もし、働かなくてもよい社会が来たら、今、人生で必要だと思われていることの多くが必要ではなくなります。
すると、人間はもっと自由に自分の本当にしたいことをして生きるようになるでしょう。
人類の生産力の総体は、すでにすべての人の生活を養うのに十分になっています。
それが今そうなっていないように見えるのは、豊かさが不要なところに消費されているからです。
しかし、すべての人が、そういうことに気づき始めています。
インターネットの普及は、正しい情報をさらに大きく広げていくでしょう。
私たちが生きているのは、その端境期です。
だから、子供の教育も、今の社会の必要と、将来の社会の理想との両方を考えていく必要があります。
今、「かたい」仕事と思われているものが前提にしている社会は、未来の社会とは正反対にあるものです。
嫌いなことを我慢してやる力よりも、好きなことを楽しくやる力の方が、やがて大事になってきます。
答えのある勉強を人より早くできるようにすることよりも、答えのない世界を楽しく創造する力の方が重要になってきます。
そして、それぞれの人が創造によって作り上げた豊かさをすべての人が共有することによって、未来の社会は更に豊かになっていくのです。
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人間は、先のことを考えられる存在です。
しかし、子供は、先のことは考えません。
子供は、今を生きている存在だからです。
だから、大人がすでに見える未来だけでなく、まだ見えない未来も考えておく必要があるのです。
これまでの社会は、勝ち負けのある社会でした。
だから、人間は負けないことを第一の目的にして生きざるを得なかったのです。
しかし、未来の社会では、勝ち負けはゲームの中で行われるだけになるでしょう。
誰もが思い思いに好きなことをして、そこで得たものを誰もが共有できる社会になります。
それは、人類がすでにそういう豊かさを達成しているからです。
やりすぎ都市伝説の話どんどん実現してくれ
働かない社会実現してくれ
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△写真は、那須合宿所の庭になっていた赤唐辛子
第1回の寺子屋オンライン作文講師育成講座が、本日の夕方終了しました。
実践的な講習会ということで、教室の理念のような話から始めてZoomの実際の操作まで、延々4時間半の講習会を行いました。
Zoomのブレイクアウトルームの操作に関しては、こちらの説明が分かりにくかったため、あまりスムーズにできませんでしたが、このあと、各自が自分でパソコンとスマホを使うなどして、複数の端末で操作する練習を行うことにしました。
これは、慣れればすぐにできることなので、今後、実際の授業見学などの中でも行うようにしていきたいと思います。
これで一通り寺子屋オンラインクラスの指導の基礎はできたので、これからは、作文クラスも、発表クラスも、自習クラスも、どの曜日や時間も参加できるような体制で生徒募集を行っていきたいと思います。
この11月に、言葉の森の本部の教室が引っ越しすることになったので、移転先の教室では、通学でありながらパソコンを使った、全国の生徒とのオンラインの学習を行うスタイルを作っていく予定です。
通学教室でオンライン学習を利用する形ができると、現在、森林プロジェクトで作文教室を開いている人たちも同じ仕組みで学年別の生徒指導を行うことができるようになります。
また、個人で作文教室を開いている人たちも、臨時の休講などに対応できるようになるので、教室の運営がしやすくなると思います。
このオンライン教室の学習内容は、これまでの答えのある勉強を人より早く見つけるという古い形の学習ではなく、自学自習の土台の上に自分らしい発見と創造のある学力を育てるというものですから、作文の学習以外にいろいろなところに応用ができると思います。
当面、今日の講習会に参加した人たちを中心にして、子供たちの新しい教育に関心のある人の輪を作っていきたいと思っています。
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昨日の午後、寺子屋オンライン講師育成講座を行いました。
4時間半もの長い間、講義を聞いてくださった方々、ありがとうとざいました。
このあと、参加者には、希望の時間に担当のクラスを持っていただく予定です。
寺子屋オンラインという勉強のスタイルは、大きな可能性があるので、これから参加者を募り広げていきたいと思っています。
この実践的な講座を多数の人に受けていただけるように、現在インターンシップ制を考えています。
これは、講習費用なしで(又は少額の頭金だけで)講座を受けていただき、インターンとして授業を担当していただくという形です。
詳細は、改めて講師育成講座のページで掲載する予定です。
寺子屋オンラインのよいところは、通常の通信教育と違って手応えがあることです。
それは、先生と生徒だけでなく、生徒どうしのコミュニケーションがあるからです。
今後、そういう活発な授業の様子を、生徒のプライバシーに配慮しながら紹介していきたいと思っています。
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