本日は、午後1時半より、インターネット上でプレゼン作文発表会を行います。
この発表会は、全員に豪華な参加賞が出ます。
この日は、学校の運動会と重なってしまった人が多かったため、動画だけの発表の人もかなりいましたが、その人たちにももちろん参加賞が出ます。
発表会というと、優秀作品を選び表彰するようなことがよく行われていますが、言葉の森の発表会は特にそういうことはせず、全員が同じ参加賞で、それぞれの発表そのものを楽しむ会にしたいと思っています。
言葉の森を長年やっていた生徒に共通するのが、書くことに抵抗がなくなったということと、書くことが好きになったということです。
最初は苦手だった子も、長年やっていると、表記のミスなども自然になくなり、自分の書いたものをみんなの前で発表することが抵抗なくできるようになるのです。
これをもし、間違いを早く直そうとしたり、上手な子を表彰したり、その上手な作文をみんなに見せてほかの作文と比較したり、ということをすれば、確かに一部の子は短期間で上達します。
しかし、大部分の子は作文が苦手になり、書くことに抵抗感を持つようになってしまいます。
作文指導に熱心な先生に教わるほど、そのクラスで作文が苦手な子が増えるというのは、こういう事情があるからです。
だから、私は、作文発表会を、たとえはちょっと変かもしれませんが、盆踊りのようなものと考えています。
盆踊りでは、踊りに慣れている人も、慣れていない人も、それぞれ自分なりに楽しく音楽に合わせて踊ります。
誰がうまいとか、誰が下手だとかいう比較をしたり評価をしたりする人はいません。
それよりも、自分なりに表現すること自体が楽しいのです。
このプレゼン作文発表会は、今度の読書作文キャンプでも行います。
発表は初めてという人も多いと思いますが、すぐにみんなの雰囲気に慣れると思います。
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勝つための習い事から、楽しむための習い事へ――スポーツも、作文も
https://www.mori7.com/index.php?e=2788
小学生の習い事に関する調査(2016年11月VSN)によると、子供に習わせたい習い事の1位はスポーツ系、2位は英会話、3位は音楽系という結果が出ています。
親の動機は、スポーツや英語や音楽のプロになることではないと思います。その分野が、苦手にならないように、そしてできれば楽しめるように、ということでさせているのです。
しかし、教える側は、それだけでは物足りないと思うのか、「勝つ」という方向で目標を立てがちです。
そして、実際に習い事の成果を発表する場は、試合や、検定試験や、コンクールなどですから、そこでどうしても優劣がつきます。
特にスポーツの場合は、負けたチームはかなり屈辱感を味わいます。逆に言えば、勝ったチームは大きな優越感にひたります。だから、親も子供もどうしても、勝つためのスポーツという方向に進んでしまうのです。
本当は、子供時代は、いろいろな運動を楽しむべきなのに、サッカーならサッカー、野球なら野球といったように、最初に参加した特定のスポーツに特化するような取り組み方になってしまいうのです。
しかし、多くの人がそういう今のスポーツのあり方のおかしさに気づきはじめていると思います。
作文の勉強も似ています。
言葉の森の生徒は、よく新聞に入選したり、コンクールに入選したりしています。
しかし、教室としてそういう入選の目標に取り組んでいるわけではありません。家庭で自由に取り組んでもらうという立場です。
入選は、子供にとって大きな自信になります。そして、小学生なら誰でも年に何回かは素晴らしい作文を書くことがあります。
しかし、教室として、子供たちの作文を入選させるために手直しするようなことはしません。先生が手を加えて上手な作文にしても、子供にとっては喜びにならないからです。
そのかわり、言葉の森では、生徒それぞれが作文を発表するプレゼン作文発表会のような企画を充実させたいと思っています。
賞や級を全く出さないわけではありませんが、それらはあくまでもきっかけ作りで、それらの賞や級を目標にして競わせるようなことはしません。
そうして、ひとりも苦手な子がなく、多くの子が作文が得意になるような教室を目指しています。
ただし、進歩のあとがわかることは必要ですから、森リン点の集計や作文検定の実施などには取り組んでいます。
しかし、これも競争を煽らない形で進めています。
それでも、小学生新聞の入選者数などは、たぶん毎年全国1位になっているのだと思います。
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発表会に暗い顔をして参加する人はいません。自分の愚痴をこぼしに来る人もいません。
みんな、自分のいいところを表現するために参加します。
すると、自然にそのいいところに合わせた自分になっていきます。
審査員が評価をしたり表彰をしたりする必要はありません。
発表することそのものが、その子を成長させていくのです。
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思考発表クラブでは、毎週15分程度の保護者懇談会を行っています。
そこで、子供たちの近況報告と質問や感想などを話してもらっています。
毎週の話なので、お母さんと先生とのやりとりよりも、お母さんどうしの話の中で参考になることも多いようです。
質問の中でよく聞くのが、やはり勉強面の悩みです。
それらの悩み事で共通していると私が思うのが、「○○が苦手だがどうしたらよいか」というものです。
勉強で苦手なことというのは、やっていないから苦手になっているだけです。
それを短期間で何とかしようと思うと無理が出てきます。
取り組むことを決めて、毎日短時間勉強する仕組みを作ればほとんどの苦手は克服できます。
この短時間の毎日という仕組みを作らずに、すぐにどうにかしようとするから難しいと思うだけです。
しかし、ここで考えなければならないのは、苦手と思われている勉強の中には、やらなくてもよいものもあるということです。
例えば、通信教育の教材などで勉強していると、小学校低学年のうちから、理科や社会の問題集もついてきます。
また、おまけでいろいろ特別な勉強などもできるようになっています。
そういう勉強はそれなりにしっかり作られているので、ついやらなければいけない気になってしまいますが、小学生のうちは、国語を得意にして、算数が普通にできるようにして、読書にたっぷり力を入れていけばそれで十分です。
それ以外の勉強をする時間があったら、もっと読書や子供の自由時間や多様な体験を充実させた方がいいのです。
それでもし、そういうおまけの教科が苦手になったとしても、それは本人がやるようになればすぐできるものですから心配は要りません。
本人がやる気になったときにすぐできるためには、その土台になる実力をつけておくことが大事です。
その土台の実力を育てるのが、読書や対話や経験なのです。
これは、受験勉強でも同じです。
小学校の低中学年のうちから、あるいは小学生のうちから受験に向けた勉強をしていつも時間に追われているような生活をしていると、肝心の実力が育ちません。
大事なのは、今の成績を上げることではなく、将来役立つ実力を育てることだという意識を持って子供の勉強を見ていく必要があると思います。
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学力テスト(模試)の点数が低くても気にしない
https://www.mori7.com/index.php?e=2199
言葉の森で年に数回行っている全国学力テスト(模試)は、平均点が60点前後になるように作られています。これは、模試という性格上、受験の合否を測定するために、点数の差がつくように作られているからです。
学校などで行われるテストは、到達度を見るためのテストなので、百点を取るのが普通です。学校でのテストだけしか受けていなかった子が、模試を受けてその点数の低さに驚くことはよくあります。
しかし、模試で見る受験用の学力は、受験期に本気になって取り組めばすぐに成績の上がるものです。そのテスト用の勉強をすれば誰でもすぐにできるようになりますが、そのテスト用の勉強をしていなければ、どんなに実力があってもできないことが多いのです。
模試のテストの正確は、クイズやパズルに似ています。初めて見るクイズをすぐに解ける人はまずいません。そういうものでは、クイズにならないからです。ところが、いったんその答えを教えてもらうと、次回からはすぐに解けます。答え方がわかれば何ということもない問題でも、最初は解けないのが普通なのです。
全国学力テストの成績が悪くてがっかりしている子がいたら、お父さん、お母さんの方でそういう事情を教えてあげるようにしてください。
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子供が低学年のうちは、やらせれば何でもよくできるようになります。
しかし、今の成績の延長に将来の成績があるのではありません。
低学年のうちは、成績を上げることよりも実力を育てることを第一に考えていく時期です。
そして、今の勉強の仕組みでは、実力と成績は、往々にして相反することもあるのです。
低学年のうちに勉強をさせすぎる弊害は、学年が上がるにつれて勉強が忙しくなることです。その結果、すべてに手を抜いてそこそこにやるようになってしまうのです。
大事なことはこの逆で、低学年のうちは時間を考えずに熱中できることをさせるようにするといいのです。
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プレゼン作文発表会を5月27日(土)の13:30から行います。
参加の仕方の案内は、本日、参加予定者にメール便でお送りしました。
https://www.mori7.com/hpk/
当日は、言葉の森のホームページにgoogleハングアウトのリンクができますので、そこから入って参加してください。
googleハングアウトを初めて利用するという方は、事前に接続練習ができますので、事務局までご相談ください。
発表は、youtubeに動画として既にアップロードされているものを順番に紹介します。
その紹介のあとに、参加されているみなさんに質問や感想などを述べていただきます。
質問や感想は、一緒に参加されるお父さんやお母さんもしてくださって結構です。
また、田舎にいるおじいちゃんおばあちゃんも一緒に見学や参加ができます。
みんなで楽しい発表会にしていきましょう。
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作文で金賞とか銀賞かという評価をつけるのは邪道のような気がします。
どの作品もその子の個性があるのですから、みんな同じ参加賞でいいのです。
子供は賞をもらうのが嬉しいのではなく(そういう喜びももちろん世の中にはありますが)、自分のことを発表して、ほかの人と交流することがいちばん嬉しいのです。
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小4の6月1週の課題は、「私の父(母)」です。父の話を書くのですが、書きにくい場合は母の話でもかまいません。
ところで、父の話というのは、普段あまり接点がないので書きにくいものです。
そこで、父に関する動画を集めてみました。
これを見ると、こういうお父さんは確かにいるなあ。自分もそうだし(笑)、という感じがします。
子育ては、お父さんだけでも、お母さんだけでもなかなかうまく行きません。
厳父慈母という言葉がありますが、それぞれ役割が違っているところが、子供の成長に役立っているのだと思います。
以下、小4の思考発表クラブで紹介したyoutubeの動画です。
▽おもしろ画像:父親と母親の子育ての 違いを描いた10枚の比較 写真に男性の冷や汗が 止まらないと話題に
https://youtu.be/6llG2w53VHw
・40秒あたりから。
▽父親だけで子守をさせないほうがいい理由がわかる写真20枚
https://youtu.be/gY-ubQzMWI0
・みんなのお父さんも似ているかな。
▽世界のナイスなパパたち、一瞬の行動がかっこいい
https://youtu.be/UsURKRbGu-0
・カッコイイ?お父さんもいる。
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子供にとって、父親というのは作文にはちょっと書きにくい題材だと思います。
しかし、このyoutube動画を見れば、「あ、うちのお父さんもそういうところがある!」というヒントになるでしょう。
お父さんは、お母さんと比べて、変なところがたくさんある代わりに、格好いいところもたまにある存在なのだと思います。
うちも、子供には結構変なことをしてきました。子供と一緒に山道を歩いていて、子供が道の横の溝に落ちてズボンが濡れてしまったので、クズの葉で腰蓑を作ってやりそのまま帰ってきたりとか。子供も男の子だったので、結構適応していました。しかし、そのわりに、父と違ってまともな子になってしまいましたが。
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△那須高原のつつじ
読書作文キャンプの申込みフォームができました。
https://www.mori7.com/stg/#form
今年の夏キャンプは、那須高原で、読書と作文と山や川での遊びを中心に行います。
遊びについても、できるだけ創造的な遊びをしたいと思っています。
今の子供たちは、結構パターン化した遊び方や時間の過ごし方をしているように思います。
勉強でも、スポーツでも、遊びでも、大人が企画した枠の中で遊んでいることが多いのです。
夏のキャンプなどでも、大人はつい、スイカ割りをしたり、花火をしたり、キャンプファイヤーをしたり、みんなで川に飛び込んだりするような、いかにも夏の遊びらしいことを考えがちです。
それはそれでもちろんいいのですが、本来子供というものは、自然の中で自由にさせておけば、いろいろな遊びを自分たちで考え出すものです。
自分の子供時代を考えても、休みの日などは文字どおり朝から晩まで、友達と山に行ったり海に行ったりして熱中して遊んでいました。
ただし、今の子供たちは、突然自由に遊べと言われても戸惑うと思うので、いろいろな遊び方を紹介して、あとは自分たちで工夫して遊べるようにしたいと思っています。
そして、夕方のプレゼン作文発表会で、自分が工夫した遊びを紹介すれば、互いにその工夫を共有できます。
勉強でも遊びでも、これからはできるだけ自分の個性と創造性を生かしたものにしていく必要があります。
インフレの時代には、メジャーなものが潰しの効くものでした。
しかし、デフレの時代には、メジャーなものほど過当競争に直面します。
そして、更に、人工知能の発達によって、これまで高い参入障壁に囲まれた聖域と思われていた分野が突然誰にでも開かれた分野になるという事態が生まれています。
こういう社会に行きていくためには、あらかじめ予約できる安全な道というものはないと考えることが必要です。
自分の個性を生かして物事に取り組み、社会の変化には自分の創造力を発揮して対応していくしかありません。
正しい答えを早く見つける能力ではなく、自分だけの答えを作り出していく能力が必要になってくるのです。
だから、今年の夏キャンプも、勉強だけでなく、遊びについても、できるだけ創造性を生かすような自由な遊びを工夫できるようにしていきたいと思っています。
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創造性と読書力さえあれば、何も心配は要りません。学校の成績などは、あとからついてくるものです。
しかし、それがわかるのは、子供がある程度成長してからです。
だから、小さいうちから、できるだけ自由に創意工夫して遊ぶことを教えておくといいのです。
今年の夏合宿は、午前中読書、午後遊び、夕方作文と発表会という予定です。
うまく行けば、読書を生かして遊び、遊びを生かして作文を書くということができそうです。
いずれ、この合宿をもっと長期間続けられるようしたいと思っています。
例えば、2泊3日ではなく、夏休み中ずっととか(笑)。
19、20日と、那須の下見に行ってきました。
ベッドを取り返るので、もう少し時間がかなります。
板室温泉の近くに広い河原がありました。
上の方の山はツヅジが満開でした。
息子は来月3歳になりますが、こちらのキャンプにそのうち参加させて頂きたいと思ってます。作文講師の勉強もしてみたいです。
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夏の読書作文キャンプの日程が決まりました。
読書と作文と遊びを中心とした「よく学びよく遊べ」のキャンプです。
○第1組:7/23(日)~7/25(火)2泊3日
○第2組:7/25(火)~7/27(木)2泊3日
○第3組:7/27(木)~7/29(土)2泊3日
集合解散場所は、いずれも東京駅です。
集合:1日目の 9:30東京駅「銀の鈴広場」集合→10:12東京駅出発(新幹線やまびこ207)→11:21那須塩原駅到着
解散:3日の14:30東京駅「銀の鈴広場」解散←14:16東京駅到着(新幹線やまびこ212)←13:02那須塩原駅出発
対象は、小1~中3で保護者も参加できます。(言葉の森の生徒だけでなく、どなたでも参加できます)
対象学年は、小1~中3。
低学年は、読み聞かせでなく自分で本が読める人(ひらがなが読める人)。
作文は、書けなかったり苦手だったりしても、対応できるので大丈夫です。
各組とも、子供24名 大人6名。
(子供12名以上で実施)
費用は、下記のとおりです。
子供…………36,720円(交通費含む。消費税含む)
大人…………28,080円(交通費含む。消費税含む)
(連泊する場合、2回目以降の2泊3日は、子供30,240円、大人21,600円)
(キャンプアシスタントとしてキャンプ中の子供たちの世話を手伝ってくれる方の大人の参加費は無料)
宿泊場所は那須高原の言葉の森合宿所です。
言葉の森那須合宿所
325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙3374-48 電0287-73-5794(045-830-1177)
募集フォームは現在作成中ですので、しばらくお待ちください。
https://www.mori7.com/stg/
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今年のサマーキャンプは、新幹線で東京から1時間10分、那須高原で読書と作文と山遊びと川遊びを行います。
参加者は、みんなにおすすめの本を3冊持ってきてもらい、午前中はたっぷり読書。日中は遊んで、夕方は作文とプレゼン発表会を行います。
子供たちは、バスで行くより新幹線で行く方が嬉しいようです。
時間も3分の1ぐらいになることだし、貸切バスはやめて新幹線の指定席で行くことにしました。たぶん、みんなでまとまった席に座れると思います。
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5月27日(土)13:30~15:00、インターネットでプレゼン作文発表会を行います。
この発表会には、どなたでも参加できます。(言葉の森の生徒以外の方も参加できます。)
参加された方全員に、豪華な参加賞が出ます。
参加お申込みの締切は、5月22日(月)までです。
参加される方は、発表会案内のページからお申込みください。
https://www.mori7.com/hpk/
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子供たちの作文発表の場です。
作文を読むだけでなく、作文の内容に関連する写真を絵を見せながらプレゼンテーションを行います。
5~6人の少人数のグループに分けて行いますので、質問や感想を交わしながら和気あいあいと進めます。
参加を希望される方は、発表会案内のフォームからお申込みください。
参加したいのですが、この日は残念ながら小学校の運動会。都内ではこの日程での運動会が多いのではないでしょうか。。。
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人間は、褒められれば自信がつきます。
これは、子供だけでなく大人でも同じです。
自信がつくとどうなるかというと、更に新しいことに挑戦したくなるのです。
しかし、挑戦を続けていると、必ず失敗することが出てきます。
その失敗を通して、人間はまた一回り成長します。
だから、すべての出発点は褒めることなのです。
最初から、細かいことに注意されて育った子は、その細かいことはしっかりとできるようになりますが、肝心の挑戦する自信というものが育ちません。
だから、小さくよくできる子というだけになってしまうことがあるのです。
大きく成長するためには、大きく失敗することが大事で、大きく失敗するためには、大きく挑戦することが大事で、大きく挑戦するためには、褒めて自信をつけておくことなのです。
子供を育てるのは、明日のテストの成績をよくするためではありません。
10年後、20年後の自立した人間として育てるためなのです。
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勉強はのんびり気長にやるほど得意になる
https://www.mori7.com/index.php?e=2208
小学校低学年の子は、作文でも、勉強でも、読書でも、遊びでも、みんな大好きです。生きていることがうれしくてたまらない時期ですから、どんなことも楽しく好きになるのです。
ところが、小学校低学年のときに、何かが苦手になることがあります。ときどきあるのは、作文が苦手になるというケースです。
その原因は、たったひとつ、早く上手に書かせようと思い、注意する量が多くなってしまうからです。
親が、注意と思っていないような一言でも、子供にとっては注意と受け止められてしまうことがよくあります。
だから、小学校低学年のころは、どんなに欠点があったり、不十分なところがあったりしても、ただひたすら褒めていればいいのです。
そして、褒める一方で、気長に長文音読と読書と対話を続けていくことです。
その音読と読書と対話も、やっているといろいろ気になることが出てきますが、全部そのまま認めて褒めてあげます。
読み方を注意したり、話し方を注意したり、読む本を決めたりすると、やがて音読も読書も対話も苦手になっていきます。
褒めるだけで上手になるのかといえば、そのとおりです。
褒めていれば、みんな上手になり、得意になっていきます。早く上達させようと思い、注意すると、苦手になり、下手になっていくのです。
人間は、繰り返していれば上達するようにできています。歩き方でも、走り方でも、喋り方でも、文章の書き方でも、続けていれば自然に上手になります。
学年が上がると、アドバイスによって急に上手になるという場面も出てきます。しかし、その場合でも、それまでの長い蓄積があるから、一言のアドバイスで上手になるのです。
だから、大事なのは、気長に続けていくことです。そのために、いつも気長に褒めていくことです。
音読も、読書も、作文も、生活の一部となるぐらいに自然に続けられるようにしていくことが大事なのです。
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褒められれば誰でも嬉しくなります。
この嬉しくなることが大事です。
嬉しくなると、もっとやってみようと思うようになります。
叱られてもっとやらされるのと違って、嬉しくなってもっとやるのは全然くたびれません。
そして、更に自信がついてくるのです。
褒めるときは、いつでも小さくたくさん毎日が基本です。
そして、たまに叱るときは、ドカンと大きく一発短く一瞬で終わるようにです。
その逆が多い(笑)。
その通りですね!近い将来ではなく、本当の将来を見据えて考えたいです。
生徒への指導を横で聞いていた娘が、指導が終わると「どうして私にはああいう風にホメてくれないの?」と言ってすねていました。私自身は同じようにホメていたつもりでも、やはり「母」と「先生」の心持は違うのだと初めて気づきました。
こども側でも「母」にホメられるのと「先生」という他人にホメられるのでは、嬉しさがちがうのかもしれません。
「先生」としての仕事の意義を再認識すると同時に、娘にも「先生」という他人にホメてもらう場を与えた方がいいな、と思う出来事でした。
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