ログイン ログアウト 登録
 Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 3619番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
お母さんとお喋りしながら作文の準備――親子で書く構想図の例【動画】 as/3619.html
森川林 2019/03/10 11:39 

 まだ幼稚園年長や小学1年生で、作文など書いたことがほとんどない子に、「さあ、作文を書きなさい」と言っても、途方にくれるのが普通です。

 子供は、自分がよく知っていて慣れているもの、安心できるものしかやろうとしないのです。
 そこで、手助けが必要になります。

 これは、手助けというよりも、親が見本を見せてあげることで、子供が慣れて自信を持てるようにするためのものです。
 その手助けの最初のきっかけが、親子で書く構想図です。

 この動画は、初めて教室に来た幼長の生徒に、先生が初めて構想図を教える場面です。
 横にお母さんがいるので、子供にはやや安心できる場面ですが、どんなことをするかわからないので、多少不安もあったと思います。

https://youtu.be/RdLqUBxLc08


 この動画では、ただ構想図を書いただけですから、5分程度で終わっていますが、親子で書く場合は、ここに項目表の表現を入れます。
 例えば、こんな感じです。

親「じゃあ、そのときの『会話』ってあったかなあ」
子「うん、あったよ。先生が『きょうはたのしいはっぴょうかいにしましょう』ていったよ」
親「じゃあ、それ書こう。それから、『□○□○』ってあるかななあ」
子「えーと、ちょっと『ドキドキ』した。あと、みんなが『ガヤガヤ』としていたのが、きゅうにしずかになった」
親「なるほどね。では、ダジャレってどこかに入るかなあ」
子「うーん、わかんない」
親「じゃあ、これどうかなあ。『ハッピーなはっぴょうかい』って」
子「少しむりがあるとおもうけど」
親「……」
という感じで、親子で言葉遊びを楽しみながら構想図を書きます。

 そのあと、その構想図をもとにして作文を書きます。
 子供がまだ書けない場合は、親が書き、子供がある程度書ける場合は、その構想図を参考にしながら子供が書きます。
 しかし、書き手を限定する必要はないので、子供が書いたあとに親が書き、親が書いたあとに子供が書く形でもかまいません。
 お父さんにも登場してもらい、お父さんが続きを書いたりコメントを書いたりしてもいいのです。

 この親子で書く構想図で何が身につくかというと、子供の語彙力とコミュニケーション力です。
 そして、作文を書くというのは、簡単で楽しいものだという最初の見方が形成されます。

 お母さんの書いた作文には漢字のふりがながふってあるので、子供が読むこともできます。
 みんなの前でその作文を発表しているうちに、漢字の読みも覚えるし、読み方も上手になり、作文の書き方も自然に身につきます。

 そして、ほかの人の作文の発表について質問や感想を言ったり、それに答えたりしているうちに、子供どうしがいつの間にか友達のようになります。
 友達の前で作文や読んでいる本を発表するので、できるだけいいものを発表したいと思うようになります。
 誰かが暗唱を発表するようになると、自分も暗唱をしてみたくなります。
 というように、どんどんいい方向に回転していきます。

 幼児や低学年の作文の勉強は、勉強らしい雰囲気ではなく、遊びのような感覚でやっていくといいのです。

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

nane 20190310  
 構想図を書くのに、ルールのようなものはありません。
 自由に書いていいし、話の本筋から離れて脱線してもいいのです。
 親子で書くときは、お喋りを楽しむ感じで、ひとりで書く場合は、自分との対話を楽しむ感じでやっていくといいのです。

森川林 20190310  
 事実という全体的なものを、文章という限られた世界に、書き言葉で切り取り、構成するというのは、子供にとっては複雑な作業です。
 そこで、事実と作文の間に、対話と構想図というステップを置くのです。
 このやり方であれば、小さい子でも、苦手な子でも、作文を書く一歩手前まで行くことができます。


同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
構成図(25) 親子作文コース(9) 

記事 3618番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/11/22
新しい作文のアップロードの仕方――googleフォトから作文の丘へ as/3618.html
森川林 2019/03/10 11:38 

 寺子屋オンラインの作文と発表学習の生徒は、これからgoogle+コミュニティの「発表室あ」が使えなくなるので、googleフォトを利用した「鳥の村」の「発表室」へのアップロードになります。

 先日、「寺子屋オンライン通信3月号」に図示しましたが、図だけではわかりにくい人もいると思うので、動画を載せました。
 この5分間の動画を見れば、アップロードの仕方とリンクの仕方がよくわかると思います。

https://youtu.be/m1YC15oTQn0

この記事に関するコメント
コメントフォームへ。

森川林 20190310  
 googleフォトを利用した作文のアップロードの仕方がわかりにくいと思いましたので、動画として載せました。(5分)

nane 20190310  
 新しいことをやるのは何でも大変ですが、今の社会は技術革新が速いので、適応しなければ生き残れません。大事なことは、気持ちだけでも若くなることです(笑)。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
生徒父母連絡(78) 寺子屋オンライン(101) 
コメント11~20件
……前のコメント
総合学力クラス 森川林
子供は、暇そうにしているのがいちばんです。 年がら年中がん 6/22
記事 5107番
さまざまな勉強 森川林
勉強は、作文と読書と算数数学と歴史を中心にやることです。 6/21
記事 5106番
作文力がこれか 森川林
作文力をつけるために必要なのは読書と対話。 出力の前に入力 6/19
記事 5105番
作文を書くとき 森川林
 接続語と助動詞は、実は重要です。  中学生や高校生で、文 6/18
記事 5104番
国語は、読む力 森川林
国語の力をつけるための音読は、1冊の問題集を繰り返し読むのが 6/16
記事 5103番
国語力は、テク 森川林
国語力をテクニックで身につけようという考えそのものがあさはか 6/14
記事 5100番
本当の勉強は、 森川林
子供は、自然に成長していれば、みんな時期が来ればそれぞれにが 6/12
記事 5098番
これから大学生 森川林
MMさん、ありがとうございます。 これは、10年以上前の記 6/12
記事 820番
これから大学生 MM
先生の書かれていることは今読んでもそのまま通じます。 10 6/11
記事 820番
毎週作文を書く 森川林
作文の勉強というのは、負担の大きい勉強です。 だからこそ、 6/11
記事 5097番
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
現在森リンベス 森川林
このあとの予定。 ・森リンベストを直す(直した) ・森リ 11/20
森川林日記
Re: 入会手 言葉の森事務局
 お世話になっております。  弟さんのみご入会が1週間 11/15
森の掲示板
入会手続きにつ やすひろ
お世話になっております。 個別掲示板を開けませんので、ここ 11/15
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Mr. 1
1 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板
Re: 項目の 1
> いつもありがとうございます。 > > こすほ 11/14
森の掲示板

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習