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公立中高一貫校受験という選択(2) as/3026.html
森川林 2017/09/08 05:13 


 今は、公立中学、公立高校という選択も、かなり明るい見通しが持てるようになってきました。

 だから、公立中高一貫校の受験は、合格はしてもよいが、最初から合格しないもりで受験するぐらいに考えておくといいのです。

 なぜ、そういう姿勢でいるのがいいかというと、第一に、小学6年生はいくら本人が受験したいと思っていても、まだ自覚して勉強に取り組む年齢ではないからです。

 本人が受験を希望していても、それは友達や親の言葉に影響されて、ムードでそう思っていることがほとんどです。
 だから、合格すればそれはそれでいいのですが、不合格になったときに、それを自分の問題として受け止めることができません。
 だから、不合格という経験が自分のプラスにならないのです。

 第二に、公立中高一貫校の試験問題は、何度も言いますがガラパゴス化しているために、努力や実力に比例して合格するものではなく、合否が偶然に左右される面が大きくなっているからです。

 努力のしようがあるものであれば、全力でがんばるということは、たとえそれば失敗に終わっても価値ある挑戦になります。
 しかし、今の試験問題は、高倍率で、難問で、しかも問題数に比べて制限時間がかなり短いので、努力と成果の相関がきわめて低くなっているのです。

 ところで、これまでは、志望校に合格するかどうかということがその後の人生を大きく変えるような感覚を多くの人が持っていました。

 それは、中学生や高校生の時期は、まだ周囲の影響を受けやすいので、進学校に入ると、その進学校的な雰囲気で自然に勉強するようになるからです。
 それは、学校の教育力というよりも、周囲の友達の教育力と言ってもいいものです。

 そして、これまでは、学校以外に本格的に勉強をする場はほとんどありませんでしたから、ある学校に入ることは、その学校のレベルに合わせて勉強することにならざるを得なかったのです。

 しかし、今は、ネットワークの利用によって、学校以外に勉強できる場が充実してきています。
 本人にやる気があれば、学校に頼らずに勉強を進めていけるようになっているのです。

 また、公立の中学、高校も、独自の改革を進めているところが多くなっています。
 私立が優れているのは、受験生を集めることができるトップ校までで、そうでない私立校は、今後少子化の影響で財政的な余裕がなくなるという点で、公立よりも教育環境が不利になることが考えられます。

 このように考えれば、近所の公立中学に進み、その後公立高校に進むということは、いい選択肢だとも言えます。

 公立中高一貫校を受験するような生徒は、どの子も優れた実力を持っています。
 だから、努力と成果の相関が低く、偶然の合否に左右される面の強い入試であまり消耗しないように、親は大きな目で余裕を持って受験に取り組んでいくとよいと思います。

公立中高一貫校受験という選択(1)

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森川林 20170908 1 
 受験に合格してもしなくても、その受験という経験自体に意味があるのは、子供が15歳以上になり自分の人生を自覚するようになってからです。
 小学6年生の時点での受験は、合格すれば、その経験から得るものはありますが、不合格になると得るものはほとんどありません。
 しかも、今の公立中高一貫校の受験は、努力に比例して成果が出るというものではなくなっています。
 だから、受験に取り組むことはいいのですが、親がそこに過度に熱中しないことが大事です。
 親の役割は、子供の長い人生をいつも見ておくことです。

nane 20170908 1 
 いい受験とは、自分なりに志望校の研究をして作戦を立てて臨む受験です。
 塾や予備校に言われたまま宿題をこなすような受験は意味がありません。
 どんなことでも、主体的にやったことは、結果にかかわらずあとに残るものがあり、人に言われたままやったことは、結果しかあとに残るものがないのです。


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真面目な先生より面白い先生――子供が勉強に熱中するとき as/3025.html
森川林 2017/09/07 08:53 


 子供は、面白い先生が大好きです。
 面白い先生に教えてもらうと、つい一生懸命勉強してしまいます。
 その先生が、真面目で学識豊かであるかどうかというようなことは、子供には関心がありません。
 どの子も、楽しく勉強したいだけなのです。

 小中学生の間の勉強は、もともと退屈なものです。
 高校生や大学生になって考える勉強という要素が入ってくると、勉強はだんだん面白くなってきますが、それまでの小中学校の勉強は、必要だからやるのであって、面白さとは縁遠いものです。

 例えば、かけ算の九九のような当然やらなければならない勉強も、自分から進んでやるような子はまずいません。
 最初はしぶしぶとやって、できたのを褒められているうちに、少しずつ面白くなっていくのです。
 それも、勉強そのものが面白いのではなく、褒められるから面白いのです。

 ほかの勉強も、進んでやりたくなるようなものではないという点で共通しています。
 作文ももちろん同じです。
 自分の書いた文章が上手に書けているかどうかに関心を寄せ、書くことが好きになるような年齢は、もっとあとになってからです。

 小学校の最初のころは、文章を書くという勉強は大して面白くないものです。
 だから、小学校低中学年の生徒はよく言います。
 「どうして、こんな勉強しなきゃいけないの」と(笑)。

 ところが、そういう勉強に、なぜか子供が一生懸命取り組んでしまうことがあるのです。
 それは、先生が面白い先生だからという場合です。
 明るい楽しい先生に出会うと、子供はその先生の期待にこたえようとして熱心に勉強してしまうのです。

 家庭学習をする際にも、同じことが言えます。
 勉強は、真面目にやるものではなく面白くやるものです。
 どう面白くやるかということは、親ができるだけ面白くやっていこうと思えば自然に出てきます。
 少なくとも、声のトーンは明るく、顔はいつもにこやかにというだけでも、子供の勉強に取り組む雰囲気は違ってくるのです。

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森川林 20170907 1 
 真面目さと面白さは両立するものです。
 しかし、真面目な先生は、つい面白さを後回しにしてしまいます。
 本当は、面白さを先にして、真面目さはあとからつけたしておけばいいのです。


nane 20170907 1 
 作文の勉強は、そのときの感情に左右されます。
 真面目な暗い雰囲気で、自由な明るい内容の作文を書くことはできません。
 叱られながら、「楽しかったこと」という課題の作文を書くことを想像してみるとわかります。
 だから、作文の勉強は特に明るく楽しくやっていくことが大事なのです。


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