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記事 2999番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/1/1
子供によい本を読ませるには as/2999.html
森川林 2017/08/17 05:25 

 北極を探検したアムンゼンは、子供の頃どんなに寒い日も窓を開けて寝ていたそうです。
 それは、将来自分が北極を探検する時に必要な体の強さを作るためでした。
 ここにあるのは、何かに対する憧れです。

 もしこれが他の誰かに言われて冬の寒い日も窓開けて寝るように言われたら、喜んでそれをするどころか、寒さで体を壊してしまったかもしれません。
 自分から進んでやることと、人に言われてやることでは結果に大きな違いがあるのです。
 これが人間と機械の違うところです。

 機械は、心という内面がないので、外から与えられた指示の通りに動きます。
 人間は、自分の心が納得したものであれば進んで取り組みますが、心が納得していないものは形だけの取り組みに終わってしまうのです。

 このことを、読書や勉強にあてはめて考えることができます。
 読書について言えば、自分の尊敬するお父さんやお母さんが読んでいるとか、自分と仲のよい友達が呼んでいるとかいう本は、子供なりに自分から関心をもって読もうとします。
 よい本だからという理由で人にすすめられた本を読むのではありません。
 自分が憧れの対象として感じているものを読みたいと思うのです。

 子供によい本をすすめるコツはここにあります。
 まずお父さんやお母さんが本を好きで、子供にその本の魅力を語って聞かせることができるようになっていることです。
 子供を読書に誘導するのではなく、子供が自分から進んで読みたくなるまで待っているということが大事です。
 読ませるのではなく、自分から読みたくなるようにさせるというのが、子供によい本をすすめる最も理想的な方法なのです。

 このことに関連して、最近思っているのは、子供は自分と仲のよい友達が読んでいる本は、自然に読みたくなるようだということです。
 よく、「○○さんが紹介していた本を、自分も借りてきて読んでみた」という声を子供から聞くことがあります。
 子供どうしの読書紹介の機会を作ることも、読書をすすめるよい方法になると思います。

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森川林 20170817 1 
 読書好きな子に共通しているのは、お父さんやお母さんがやはり読書好きで、日常的に読んだ本の話などをもとにした対話があることです。
 その話を聞いて、子供たちは、自分もそんな本を読んでみたいと思うようになるのです。


nane 20170817 1 
 お母さんの好きな本は物語文になる傾向があり、お父さんの読む本はその反対に説明文の本になる傾向があるようです。
 児童向けの説明文の本は種類が少ないので、お父さんが子供の読書に少しでも関わることが大事だと思います。


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子供がyoutubeばかり見ていて困るとき as/2998.html
森川林 2017/08/16 16:07 


 子供は、甘いものが好きです。
 甘いお菓子や甘い食べ物は、大人が止めなければいつまでも浸っていることがあります。
 この甘いものに似ているのが、漫画や、テレビや、ゲームや、インターネットです。

 先日、「子供がyoutubeばかり見ていて困る」という相談を受けました。
 これに似た話で、「スマホを禁止する」とか、「ゲーム機を買わない」などという話もよく聞きます。

 しかし、これらは、禁止して解決するものではありません。
 禁止されてやめたものは、禁止する人がいなければ、またやるようになります。
 大事なのは、禁止という外枠を作ることではなく、子供が律することのできる内面の芯を作ることです。

 その内面の芯はどこからできるかというと、憧れからです。
 尊敬するお父さん、お母さんがいて、子供がそういうお父さんやお母さんのような人間になりたいと思えば、親の言うことは自然に聞くようになります。

 そうして、子供は、自分で自分をコントールする力を身につけていくのです。

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森川林 20170816 1 
 子供には、憧れの対象が必要です。
 そこで、我慢したり向上したりすることを学ぶのです。
 その憧れの対象の最初はお父さんやお母さんです。
 だから、まずお父さんやお母さんが、尊敬されるお父さんやお母さんになることが大事なのです。


nane 20170816 1 
 子供に尊敬されるお父さんやお母さんになるためには、どうしたらいいのでしょうか。
 まず、お母さんがお父さんを尊敬していることです。
 そして、お父さんもお母さんを尊敬していることです。
 間違っても、子供の前で、いない相手の悪口などを言ってはいけないのです(笑)。


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Facebookグループに、目標のわかるスローガンを設定 as/2997.html
森川林 2017/08/15 15:49 


 このたび、数が増えすぎた言葉の森のFacebookグループを、大きく7つに統合しました。

 これらのFacebookグループに参加されているみなさんが、グループに記事を投稿しやすくするために、グループの目標を短いスローガンとして表すことにしました。

 目標はこれに限定したものではありませんから、投稿は基本的に自由ですが、一応参考にしていただけるといいと思います。
 また、もっといいスローガンがありましたら、お知らせください。
(Facebookグループ名のあとの数字は参加者数 2017年8月14日現在)

●読書の好きな子になる庭(FB) 1207
https://www.facebook.com/groups/dokusho/
「読書の好きな子を育てよう。」

●森林プロジェクト(FB) 284
https://www.facebook.com/groups/shinpro/
「喜ばれる教育の仕事をしよう。」

●親子で遊ぼうワンワンワン(FB) 126
https://www.facebook.com/groups/wanwanwan/
「子供たちに豊かな文化の生活を。」

●言葉の森と家庭教育(FB) 132
https://www.facebook.com/groups/kateigs/
「家庭の教育を充実させよう。」

●中学生の勉強相談室 397
https://www.facebook.com/groups/tyuubenn/
「中学生の勉強を進めよう。」

●日本語for外国人の島 395
https://www.facebook.com/groups/gaikoku/
「外国人の日本語学習を応援しよう。」

●帰国子女の原 390
https://www.facebook.com/groups/kikokusijo/
「海外日本人のよりよい教育をシェアしよう。」

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