子育てでいちばん大事なことは、子供が幸福に過ごす時間をできるだけ多くすることです。
子供が喜ぶようなことをするのが、親の役割です。
「勉強ができるようになる」ということは、その次に来ることで、子供が楽しい生活を送ることを最優先していくといいのです。
子供の幸福を考えた場合、最も重要なのはお母さんの笑顔です。
お父さんの笑顔も、少し入るかもしれませんが。
最近のように冷たい雨が降る日が続くと、誰でも自然に気分が暗くなりがちです。
子供が学校から寒さにふるえながら帰ってきたときに、家の中に太陽のような明るい笑顔のお母さんがいれば子供はそれだけで幸福になります。
お父さんもなるかもしれませんが。
明るい笑顔をするというのは、決心次第で誰でもできます。
そして、明るい笑顔続けているうちにいつかそれが習慣になり、第二の天性にになり、生まれつき明るい笑顔だった人のようになっていくのです。
現代の社会は、暗いニュースもよく流れています。
しかし、そういうもののほとんどは、見る必要のないものです。
暗い話は見ないことにして、いつも前向きに明るいことを考えていくといいのです。
これは、お母さんだけでなく、先生という役割の人の場合も同じです。
子供が好きな先生は、明るくて面白い先生です。
性格は努力しているうちに変えられるので、人を教える仕事をしている人は、常に 明るい笑顔でいるということを心がけていくとよいと思います。
たまに子供に厳しい一言を言う必要があったときも、いつも明るい人が言う一言は子供の心に響きます。
いつも小言を言ってる人の厳しい一言は、あまり心に響きません。
だから、いざというとき以外は、いつでも明るい笑顔で生活していくといいのです。
もちろん、いざというときの一言も、ただの厳しい一言ではなく、明るく厳しい一言というのが大事です。
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自分の子供が小さかったとき、「もしこの子が明日死んでしまったら」と考えて、人生は楽しく暮らすことがいちばん大事なのだろうなあと思ったのでした。
だから、勉強などは全く適当で、楽しく遊ぶことばかりさせていたのです。
もちろん、私は子供に、同じことを二度目に注意されたらぶっとばす(笑)という育て方をしていたから、子供たちはどう思っているかわかりませんが。
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受験で作文や小論文を使うという場合、そのための練習はなかなか難しいものです。
(以下、作文・小論文をまとめて作文と書きます。※)
英語や数学であれば、すべて答えがある問題ですから、どういう問題が出されるか過去問を分析してその問題に合うような練習に取り組めばそれで成績は確保できます。
ところが、作文の勉強は、過去問の模範解答を見ても、実際の試験で出る問題は全く違います。
同じように、国語の問題も、過去問を解いたからといって、試験の成績がよくなるというあてはありません。
では、どうしたらよいかと言うと、どういう問題が出されても得点できるだけの国語力、いい文章を書けるだけの作文力を作っておけばいいのです。
とは言っても、作文の実力向上を実感するのは、受験作文に本気で取り組んでから約1年かかりますから、ほとんどの受験生は練習時間が足りません。
そこで言葉の森では、短期間に合格する作文力をつける方法を作っています。
それは、過去問に類似するようなテーマを何本か書いてみるという練習です。
過去問をそのまま書くということもありますが、基本は、過去問に類似した傾向の問題を書くということです。
そこで大事なことは、その傾向に沿って価値ある体験実例、社会実例、光る表現、深められた主題を準備してくることです。
作文の書き方という構成の部分は、言葉の森の考案した独自の構成法でアドバイスします。
生徒が準備するのは、構成以外の、題材と表現と主題です。
(つづく)
★言葉の森の受験作文コースを受講している保護者の方向けに、のオンライン個人面談を行っています。(生徒の同席も可です。)
個人面談を希望される方は、面談予定表のページからお申し込みください。
※
作文と小論文を区別して考える人がいますが、上手な文章を書くが目標ということであれば、作文も小論文も同じです。
強いて区別を言えば、題材が中心になるのが作文で、主題が中心になるのが小論文です。
中心になるとは、その部分の分量が多いということではなく、文章全体の重点がどちらになっているかということです。
しかし、その区別は黒白はっきり分かれるわけではなく灰色の範囲もかなりあります。
そこで、言葉の森では、作文も小論文もひとまとめにして作文と使うことが多いのです。
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入試に作文試験があり、それがかなり得点に影響するという場合、受験生はかなり不安です。
というのは、どういう問題が出されるかわからないからです。
実際に、書きようがない問題が出されることもあります。
だから、受験作文は、実力と自信をつけておくという対策しかないのです。
受験作文コースで練習した生徒は、合格した子も合格しなかった子も含めて、お世辞かもしれませんが、「作文だけはよく書けました」と言ってくれます。
試験に臨む方法がわかるので、取り組みに迷いがなくなるからだと思います。
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