勉強でも、勉強以外の習い事でも、初心者のうちは人から教えてもらうことが必要で、教えてもらう方が上達は早いものです。
しかし、ある程度レベルが上がってくると、それぞれの個性に応じてよくできるところと、あまりできないところが出てきます。
すると、人に教えてもらう場合でも個別の指導が必要になります。
学校で言うと、小学校低学年のころは一斉指導でわかりやすく教えてもらう方が能率よく勉強できます。
しかし、高学年になってくると、だんだん個別指導が必要になってくるのです。
それは、学年が上がってくると、得意なところと苦手なところが人によって分かれてくるからです。
そして、更に学年が上がり、中学生、高校生になると、この個別指導の必要性はますます高まってきます。
そして、究極の個別指導は独学なのです。
高校生になって独学中心に勉強していくためには、小学生のころから独学的なやり方で勉強をしておく必要があります。
その独学的な勉強の仕方が、家庭学習です。
その家庭学習も、親が教材の内容を把握していることが必要です。
そして、子供の出来具合に応じて、教材の選択を変えられるようにしておくことが大事です。
しかし、それは親がつきっきりで子供の勉強を見ているということではありません。
子供が自主的に勉強できるような方法を親が作っていくということなのです。
この自学自習を勉強の基本にしていると、学年が上がるほど勉強の能率が上がってくるのです。
====
寺子屋オンエアのすすめ
https://www.mori7.com/index.php?e=2181
寺子屋オンエアとは、自宅で行う家庭学習をネットで共有する仕組みです。
取り組む家庭学習の内容は自由ですが、どんな勉強をどんな方法でしたらよいのかというアドバイスを言葉の森の先生が行います。
小中学生の勉強の基本は家庭での自学自習です。しかし、自習の仕方がわからないので、手軽な通信教材に頼ってしまう人が多いのです。
通信教材では、でき太くんの算数クラブのように、子供たちが自分で取り組みながら力をつけられるような工夫がしてあるものもあります。しかし、それ以外の多くの教材は、子供がひとりでもできるように、ただやりやすさだけを前面に出したものになっています。だから、簡単なうちは続けられますが、それで力がつくわけではないので、学年が上がって難しい問題が出てくるようになると続けられなくなってくるのです。
課題が易しいうちは、易しい通信教材で勉強できますが、それでは実力がつかないので、課題が難しくなってくると、多くの生徒は塾に行くようになります。
ところが、塾で先生に教わるような勉強は、実は能率が悪いのです。人に教わる勉強は、わかることもわからないことも、みんな同じようなペースで教わります。教わっているときは勉強をしているような気がしますが、勉強の中身が本当に定着するのは、自宅でじっくり自分なりに考えるときです。人に教わる勉強は、自分で考える時間が少なくなるという点で能率の悪い勉強なのです。
しかし、小中学生のころの勉強は、受験勉強も含めて、難しいとは言っても基本的には誰でもできる勉強なので、たとえ能率が悪くても長い時間をかけていれば、成績は上がります。塾に行って成績が上がる面があるのは、結局長い時間勉強をするようになるからです。
この小学生時代の長時間の勉強は、二つの点で問題があります。一つは、長時間勉強することによって、本を読んだり自分なりに考えたり遊んだりする時間がなくなってしまうことです。もう一つは、教わる勉強に慣れてしまうために、高校生になっても自分で勉強する方法がわからず予備校に頼るような勉強になってしまうことです。
勉強は、普段は自学自習で実力をつけておき、受験期には、志望校の過去問を分析し模試で自分の位置を見ながら受験用の勉強をする、という形で自主的に取り組むのがいいのです。
ところが、小中学生のころは、勉強に対する自覚がないのが普通なので、家庭での自学自習は、だらだらしたものになりがちです。子供が小学高低学年のうちは、まだ親の言うことを聞きますが、学年が上がってくると、だんだん親が言ってもそのとおりにはやらなくなります。
しかし、それは当然で、逆に小学校高学年になっても、親の言うとおりに素直に勉強する子は、反発するだけの自立心がないことも多いのです。小中学生のころに自立心のない子は、高校生になって自分の力で勉強をするときに、がんばりがききません。逆に、小中学生のころに親のいうことを聞かず、好き勝手にやっていた子は、高校生になっていざ勉強をすると決めると猛烈にがんばりだします。
こういう点でも、勉強はできるだけ本人が自主的に取り組むような形で進めていくのがいいのです。
寺子屋オンエアでは、子供たちが、「今日はこれをやります」という形でネット上で先生に報告し、そのやると決めたことを自宅でやっていきます。ネットでつながっているので、ひとりで勉強をしているのではないという実感があります。
月曜日から金曜日の毎日午後5時から午後7時まで自由にアクセスできます(第5週目は除く)。ですから、1ヶ月の間、毎日参加するとすれば、20日間勉強ができます。それだけやっていれば、寺子屋オンエアのない土日でも、同じペースで自然に家庭学習ができるようになるので、毎日家庭での自学自習ができるようになります。小中学生の勉強は、この毎日欠かさずということが大事なのです。
先生が勉強を教えるわけではありませんが、監督し、必要に応じてアドバイスする先生がいるので、料金がかかります(1ヶ月1人2,160円)。
寺子屋オンエアに必要なものは、google+のアカウントとウェブカメラです。最初のうちは、操作がわかりにくいので、電話で対応しながら接続の仕方などのアドバイスをしていきます。
将来は、この寺子屋オンエアを広げて、いくつかの家庭が協力して家庭学習をシェアする家庭塾のようなものができるとよいと思っています。そうすれば、特に誰かを先生として頼むのでなければ料金はかからないようにすることもできます。
また、先生として頼む人についても、学校や塾で教えることに慣れているプロの先生ではなく、自宅で子供たちを勉強させることに慣れている人が適役です。その点で、地域の人格者のような人が先生役になって、複数の家庭が協力して寺子屋オンエアを運営するというようなやり方ができれば理想的です。そうすれば、文字どおりネット上の寺子屋のような教室になると思います。
====
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
勉強の基本は家庭学習です。
今は、インターネットの普及で、教材も勉強の仕方も容易に手に入るようになりました。
そして、今では、一緒に勉強する友達も、家庭学習の中で探せるようになっているのです。
学校にいる間は、まだ人に教わるかたちの勉強でもいいのですが、社会に出たら教わるだけでは限界があります。
自分で工夫して学ぶことは、仕事が高度になればなるほど必要になってきます。
だから、学校にいる間から、そういう自主的に学ぶ姿勢を作っておくことが大事なのです。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。家庭学習(92)
2017年の夏合宿の特徴は、読書と遊びをたっぷりすることです。
子供たちの合宿というと、遊びだけ、勉強だけになりがちですが、言葉の森の夏合宿は「よく遊びよく学べ」で、両方を実行します。
特徴1.たっぷり読書をします。
付箋読書という読み方で、午前中3時間たっぷり読書タイムをとります。休憩時間には、敷地に設置した複数の大型ビニールプールで遊びます。
特徴2.たっぷり川遊びをします。
冷たい川でもウェットスーツを着ていれば、長い時間遊んでいても大丈夫です。川遊びのあとは、近くにある小高い丘で自由に遊びます。
特徴3.たっぷり作文を書きます。
川遊びの様子を防水カメラで記録し、夕方に作文を書きます。次の日の夕方、その作文のプレゼン発表をします。プレゼン発表会は、家で待つお父さんやお母さんもウェブ経由で見学できます。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
子供たちは集団の中で生きています。
ひとりではなかなかできないことも、みんながやっているのを見ると自然にできるようになります。
そこで、今年の夏合宿は、読書をたっぷりすることにしました。
夏休みは読書感想文に対する要望が多いので、合宿で読書感想文をやることも考えました。
しかし感想文は、子供にとっては面白くないだろうし、それにそういう宿題自体が時代おくれです。
そこで、読書をたっぷり行う夏合宿にしました。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。合宿(14)
5.3週の課題は、「急がば回れ」です。
こういう説明的な文章は、似た話を見つけるのが意外と大変です。
特に小学生のころはまだ人生経験もあまりないので、自分の体験からだけだと似た例が見つからないことも多いのです。
そこで、お父さんやお母さんなど身近な人に取材することが重要になってきます。
しかし、単に急に、「お父さん、『急がば回れ』の例ある?」などと聞いても、お父さんは急には答えられません。
だから、お父さんに聞く前に、自分なりに見たこと、聞いたこと、思ったことのメモを見せて説明するのです。
そのメモになるものが構想図です。
構想図は、自由に思いついたことを書きます。
作文の内容から脱線したことでもかまいません。思いついたことをどんどん書いて、自分の考えを広げていくことが大事です。
考えることは構想図で、書くことは作文でというように分けておくと、作文を書くのも早くなってきます。
●授業の動画
https://youtu.be/pkFTfIQpFok
●作文の予習
▼5.3週
★急がばまわれ(感)
▽[Forza Horizon2]急がば回れ
https://youtu.be/66kfjNNTBUs
▽急がばまわれ~!
https://youtu.be/IVR53hZGJiY
▽天神石坂男坂・女坂
https://youtu.be/3nfeNFnBkE8
▽『瀬田の唐橋』 (Phantom2 空撮)
https://youtu.be/c-g1sWXfx_0
●算数の似た問題作成
「これでわかる算数小4」P62-4
「これでわかる算数小5」P38-5
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。発表学習クラス(0)
自然科学の本が面白いのは、そこに書かれていることが真実だからです。
どのように不思議に見えることでも、それが実際に存在するのであれば、そこに必ず合理的な説明が成り立ちます。
この世界が合理的な真実でできているという確信を持てることが、自然科学を学ぶことのいちばんの利点です。
文学の世界でも、人間の真実を描くことはできますが、そこにはどうしても作者の人生観や世界観や思い込みの癖などが入ります。
だから、文学の世界では、面白く読めるが、不自然なパターン化に流されるということもまた多いのです。
さて、ところが、自然科学の良書というのは書店には意外と少なく、児童図書の多くはフィクションが中心となっています。
今回、思考発表クラブで理科実験工作を取り上げようと思ったのは、子供たちの知的生活が、机上の勉強と架空の文学に多くを占められているような気がしたからです。
もちろんどちらも大切です。特に文学の世界は、架空ではあってもその中で人間に対する共感のようなものが育ちます。
しかし、現実の世界の中にある合理的な真実に感動することもまた、子供たちの成長には必要です。
自然科学というリアルな世界で、親子の対話ができると面白いと思います。
====
賢い子を育てる、お母さんの科学的関心
https://www.mori7.com/index.php?e=2794
子供が、最初に接するのは、両親、特にお母さん、そしてお父さんです。
子供は両親を通して、社会に接していきます。だから、親の関心が子供の関心に結びつくのです。
親が科学的なものの見方に関心を持っていれば、子供もそのような関心を通して世の中を見るようになります。
これが、賢い子を育てる出発点です。
本を読んだり、勉強をしたりする以前に、子供が親の関心に自分の関心を重ね合わせることが大事なのです。
しかし、もとから科学好きな親ならまだしも、多くのお母さんは科学的なことにはあまり関心がないと思います。
そこで、使えるのが、子供向けの科学の本です。
子供と一緒に科学の本を読んでいると、「へえ、そうなんだ」と、世の中や自然の現象についての新しい理解に感心することがあります。
特に、自然界は、科学的な考え方の宝庫です。
自然の中にあるものは、どれもそれなりに必要な科学的裏付けを持って成り立っているからです。
これに対して、人間社会の現象は、にぎやかな話題が多い割に、科学的な裏付けを通して理解するということはあまりありません。
また、一般に勉強と言われるものも、科学的なものの見方にはあまり結びつかないものがかなりあるのです。
特に、成績にすぐに結びつくような勉強は、知識と手続きの理解でなりたっているので、それはそれでとても必要なことなのですが、子供を賢い子にするということにはあまり結びつきません。
むしろ、勉強の時間が多すぎると、勉強以外の読書や遊びや対話の時間が減る場合もあり、その方が子供の成長にとってマイナスになることもあるのです。
最近出た科学の本として面白いと思ったものは、「理科好きな子に育つふしぎのお話365」(誠文堂新光社)です。
390ページもあり、結構重たいので、読み聞かせに使うとしたらお母さんはかなり大変です。
しかし、ルビがふってあるので、ある程度お母さんが読み聞かせをして、子供が興味を持てば、続きを自分で読むようになると思います。
科学の本の選び方として大事なことは、ただ知識が書いてあるだけでなく、因果関係のような構造が書いてあることです。
科学の本とは少し違いますが、時事問題などでも、事実の経過が重要なのではなく、その背後にある因果関係の解説が大切です。しかし、世の中にある時事問題に関する本でそういう観点で書かれているものはあまり多くありまぜん。
知識が大事なのではなく、その知識の背後にある科学的な関係を知ることで、知的な好奇心が刺激されることが大事なのです。
以上のような科学的関心について考えたのは、ドクター・中松さんの「私は死んでる暇がない」を読んだのがきっかけです。
これも、とてもいい本ですから、子供向けではありませんが、ぜひ多くの方におすすめしたいと思います。
====
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
子供たちは、実験や工作が好きです。
それは、山に登ったり、川で遊んだり、虫をつかまえたり、木の実を採ったりする遊びと同じように、現実の三次元の世界との対話があるからです。
そういう遊びのような勉強をときどき家庭でできるようになるといいと思います。
理科の試験の成績を上げるためには、実験に時間をかけるよりもも、実験の結果を参考書で覚えた方がずっと能率がいいはずです。
しかし、生きた知識は、実際の手足を動かす中で育ちます。
そういう時間のかかることを余裕を持ってできるのが家庭のいいところだと思います。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。発表学習クラス(0)
これまで、思考発表クラブの授業では、(1)作文課題をもとにしたyoutubeなどの紹介と構想図書き、(2)算数の似た問題作りを行ってきましたが、今回新たに、(3)理科実験工作の紹介もしていきたいと思います。
今回は、過冷却の実験の紹介です。
家庭ですぐにできることなので、こういう身近な実験や工作を通して自然科学の面白さを味わっていけるといいと思います。
●授業の動画
https://youtu.be/bszK-JvM6u0
●作文の予習
▼5.3週
★日本語は、いままで
【1】日本語は、いままで日本民族によってしか使われたことのない内輪の言語、つまり部族言語です。どこの言語も初めは部族言語なのですが、それが外国に広まりだすと、外の視点が入ってきて言語の刈りこみが行われてくるわけです。【2】その刈りこみがはなはだしいのが英語です。英語というのは、外の視点と内の視点が合作でつくり上げためずらしい言語なのです。その点、ロシア語などは、多分にまだ内部の視点だけの言語ですが、それは国際普及の度合いが少ないからです。【3】日本語などはその最たるもので、これまで外側の目というのはまったくなかった。
日本人は、自分の国の言語を国語と言ったり日本語と言ったりしますが、国語、日本語の対立は実はこの問題と関係があるのです。【4】国語として日本人が自分の言語を見るときは、完全に内側の視点で見ているのです。みんな、日常の文法などは知っているという前提で、日本語の文学とか詩が論じられる。つまり基本的知識のある者同士の話なのです。【5】ところが、外国人は、ことばのきまりも発音の仕方も知らないで日本語を習うのですから、外の視点しか持っていないということです。
そして、私たちの母語である日本語は、いま徐々に外の視点を加味して整理される芽生えが出てきています。【6】もし外国人が日本語を学ぶ勢いがこのまま五十年、百年とおとろえなければ、日本語も大きく変わると思うのです。それは、英語が四百年の間にまったく変わってしまったのと同じで、日本語が国際普及するに従って、外の人の影響力が国内の日本語にもおよんでくる。【7】ただ、だからといって、日本本来の内側の視点は閉鎖社会のなごりだからやめるというのは、大きなまちがいです。英語でさえも、いまだにイギリス人しかわからない、彼らだけの内側の視点の部分があるのです。その外側に、人工的に刈りこまれた英語の部分が付加されてきたということなのです。
【8】日本語はまだこの部分が少ない。その証拠に、日本語の字引はすべて国語辞書です。日本語の辞書は、ほとんどすべて日本語を内側の視点からしか見ていません。ですから、日本語国際普及の一つの大きな課題は外の視点を取り入れた日本語辞典をつくることで∵す。【9】これは、一つの大事な国家的事業であり、個人ではできないことですから、国際交流基金などが中心にやるべき仕事だと思います。
日本語は、外国人によって学ばれ、使われた経験がないために、植木屋を十年も入れなかった庭みたいでめちゃくちゃに枝がのびているという状態です。【0】多くの西洋の言語は、ヴェルサイユ宮殿の庭木のように、整然と刈りこまれ、人工的な手入れがされているのです。かつて大学の先生をやめてフランスで日本語を教えていた学者が、ことごとにフランスには整然たる文法があるのに、日本語には文法がないと言ったのも、そのへんの問題だと思うのです。
フランスでも、十六、十七世紀のフランス語は、植木屋の手の入らない日本語みたいな状態にありました。それを研究所をつくり、一種の理念にもとづいた人工フランス語をつくって、それを世界普及のフランス語の中心にしたわけです。だから、それはフランス人にとっても学ばなければならない「外国語」でした。高等教育を受けたフランスの知識階級が話すフランス語と庶民が話すフランス語がいまだにちがうのは、庶民はお金をかけてフランス語を勉強していないからなのです。外国人がフランス語を学ぶのが易しいのは、人工的に整理されたフランス語だからです。それを文法と、かの学者は呼んだわけです。
日本語にはそれがないのです。日本語は、明治からいままで百年の間におどろくほど変わりました。戦後の四十年間でもどんどん変わっているという野放図な自然言語なのです。これは、外国に日本語はこれですよと教えるときには大きな障害になるわけです。ですから、日本は、これからどうやって日本語を刈りこんでいったら、国際普及の日本語になるかということを考えなければならない。そして、これは国家的な事業として相当大きな研究課題としてお金をかけ、真剣に取り組まないと、どうにもならないと思うのです。
▽外国人がキレそうになる日本語の特徴
https://youtu.be/e-g1qe0T9B8
・同じ漢字で読み方が違う(生→なま、い、しょう……)
・1本、2本、3本
・日本語の国際化でこういうものも、シンプルになるのだろうか。そのためには、ある程度の許容も必要か。
▽【海外の反応】この日本語は英語に取り入れるべきだ!→海外「「適当」,「懐かしい」,「もちもち」,「面倒くさい」,「しょうがない」」
https://youtu.be/vHip6GCqSPE
・日本語にしかない言葉……適当、やっぱり、しょうがない、面倒くさい、なつかしい、さすが、よろしくお願いします、など。
・国際化でこういう言葉が文化として広がる可能性がある。(もったいないなども)
▽ベトナム、第一外国語が「日本語」に!|竹田恒泰チャンネル
https://youtu.be/tQ8X47aQiAY
●算数の似た問題
「これでわかる算数小6」P25-3-(2)
「これでわかる数学中1」P32-4-(3)
●実験工作
「でんじろう先生のわくわく自由研究」より
・いろいろ冷凍実験 P60~62
▽過冷却水の実験(Supercooling Experiment)
https://youtu.be/3lyMhjeuxEI
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
日本語と日本語以外の言語との比較が、こんなにもたくさん国語の問題として出てくるのは、日本だけの特徴のようです。
こういう日本語の特徴をいろいろな実例をもとに考えた経験があると、国語の入試問題で日本語論や日本文化論が出たときに、「ああ、あの話だ」とすぐに推測できるようになります。
今回から、更に理科実験工作も加えました。これも、お父さんやお母さんと一緒に家庭で取り組んでみるといいと思います。
机の上での勉強は、頭で考えるものですから、やれば誰でもできるようになります。
実験や工作は、体を使って考えるものですから、頭だけではなく心も動きます。
こういう心の動きを伴う勉強というのが、これから大事になってくると思います。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。発表学習クラス(0)
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。発表学習クラス(0)
△言葉の森合宿所は、那須高原南ヶ丘牧場と那須サファリパークの中間です。近所にはペニー・レインというビートルズの音楽が流れるパン屋さんがあります。
物語の本は、すぐに熱中できるものが数多くあります。
そして、最後まで読み続けられます。
しかし、説明文の方はそうではありません。
知的には面白いものでも、読んでいると、途中で飽きることも多いのです。
また、物語の本の場合も、現在のものがテンポが速く飽きずに読み続けられますが、昔の名作と言われる物語の中には、途中で退屈に感じるものもよくありますす。
そういう、読み終えると面白さがわかるが、読んでいる途中で飽きやすい本をどう読むか、ということで考えたのが付箋読書です。
付箋読書とは、自分が読みたいと思う方法10冊ぐらい並べておき、1冊を読んで飽きてきたら付箋を貼り次の本に移るという本の読み方です。
これを繰り返していると、何時間でも飽きずにいろいろな本を読むことができます。
ただし、この方法は理屈で言ってもなかなかわからないので、今度の夏合宿で実践してみようと思いました。
合宿に参加する生徒が、それぞれのおすすめの本を数冊持ってきます。
そして、グループごとに互いの本を貸し借りする形で付箋読書を行います。
45分本を読んだら15分休憩というような形であれば、午前中、読書三昧の生活ができます。
朝の10分間読書ならぬ、午前中の3時間読書です。
そして、たっぷり読書をしたあとに、午後は自然の中で自由に遊びます。
更に、夕方は、午前中の読書と午後の体験を活かして作文を書きます(笑)。
実は、作文と読書との間には深いつながりがあります。
文章を読む時間が多くなると、言葉が浮かんできやすくなり、その後の作文も書きやすくなるのです。
作文の題材は、実際の体験が直前に豊富にあるので、いくらでも思いつきます。
作文の中には、その日一緒に遊んだ友達なども登場すると思うので、その作文をプレゼン発表するような機会を作れば、更に面白いと思っています。
面白い夏合宿にするためにはどうしたらいいかということを考えて、以上のようなことを思いつきました。
名付けて「読書三昧の夏合宿」です。
7月23日から8月23日まで、2泊3日を1単位として連続して開催する予定です。
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
これまでの夏合宿は、子供たちの交流が中心でした。
今年ももちろんそうですが、今度は場所が固定しているので、必要な道具をいっぱい持ち込めます。
例えば、ビニールプール、ウェットスーツ、防水カメラ、クロームブックなどなど。
こういう合宿所を、将来全国各地に作っていきたいと思っています。
読書はもともとひとりで楽しむものですが、同じ本を共通して読んでいると、普段の話題の中にその本をもとにした話が出てきます。
思考発表クラブでの本の紹介を見ていると、そういう本の楽しみ方もあるのだとわかってきました。
そこで、今年の夏合宿は、読書を共有する合宿にしようと思いました。
更に、共通の体験をもとに、作文もプレゼン発表会で共有する予定です。
それを、家で待っているお父さんお母さんにgoogleハングアウトで配信することを考えています。
合宿所の場所を固定化すると、いろいろな企画ができるようになりました。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。合宿(14) 読書(95)
この記事に関するコメント
コメントフォームへ。
思考発表クラブに参加する生徒の中で、いちばん関心が高いのが、ほかの人がどんな本を読んでいるかという「本の紹介」のところのようです。
読書好きの生徒が多いせいか、どの子も、学年相当よりもかなり難しい本を読んでいます。
もちろん、易しい面白い本も登場しますが。
読書は個人の楽しみですが、ほかの人に紹介するのは、また別の楽しみがあるようです。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。発表学習クラス(0)