3月にサーバーを移転してから、文字化けのために、森リンが使えない状態が続いていました。
また、自動ルビ振りのページも、同じソフトを使っているために、長い間使えませんでした。
https://www.mori7.net/musi/ruby.php
それが、本日解決して(12月18日(月)18時ごろ)、どのページも元どおり使えるようになりました。
これまで、長くご迷惑をおかけしましたが、忍耐強くお待ちいただきありがとうございました。m(_ _)m
この森リンの文字化け直しは、coconalaという仕事のシェアリングサービスのサイトで依頼しました。
お仕事をしていただいたcore_hei様、ありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。
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文字化けのために10か月近く使えないままでいた、自動採点ソフト「森リン」が直りました。
これまで、長い間ご迷惑をおかけしました。
今後、森リンのAI化を目指していきたいと思います。
森リンの本質は、語彙の多様性とバランスです。
だから、作文の評価というよりも、作文力の評価です。
小論文に合わせた評価なので、小学生の生活作文の場合は、どうしても低めの点数になります。
作文の字数が短いと誤差が出るので、目安は1200字以上です。
だから、点数が客観的になるのは、1200字以上が課題になる小6以降です。
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保護者懇談会で最初に15分程度説明する内容です。
この説明のあと、自由に、お子様の勉強の近況、質問、相談などをしていただきます。
マイクは、最初は全員オフになっていますので、話すときだけオンにしてください。
カメラはオフのままで結構です。(オンでもかまいません。)
(マイクとカメラのアイコンは、Zoomに入ったあとの画面の左下にあります。)
発言するときは、そのまま話していただいても結構ですが、できれば次のようにしてください。
発言するときは、Zoommに入った後の画面の下にある「参加者」のアイコンをクリックします。すると、右側に参加者のリストが表示されます。そのリストのいちばん下、「手を挙げる」というアイコンがあります。それをクリックしてください。手を挙げても気が付かれないと思われるときは、声を上げてください。
退出するときは、Zoomに入っている画面の右下に、。「ミーティング退出」というリンクがありますから、lそこをクリックしてください。
また入り直すときは、ホームページのリンク先から同じように入ってください。
1.学年別勉強の仕方の説明
(1)小1は、勉強の内容よりも習慣(自分で毎日短時間勉強する習慣をつける)。また家庭での対話の文化づくりの時期。
(2)小2は、暗唱に最適の時期。勉強よりも読書に力を入れる。多様な経験をさせて好きなものを見つける。
(3)小3までは、難しい勉強はない。基礎を身につけたら、あとは読書と趣味に時間を。熱中するものがある子は伸びる。
(4)小4は、読書も作文もいちばん進む時期。勉強は難しくない。親の手を離れて自分でやろうとする時期なので対応に工夫が必要。
(5)小5から急に勉強が高度になる(特に算数)。勉強に思考力が必要になる。その思考力は小4までの読書と対話によって育つ。算数が苦手にならないように補助する必要がある。
(6)小6の受験算数は訓練しないと解けない。パズルと同じ。しかし、その訓練はその後役に立つわけではない。中学受験をしない子は、スタディサプリで中1の先取りをすることもできる。
(7)中3までは、親が勉強の補助をするとよい。気持ちは自立しているが、勉強計画などは立てられないのが普通。
(8)高校生は、周囲に関係なく、自分のペースで高2までに高3の数学を終わらせておくとよい。志望校は高2の終わりに決めて過去問をやる。(親がやらせないと自分ではやらない)
2.1月からのオンライン企画の内容変更について
(1)オンライン作文コース
先生や友達の顔を見ているだけではもったいないので、勉強の意欲付けになるように、毎月4週をミニプレゼン作文発表会の週とします。
慣れてきたら、発表会の司会なども、生徒にやってもらう予定です。
(2)自主学習クラス
同じく、先生と生徒のコミュニケーションだけでは、せっかくのオンラインが十分活用されているとは言えないので、生徒が勉強の成果を発表する機会を毎月4週に設けます。
発表によって身につくのが、算数の似た問題作りです。自分が1か月勉強した範囲で、オリジナルな似た問題を作って発表してもらいます。
また、生徒に勉強のチェックテストをする機会を作り、保護者と講師がともに勉強の出来具合を把握しておくために、4週に、算数の勉強した範囲で家庭でテストページを指定してその出来具合を報告していただきたいと思います。
また、その勉強報告に合わせて、質問や今後の予定なども報告していただこうと思っています。
特に、小5以降は、親が子供の勉強から離れてしまうことが多く、子供が能率の悪い勉強の仕方をしていることがあるので、月に1回の家庭テストをして勉強の内容を把握していただければと思います。
(3)思考発表クラブ
思考発表クラブは、これまで毎週発表があり、かえって保護者の負担が大きかったようなので、4週目はそれまでの発表の中でよかったものをコピーして交流会で発表するというようにします。
これによって、他の曜日時間の生徒とも親しくなれるようにしたいと思います。
■保護者懇談会のお知らせ |
https://www.mori7.net/izumi/enomi/pics/2009/307.gif);background-position-x:right;background-position-y:bottom;background-repeat:no-repeat;vertical-align:top;line-height:1.4em;font-family:'MS 明朝';font-size:10pt;">
言葉の森の保護者懇談会を行います。
●日時:平成29年12月18日(月)~12月22日(金)いずれも20:00~21:00(途中入出可)。
●内容:最初に、中根より「学年別勉強の仕方、新しいオン作コース・自学クラス・思発クラブ」についての説明を15分します。そのあとお子様の勉強や生活についての質問や相談を受け付けます。
●会場:オンライン会議室「中庭」
・言葉の森のトップページにある「中庭」というところからお入りください。→https://zoom.us/j/156334327
・インターネットに接続できる、パソコン、タブレット、スマホが必要です。ウェブカメラは使いませんので、なくてもかまいません。操作はわかりやすいので、初めての方でも大丈夫です。
●ご質問やご相談は、あらかじめ、「保護者掲示板」から送っていただいても結構です。
●当日の質問・相談のやりとりは、お名前のかわりにお子様の生徒コードでお呼びします。
●各曜日とも定員はありません。参加予約は必要ありませんのでご自由にご参加ください。
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思考発表クラブ、オンライン作文コース、自主学習クラスは、勉強に楽しく取り組めるように、12月から、毎月4週に合同交流会を行うことにしました。
合同交流会とは、自主学習クラス、オンライン作文コース、思考発表クラブの参加生徒が合同で、自分の行っている勉強の発表と交流を行う会です。
初回の12月4週は、初めての経験になりますが、できるだけ積極的に参加してください。
以下、思発ク、オン作、自学クのそれぞれについて、どう取り組むかという説明を載せます。
説明を読んで、12月4週は、自分の参加しやすい曜日時間で参加してください。
■合同交流会の会場、日程
合同交流会の会場は、「中庭」というところです。
交流会に参加又は見学する人は、言葉の森のホームページから、中庭に入ってください。操作の仕方はいつもと同じです。
▼中庭
https://zoom.us/j/156334327
中庭という会場は、4週のときは合同交流会の会場として使いますが、それ以外の週は、生徒の自由な交流の場としていつでも使っていただいて結構です。
●合同交流会は、次の9か所の時間帯で行います。
どの時間帯の会場に参加しても結構です。
・12/22(金) 1800-1845
・12/25(月) 1900-1945
・12/26(火) 1900-1945
・12/27(水) 1900-1945
・12/28(木) 1900-1945
自分が発表を行う会場はどこか1か所ですが、見学だけであれば複数の会場に参加できます。
保護者の方も、同じように自由に見学ができます。
出欠はとりません。また、遅刻・早退は自由です。そのかわり、静かに入出をしてください。
■寺オンコミュニティの参加の仕方と、作品アップロードの方法
アップロードする作品がある場合は、寺オンコミュニティでアップロードしてください。
▼寺オンコミュニティ
https://tinyurl.com/ybjalar5
初めて参加するときは、「参加」ボタンを押します。
表示が「参加中」に切り替わり、投稿できるようになります。
投稿するときは、鉛筆マークをクリックします。
投稿のウィンドウが立ち上がります。
文章を入れるところと、パソコン内の画像を入れるところと、リンク先を入れるところがあります。
画像を入れるときは、パソコンの中にある画像を選びます。
画像を選んびます。このとき、小さいアイコンの見た目では上下が正しく表示されていても、実際には画像が横になっているものがあります。アップロードしたあと、横になっていることに気がついたら、パソコンの中の画像をペイントなどで選択し正しく回転させてから再度アップロードしてください。
表示が確認できたら投稿します。
投稿すると、カテゴリーを選ぶ画面が出てきます。自分が参加するカテゴリーを選んください。
アップロードできました。
アップロードしたあと、編集や削除ができます。
■思考発表クラブ 12月4週の企画
●これまで、毎月第4週は、本の紹介を中心として保護者懇談会を開いていましたが、12月4週からは、次のようにしていきます。
●12月4週は、授業の動画はありますが、先生と一緒に行う通常の授業はありません。
そのかわり、合同交流会を行います。
●オンラインの授業はありませんから、4週に向けての作品のアップロードはしなくて結構です。(しても結構です。その場合は次の1週の授業のときにまとめて紹介します。)
●授業の動画はありますから、次の1週に向けての構想図や作品のアップロードはしておいてください。
●12月4週は、いつもの思考発表クラブの会場には誰もいません。
●合同交流会には、発表する作品を事前にアップロードしておいてください。
作品をアップロードする場所は、寺オンコミュニティというGoogle+コミュニティのページです。
公開ページですので、参加リクエストは必要ありません。
ただし、個人情報などは出ないようにしておくといいです。
寺オンコミュニティのページに行き、自分がこれまでに発表した構想図や理科実験やいろいろいろな経験の写真などでいちばん気に入ったものを再度アップロードしてください。(新しく作る必要はありませんが、新しいものを入れても結構です。)
発表の持ち時間は1人5分以内とします。
●これまで4週に行っていた保護者懇談会は、今後は思考発表クラブの4週の中では行いません。
そのかわり、合同の保護者懇談会を2ヶ月に1回程度、1週間の枠で行います。
■オンライン作文コース 12月4週の企画
●これまで、毎月第4週は清書の時間でしたが、この清書の時間に、参加者どうしの交流ができるように、12月4週からは、次のようにしていきます
●12月4週は、授業の電話指導はありますが、オンラインの画面で行う授業はありません。
そのかわり、合同交流会を行います。
●12月4週は、いつものオンライン作文コースの会場には誰もいません。
●合同交流会では、自分の作文の中で気に入ったものを発表してください。
原稿を読むだけでなく、できるだけ、絵を見せたり、写真を見せたり、実物を見せたりしてビジュアルに発表してください。(バックグランドミュージックも入れて結構です。)
発表の持ち時間は1人5分以内とします。
●事前に、発表する動画や写真をアップロードしておくこともできます。
作品をアップロードする場所は、寺オンコミュニティというGoogle+コミュニティのページです。
公開ページですので、参加リクエストは必要ありません。
ただし、個人情報などは出ないようにしておくといいです。
■自主学習クラス 12月4週の企画
●これまで、毎月第4週は、通常の自主学習を行っていましたが、この時間に、参加者どうしの交流ができるように、12月4週からは、次のようにしていきます。
●12月4週は、オンラインの画面で行う先生からの自習チェックの電話(skype)はありません。
そのかわり、合同交流会を行います。
●先生からの電話チェックはありませんから、その日は自習をしなくても結構です。
そのかわり、今後は、毎月1週までに、自分の勉強した範囲で、保護者の監督のもとに、算数数学の任意の1ページの自主テストを行い、その結果と、今後の勉強の方針を生徒ページの「生徒から先生へのひとこと」に入れておくようにしていただきます。
(このやり方については、別途説明の機会を設けますが、やり方が大体わかる場合は1月からやっておいてください。)
●12月4週は、いつもの自主学習クラスの会場には先生はいません。
●合同交流会では、自分がこれまでに勉強したものの中から、自分で加工して似た問題を作れるものを、問題・解答・解説をセットにして発表していただきます。
(このやり方については、別途説明の機会を設けます。やり方がよくわからない人はパスして結構です。)
発表の持ち時間は1人5分以内とします。
●発表に使う画像などは、事前にアップロードしておくことができます。
作品をアップロードする場所は、寺オンコミュニティというGoogle+コミュニティのページです。
公開ページですので、参加リクエストは必要ありません。
ただし、個人情報などは出ないようにしておくといいです。
■似た問題のサンプル
似た問題は、算数数学の問題が最も作りやすいです。
問題集をもとに、その問題の数値や名前を変えて、自分の似た問題を作ってください。
似た問題には、問題だけでなく、解答と解説も入れてください。
引き算の問題。
カッコを使った問題。
図形の問題。
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オンラインで勉強している生徒は、せっかくオンラインでやっているのですから、交流会などに参加できればなお勉強の意欲がわくと思いました。
交流会と言っても、普段の勉強の成果を生かす交流会です。
定期的に行うので、慣れてきたら、司会や進行も生徒に任せていこうと思っています。
江戸時代の寺子屋では、席書と言って、子供たちが勉強の成果を往来で発表する場があったそうです。
そのころの社会は、多くのことが子供の教育中心に動いていました。
これから、世界が平和になると、やはり子供の成長が社会の中心になっていくと思います。
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信州大学附属松本中学校 K・Sさん
佛教大学教育学部 N・Mさん 「小学校教諭になるために、これからも頑張るそうです。」
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今年の夏合宿は、読書作文キャンプということで、読書の時間をたっぷり取り、夕方は作文の発表会を行い、そして日中は自然の中で思う存分遊びました。
合宿という形で勉強をすると、泊まり込みですからいろいろなことが時間を十分に確保してできます。
そこで、来年の企画として、次のようなことを考えています。
常用漢字二千の読みを全部暗唱で覚えてしまうというのは、なかなか面白い企画だと思います。
また、英語の文章の暗唱なども、ひとりでは意外とやれる機会がないので、こういう合宿で取り組んでみるとすぐにできるようになるのではないかと思います。
また、音声入力は最近多くの人が使うようになっていますが、子供の作文で音声入力を利用して書くというのはまだあまりやったことがない人が多いと思います。
そして、自分の書いた作文を四コマ漫画で表すというのも個性が出て面白いと思います。
今年は、自由な工作の時間を取りましたが、これも、もっと準備すればユニークなものができそうです。
今年は、ウェブカメラで合宿の様子を、家にいる保護者が見られるようにしていましたが、これももう少し活用して保護者も参加できる企画を作っていきたいと思います。
食事については、何回かは子供たちが作るというようにしたいと思います。
いずれ、合宿の企画会を行いますので、そのときに多くの方からのアイデアを募集したいと思っています。
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先の話になりますが、今から夏合宿のいろいろな企画を考えています。
その予行演習として、通学教室で、金土合宿などを少人数で行おうと思っています。
場所は、言葉の森の教室になる予定。
朝晩は勉強、日中は近所の公園や自然の中で遊び、夕方は近くにある「お風呂の王様」へ。
以前、教室で行ったキャンプでは、参加者の荷物置き場が、通学の生徒の教室の隅だったので、ちょっと混乱しました。
今度は、荷物を置く場所を別に作る予定です。
近所に遊ぶ場所はたくさんあるので、楽しい合宿になると思います。
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子供が初めて生まれたとき、親は誰でも、その子が立派に成長してくれるように願っています。
その立派な成長とは、自分の個性を活かし、みんなから喜ばれるような人間になることです。
そうして、本人が幸せであればそれで十分と考えていたのが、子供が小学校に上がり、3年生になり、4年生になり、高学年になると、次第に自分が初めに考えていた子育ての理想という原点から離れて、目の前の点数をあげることや、他の人と比較して負けないことなどが考えの焦点になっていきます。
それは、大人自身が、自分が若かったころの理想の人生という原点を忘れて、日々の生活の中でさまざまな妥協を繰り返してきたために、同じことを子供の育て方においても再現してしまうのです。
「最後に笑ったものが勝つ」という言葉の最後とは、あの世に向かう時です。
そのときに、自分の思ったとおりの生き方をしていれば、その人は最後に笑えるのです。
子供の育て方においても、決して大げさなことを決断するのではなく、その子の個性を生かし、周りの人を幸せにできる、夢のある生き方をしてほしいという原点を忘れないようにしていきましょう。
そして、それはまた、大人自身が、どんなに年をとっても自分の原点を忘れずに生きていくことなのです。
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原点を忘れないというのは、難しいことではありません。
ときどき思い出して、自分がそこから、今どのくらいの距離にあるか振り返るだけです。
そして、あまり離れすぎたと思えば、軌道修正していけばいいのです。
大事なことは、できるだけ遠くを見ていくことです。
もちろん、足元には気をつけながら。
仕事も同じ。
売上とか利益とか黒字とか赤字とかを考えていると、つい原点を忘れてしまう(笑)。
大人は自然に打算の方向に流れやすいので、そっちの方は心配ないから、常に原点の方に意識を向けていこう。
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勉強がつまらないのは、狭い枠の決まった答えがあって、誰がやっても同じ答えになるからです。
それも、ほどほどであればいいのですが、完璧にできるまで同じ答えであることが要求されると、勉強は苦行に近くなります。
自分の自主性が発揮できることであれば、苦しいことでも、子供たちは平気で取り組みます。
たぶん、これからの勉強はそういう自主性の発揮できるものになってくるでしょう。
そのためには、30人学級でもやや多すぎます。
グループが活性化するのは、5、6人ですから、同じ力のある子どうしが5、6人で発表する勉強をすると、それは遊びと同じように楽しいものになるのです。
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子供たちの勉強の様子を見ていると、「人間は、本当はみんな勉強が好きなんだ」と思います。
それぐらい、自分が参加する形の勉強は、どの子も熱中するのです。
そして、もちろんその熱中した分だけ、実力がついています。
それなのに、どうして、その子供たちが、家ではよく「勉強しなさい」と言われるのでしょう。
そして、「今やろうと思ってたのに」と返事をするのでしょう。
それは、勉強が面白くないからです。
その理由は、勉強のほとんどが、受け身でやるものになっているからです。
その同じ勉強を、どうして先生は面白いと思っているのでしょう。
それは、先生が、教えるという主体的な参加の仕方をしているからです。
これからの勉強は、子供たちも参加できる勉強にしていく必要があると思います。
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子供の作文に対する要望で多いのが、もっと字を丁寧に書いてほしいということです。
特に男の子の場合は、かなりのお母さんがそういうことを言います。
文字は最初に書いたときの経験があとまで続くので、幼児期のまだ字の書き方を習っていない時期に、両親や兄弟の真似をして文字を書くと、その自己流の文字が定着してしまいます。
だから、字の下手な子は、頭のよい、好奇心の強い、何でも自分でやってみたがるという積極的な子に多いのです。
だから、子供に正しい字の書き方を教えるのは小学校に上がってから、という一律の基準ではなく、その子が文字を書くことに興味を持ち始めた時期からというように、家庭の方針を決めていくとよいのです。
さて、話は変わって、作文の字の書き方を注意するというような、欠点を直そうとする見方は、子供の成長にとってプラスにはなりません。
世の中で成功するコツは、欠点を直すことではなく長所を伸ばすことだからです。
昔、船井幸雄さんが企業へのアドバイスとしてよく言っていたことは、売上が下がったところに力を入れるのではなく、伸びているところに力を入れる、ということでした。
子供の育て方にも、同じことが言えます。
お母さんやお父さんは、その子のよいところをできるだけ見つけ、それをその子のよさとして認めていくことが大切です。
欠点に目を向けて、欠点を直すことに力を入れるお父さんお母さんは、自分自身の生き方に関しても欠点を直そうという真面目な人が多いように思います。
しかし、そういう真面目さは、周りの人からは評価されますが、本人自身の人生の満足感という点では、かえっては不十分であることも多いように思います。
ところが、ここでまた話は変わって、入学試験のような課題に取り組む際は、よいところを伸ばすよりも悪いところを直す方がよいのです。
例えば、理科がいつも90点以上取れるのに、社会がいつも70点以下だという生徒の場合、得意な理科を90点から100点にするよりも、苦手な社会を70点から80点にする方がはるかに簡単です。
だから、受験勉強は欠点を直すというところに力を入れていくのです。
算数数学の勉強の仕方も同じです。
自分の得意なよくできるところに力を入れるのではなく、自分ができなかったところに力を入れるからこそ得点が上がります。
だから、算数数学の問題集はただ漠然とやるのではなく、一度解いてできなかったところだけをピックアップして2度も3度も、解けない問題がなくなるまで磨いていくことが大事です。
そのためには、算数数学の問題集に直接計算や答えを書き込むのではなく、計算や答えをノートに書き出してやっていくことです。
算数数学の問題集には○か×かの結果をつけるだけにして、それ以上の計算や答えは書きません。
そうすると、その問題集の問題が全部解けるようになるまで、3度でも4度でもその問題集を使い尽くすことができます。
小学校低学年の算数数学問題集は、子供が取り組みやすくするためだと思いますが、問題集に直接書き込む形のものが多いようです。
しかし、ここで問題集に書き込むことに慣れてしまうと、学年が上がってからでもその癖がなかなか抜けません。
低学年のころから、算数の練習は、ノートに計算と答えを書くという習慣にしておくといいと思います。
さて、ではなぜ入学試験では欠点を直す方がいいのでしょうか。
それは、入試が答えのある世界だからです。
答えという枠がある世界では、その答えに向かって欠点を直していくことが最も効率のよいやり方です。
だから、かつての日本の高度経済成長時代のように、欧米の先進国に追いつくという答えがある社会では、足りないところを補ったり、欠点を直したりすることが効率のよい生き方だったのです。
今の大人の世代は、その文化の名残りをまだ持っているのです。
これからの社会では、よく言われるように答えはありません。
社会の変化や技術の変化が早いので、答えをそのつど見つけ、軌道修正し、自分で新しい問題を発見していくことが社会全体の大きな了解事項になってきます。
そういう社会でたくましく生きていくためには、欠点を直す生き方ではなく、長所を伸ばす生き方が重要になるのです。
作文の字の書き方の話から、だいぶ話が広がりましたが、子供の生活や勉強を見るときは答えという枠組みがある世界では欠点を直してもよいが、基本的には長所を伸ばすことで子育てをしていく方がよいと考えることが大切です。
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子供は、基本的に褒めているだけでいい子に育ちます。
ただ、例外的に、欠点を直すことに力を入れる分野もあります。
それが入試です。
答えのある世界では、欠点を直すのが最も効率がいいからです。
しかし、これからの世の中では、答えのある分野は次第に少なくなっていきます。
答えのない分野では、長所を伸ばすことが必要になってくるのです。
欠点をいくら直しても、ほかの人と同じになるだけです。
長所を伸ばせば、その人だけしかできない分野が作れます。
だから、子供のころから、よいところを伸ばすということをできるだけ意識して生活していくといいのです。
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