小山工業高等専門学校 H.K.さん
(担当講師より)
将来は技術者になりたいという目標を一貫して持ち続けていた立派な女の子です。合格されて本当に良かったです。
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都立竹早高校 M.G.さん
(担当講師より)
受験勉強と作文、どちらも全力で頑張ってくれました。「疲れた、ほっとした」と笑っていました。
おめでとうございます‼ 本当によかったです。
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小学1、2年生の子供には、親がすべてです。
お父さんやお母さんの言ったことは、すべて正しいことのように考えてそのまま吸収します。
だから、この時期は何でもできるようになります。
この時期の子供たちは、親や尊敬できる大人を模倣しながら成長していきます。
小学3年生になると、小1、小2と同じように親の言うことを聞くことに加えて、勉強面でもどんどん力がついてきます。
やらせれば何でもやれるようになる感じがします。そして、実際にいろいろなことがやれるようになります。
しかし、この時期にやらせすぎると、あとから反動が来ます。
この時期は、親のペースでやらせるよりも、本人の自主性に任せるように、方向を切り替える時期です。
しかし、すべての親にとって子育ては初めての経験なので、自主性に任せるような非能率なことをするよりも、親の指示でやらせる方向をそのまま進めてしまうことが多いのです。
親の指示でやらせると、何でもどんどん捗(はかど)ります。
ところが、親の言うことをよく聞いていた子ほど、小学4年生から、急に親の指示に反発を示すようになります。
人間は、もともと自分の意思で行動したい生き物なので、人の示した道をそのとおり歩むというのは抵抗があります。
そういう人間本来の意思が出てくるのが、この小学4年生からの時期なのです。
この時期から先の子供は、次第に親から離れた子供だけの世界を持つようになります。
しかし、この小学4年生から先は、勉強が難しくなる時期で、作文の課題も考える内容のものが増えて急に書きにくくなってきます。
だから、本当はこの時期から、親子が助け合って勉強を進めていかなければならないのです。
親子が協力しなければならない時期に、子供の自立が始まり、親と子だけで勉強を進めることが難しくなります。
子供は、親から離れようとします。親が引きとめようとすれば、ますます離れようとするようになります。
この時期は、親も子供から離れる時期なのです。
子供は、親から離れて、友達との関係の中で自分を成長させるようになっています。
これからの時期は、親の言うことを聞かせる時期ではなく、いい友達を作る時期です。
親の役割は、子供にいい友達のできる環境を作ってあげることになります。
そして、親自身も、同学年の子供を持つ他の親といい友達関係を作ることになるのです。
小学4年生から先の子育ては、親子で単独でやるものではなく、他の友達の親子との関係を含む社会生活の中で進めていくようになるのです。
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子供が親の言うことを聞かなくなったら、それは本当は喜ぶべきことです。
そういう子は、頼りになるからです。
逆に考えればわかりますが、いつまでも親の言うことを聞いている子がそのまま大人になったら、全然頼りになりません。
だから、親は早めに子供の自主性を生かす方向に子育てを切り換えていくといいのです。
小4からの親子関係の助けになるのが、他の友達の親子です。
親と子だけの関係から、社会の中での親子関係に移る時期になるのです。
他の親子はライバルなんて言っていられません。
この小4からの新しい親子関係に、寺子屋オンラインの少人数クラスが活用できます。
子供は、きれいで優しいお母さん、格好よくて面白いお父さんが好きです。
だから、小4までに、お父さんお母さんは、そういうふうになっておくといいのです。
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寺オン作文クラスで、みんなの発表や読書紹介のあと、互いに感想を言っています。
オンラインで会っているだけなのに、みんな近所でいつも遊んでいる友達どうしのような感じで話をしてるのがわかると思います。
話が楽しいと、作文を書く時間が遅くなってしまうのが、先生の苦労するところですが、この交流と勉強をバランスよくできるようにしていきたいと思っています。
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このオンラインの作文の授業を聞いていると、実際の通学教室より子供たちが親しく交流していることがわかると思います。
それは、ちょうど円卓で互いに全員の顔を見ながら話すような形になっているからです。
しかも、作文の授業なので、答えはひとつではなく、みんなが個性的な発表をします。
こういうオンラインの作文がこれからの勉強のひとつのスタイルになっていくと思います。
授業のあと、Zoomの録画機能で保存したmp4ファイルから、avidemuxで音声だけmp3で抽出し、野菜の写真を選んできて(そこが意味不明なところですが)ウィンドウズに付属しているムービーメーカーでmp4ファイルにしました。
本当は、顔が映っていれば、みんなが楽しそうに話している様子がよくわかるのですが、顔のかわりに野菜を並べることにしました。カボチャとか。
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子育てに手遅れということはありません。
いつからでも始めればいいのです。
何を始めるかというと、まず豊かな日本語力を育てることです。
しかし、子供時代に言葉だけを先行させると、頭でっかちの子になってしまいます。
自然の中で、人間とともに体験をすることも同時に必要です。
日本語力を育てるものは、幼児期なら読み聞かせ、年齢が上がってきたら読書です。
ときどき、「小学一年生になったから、もう自分で読みなさい」と自立させようとするお母さんがいます。
これが、読書力が伸びなくなる最初のきっかけです。
読書は目で読むものと思うのは、先入観です。
耳で読むのも読書で、本当はこの耳で読む読書が読書の基本なのです。
読書や読み聞かせと同じ役割を果たすものが知的な対話です。
対話というと、ただお喋りをするだけだから毎日していると思う人もいると思いますが、日常的な会話だけでなく、その子の年齢に応じた知的な対話をしていくことが大事です。
ある程度の年齢になって、読書をあまりしないことに気づいたら、いい本を選ぶということよりも、読書の習慣をつけることを第一とすることです。
本を読まないのは、面白い本がないから読まないのではなく、読む力がないから読まないのです。
読む力をつけるためには、毎日欠かさず10ページ以上の読書をすることを、その子の勉強の最優先課題として取り組むことです。(本当は学年の10倍ページが目標で、5年生以上は毎日50ページ以上の読書なのですが、無理な設定をして毎日できなくなるのはかえってよくないので、その子の実力よりもかなり低く見積もって10ページ以上とするのです。そして、10ページ読んだらそれをそのまま認めてあげることです。「そんなに早く読めるんだったらもう少し読みなさい」と追加すると毎日の習慣がつかなくなります。)
ところで、ほとんどのお母さんは、宿題やテストがあったら、読書よりも宿題をこなすことやテスト対策をすることを優先すると思います。
しかし、小学生時代は、読書の方を優先させるべきです。
宿題やテストをきちんとこなしたからといって、いい子になる保証はありません。
しかし、毎日読書をすれば、必ずいい子になります。
いい子とは、個性と知性と感性の豊かな子になるということです。
子供が小さいころは、何でも吸収するので、英語をやったり、プログラミングをやったりすれば、そこですぐに成果が出ます。
読み聞かせや読書や対話は、目立った成果が見えません。
日本語力を育てる学習で、唯一成果が見えるのは暗唱だけです。
子育てを長い目で見れば、すぐに成果の出ることよりも、暗唱も含めて読み聞かせや読書や対話という日本語力を育てることを第一に考えていくことです。
そして、これは、手遅れということはなく、すべて今から始めればいいことです。
ただし、始めたからには毎日やることが基本で、毎日やる自信がないことは、最初からやらずに、毎日できそうなことだけに絞ってやっていくのです。
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子供をいい子に育てる新しい面白い方法というのはなく、昔からの読書を中心とした子育てが基本です。
平凡すぎてものたりない気がする人もいると思いますが、読書を毎日欠かさず続けるというのは、ある意味で非凡なことです。
本文にも書きましたが、学校の宿題やテストがよくできたからといって、いい子になる保証はありません。
しかし、読書をしていれば、必ずいい子になるのです。
いつも同じようなことを書いていますが、学校の勉強が忙しくなると、読書が勉強生活の基本だということを忘れてしまう人が多いのです。
本を読まない子の理由は、「忙しい」「暇がない」というのがほとんどですが、読書は暇になったら読むものではなく、生活時間の最初に確保しておくものなのです。
小学6年に作文と思考国算講座でお世話になったkの母です。読書が習慣となり、毎日100ページ以上読んできましたが、現在、中学2年生の反抗期。昨日、「俺はもう毎日の読書は
嫌だ。でも読書は好きだから、やりたいときに読書する。好きにさせてくれ!」と言いだしました。中根先生の言葉を思い出し、「読書は、好きだからするのではないんだよ。読書は習慣なんだよ。10ページでもいいから毎日すること」と伝えました。結局のせられて80ページくらい読んでいました。
来年、高校受験ですが、「そろそろ勉強を始める」と言うばかりで、いっこうに勉強しようとしていません。厨二病、とはよくいったものです。これからも記事を楽しみにしています。(反抗期の親へのアドバイスもぜひ)
k母さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
年齢の差というのは意外に大きく、中3になると、誰でも勉強するようになります。だから、心配することはないです。
ただ、子供は勉強の仕方を知らないので、「基本となる1冊を何度も繰り返す」ということをしません。
いろいろなことを少しずつやって多忙になります(笑)。
特に、高校入試を左右するのは数学ですから、数学の勉強法を1冊を完璧にでやっていくといいです。
それを、今度自主学習コースでやろうと思っているのですが、まだそこまで手が回りません。
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春の読書作文キャンプの1日目の昼食は、戸外でバーベキューの予定です。
朝の読書のあと、車で出かけます。
当初、上郷森の家、金沢自然動物園、野島青少年センターなどを考えていましたが、教室からもっと近いところにバーベキュー広場ができていました(笑)。
車で8分のところです。
そのバーベキュー広場の近くの歩いていけるところに、舞岡公園という里山が残っている公園があります。
3月末ならそこでザリガニ釣りをしたりオタマジャクシを捕まえたり(あとで逃しますが)いろいろなことができます。
そして、泥んこになる子もいそうなので、そのまま、「おふろの王様」に行きます。教室から車で7分のところです。
ここは、いろいろな種類のお風呂があるので遊べます。遊ぶところではありませんが。
前回、このおふろの王様を利用したときは、冷たい水の風呂に何分間入っていられるかと挑戦していた男の子がいました。
男の子は、こういう変なことをよくやります。寒中水泳とか(笑)。
女の子は、たぶんこういうことはやりません。それなのに、なぜか時間がかかります。
そして、お風呂から帰ってきたら、作文です。
その作文のあと、カレーライス作りです。
そして、作文発表会をして就寝です。
寝るところは、教室の2階の4部屋で、部屋の中にテントを2つずつ張ります。
そのテントの中でシュラフで寝ます。
たぶん、みんな寝ません。
翌朝は、場所を変えて、港南台地区センターというところで読書です。車で6分のところです。
本を読み終えたら、近くの港南台北公園のどんぐりハウスというところで遊びます。教室から車で3分のところです。
そこで、遊んでお弁当を食べます。
すべて教室の近くでできるので、移動時間の少ない楽なキャンプになりそうです。
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読書作文キャンプの会場を見に行きながら、ふと思ったことは、やはり勉強より遊びの方が楽しいということでした(笑)。
昔の子供たちは、学校から帰ったらすぐに遊びに行き、夕ご飯になるまで帰りませんでした。
今はそういうことは難しいと思いますが、それでも、よく遊びよく学べを実行するような機会があるといいと思います。
子供たちは何かを捕まえたり集めたりするのが大好きです。
那須のキャンプ場では、捕まえたあと逃がすからと言ったのですが、捕まえること自体が禁止でした。
今度の里山では、たぶん捕まえ放題です。あとで逃がしますが。
子供たちには縄文時代の本能が残っているので捕まえること自体が楽しいのです。
大人でも残っている人がいますが。
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小学5年生の作文課題に、「島の動物と大陸の動物」の感想文があります。この文章の中に、「矮小化」という言葉が出てきます。先日、それを要約の中で漢字で書いていた生徒がいました。
これを見たとき、もしこれが受験作文で、本人がこの言葉を自然に漢字で書いていたとしたら、作文を評価する試験官の印象点はかなり高くなると思いました。
大学入試の作文(小論文)でも同じです。
レベルの高い文章を書ける子は、語彙力が違います。
内容的には同じことを書いていたとしても、内容よりも語彙力の差が印象点の大きな差になるのです。
なぜ語彙力が印象点の差になるかというと、難しい言葉を使っている子は、その言葉が使われているような難しい本を読んでいることが推測されるからです。
語彙力は、読書で身につくもので、辞書で身につくものではありません。
語彙力をつけるために、辞書的な勉強をさせる本もあります。
昔、大学入試用の本として人気のあった「術後集」などがそうです。
しかし、理解するための語彙と使用するための語彙は性格が違います。
辞書的な勉強で身につくのは、理解する語彙です。
使用する語彙は、本のようなある程度の長さのある文章の文脈の中で読まれる必要があるのです。
受験間近の人は、今から難しい本を読んでいる時間がないと思います。
そういう人のために能率のよい方法があります。
一つは問題集読書で、もう一つは親子の対話です。
問題集読書の方は、何度も書いているので省略して、親子の対話について説明します。
親子の対話で第一に重要なのは、題材です。作文のテーマに関連するお父さんやお母さんの体験談を話してあげるのです。
入試問題の物語文では、心の葛藤の場面がよく出てきます。
「本当はAにしたいが、Bにした」というようなある意味で日本的な場面がよく出てくるのです。
この葛藤の場面を実感を持って受け取るためには、子供自身の似た経験がなければなりません。
その似た経験を補佐するのが、両親の似た経験を聞くことなのです。
親子の対話で第二に重要なのは、主題です。作文のまとめ段落での感想に、お父さんやお母さんだったらこう書くということを話してあげるのです。
子供の感想で最も単純なのは、「楽しかった」「うれしかった」「面白かった」などの感覚的な感想です。これに、「また○○したいです」が加わることもあります。
しかし、入試の作文では、これよりももっと高いレベルで感想を書く必要があります。そこで、語彙力の差が出てきます。
その語彙力は、頭を絞っても出てきません。もともとそういう語彙が頭に入っていないからです。
「術後集」のような辞書を使うわけにはいきません。理解する語彙は、使用する語彙にはならないからです。
しかし、お父さんやお母さんという身近な人の言葉として聞いた語彙は、子供の使える語彙になります。
小学5年生以上で受験が身近になってからは、特に親子の対話が重要になります。
小学5年生以上で親子の対話を盛んにするために、小学1、2年生のころから対話の習慣をつけておく必要があります。
小学1、2年生のころは、親と話をするのが楽しい時期なので、対話の習慣をつけやすいからです。
その対話の習慣をつけるきっかけになるのが作文の課題です。
子供が作文の課題に関連して、お父さんやお母さんの似た話を取材してきたら、体験談をたっぷり話してあげるのです。
そして、小学5年生以上の子が、「感想をどう書くかなあ」と聞いてきたら、お父さんやお母さんだったらこう書くということを話してあげるのです。
子供は、その話を聞いて自分の受け入れられるものを受け入れます。決して親の言ったことを無条件に採用するわけではありません。
しかし、子供が自分で受け入れたものは、その子の使用できる語彙として定着していくのです。
言葉の森が受験作文に強いと言われるのは、こういう家庭での協力のノウハウが指導の背景にあるからです。
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受験作文の評価は人間が見るので、感覚的な印象が点数を大きく左右します。
字が上手な子の作文は中身もよく見えると言われますが、字が下手でも挽回できる方法があります。
それが語彙力です。
字の上手さと文章のよさは比例しませんが、語彙力と文章のよさは比例するからです。
言葉の森の作文課題が、小5以上で常体になるのは、常体の方が深い内容を書けるからです。
小学校低中学年でも、説明文の本や難しい本をよく読んでいる子は自然に常体で書きます。
高校生になっても、易しい本しか読んでいない人は、自然に敬体で書きます。
本を全然読んでいない子は、話し言葉で書きます。
「それで、日本は戦争しちゃったんです」とか。
質問
すみません。術後集の「術後」とはどういうものでか?
述語集のまちがいです。すみませんでした。google chromeIME、性能が悪い(笑)。
理解する語彙と使える語彙の違い、なるほどと思いました。
受験で感想や文章を書く過程で、その人がどんな本を読んできたのか推測できる。おもしろいですね。
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寺子屋オンラインの少人数作文クラスの授業の様子です。
寺子屋オンラインクラスへの参加を考えている方、及び、寺子屋オンラインクラスの講師をこれからされる予定の方は、この動画を見ておいてくださるといいと思います。
動画の画面の一部だけを拡大して写しているので、画像が粗くなっていますが、もとの動画は、この12倍の大きさの画面です。
この日は生徒が8人いたので、少し混んでいる状態でした。
だから、授業は早いテンポで進んでいますが、通常はもう少しゆっくりしています。
参加生徒の学年は、小3が2名、小4が3名、小5が3名です。
動画の時間の区切りは次のようになっています。
・ 0分00秒~ 7分30秒……全体の説明(その日の連絡事項など)
・ 7分30秒~32分15秒……予習の発表+簡単な講評(詳しい講評は山のたよりに記載)
・32分15秒~43分09秒……作文実習
・45分09秒~54分03秒……読書紹介
・54分03秒~60分05秒……質問感想(そのあと、作文を書き終えるまで生徒は会場に残ります)
授業は、45分から1時間と時間が限られているので、
・予習の発表は1人3分以内、
・作文実習は全体で10分程度、
・読書紹介は1人1分以内、
・質問感想は1人2分以内
という感じで進めています。
時間の余裕があれば、暗唱チェックもしたいのですが、そうすると作文実習の時間が少なくなってしまうので、暗唱チェックは今後発表学習クラスの方でやるようにしたいと思います。
工夫しているところは次のような点です。
講評は、山のたよりに箇条書きで書いています。
一人ひとりの講評を全部言っている時間がないので、講評は各自で読んでもらうことにして、そのかわり予習の発表の際に、先生がひとこと付け加える形で、前回の作文のいいとろを言うようにしています。
言うのは、基本的にその子の作文のいいところだけです。
山のたよりへの講評は、赤ペン添削をしないので、約250字の講評を書くのにかかる時間は6分程度です。
ですから、誰でも10分もあれば、絵の見なども入れてカラフルにした講評を書けると思います。
講評は、その生徒への講評という面もありますが、それ以上に先生がその生徒に何を話すかというメモの役割の方が大きいです。
また、講師が休講した場合など、代講の先生が指導する際に、その講評が参考になります。
指導の重点は、添削や講評よりも口頭での説明の方です。
高学年の生徒は、口頭の説明でよく理解します。
低中学年の生徒は、保護者との面談で、保護者の方にその子の今やっている勉強の重点を理解してもらうことが指導の重点になります。
今回は、書いた作文そのものの発表はしていません。
発表は、毎月4週の発表会でやるようにし、通常は予習の発表の方に力を入れることにします。
予習の発表は、口頭で行っています。
以前は、予習の発表も発表室で行っていましたが、そうすると、予習のアップロードと作文のアップロードと、アップロードが週に2回もあり保護者の負担が大きいと考えたので、予習は作文のアップロードにまとめて行ってもらうようにする予定です。
この予習の発表のときに、その発表を聞いている生徒は、ほかの人の発表についてのメモを取ってもらいます
これは、あとで質問感想の時間に、発表内容を思い出せるようにするためです。
低中学年では、自分でメモを取ることが難しいと思いますが、だんだん慣れてくると思います。
作文実習は10分程度です。
時間は短いですが、授業の中でたとえ10分でもみんなで作文を書き始めると、そのあと、授業が終わってからも続けやすいので、短い時間であっても実習の時間を取るようにします。
その作文実習の間に、特に念入りに説明する必要のある生徒だけ、別に話をします。
これまでは、こういう別の話は、作文を書いているほかの人の邪魔にならないようにブレークアウトルームで行っていたのですが、移動の回数が多いと操作が複雑になるので、みんなのいる中で行うことにしました。
そのかわり、大体の時間を決めて、作文を書いている生徒はその間、スピーカーの出口にイヤホンなどを差し込んで音が出ないようにしてもらいます。
作文実習のあとは読書紹介です。
低学年の生徒は、読書紹介であらすじを全部言う形になることが多いので、1人1分以内という制限と、「いちばん面白かったこと」を中心に話してもらうようにしています。
今回は、読書紹介の司会を先生がしていますが、これは今後できるだけ生徒に司会をしてもらうようにする予定です。
読書紹介のあとは、質問感想です。
ほかの人の発表内容と読書紹介について、自分のメモをもとに思ったことを順に言ってもらいます。この時間は1人2分以内です。
この質問感想の時間は、今回は先生が司会をして、順に言ってもらっていますが、将来は、生徒の誰かが司会をして、全員がマイクをオンにして自由に途中で発言できるようにしたいと思っています。
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寺子屋オンラインの作文クラスの授業の様子です。
約1時間という長い動画ですが、どんな感じで勉強しているのか知りたい人には参考になると思います。
先生が授業をするのではなく、生徒が発表をする形の勉強です。(授業の動画は別に見られます)
こういう形の勉強だから、生徒どうしが親しくなるのも早いです。
この授業を見ていると、生徒どうしが親しくなるのが早いということがよくわかると思います。
先生中心の勉強ではなく、生徒中心の勉強です。
解説のくわしい教科書があれば、先生はほとんど登場しなくていいのです。
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