芦屋国際中学 R.Sさん
(おうちの方より)
日本語から英語に最後変更しましたが、先生より教わった事がベースになっていたので、本人も字数全て埋めることができ、いい結果に結びつきました。本当にありがとうございました。
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オンライン学習には、場所の制約なしに参加できるという利点がありますが、もう一つ意外に知られていない長所があります。
それは、子供たちの勉強している様子を、保護者が授業参観のように見学することができるという点です。
例えば、子供が家庭でオンライン学習をしているときに、お母さんがまだ仕事から帰る途中で電車に乗っているような場合でも、ネットにつなげば子供たちの勉強している画面を見学することができます。
もう一つは、その勉強の様子を記録しておくことができるという点です。
これは、授業を欠席した日にも、あとで授業の記録を見ることができるということもありますが、例えば、帰宅の遅いお父さんが子供の勉強している内容を知りたいというときにその記録を見るということができます。
このオンライン学習の見学や記録ということは、まだほとんど利用されていませんが、今後もっとシステム的にこの見学と記録を取り入れるようにし、それを保護者との懇談会などに生かしていきたいと思っています。
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これまでの日常生活はほとんどがリアルで、たまにオンラインを利用するという感じでしたが、オンラインの便利さが広がると、それが逆転してくると思います。
日常生活の大体がオンラインで済ませられるようになり、たまに息抜きでリアルに参加するという形になるのです。
しかし、だからこそリアルが貴重になるのだと思います。
今は、共働きのお父さんお母さんが家に帰るまで子供を学童に預けておくという形が多いと思いますが、これからは、子供たちが地域の世話役の人の家に行き、そこでオンラインで学年別の学習や遊びをして親の帰りを待つというふうになると思います。
地域と家庭とオンラインというのが最強の組み合わせです。
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湘南学園中学校・捜真女学校中学部 A.Tさん
担当講師より
どんな課題でも、安定的した実力を発揮できるA.Tさん。毎週きちんと予習をして、しっかり作文を出すという「継続は力なり」を実践していました。
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言葉の森は、この3月からオンライン学習として、新たに「寺オン作文クラス」と「寺オン自主学習クラス」を開始します。
このオンライン学習を紹介するページができましたのでごらんください。
https://www.mori7.net/teraon/syoukai/
新しくスタートするオンライン学習の特徴は、5~6人の少人数クラスで行うことです。
参加する生徒が全員たっぷり話ができるような形で、生徒と先生の交流を深めながら勉強を進めていきます。
今は、時差の関係で、日本国内とアジアの生徒が参加しやすい時間設定をしていますが、今後、森林プロジェクトを海外で受講される方が増えれば、それらの人が講師としてオンラインクラスをf担当できるようになります。
できるだけ早くアメリカやヨーロッパの日本人の子供たちも、これらのオンライン学習に参加できるようにしたと思っています。
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オンライン学習の特徴は、場所を超えてリアルな交流ができることです。
これまで行ってきた少人数の思考発表クラブでも、参加している生徒どうしが互いにとても親しくなっています。
そして、たまに、相手の今いる場所を聞いて、「えー!」などと驚いていることがよくあります。
しかも、こういう交流が真面目な勉強を通して行われていることが、子供たちにとってユニークな機会になっているのではないかと思います。
この「寺子屋オンライン案内」と「寺子屋オンライン紹介」を作るのに、3日ぐらいかかりました。
そのため、机の前は仕事の山、というか付箋の山。
面白いから、写真を撮ってみた(笑)。
https://www.mori7.net/izumi/gazou/2018/2151723230.jpg" width="450">
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横浜市立南高校附属中 S.Nさん
受験コースで10月から1月いっぱいまで受講されていたS.Nさん。作文で点数が取れたおかげとおっしゃっていました。
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これまでの社会は、競争によって発展してきました。
相手に負けない品質とコストによって競争に勝つということが、供給する側にとってもそれを消費する側にとっても利益のあることでした。
競争がなければ、かつての社会主義の悪しき平等のように、改善する意欲がなくなるということが言われていました。
今のスポーツや音楽のような人間的な活動においても、それに携わる喜びの多くは、スポーツや音楽体の喜びではなく競争に勝つことの喜びに結びついています。
しかし、この競争の元になっている哲学は何かといえば、それは欧米の個人主義だったのです。
個人の利益に立脚している限り、競争は個人と社会の両方の利益をつなぐ見えざる手と考えられます。
しかし、人間は個人で生きるのではなく集団で生きるのだという日本的な人間観に基づけば、この競争優位の考え方とはまた別の考え方が生まれてきます。
日本の文化の中には、個人ではなく集団で利益を分かち合うという考え方が根付いていました。
その一つの例が、運動会の赤組と白組の競争や、紅白歌合戦のようなグループに分かれた競争です。
この集団がひとつの単位となる競争においては、優れた個人と劣った個人は、競争の関係ではなく助け合う関係になります。
強い者が弱い者から奪うのではなく、強い者がその集団の中での弱い者を助けるという関係が生まれるのです。 それによって弱い者が成長し強くなり、集団全体の強さが増すというのが、集団を単位とする他の集団の競争との利点でした。
今日の社会では、競争はますます速く激しくなっています。
それはインターネットの時代には、情報が瞬く間に広がり、情報の差による競争優位は瞬時に解消してしまうからです。
このような時代に生き残るためには、競争から共創へと考え方を変えていく必要があります。
競争に勝つことを動機とするのではなく、強者が弱者を助け互いに成長することを動機とするような時代がやってきつつあるのです。
そういう形の文化を、教育の分野においても実現していきたいと思っています。
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子供の勉強においても、競い合わせるより助け合わせる方が効果が出るようになっています。
それだけ、みんなの人間性が高まっているからだと思います。
競争は即効性があるように見えますが、かえって長続きしません。
それは、強制と自覚の関係と同じです。
競争に価値があるとする考え方の根底には、人間にはもともと差がありその差は埋められないとする人間観、生物観があります。
だから、競争に勝った者が生き残れば社会はよくなるという、弱肉強食の自然淘汰説で考えてしまうのです。
しかし、本当はそうではありません。
あるのは差ではなく単なる違いであり、その違いを生かせば勝者も敗者もありません。
かえって、競争よりも、みんなが利益を得られるようになるのです。
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作文を書く力は、年齢によって急に変わる時期があります。
最初は、小学3年生になるときです。
それまで、自分のしたことをただ書くことに喜びを感じていた小学2年生が、3年生になると読む人を意識して書くようになります。
作文に書く題材についても、単純に今日のことをそのまま書くのではなく、自分なりに面白い話を選んで書くようになります。
また、表現も工夫して書くようになっていきます。
この小学3年生から小学4年生にかけてが、小学生の作文が最も子供らしくのびのびとしたものになる時期です。
小学5年生になると、考える力と構成する力がついてきます。
5年生になると、作文に自分の内面的な心の動きが出てくるので、身近な人に作文を読まれることを嫌がる子も出てきます。
小学生新聞などに入選して心から喜べるのは小学4年生までで、5年生になると喜ぶよりも恥ずかしがるような面が出てくるのです。
この小学5年生から中学2年生までが、子供が作文をいちばん書きにくく感じる時期です。
それは、読む力と書く力の差が出てくるからで、読む力のあとから書く力が伸びるために、自分の書く作文が物足りないと感じるようになるためです。
中学1年生になると、言葉の森の作文の課題がそれまでの事実文や説明文から意見文に変わってきます。
意見文になると、事実や実例を書くよりも、自分の考えを中心に組み立てることが必要になるので、その意見文に応じた語彙力が必要になってきます。
生活作文の場合は、日常に使っている言葉と作文に使う言葉の差がそれほどないので、作文を書くことにあまり苦労はしません。
しかし、意見文になると読書によって語彙力をつけていることが作文の語彙の土台になるので、読む勉強を伴わないと作文が書けなくなるのです。
中学3年生になると、それまでの勉強の蓄積と、年齢的に物事を社会的に考える力がついてくるために、意見文を書く力が自分なりにコントロールできるようになってきます。
したがって、中学3年生からが、安定した文章の書ける時期です。
作文を大人並みに書く力は、この中学3年生のころの作文の勉強で身につくのですが、実はこのあとに更にもう一度進歩する年齢があります。
それが高校3年生です。
高校3年生になると、社会的な意見文や論説文を書く力が一段上に上がります。
ですから、本当はこの高校3年生から大学生にかけてが、難しいテーマの文章を読んだり書いたりすることに最も力のつく時期なのです。
ところが、この時期は大学入試の勉強に追われ、大学に入ればそれまでの受験勉強とは打って変わってあまり勉強もしないし本も読まない生活になってしまう人が多いのです。
本当は、この大学生の時期に古典を読むことができれば、その人の考える力の基礎は確実に身につきます。
古典というのは、古今東西の名著で、物語文よりも説明文に属する本で、気合いを入れないと読めないような難い本のことです。
大学生で、自分の実力を確実に身につけたいと思う人は、こういう読書を学生時代にしていくといいと思います。
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学生時代は、自分も遊んでばかりいたのであまり人のことは言えませんが、いちばん大事なのはやはり難しい本を読むことです。
すぐには役立たないように見える読書が、あとになると生きてくるのです。
そのためには、中学生、高校生時代に、読書の習慣を絶やさないことです。
そして、そのためには、小学生のうちに説明文の読書の面白さを感じられるようになっておくことです。
言葉の森の教材は、本当は大学生、社会人になっても続けられるようになっていますが、メンテナンスが大変なので、今は高校3年生の課題で卒業ということにしています。
いずれ、大学生・社会人の課題も復活させたいと思います。
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東京学芸大学附属国際中等教育学校、三田国際中学、八雲学園中学
T.Kさん
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