的な読書で、その読書のもとになるのが、小学生時代に読書に熱中した経験です。

nane 20170429 1 
 スマホのような便利な情報環境に流されないためには、子供時代に読書に熱中する経験を積んでおくことが大切です。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
読書(95) 

記事 2935番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/7/23
小2の思考発表クラブの授業4.4週 as/2935.html
森川林 2017/04/28 18:37 


●授業の動画
https://youtu.be/rVijR2kRW7w


●作文の予習

▼5.1週
★自由な題名
▽5月の実行課題集
https://www.mori7.com/jk/index.php?n=p&p=5&tuki=5

▽折り紙 鯉のぼりの折り方 Origami Koinobori
https://youtu.be/p2tKkSg23ek


▽端午の節句に食べる縁起物!柏餅のつくり方|How to make Kashiwa Mochi
https://youtu.be/ENO0k-YpnGQ


▽折り紙「カッコいい兜(かぶと)」の折り方☆端午の節句の飾りに!【Origami Children's Day (Holiday)Cool Gundam Hat】
https://youtu.be/p9NHjkI0-84


●算数の似た問題

「これでわかる算数小2」P40-2
(身近なもので、LやdLやmLのあるものを見つけてみよう。)
「これでわかる算数小3」P26-問題1


この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20170428 1 
 小2の思考発表クラブは、読書紹介と作文の予習と算数の似た問題作りが授業の中心ですが、それ以外に参加する生徒が自由に自分のしたことを発表してくれます。
 今回は、マヨネーズづくりに挑戦してそのことを書いてくれた人と、空気砲を作ってその動画を載せてくれた人などがいました。
 ほかの子のやっていることを見ると、自分もやってみたくなるというのが面白いところです。
 お母さんは大変だと思いますが。



nane 20170428 1 
 思考発表クラブでは、ローカルな話題が次々に出てきます。
 先日たまたま聞いたら、ある子は福岡で、ある子は大阪で、ある子は名古屋でした。
 そういう子たちがgoogleハングアウトの中で、近所の子供たちと同じような感覚で交流しているのが不思議と言えば不思議です。
 これを今度、海外の特にアジアの子供たちと翻訳ソフトを使いながら交流できるものにしていきたいと思っています。

kira 20170428 52 
 友だちに観てもらうことを楽しんでいますね。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
発表学習クラス(0) 
コメント291~300件
……前のコメント
作文力のない子 森川林
 作文については、大きな誤解があります。  それは、作文は 6/14
記事 4480番
小学校低学年の 森川林
 学力の本質は、日本語を読む力です。  漢字とか計算とか英 6/13
記事 4479番
言葉の森の那須 森川林
 那須のサマーキャンプは、オンライン4人クラスの勉強で知り合 6/12
記事 4478番
秘密は蜜の味 ゆめ
白うささん、お菓子を部屋に隠すってすごいね。 わたしも自分 6/12
記事 4369番
秘密は蜜の味 白うさ
私の秘密は母がいない間にこっそりお菓子を食べることです。お菓 6/11
記事 4369番
自然のペット、 森川林
 スズメが都会で最近少なくなったのは、巣を作れるような空間が 6/3
記事 1801番
自然のペット、 白うさ
スズメなら私の住んでいる東京でも見かけます。 夏のある日の 5/28
記事 1801番
問題集読書は、 森川林
 お久しぶりです。  高校生で100冊本を読むというのは立 5/26
記事 4462番
問題集読書は、 kの母
ご無沙汰しています。息子は高3 受験生になりました。 この 5/25
記事 4462番
【合格速報】北 森川林
 とうこさん、ありがとうございました。 4/9
記事 4452番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
2025年7月 森川林
■1.夏季休業期間中の授業と夏期講習の記事を載せまし 7/22
森の掲示板
読書のためのだ 森川林
読書のための本選びで大切なことは、 ストーリーの面白さでは 7/21
森川林日記
Re: 第十番 森川林
B 休眠に入った虫は、厳しい冬をただじっと耐えて乗り切る × 7/17
国語読解掲示板
朝日中高生新聞 森川林
朝日中高生新聞7/13の「天声人語で200字作文」で紹介され 7/14
森川林日記
第十番 冬が近 あういと
問三のBと問4のBが分かりません。 教えてください。 7/9
国語読解掲示板
読書のレベルを 森川林
 変な本を読んでいる子がいたので、聞いてみると、「ビブリオバ 7/6
森川林日記
「世界の教育は 森川林
 著者の白井さんは、よく調べて勉強している。  現在の 7/4
森川林日記
以超、以満とい 森川林
 「以超」は、以上、以降、以後だが、そこを含まずそこを超えた 7/2
森川林日記
2025年6月 森川林
●サマーキャンプ、8/14満員、8/15ほぼ満員。 6/23
森の掲示板
推薦図書検定の 森川林
推薦図書検定のキャラクター、「森ファン」 森のエレファント 6/1
森川林日記

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習