東京学芸大学付属国際中等教育学校 H.Kさん
2018年9月編入
(保護者の方より)
課題で書いたフレーズが一文、そのまま実際、試験課題の
作文内でも使用できた!
とうれしそうに、試験直後話してくれました。
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夏休みの朝の体験学習の参加者は、のべ56名となりました。
曜日の変更ができるようにしたので、まだ若干名空きがあります。
体験学習を希望される方は、ウェブのフォームからお申し込みください。
https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=tkg201808
今回の作文体験学習は、他ではまず体験できないユニークなものになっています。
それは一つには、家庭における親子の対話を重視していることです。
作文は、子供が今持っている実例だけでなく、身近な人に似た例を取材することによって、書く内容が格段に広がり、また深まります。
そういう、親子の対話を作文に活かすという形の勉強を経験していただきます。
もう一つは、6人以内の少人数で、お互いに作文の準備を発表しながら勉強を進めていくことです。
人間の意欲の大部分は、他の人との交流の中で生まれます。
点数や競争や賞罰によらない意欲が、他の人との交流の中で自然に生まれるのです。
そういう新しい体験を味わっていただきたいと思います。
第三に、教える内容が、言葉の森のオリジナルな作文指導だという点です。
他の作文講座などでは、まず教えてもらえないような独自の書き方のノウハウをお話しします。
この体験学習は、ただ作品を仕上げて終わるだけでなく、その後の作文の勉強に大きく役立つと思います。
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Zoomによる作文の体験学習は、まずしたことがない人ばかりだと思います。
本邦初です(笑)。
しかし、思ったよりもずっと簡単で、予想以上に面白いということが体験できると思います。
今回の体験学習は朝の9時なので、アメリカにいる日本人生徒なども体験しやすいと思います。
今回の体験学習は、それぞれ特徴があります。
小1・2は、全く書けない子でも大丈夫です。書ければもちろん更にそれ以上の話をします。作文が楽しいと思える体験学習になるろ思います。
小3・4は、読書感想文です。単なる文章表現上の指導ではなく、実体験に基づいた感想文指導をしますから、この書き方が本来の感想文になると思います。
小5・6は、受験作文指導です。受験作文のレベルを上げるためには、親子の協力が必要ですが、その親子の協力の仕方を中心に指導します。
以上のような指導をしているところは、たぶんほかにはないと思います。
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読書作文キャンプの部屋割りを決めたところ、どのコースも、まだ5、6名参加できる余裕がありました。
今回は、那須塩原駅集合解散ですので、保護者同伴の参加が中心になります。
しかし、保護者が同伴できない場合でも、7/21、7/23、7/27の3コースについては、言葉の森講師による引率が可能になりました。
参加を希望される方は、読書作文キャンプのページからお願いいたします。
https://www.mori7.net/stg/
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東京から那須塩原まで新幹線で1時間ちょっとですが、その新幹線の中でも友達と一緒に遊びたいという希望がありました。
そこで、希望される方には、言葉の森で指定席券・乗車券を確保し、参加者に郵送することにしました。
これは、追ってご連絡します。
一緒に行きたい人には、言葉の森で新幹線の指定席券を確保することにしましたが、みんな、はしゃいで騒ぎすぎないようにね(笑)。
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1.体験学習は、当初同じ曜日で3日間としていましたが、ご都合のつかない方も多いようなので、3日間どの日を選んでもよいようにしました。変更される場合は、新しい日程を選び、古い日程は×で消去しておいてください。
2.バグにより8/10と8/24の申込みができないようになっていました。現在は直っています。
3.受講料は下記の金額で7月17日(火)までにお振込くださるようお願いいたします。
▽お振込先
三井住友銀行 港南台支店
普通 6599615 株式会社言葉の森
▽金額(手数料はお客様負担でお願いします)
図書を言葉の森に注文される方 9,180円
図書をご自宅でご用意される方 6,480円
(海外の方は、図書をご自宅でご用意ください。)
※期日までにお振込みがない場合はキャンセルとさせていただきます。
4.体験学習の資料等は、後日ウェブに掲載しご連絡いたします。
5.体験学習の質問・相談・連絡用の掲示板を作りました。ご自由にご利用ください。
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=103
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夏休みの体験学習は、同じ曜日で3日間としていましたが、都合のつかない方も多いようなので、3日間どの日を選んでもよいようにしました。
変更される方は、送信フォームの方でお願いいたします。
https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=tkg201808
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勉強は第三でもいいぐらいです(笑)。
先日、発表学習コースのミニ保護者懇談会で、小学3年生の子の保護者の方から、次のような質問がありました。
「本当に、読書だけでいいんですか」
その子は、それまでは、家庭学習である程度難しい算数の考える問題などをする時間があったそうですが、今の家庭学習はほとんど読書だけの毎日だそうです。
もちろん、それでいいのです。
私の考えは、小学校低中学年で考える問題などやっても意味がないというものです。
なぜかというと、それは本当の意味で考える問題ではなく、パズルを解くような考える問題か、あるいは設定がややこしいだけの難問だからです。
勉強をする毎日の習慣をつけておくことは大切ですが、それは習慣を作ることが主な目的です。
毎日決まった時間に机に向かうことができていれば、短時間でもそれで十分なのです。
もちろん、今の学年で、少し難しい問題をテストで出された場合、長い時間勉強をしている子はその問題がすぐに解けるのでテストの成績がよくなります。
勉強時間が短く、読書だけをしている子は、解くのに時間がかかるので、大体点数は悪くなります。
しかし、ここで目先のテストの点数に目を奪われてはいけないのです。
その子の本当の学力がどのへんにあるかということは、小学校のテストの成績ではわかりません。
その子の学力は、親子の対話の中でおのずからわかります。
親が話したことをそれなりに理解し、自分の考えたことをそれなりに言える子であれば、学力は全く問題ありません。
そして、その学力を育てる根本が読書なのです。
ということを書いているとき、ちょうど「月刊致知」8月号が届いたので、何気なくページをめくっていたら、偶然次のような記事がありました。
今年4月に、川島隆太東北大教授が座長を務める仙台市のプロジェクトで、「読書習慣と学力」の関係を示したデータが出されたそうです。これは、小学5年生から中学3年生までを対象にした3年間分のデータをもとにしたものです。
このデータによると、読書時間が長いほど成績がよく、1日に1時間から2時間読書をする子は、読書をしない子に比べてかなり高い成績を残していることがわかりました。
そして、1日の勉強時間が30分から2時間未満であっても、1日に10分以上の読書をすれば、読書をせずに1日2時間以上勉強している子供より偏差値が高くなっていることもわかったのです。
「読み聞かせが明日の教育をひらく」(泡渕栄人)より
もちろん、読書は年齢に応じて発展させていく必要があります。
それは、先日、「
答えのない勉強としての読書――子供の読書生活をどう発展させるか(その1)」でも書きましたが、毎読、多読、難読という発展段階です。
最初は、何しろ毎日、1日も欠かさずに本を読む習慣をつけることです。これが毎読です。
次は、何しろ好きな本をたくさん読むことです。これが多読です。
中には大人から見てくだらないと思われるような本であっても、本人が熱中しているのであればそれを認めてあげることです。
ただし、ここで言う読書の定義は、字のスペースが絵のスペースよりも大きいものとしますから、マンガ、学習マンガ、絵本、図鑑、雑誌などは含みません。それらは読書ではなく娯楽として読んでいけばいいいのです。
この多読の時期に、その子の読書力よりも難しい本を読ませようとすると、かえって読書の絶対量が減ってしまいます。
多読の段階のあとは、難しい本を読むことです。これが難読です。
小中学生の場合は、説明文や意見文の本で、高校生以上の場合は古今の名著と呼ばれる古典です。
時には、易しい本を10冊読むより難しい本を1冊読む方が時間がかかることがあります。
しかし、易しい本を10冊読むよりも、難しい本を1冊読む方が本当の学力につながります。
そして、難しい本を1冊読み切ることは、易しい本をどれだけたくさん読んでも代替することのできない質的な変化をその人にもたらすことがあるのです。
話は代わりますが、今、寺オン作文コースや、発表学習コースでは、45分の授業のあとに、子供どうしの読書紹介の時間を設けています。
まだ始めたばかりですが、子供たちは、先生がいない中、お互いに上手に司会をして読書紹介を進めているようです。
こういう本の紹介という企画は、家庭でも、近所の友達数人とグループを作ってやっていくことができます。
家庭で孤独に問題集を解くような勉強をするよりも、友達と読んでいる本を紹介し合うような勉強の方が、その子の本当の実力につながっていくのです。
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読書は、なぜ勉強よりも学力がつくのでしょうか。
それは、学力とは思考力であり、思考力とは日本語力であり、日本語力を育てるものは読書だからです。
今行われている勉強のほとんどは、テスト形式の勉強です。
テスト形式の勉強で問われるものは、知識です。
算数数学の問題も、難問になればなるほど解き方の知識が必要になります。
勉強とは、知識をつけるものであり、読書とは、学力をつけるものなのです。
読書好きな子であれば、誰でも、夢中で読んでいて、近く呼ばれても気が付かなかったというような経験を持っています。
また、親に早く寝るように言われても、どうしても続きが読みたくなり、隠れて読み続けたというような経験を持っています。
こういう経験があることが、多読の目安です。
親や先生に言われて、しぶしぶ薬でも飲むかのように読んでいるときは、まだ多読に段階に達していないのです。
しかし、これをすぐに多読にさせようとするのではなく、まず毎読(毎日読書)を気長に続けていくことです。
普段、読書が好きだっただけなので、何故、読書が第一か、というテーマは大変参考になりました。毎読、多読、難読というパターンも示唆を受けました。とにかく本を読むのが好き、ワクワクする、集中する、どうすればこれが出来るか、難しいです。74歳になったいまでも電車で座って本を読みだすと乗り越しをしてしまいます。子どもの時からの習慣としか、言いようがありません。
都筑のふくちゃんさん、コメントありがとうございます。
電車で本を読んで乗り過ごすなんてうらやましいですね。
子供たちもそういう読書生活ができるといいのだと思います。
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発表学習コースは、日常生活で子供が疑問に思ったり関心を持ったりしたことをもとに学問的な研究や実験を行い、それを創造的に発展させて作品として発表するということを目標としています。
しかし、もちろん小学校低中学年の子供が、そこまでできるとは限りません。
小学校低中学年の子が子供だけの力でやろうとしたら、身近な疑問や関心や経験をそのまま取り上げて発表するところまでがせいぜいです。
しかし、家庭で準備することのできる発表学習は、お父さんやお母さんが協力することができます。
子供の関心を学問的な研究と結びつけ、その研究を創造的に発表するというやり方に、決まった道筋はありません。
その発表までに至る過程で、いろいろな試行錯誤や小さな失敗や小さな成功があり、その積み重ねの結果が発表する作品となるのです。
この試行錯誤の過程で子供が学ぶものは、お父さんやお母さんの物事に対する取り組み方の姿勢です。
学校や塾で教わることは、答えのある結果が中心です。
その結果に至る途中の過程で、教える先生が試行錯誤をしたり失敗したり脱線したりするようなことでは授業は成り立たないからです。
ところが、家庭の学習では、失敗も成功も脱線もあらゆることが可能です。
そして、そのときのお父さんやお母さんの取り組み方が、子供の学問や人生に対する姿勢を育てていくのです。
創造力は、教えられて身につくものでありません。
創造に取り組む身近な人の後ろ姿を見て、子供が自然に創造することの魅力を感じ取っていくものです。
特に、小学生のころは、子供が自分の生き方の模範となるような身近な人を求める時期です。
その時期に、お父さんやお母さんが物事に取り組む姿勢を見せることが、子供の成長で大切なものになってくるのです。
言葉の森の発表学習コースは、そういう家庭での親子の対話や協力というものを大切にしています。
これは、お父さんやお母さんにとっても、新しい形の子供との関わり方になります。
発表学習コースは、子供の思考力と創造力を育てるための、家庭における親子の関わりの機会にもなっているのです。
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湯川秀樹が、当初志していた数学の道から、物理の道へ転向したのは、数学の先生に、答えが合っているが解き方が教えられたものでないからという理由で×にされたということがあったからだそうです。
学校の先生としては、そういう指導はやむを得ない面もあります。
学校の仕組みは、1年生が終わったら2年生に進み、2年生が終わったら3年生に進むという形になっているからです。
しかし、家庭は違います。
子供が興味を持つものであれば、小学生でも高校生並みのことができます。
また、その逆もできます。
家庭は、学校の宿題をやるところではなく、独自に子育てをしていくところなのです。
教育は、学校と家庭が協力してやっていくものですが、それは学校が主で家庭が従という関係なのではありません。
学校と家庭はそれぞれ独自の役割があります。
知識と技能の教育が学校の役割だとすれば、家庭の役割は創造と文化の教育です。
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以前、「材料七分に腕三分」ということで書きましたが、作文の勉強で最も大事なのは事前の準備です。
小学校低学年のころは、まだ表現力だけで書けますが、課題が難しくなってくると、保護者への取材など事前の準備の有無が出来栄えを大きく左右します。
寺オン作文コースの利点は、その事前の準備そのものを発表し合う時間を設けていることです。
書いたあとの添削ではなく、書く前の準備が作文力上達のいちばんの近道です。
これは、特に、受験作文のような難しい課題に取り組む生徒にとっては必須です。
幼中から育てていたカブトムシが、突然みんな成虫になりだしました。
えさは、とりあえずバナナ。
昼間は土の中で寝て、夜だけ起きて食べています。
という写真は、記事の中身には全く関係ありませんが(笑)。
記事の内容は、作文の勉強で大事なのは事前の準備という話です。
事前の準備のための保護者とのやりとりの中で、子供たちは学力だけでなく、物の考え方や人としての生き方なども身につけているのです。
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アインシュタインは、軍隊のような学校の勉強が大嫌いでした。
しかし、家に帰ってから、ヤコブおじさんによって数学の面白さを教えてもらったのです。
また、アインシュタインは、厳しい音楽の先生が大嫌いでした。
しかし、家に帰ってバイオリンで遊んでいるうちに、音楽の楽しさに目覚めたのです。(「アインシュタイン」岡田好恵著より)
つまらないことを我慢してやるのが勉強だと思っている大人に教えられれば、その子はつまらないことを最低限のエネルギーでやろうとします。
1時間の枠で勉強しなければならないとしたら、その1時間の間、ひたすら自分ができる問題だけをやり続けたりするのです。
それは、人に見せるための勉強です。
時間をかけても、身につくものはほとんど何もありません。
勉強は、本来学ぶことが面白いと思っている大人によって教えられるべきです。
その大人は、お母さんでも先生でもいいのです。
今の勉強は、面白さをテストや賞品や競争によって演出しようとしています。
そういう外側からの人為的な面白さではなく、勉強そのものが持つ創造的な面白さを味わうようにさせることが大事なのです。
その勉強を、寺オン作文コースや発表学習コースによって広げていきたいと思っています。
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子供たちのやっている勉強が面白いものでないのは、点数のためにやっている勉強だからです。
勉強は、向上のために行うものです。
その向上の先にあるのが創造です。
創造的に勉強すれば、それは限りなく遊びに近い勉強になるのです。
子供たちが、小中学校時代につまらない勉強を詰め込まれている結果が、高校生になって、受験に関係する勉強しかやらない勉強姿勢になっています。
それは一見能率的に見えますが、人生という尺度から見れば全く非能率的なことなのです。
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