ウサギとカメの話ですが、日本人はこの倦(う)まず弛(たゆ)まず努力するという姿勢を文化的に身につけているようです。
「転石苔を生ぜず」という言葉は、日本と欧米では正反対の意味でとらえられています。
ところが、今の社会は、情報も豊富でさまざまなツールやソフトも豊富なので、子供たちがつい目移りして次から次へといろいろなことに手をつけるという状態になってきました。
勉強の基本は1冊の参考書を5回読むことですが、多くの子は、それよりも5冊の参考書を1回だけ読むことを好みます。
時には、読みかけのものを更に何冊も読むということもあります。
子供がまだ親の言うことを聞く小学校低学年のころから、この1冊を5回という勉強の姿勢を習慣にしておくと、あとでその姿勢が必ず役に立ってきます。
この継続には、一緒に勉強を続ける友達というのも大事です。
言葉の森が、作文のオンライン少人数クラスを始めたのは、退屈になりがちな勉強を友達どうしの交流で活性化していこうと考えたからです。
▽関連記事
「長く続けられる習い事で「GRIT(やりぬく力)」を育てる」
https://www.mori7.com/index.php?e=2825
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「やり抜く力 GRIT(グリット)」という本に、成果をもたらすものは、才能ではなく、「やりぬく力」だと書かれています。
これは、実証的な調査研究なので、説得力があります。
日本には、「石の上にも三年」という言葉があります。
結果が見えないようなものについても、やり続けていると、そこから自ずから開けてくるものがあるということです。
こういう人生観は、その人の生活すべてにわたっていると思います。
これまで見てきた子供たちについても、やりぬく力のある子は、そのときは特に優れているように見えなくても、長い年月の間に必ず力をつけ、最初から才能があるように見えた子を追い越していきます。
このように考えると、子供に何か習い事をさせるときも、長く続けられるものを選ぶことがいいのだと思います。
小1から始めて高3まで続けられるようなものがあれば、それを中心にして子育てをしていくのです。
ただし、それは子供が好きなものであることが前提になります。
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少人数クラスやオンライン学習用の分科会場を作りました。
Zoomの会場なので、zooにかけて動物広場としました。
https://www.mori7.net/teraon/zoo.php
これは、オンラインで何人かのグループ勉強している生徒が、そのグループからいったん出て個別に話をしたいときなどに使います。
動物広場の会場に入るときは、名簿に生徒コードを入れてもらいますので、どの会場が利用されているかわかります。
ですから、まだ使われていない会場を使うことができます。
こういうZoom会場を多数作れば(100か所ぐらい)、生徒と先生の話も、電話やskypeを使わずに分科会場に移動して行うことができるようになります。
この分科会場/動物広場は自由に使って結構ですので、ご興味をお持ちの方は試しに入ってみてください。
その際、ほかの人とぶつからないように、生徒コードのある人はできるだけ生徒コードを入れておいてください。(ぶつかっても別にかまわないと思いますが)