9月4週に、言葉の森の生徒、及び生徒の保護者を対象に、発表交流会と保護者懇談会を開催します。
発表交流会は、普段の自分の勉強の成果を何でも結構ですから自由に発表してください。発表時間は、5分以内とします。
参加フォームを見て、同学年の生徒が多く参加しているところに参加すると参考になると思います。
発表は原則として1回ですが、見学だけであれば、どのクラスでも何回でも自由に見学できます。
同じ9月4週に、保護者懇談会を懇談会を行います。
夜遅い時間が多いので、カメラはオフで結構です。
今回のテーマは、「親子作文の勉強の仕方」と「受験作文の勉強の仕方」です。それぞれ10分程度、重要な点に絞ってお話しします。
残りの時間は、自由な質問を受け付けます。
あらかじめ、保護者掲示板に質問を入れていただければ、その質問を先にお答えします。
参加フォームはこちらです。
▽発表交流会9月
https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=hkk201809
▽保護者懇談会9月
https://www.mori7.com/kform_pre.php?f=hog201809
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9月4週に発表交流会と保護者懇談会を行います。
保護者懇談会では、親子作文と受験作文のポイントをお話しします。
受験に作文試験がある保護者の方は、ぜひご参加ください。
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言葉の森で今考えているビジョンは、小1の親子作文をはじめとする寺子屋オンライン作文の運営を、森林プロジェクトの講師中心に行っていくことです。
それは、寺子屋オンラインという少人数クラスの運営は、現在の電話のマンツーマン指導とは、システムがかなり違ってくるからです。
しばらくは、個別電話通信と、寺子屋オンラインの少人数クラスとの併存状態が続きますが、いずれ近いうちに、寺子屋オンライン作文の少人数クラスが中心となり、個別電話指導は特別な希望による場合のものになると思います。
今のインターネットの技術革新を見ていると(というほど、大きな技術革新ではなく、むしろ技術の急速な普及という面の方が大きいのですが)、この変化は予想よりも速く進むと思います。
もう既に、学校教育という、リアルな教室とリアルな先生とリアルな教科書にもとづいたシステムは、限界に来ているように思います。
今後、唯一リアルなものとして残るのは、リアルな友達関係だけになるでしょう。
ですから、今後、リアルな教育が、バーチャルな教育に取って代わられたあと、その後、友達関係を中心に再び新しいリアルな教育が登場するという流れになっていくと思います。
子供たちが勉強する際に最も大事なものは、昔は学校でした。
今でも、途上国では、学校の不足が教育の普及を遅らせている面があります。
しかし、学校が提供してきた教室、先生、教科書は、今ではネット上で自由に選べる選べるようになっています。
だから、教育で最も大事なものが、学校という物の世界から、学ぶ意欲へと意識の世界へと変わってきたのです。
今の子供たちは、ありあまるほど豊かな教育環境の中に置かれています。
しかし、それが、かつての貧しかった教育環境時代より教育効果を生み出しているかというとそれは疑問です。
不足しているのは、今は、環境ではなく意欲の方なのです。
これまでの教育体制のもとでは、意欲を喚起するものは、競争や賞罰と考えられてきました。
人間は身体的な存在ですから、今でも競争と賞罰は意欲の手段としては有効です。
しかし、次第にその効果は薄れてきています。
競争にも賞罰にもあまり関心を示さない子が増えてきているのです。
それは、小さいころからあまりに頻繁に競争と賞罰の環境に置かれてきたからです。
それは、子供の教育というよりも、むしろ子供のコントロールに近いものです。
子供は新しいことがわかってうれしいとか、自分が上手にできるようになってうれしいとかいうことよりも、百点が取れてうれしいとか、成績が上がってうれしいとか、勝負に勝ってうれしいとか、そういう方向に喜びの感覚を育てています。
大事なことは、子供の成長なのですが、成長のための教育と、コントロールのための教育はきわめて似通っているので、始めは教育として行われていたことが、やがてコントロールが目的となってしまうこともあります。
教育とコントロールの違いは、子供が学ぶことに飽きるかどうかです。
コントロールされすぎた子は、自覚する年齢になると勉強に飽きてしまうことがあるのです。
寺子屋オンラインの教育は、そういうコントロールの教育ではなく、成長のための教育を目指していきたいと思っています。
そのための新しい人材の受け皿が、森林プロジェクトなのです。
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寺子屋オンラインの教育は、googleハングアウトやZoomが利用できるようになってからスタートしたものですから、まだ歴史はかなり浅いです。
36年間続けてきた作文指導とは、作り込まれ方がかなり違います。
しかし、それでも、このオンラインの少人数クラスというのは、やり方によっては大きな可能性と秘めていると思います。
また、言葉の森のほかのオンライン教育との違いは、オンラインだけに向かうのではなく、合宿教室というリアルな教育との連携があることです。
この合宿教室もまだスタートしたばかりなので、これから作り込むところです。
未来の教育は、今の教育の形態とはかなり違ったものになってくると思います。
子供たちを教える先生という仕事では、知識や技能の占める割合はかなり小さいです。
それよりも大事なのは、子供たちを肯定する人間性です。
そして、子供たちよりも大きな視野に基づいた希望を持っていることです。
それは、子供たちが成長途上であるように、先生もまた前進する途中にある存在だからです。
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日曜朝の作文体験の説明がわかりにくかったようなので、動画をアップロードしました。
この動画を見て、1回目の課題に取り組んでください。
ただし、2回目は、作品のアップロードまでできなくてもかまいません。
できた範囲で、Zoomの画面で口頭で発表してくだされば結構です。
読書紹介は、毎回行いますので、読んでいる本があれば手元に用意しておいてください。
なお、不明の点はご遠慮なく教室にお電話をしてお聞きください。
電話0120-22-3987(平日9:00~20:00土曜9:00~12:00)
▼日曜朝の作文体験1回目の授業の動画2018/9/14
https://youtu.be/5cHpJm7lwQ8
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日曜朝の作文体験の1回目の授業の動画です。
作品のアップロードの仕方などを説明しています。
ただし、アップロードまでできなくてもかまいませんので、2回目はできた範囲で口頭などで取り組んだことを説明してください。
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森リンの評価の基準は、語彙の多様性とバランスです。
語彙の多様性とは、同じことを表すのに同じ表現を使わずに書くことができるということです。
バランスが必要なのは、多様なだけでは、文章が冗長になったり、硬くなりすぎたり、重くなりすぎたりすることがあるからです。
ところで、作文の表現に多様性があるということは、語彙力があるということです。
語彙力があるということは、そのような多様な語彙の含まれている文章をよく読んでいるということです。
それはつまり、問題集読書も含めた広い意味での読書力があるということです。
「術後集」とか「類語辞典」とか「故事ことわざ辞典」とかを読んで、いろいろな語彙を知識として知っているということではありません。
作文力に表れるものは、その生徒の本質的な学力であり、その学力の土台となっているものは読書力です。
読書力と作文力のある生徒は潜在的な学力があるので、本格的に勉強を始めるとすぐに成績が上がります。
その逆に、時間をかけて勉強しているから成績はよいが、読書力と作文力が伴っていないという場合は、学力が途中から伸び悩むことがあります。
ですから、受験期に入る前の家庭での学習の中心は、勉強よりもむしろ読書と作文です。
読書と作文と、作文の勉強に関連する対話によって、語彙力を鍛えておくとよいのです。
森リンは、言葉の森が作った作文小論文の自動採点ソフトです。
実は、これをAI化する見通しはあるのです。
ただ時間的に余裕がないので、まだ取り組んでいないだけです。
見通しがあるということは、いずれ誰かがAIによる作文小論文採点をもっと正確にやるようになるだろうということです。
これを、できればアメリカより先に日本が作ってほしいと思います。
というのは、自動採点の仕組みにおいて言語の差というものは本質的な差ではないので、最初にAI採点に成功したところがすべての言語の自動採点もできるようになるからです。
かつてワープロソフトの一太郎がワードにシエアを奪われたとき、私は非常に残念に思いました。
それと同じようなことを、文章採点という教育の根幹にかかわるところで起こしてはならないと思います。
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勉強の評価は、自分で採点すればできたかどうかが本人にもわかります。
だから、独学でもできるのです。
しかし、作文は、自分では、よく書けたのかどうかわかりません。
だから、先生や親の評価がそのまま自分の作文の評価になるのですが、先生や親は大体直すところを先に言います。
それで、ほとんどの子が、自分は作文が苦手なのだと思うようになってしまうのです。
大事なことは、子供でもわかるように評価の基準をはっきりさせ、子供が自分の作文を自己採点できるようにし、先生や親もその基準に基づいて評価をすることです。
それが、項目指導と森リン採点なのです。
森リンが評価する字数の基準は1200字です。
それは、1200字以上の文章でないと誤差が出るからです。
1200字は上限ですから、1200字以上は何字書いても評価に影響しません。
それは、字数の競争になってもあまり意味がないからです。
しかし、仕組み上は、字数が長くなればなるほど評価の正確性が増すという形に作ることはできます。
ということは、複数の文章を採点するようになれば、かなり正確にその生徒の作文力が表れてくるということです。
人間が作文小論文の評価をしようとすれば、字数が多くなればなるほど負担が増します。そして、正確さは変わりません。
ソフトが作文小論文の評価をすれば、字数はいくら多くなっても負担はありません。そして字数が多くなるほど正確になっていくのです。
だから、もう既に今の段階でも、入試の作文小論文に、ソフトによる評価を行うことはできるのです。
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