ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3587番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
発表学習クラスの発表の紹介――小学生時代はのびしろを育てる時期 as/3587.html
森川林 2019/02/28 08:14 

 水曜日の発表学習クラスの発表作品の一部と、みんなの感想(一部)です。
 全部の記録は、それぞれの生徒が録画することもできるので、あとで家に帰ったお父さんが、子供の発表の様子を見ることもできます。

 発表するために、自分で何かを調べたり作ったりするということが大事ですが、そのあと、自分のしたことをみんなの前で発表し、互いに感想を述べ合うところもそれと同じぐらい重要です。

 ほかの人の発表に対して感想を言うためには、頭脳が活性化していなければなりません。
 たまに、勉強はよくできるはずなのに、感想を聞かれると、すぐに「ありません」と言う子がいます。
 逆に、どんなことを聞かれても、必ず考えて何かを言える子がいます。
 この違いは、頭脳の活性度の違いです。

 作文でも同じです。
 すぐに、「書くことがありません」と言う子がいいる一方、どんな書きにくいテーマが与えられても、自分なりに考えて書いてくる子がいます。
 入試の作文では書きにくい課題が出されることが多いので、この差が更に大きくなります。
 この書くことがあるかないかの違いが、考える力の余力で、「のびしろ」と言われるものです。

 小学生時代は、成績を上げる時期ではなく、のびしろを育てる時期です。
 それは言い方を換えれば、欠点を直すのが2だとしたら、長所を褒めて伸ばすのが8の時期だということです。

 通常の勉強だけをしていれば、満点を取るためには、×になった欠点を直し続けなければなりません。
 通常の勉強以外に、自分で創造する勉強をすることで、○になっているところをたっぷり褒めることができるのです。

【発表作品の例】(一部)
















この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20190228  
 それぞれの生徒が発表する時間はわずか5分程度ですが、その準備にかかる時間は1時間以上の子もかなりいると思います。
 外見的な能率から言えば、その時間、問題集の問題でも解いていた方がずっといいのですが、将来のことを考えれば、たとえ時間はかかっても、自分で問題を作るような勉強をした方が本当の力がつくのです。
 幼児期や小学生のころ勉強がよくできていた子と、高校生以降に勉強ができるようになっている子は、しばしばかなり違います。
 その違いは、小さいころに育てた勉強の余力の違いなのです。


nane 20190228  
 発表学習は、ある意味で変わった勉強です。
 課題も、正解も、点数もない勉強だからです。
 だから、勉強生活に余裕があり、勉強力にも余裕のある子でないと、なかなかできません。
 しかし、これが本来の勉強で、その効果が出てくるのは、もっと先になってからなのです。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
発表学習クラス(0) 

記事 3586番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/21
親子作文と言葉遊びとダジャレ as/3586.html
森川林 2019/02/27 10:29 

 親子作文は、まだ文字が十分に書けない、又は十分に読めない子供を対象にした作文の勉強です。

 なぜ、このような早い時期に作文的な勉強を始めるかというと、言葉の森の作文指導は、作文の練習に付随して、暗唱や発表や読書の練習ができるので、それらの総合的な教育効果を考えると、できるだけ早い時期から始めた方がよいと考えたからです。

 しかし、まだ字が十分に書けない子に書き写しをさせるような「勉強」的な方法では、かえって子供の健全な成長にいい影響を及ぼしません。
 作文のような日本語の学習は、子供時代に最も優先させるべきものですが、それは勉強としてやるのではなく、生活の中での遊びのようなものとしてやっていくものです。

 その遊びが、親子の対話です。
 作文の題材となるものを親が企画し、その企画で親子で一緒に遊び、その遊びを子供が絵にかき、親子で対話をし一緒に構想図を書き、その構想図をもとに親が作文を書き、ひらがなが読める子はその作文をみんなの前で読んで発表するという形の遊び的な学習です。

 ここで大事なのは、第一は親の企画です。これは、実行課題集などを参考に、家庭で楽にできるものに取り組んでいけばいいと思います。
 父親だったら、虫捕りとか理科実験や工作のようなものであれば親も楽しめます。母親だったら、料理的なものであれば勝手がわかるので取り組みやすいと思います。
 親子でできるようなものが大事で、遊園地に連れていって、子供だけ遊ばせるというような企画ではありません。

 よく、作文の題材というと、どこかに出かけて特別なことをしないと書けないという発想をしがちですが、そういう特別なことをする必要はありません。
 また、そういう特別な行事作文のようなものは、かえって平板なものになることが多いのです。
 それは、子供が、「○○を見た」「面白かった」という受け止め方で、その行事に参加していることが多いからです。
 作文の題材には、子供自身が「何かをした」ということが大事なのですが、行事作文では、そのしたこと自体が、ある枠の中で「してもらった」とか「させてもらった」とかいう受け身のものになることが多いのです。

 親子作文で第二に大事なところは、親子の対話で構想図を書くことです。
 この対話のきっかけは、内容的には親子でその企画に一緒に取り組んだという共通の経験です。そのときに撮った写真などがあれば、共通の経験を思い出しやすくなります。
 対話のきっかけとなるもう一つのものは、言葉的なものです。ここで、項目表の項目を使います。
 「そのときの会話でどんなことがあったっけ」「数字や名前で何か書けることあるかなあ」「□○□○(擬声語・擬態語)はどこに使えるかなあ」というような対話です。
 ここで、その項目を入れることにあまりこだわると、言葉遊びではなく、言葉の勉強になってしまいます。あくまでも楽しい言葉遊びとしてやっていくのです。

 その言葉遊びの要素を更に強くするために、今考えているのが、親子作文の項目に「ダジャレ」を入れることです。
 親子で作文を書くときは、必ずどこかにダジャレを入れるというようにするのです。

 ダジャレは、音素数が少なく同音異義語の多い日本語の特徴です。
 幼児期のしりとりは、言葉の数を増やす遊びですが、ダジャレはそれよりも更に多くの言葉の数を増やす遊びになります。

 親子作文には必ずダジャレがどこかにあるとなると、子供どうしで作文を発表するときも、聞き手はその作文を集中して聞くようになります。
 親子作文は、聞き取る力を育てる遊びにもなるのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20190227  
 親子の遊びというと、なぜかペンギンの姿が思い浮かびます。
 ペンギンは、何も特別なことをしていなくても、見ているだけで楽しそうです。
 小さい子も、見ているだけで楽しそうだからです。
 だから、この時期の勉強は、遊びとしてやっていく必要があるのです。


nane 20190227  
 親子作文の項目は、小学1年生と同じ、「名前・数字」「会話」「たとえ」「□○□○」「思ったこと」などでしたが、親子で取り組むときは更に歯ごたえがあるように、「ダジャレ」も項目に入れるようにしたいと思います。
 これで、子供たちの語彙力は飛躍的に増えると思います。


森川林 20190227  
 なお、このダジャレは、子供に考えさせるものではなく、親が考えるものです。
 こう明記しておかないと、「じゃあ、次は、ダジャレ言いなさい」などと子供に指示してしまうお母さんがいないとも限らないからです。
 ただし、真面目な人でどうしてもダジャレが出てこないというときのために、親子作文には教材としてダジャレ集も入れるようにしたいと思います。
http://www.mori7.net/ki/dajare/

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
親子作文コース(9) 
コメント1~10件
読解問題の解き Wind
面白かった 10/11
記事 4027番
長文の暗唱のた たろー
この世で一番参考になる 9/30
記事 616番
「桃太郎」を例 匿名
役に立った 8/15
記事 1314番
日本人の対話と 森川林
ヨーロッパの対話は、正反合という弁証法の考え方を前提にしてい 8/6
記事 1226番
日本人の対話と よろしく
日本人は上に都合がよい対話と言う名のいいくるめ、現状維持、そ 8/5
記事 1226番
夢のない子供た 森川林
「宇宙戦艦ヤマトの真実」(豊田有恒)を読んだ。これは面白い。 7/17
記事 5099番
日本人の対話と 森川林
 ディベートは、役に立つと思います。  ただ、相手への共感 7/13
記事 1226番
日本人の対話と RIO
ディベートは方法論なので、それを学ぶ価値はあります。確かに、 7/11
記事 1226番
英語力よりも日 森川林
AIテクノロジーの時代には、英語も、中国語も、つまり外国語の 6/28
記事 5112番
創造発表クラス 森川林
単に、資料を調べて発表するだけの探究学習であれば、AIでもで 6/27
記事 5111番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習