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分科会場/動物広場を作りました as/3290.html
森川林 2018/04/27 07:44 

 少人数クラスやオンライン学習用の分科会場を作りました。
 Zoomの会場なので、zooにかけて動物広場としました。
https://www.mori7.net/teraon/zoo.php

 これは、オンラインで何人かのグループ勉強している生徒が、そのグループからいったん出て個別に話をしたいときなどに使います。
 動物広場の会場に入るときは、名簿に生徒コードを入れてもらいますので、どの会場が利用されているかわかります。
 ですから、まだ使われていない会場を使うことができます。

 こういうZoom会場を多数作れば(100か所ぐらい)、生徒と先生の話も、電話やskypeを使わずに分科会場に移動して行うことができるようになります。

 この分科会場/動物広場は自由に使って結構ですので、ご興味をお持ちの方は試しに入ってみてください。
 その際、ほかの人とぶつからないように、生徒コードのある人はできるだけ生徒コードを入れておいてください。(ぶつかっても別にかまわないと思いますが)

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森川林 20180427  
 生徒のペースで、分科会を自由に利用できるように分科会場を作りました。
 これで、先生とのオンラインの授業が終わったあとも、生徒どうしで集まって勉強の話の続きをすることができます。
 だんだん部活のノリになってきました(笑)。

nane 20180427  
 今後、この分科会場を100か所ぐらい作る予定です。
 将来は、言葉の森の全講師がその分科会場で授業をするようになると思います。


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お父さんやお母さんとの対話が賢い子供を育てる as/3289.html
森川林 2018/04/26 08:13 

 作文力をつけるいちばんのポイントは、事前の準備です。
 事前の準備で特に大事なのが、テーマに関連した話をお父さんやお母さんとしてくることです。

 予習シートや構想図を利用すれば、子供は自然に親に話を聞くようになります。
 また、オンラインの少人数クラスでは、関連したyoutubeの動画などを紹介しているので、それらを見ながら対話を行えば更に楽しく話が進みます。
 この親子の対話の中で、子供の語彙力や思考力が育っていきます。

 子供たちが今行っている勉強のほとんどは、子供だけが取り組むものが多いはずです。
 子供の勉強だから、子供が自分でやるというのは、答えのある勉強の場合はそれでいいのです。
 しかし、作文は答えのない勉強ですから、親子で話す度合いによって、深くもなり浅くもなり、広くもなり狭くもなっていきます。

 この親子の対話は、子供にとってだけでなく、親にとっても楽しい時間になります。
 特に、学年が上がると子供との接点が少なくなりがちなお父さんにとっては、貴重な親子の触れ合いの機会になります。

 そして、子供の考える力が最も育つのは、点数のつく勉強によってではなく、この親子の触れ合いと対話の中でなのです。

▽関連記事
「お父さん、お母さん、子供の対話のきっかけになる作文課題」
https://www.mori7.com/index.php?e=2730

====
 言葉の森の作文課題は、小3からは、題名課題と感想文課題になります。
 小2までは、自由な題名で書いていたので、小3の題名課題になると、誰も最初はとまどいます。中には、自由なままの方がいいと言う子もいますが、しばらくすると、題名課題の方が焦点が絞れていいと言うようになります。

 しかし、初めての感想文課題のときは、どの子もほとんど書けないのが普通です。
 実は、小3では感想文課題をやるのはまだ無理があるのですが、今の学校教育の中では、小学校低学年から感想文の宿題を出すところが多いので、それに対応するためにやっているのです。

 さて、この題名課題も、感想文課題も、どちらも事前の準備が作文の出来を左右します。
 料理では材料七分に腕三分という言葉がありますが、作文も同じです。いい材料が仕入れてあれば、あとはどういうふうに書いてもいい作文になるのです。

 この材料集めで大事なことは、自分の体験だけではなく、両親に聞いた話や、今の社会で起きている話を盛り込んでいくことです。
 取材によって材料の幅が広くなると、そのテーマを見る視点も一段と高くなってきます。

 例えば、11.1週の小6の作文課題は、「うちにある古い物」ですが、単に家の中にある古くなった道具やおもちゃを持ち出して書いてみても、深い感想は書きにくいものです。
 ところが、ここに、日本の歴史の中にある古いもの、世界文化遺産の例などを結びつけると、古いということの意味をもう一段深く考えることができるのです。

 そして、こういう材料集めに、お父さんやお母さんが参加すると、子供と一緒に家族の知的な対話が生まれるようになります。
 子供が小学校高学年になると、父親は子供との共通の話題がだんだん少なくなります。すると、自然に親子の話題が勉強や成績の話だけになってきます。
 小中学生のころの思考力は、親子の対話によって育つので、家族でいろいろなテーマを幅広く話し合う機会があるといいのです。

 こういう話し合いは、父親が単身赴任の場合でも可能です。
 遠方にいるお父さんが、ハングアウトやskypeのグループ通話で参加できるような形で、毎週の家族の対話の時間を決めておくのです。
 作文の課題は、ウェブで見ることができますから、お父さんも事前に子供の作文課題を見て準備をしておけば、更に充実した話になります。

 こういう親子の対話は、小学校低学年のころからつけておけば、高学年になっても自然に続けられるようになります。
 小学3年生の題名課題と感想文課題になったころから、家族で作文の課題について話をする時間をとっていくと、作文の勉強と家庭の対話が連動して、勉強面でも子供の生活面でもより充実した取り組みができるようになります。

 今週から、小3~小6のオンエア講座「作文と勉強」モニターを始めました。
 その際に、作文の課題に関連したyoutubeの動画を参考資料にしました。こういう動画などを見ながら親子で作文の課題についてのいろいろな対話をしていくと面白いと思います。

小3「たまごやきを作ったこと」
・半熟目玉焼きの作り方

・卵を片手で割る方法

・卵を立ててみる


小4「わたしの好きな食べ物」
・世界で一番美味しい食べ物 ランキングベスト50


小5「木のぼりをしたこと」
・道具を使った木登り

・縄を使った木登り

・手と足の力で木登り


小6「うちにある古いもの」
・日本世界自然遺産]

====

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森川林 20180426  
 思考力は、思考することによって育ちます。
 しかし、普段の生活で、子供が思考する必要のある場面というのはなかなかありません。
 ところが、作文のテーマに関連した話をお父さんやお母さんとするときは、子供は思考力を働かせて親の話を聞きます。
 この親子の対話が、理解力、語彙力、表現力、つまり思考力のもとになる力を育てていくのです。
https://www.mori7.com/index.php?e=3289


nane 20180426  
 よく思考力を育てる教材というのがありますが、教材では思考力は育ちません。
 思考力は、考えて話を聞いたり、考えて話をしたりするという人と人との対話の中で育ちます。
 その対話の相手としていちばんいいのが、やはりお父さんやお母さんなのです。


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