2月5日に注文した本が、2月6日に届きました。
この本の内容について、これまでに書いたことをまとめて詳しく説明したページを作りました。
https://www.mori7.com/zu201902.php
改めてこの本を読んでみると、読解の章は密度が濃いので、途中で眠くなると思います(笑)。
もう少しダジャレなどを入れて面白く書きたいと思ったのですが、そういう時間的余裕がありませんでした。
いつか、そういう面白い読解の解説を書きたいと思います。
読解の章だけで、25題あります。
眠くなったら、途中で付箋などを貼っておいて、先に進んでください。
記述の章は、10題です。
対比させて書くという書き方は、これまでそういう説明をしている人は誰もいなかったと思うので、言葉の森のオリジナルな書き方です。
この対比という形で考えると、自分が書くことの輪郭がはっきりしてきます。
そのはっきりした輪郭の上に、文中のキーワードを載せていくという感じで書いていくのです。
いちばん面白く読めるのは、やはり作文の章です。
作文の章は、全部で12題です。
解説を読み物のように読むだけでも、書き方がよくわかると思います。
ここに載せた模範解答は、生徒がたまたま書いた上手な作文というようなものではなく、プロの講師が構成を生かして書いた文章です。
と言っても、昔の大学入試の小論文の模範解答のように、与えられた文章を要約するような感じで抽象的に書いたものではありません。
昔の大学入試の場合は、そういう書き方でも結構通用したのです。
しかし、今の中学入試の作文は、もっと具体的なことが要求されます。
「あなたの具体的な体験を入れながら書きなさい」というような課題がほとんどです。
だから、模範解答も具体的な実例をもとにして、全体の構成がわかるような書き方をしています。
この解説と模範解答を読むと、作文の書き方がよくわかると思いますが、「わかる」と「書ける」はまた少し違います。
書けるようになるためには、やはり書き慣れることが必要です。
ところが、作文の勉強は、高学年になるほど、ひとりでは勉強しにくくなります。
作文の字数でも、小学生のうちでいちばん長く楽に書けるのが小学4年生で、小5、小6になると、次第に字数は減ってきます。
それは、考えて書くようになるからです。
だから、ほかの勉強は自学自習でもできるし、その方が能率がよいことが多いのですが、作文だけは自学自習はまずできません。
ある程度の勉強の枠組みがないと、作文の勉強は続けられないのです。
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