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小5の思考発表クラブ4.4週の授業紹介 as/2938.html
森川林 2017/04/30 20:08 

△4.2週「私は小さい頃(感)」の構想図を書いた人の作品

 作文の勉強の特徴は、浅くも深くもを書けるところにあります。
 例えば小学校5年生の作文で、「大笑いしたこと」という題名課題が5.1週にあります。

 大笑いしたという実例は誰でもたくさん経験があります。
 だから、作文の材料は簡単に見つかります。

 しかし、笑いの本質とか、笑いが人生に対して持つ意味とか、笑いと社会というようなことを考えると、その作文をいくらでも深く考える作文にすることができます。
 ここで、考える力のつく作文になるか、ただ出来事を書くだけの作文になるかの違いが出てきます。

 では、どうしたら考える作文になるかというと、一つは生活時間の余裕です。
 勉強や宿題に追われている生活では、1時間作文を書くということになかなか集中できません。
 子供の成長には、自分の考えをじっくりまとめる時間が必要なのです。


 もう一つは家族の協力です。
 お父さんやお母さんと、「笑い」というものについていろいろな実例や感想を話し合う時間をとってもらうのです。
 これは無理に高度な話をする必要はありません。楽しい雑談のようなものでいいのです。
 こういう家族の対話の蓄積が、子供たちを成長させていきます。

 この親子の対話による作文の準備というのは、公立中高一貫校の受験作文のときは更に必要になります。
 しかし、受験に作文を使わない場合でも、親子の対話は高学年になるほど重要になってきます。

 とは言っても、何もないところで突然親子の対話をするのは難しいところがあります。
 思考発表クラブは、そういう親子の対話のきっかけを作るための予習の授業をしています。
 小5の授業は、毎週水曜日の19:00~19:45です。
 参加型の授業ですから、内容はやや高度ですが、普段の勉強でものたりなさを感じている人には面白いと思います。
 言葉の森の生徒以外の方も参加できます。

●授業の動画
https://youtu.be/FgraVxVbRc8


▼5.1週
★大笑いしたこと、家族でスポーツをしたこと

▽電車の中でつられ笑い!! 笑いの魔力 おもしろ動画 funny train
https://youtu.be/8ZmUZbwmxhw


▽6秒で笑える 爆笑おもしろ動画まとめ集
https://youtu.be/eODMPgGM7Dc


▽健康21 40 笑いと健康 その1
https://youtu.be/kksxtkbQVf4


▽平成23年 枚岡(ひらおか)神社 お笑い神事
https://youtu.be/tsmalOhDnTM

(2分30秒あたりから)

●算数の似た問題

「これでわかる算数小5」P32-問題2
「これでわかる算数小6」P14-問題2

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森川林 20170430 1 
 小5の5.1週の作文課題は、「大笑いしたこと」ですが、高学年の作文は、半分は実例で、半分は主題です。
 低中学年のころは、実例だけで作文を書くのが普通ですが、高学年や中高生では、その実例を通してどういう主題を表しているかということが重要になります。
 この主題を充実させるために、事前の準備が大事になってきます。


nane 20170430 1 
 子供は、時間の余裕があれば、必ずよりよい作文を書こうとします。
 ときどき実力はあるのに、決められた字数ぎりぎりで、項目も一応全部入れただけという作文を書く子がいます。
 そういう子は、日常生活の勉強が忙しすぎるのです。
 実は、勉強が忙しい子は、今は成績がよくても、あとになるほど伸びなくなります。
 それは、考えるという最も大事な勉強を省略しているからです。


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夏休みの合宿の勉強の企画 as/2937.html
森川林 2017/04/30 15:46 


 言葉の森では、この夏に自然寺子屋合宿を行います。
 せっかくの合宿ですから、その中で行う勉強は普段できないことをやっていきたいと思っています。
 また、同じやるのであれば言葉の森独自の勉強をしたいと思っています。

 読書感想文の指導をするということも考えましたが、子供たちにとってはあまり面白く感じられないでしょう。
 何年か前、言葉の森で読書感想文の指導を夏休みに行ったところ、次々に学校代表に選ばれる子が出てかえって困惑したことがあります。
 そこで、読書感想文は普段の勉強の中で実力をつければ良いということにして、もっと別のユニークな勉強をしたいと思いました。

 第一は、漢字の読みです。
 書きは、これから次第に重要ではなくなります。
 しかし、読みができていないと、ふりがながふってある本しか読めなくなります。
 子供たちは自分の興味に応じて大人の読むような本を読みたいと思うようになるはずですから、小学生の間に小学6年生はもちろん中学3年生までの漢字、つまり常用漢字約2000字を全部読めるようにしていくことが目標です。
 教材には、言葉の森の漢字集を使います。

 第二は、長い作文を書く練習です。
 手書きの作文やパソコン入力の作文では、1200字書くのに1時間から1時間半かかります。
 それではとても長い作文は書けません。
 そこで構想図を書いたあと、音声入力をする形で1万字の作文を書くことを目標にします。
 1万字の作文であれば、夏休みの自由研究としても使えると思います。

 朝は漢字の勉強、夜は長い作文の勉強、そして日中は自然の中でたっぷり遊ぶというような夏合宿にしていきたいと思っています。

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