作文は、日本語力の集大成です。
話し言葉の日本語は、文法も平易で、音の種類も少ないので、外国人にとっても学びやすい言語だと言われています。
しかし、書き言葉になると、この日本語が急に難しくなります。
だから、大人でも、作文を書くと、誤字や読みにくいところがあちこちにあるのが普通です。
しかし同時に、日本語は一音がひらがなの一文字に対応しているので、小学1年生でも、ひらがなが書ければ、自分の話したいことを作文という形で書くことができます。
日本で、小学1年生から作文の勉強が可能なのは、日本語のこういう特殊性があるからです。
この作文を、小学1、2年生で書く場合の重点は題材です。
ちなみに、小学3、4年生の重点は表現で、小学5、6年生の重点は主題で、中学生以上の重点は構成です。
構成、題材、表現、主題という区分は、言葉の森の独自の考え方で、ほかにこういうことを言っているところはないと思いますが。
さて、なぜ小学1、2年生の重点が題材かというと、この時期は、思ったことがそのまま言葉になって出てくる時期だからです。
この時期の子供たちには、いい題材を選ぼうという意識はありません。
だから、日曜日にどこかに遊びに行ったら、そのことを書くし、特に何もなかったら、今日のことを書きます。
その「今日のこと」も、いつも同じ内容の、サッカーをしたことや、友達と遊んだことでいいのです。
毎回同じことを書いても、苦になりません。
思ったことが、書き言葉になって出てくること自体が面白いというだけなのです。
小学1年生は、まだ指の力がないので、長く書くことはできないのが普通ですが、小学2年生になり、ある程度指の力がついてくると、子供たちは作文を長く書くことに燃えるようになります。
この時期は、長く書くことがうれしい時期なのです。
子供によっては、どこかに出かけたことを書く場合でも、朝起きてから夜寝るまでのことを千字以上書くこともあります。
また、本をよく読んでいる子は、本に書かれているのと同じような空想の話を延々と書くこともあります。
しかし、これは、子供たちの作文の実力ではありません。
頭の中に思い浮かんだことをただ文字にして書いているだけなのです。
この時期に大事なのは、ただあったことを書かせることではありません。
そういう作文であれば、作文は普通に書けるからいいということになってしまいます。
小学1、2年生の時期は、親子で経験を共有し、その経験をもとに対話をし、親の持っている語彙やものの見方や考え方を対話の中で自然に伝え、その対話の手段として親子で表現項目を工夫することなのです。
言葉の森が、小学1、2年生の生徒向けに実行課題集を作っているのは、そういう経験の共有という目標があるからです。
親が子供と一緒に行う経験には、季節の行事や、自然観察や、理科実験や、料理や、工作や、親子で楽しむ遊びなど、さまざまなものがあります。
それらの経験が作文の題材になります。
その経験のためには、わざわざお金をかけてどこかに出かける必要はありません。
日曜日などのちょっとした時間に、「今日は、これをやってみようか」という感じで、親子で気軽に取り組むようなものこそが、子供にとって深い経験になります。
そういう親子で共有できる経験を提供してくれる本が、最近数多くか出ています。
私が、いいと思う本には、次のようなものがあります。
「理科好きな子に育つ ふしぎのお話365」
「しぜんとかがくのはっけん! 366」
高学年の生徒であれば、理科実験の本がいいでしょう。
しかし、これらの本を勉強的に使うのではありません。
親子で共有する経験の材料として使うのです。
小学1、2年生の作文の勉強は、表現を工夫することが目的ではなく、経験と対話から生まれる、言葉の使い方や、ものの見方や、感じ方や、考え方を自然に育てることに意義があり、それがその後の作文力の土台となっていくのです。
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小学校低学年の学力で最も大事なものは、日本語力です。
日本語の力は、単に国語という一つの教科の力ではなく、ものごとを考える土台となる力だからです。
しかし、日本語は話し言葉が容易なので、子供が話しているのを聞いているだけでは、日本語力は何も問題ないと思ってしまうのが普通です。
書くときになって初めて、その子の日本語力が出てくるのです。
うちの子は、何の習い事もせず、塾にも予備校にも行かず、やったのは小1からの言葉の森だけ。(あと、1人の子はバスケットボール。)
自分ではななく、ほかの先生に教えてもらいました。
家でやっていた勉強は、音読と読書と対話と算数をほんの少しだけ。
だから、算数は途中まで苦手か普通でしたが、受験勉強を始めるとすぐにできるようになりました。
こういう生活でいちばんよかったと思うのは、小中学校時代はかなり暇だったことです(笑)。
今日の記事ですすめた2冊の本は、読むためだけの読書ではなく、実験したり観察してみたりするための読書です。
子供は、面白そうなことが書いてあると、すぐに自分でもやってみたくなります。
そのための材料を提供してくれる本が、小学校低学年のいい本です。
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小学5年生の課題は、急に難しくなります。
それは、受験作文に対応できるモードになるからです。
小4までの作文は、子供が似た話を親に取材したときでも、その場で簡単に答えることができました。
例えば、「がんばったこと」とか、「痛かったこと」とか、「私の大好物」とかいう課題だったからです。
しかし、小5からは、親も準備をしておかないと、とっさには答えられないような話を聞かれるようになります。
例えば、「創造とは」とか、「科学の発達について」とか、「里山の自然」とかいう課題になるからです。
このときに、お母さん(時にはお父さん)が話してくれる似た話は、子供にとって初めて聞くことが多いものです。
それは、家庭の日常会話で、親が突然、「あのね、創造とはね……」というような話をすることはまずないからです。
子供はもちろん、友達どうしでもそういう会話はしません。
読んでいる本も、そういう話題の本であることはまずありません。
ところが、受験の作文課題や、国語の問題では、そういう抽象的な分野が出てきます。
そのときに、問題集だけで勉強してきた子と、親と話してきた子では、問題の消化の仕方がかなり違ってくるのです。
先日の作文発表交流会で、やはり小学校高学年の子が発表した作文の内容は、どれもそういうお母さんに聞いた具体的な話が入っていました。
こういう会話が毎週あるというのは、親にとっては負担があるかもしれませんが、同時に子供と話す楽しい時間でもあると思います。
そして、この親との対話の中で、子供の語彙力や思考力が育っていくのです。
▽先日の作文発表交流会の作文から(面白い作文がたくさんありましたが、その中からひとつだけ)
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子供たちはみんな、学校で同じような勉強をしています。
子供たちを取り巻く社会の環境も、大体どこも同じです。
生まれつきの差はあるかもしれませんが、それはほんのわずかです。
しかし、小学校低学年のころから既に思考力の差がかなり出てきます。
それは、家庭での日常生活における読書(読み聞かせ)と対話の差なのです。
だから、勉強をさせるために塾に通わせるより、毎日の生活の中で、読書と対話を少し意識的に行うだけで子供は大きく変わります。(ただし、最初のうちはその変化は目立ちませんが。)
子供の学力の差とは、日本語力の差です。
その日本語力は、塾で国語の勉強をすることによってつくのではありません。
もちろん通信教育の国語の問題集でつくのでもありません。
家庭の日常生活の中の読書と対話によってつくのです。
だから、読書と対話のきっかけとなる言葉の森の作文の勉強が大事になるのです。
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勉強のほとんどは、記憶の勉強です。
漢字の書き取り、計算の問題、図形の問題、英語の問題など、すべて記憶したパターンを思い出してそれを答えにあてはめる勉強です。
しかし、そうでない勉強もあります。
それが創造の勉強です。
そのひとつの典型が作文の勉強です。
記憶を思い出して書くのではなく、その場で自分で先の流れを創造しながら書いていくからです。
その創造に必要なのは、意欲です。
新しい、より価値のある、より個性的なものを生み出したいという意欲が創造の源泉です。
この意欲というものは、数値で評価できません。
ここが、漢字の書き取りや計算の問題が、点数で簡単に表示できるのと根本的に違うところです。
点数の出る勉強は、点数が出たらそれで終わりです。
100点を取ったら、その先に110点や120点はありません。
点数の出ない、意欲に依拠した創造の勉強は、100点を取ったあとに、110点や120点を目指すようなことができます。
それが創造性です。
その創造性は、平面的な数値では評価できませんが、人間にはその創造性を感知する力があります。
だから、上手だがあまり創造的でないものと、下手だがその底に創造性があるものとの違いがわかるのです。
作文の書き手にとって大事なのは、目標の字数まで書けたとか、項目が指示どおりできたとかいうこと以上に、他人が自分の作文をどう読んだかという評価です。
点数の出る勉強であれば、点数が目標になりますが、作文は点数以上に他人の評価が目標になります。
そして、その他人の評価とは、自分の創造性がどう他人に評価されたかということなのです。
記憶の勉強は、答えがあるので、その答えを基準にした独学ができます。
創造の勉強は、答えがないので、創造という目標に近い他人の評価が必要になります。
創造の勉強を進める意欲の源泉は、他人との関わりの中にあるのです。
言葉の森が、寺子屋オンラインという少人数の作文クラスを始めたのは、この他人との関わりの中で、作文がより意欲的に書けるとわかってきたからです。
小学校低学年の子供にとっては、親や先生の評価が作文を書く意欲につながります。
しかし、学年が上がるにつれて、親や先生以上に友達の評価が作文を書く意欲に大きく影響します。
記憶の勉強は、独学でもできるし、その反対に学力別の集団教育でもできます。
創造の勉強は、顔の見える少人数の中でなければできません。
しかも、その少人数は、信頼のできる親しい少人数である必要があります。
だから、寺子屋オンラインのクラスは、小学校低学年のうちから始めて、友達との信頼できる人間関係を作るのが最初の目標です。
小学1、2年生のころの子供は、他人にはあまり関心がありません。
自分と親と先生という狭い範囲が、周囲の世界のほとんどと占めています。
しかし、その時期に他の子供と接する時間を持ち、そこで信頼できる人間関係を築いておくのです。
言葉の森が、寺子屋オンラインの作文の勉強で、小学校低学年のクラスに独自に力を入れているのは、以上のような子供の成長の発達段階の見通しがあるからなのです。
▼参考資料「カテゴリー小学校低学年]
https://www.mori7.com/beb_category.php?id=6
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これからの社会を考えると、点数で表される学力を必要とする仕事は、次第にAIに取って代わられていきます。
今の子供たちが社会人になるころには、その人でなければできない個性や創造性がより大きく評価されるようになります。
しかし、その個性や創造性を発揮できる分野は、スポーツや芸術や音楽のようなところよりも、科学と技術の世界で大きく広がっています。
スポーツや芸術や音楽は多様なように見えても、例えばオリンピックの種目の数に見られるように数えることができる程度に限られています。
科学と技術の世界で個性や創造性を発揮できる場は無限に広がっています。
だから、子供時代に第一に取り組むべきものは、創造性を育てる勉強なのです。
そして、第二以降は、幸福に生きること、向上心を持つこと、世の中に貢献する意識を持つこと、です。
寺子屋オンラインの子供たちの作文は、ただ通り一遍に書ければいいというのではなく、面白いものを書きたいという意識が表れています。
ただし、それは小学校中学年以上のことで、小学1、2年生のころは、他人がどう受け止めるかということに対する関心はまだありません。
しかし、この他人に対する関心がない時期に接した友達が、信頼できる友達になります。
信頼できる人間関係の中で、創造性を育てる勉強をすることが、寺子屋オンライン教育の目標です。
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■合否の基準
検定試験の問題は8問で、全問正解が100点です。
検定試験の合格基準は100点を取ることです。
100点に達しなかった人は不合格となります。
しかし、これは間違えたところを自分で理解することが勉強ですので、
100点を取れなかった場合は、むしろこれから読解力が一歩進むと考えておいてください。
■検定の進度
読解検定は、小学1年生から高校3年生まで毎月受けることができます。
進度は次のようになります。
| 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 |
4月 | 白12級 | ピンク12級 | 黄12級 | 茶12級 | オレンジ12級 | 赤12級 | 緑12級 | 水12級 | 青12級 | 黒12級 | 銀12級 | 金12級 |
5月 | 白11級 | ピンク11級 | 黄11級 | 茶11級 | オレンジ11級 | 赤11級 | 緑11級 | 水11級 | 青11級 | 黒11級 | 銀11級 | 金11級 |
6月 | 白10級 | ピンク10級 | 黄10級 | 茶10級 | オレンジ10級 | 赤10級 | 緑10級 | 水10級 | 青10級 | 黒10級 | 銀10級 | 金10級 |
7月 | 白9級 | ピンク9級 | 黄9級 | 茶9級 | オレンジ9級 | 赤9級 | 緑9級 | 水9級 | 青9級 | 黒9級 | 銀9級 | 金9級 |
8月 | 白8級 | ピンク8級 | 黄8級 | 茶8級 | オレンジ8級 | 赤8級 | 緑8級 | 水8級 | 青8級 | 黒8級 | 銀8級 | 金8級 |
9月 | 白7級 | ピンク7級 | 黄7級 | 茶7級 | オレンジ7級 | 赤7級 | 緑7級 | 水7級 | 青7級 | 黒7級 | 銀7級 | 金7級 |
10月 | 白6級 | ピンク6級 | 黄6級 | 茶6級 | オレンジ6級 | 赤6級 | 緑6級 | 水6級 | 青6級 | 黒6級 | 銀6級 | 金6級 |
11月 | 白5級 | ピンク5級 | 黄5級 | 茶5級 | オレンジ5級 | 赤5級 | 緑5級 | 水5級 | 青5級 | 黒5級 | 銀5級 | 金5級 |
12月 | 白4級 | ピンク4級 | 黄4級 | 茶4級 | オレンジ4級 | 赤4級 | 緑4級 | 水4級 | 青4級 | 黒4級 | 銀4級 | 金4級 |
1月 | 白3級 | ピンク3級 | 黄3級 | 茶3級 | オレンジ3級 | 赤3級 | 緑3級 | 水3級 | 青3級 | 黒3級 | 銀3級 | 金3級 |
2月 | 白2級 | ピンク2級 | 黄2級 | 茶2級 | オレンジ2級 | 赤2級 | 緑2級 | 水2級 | 青2級 | 黒2級 | 銀2級 | 金2級 |
3月 | 白1級 | ピンク1級 | 黄1級 | 茶1級 | オレンジ1級 | 赤1級 | 緑1級 | 水1級 | 青1級 | 黒1級 | 銀1級 | 金1級 |
今回3月の試験は、自分の学年の1級を受けたことになります。
例えば、小学3年生の生徒だと、黄1級を受けたということです。
この黄1級で100点が取れたら、黄1級は合格です。賞状が送られます。
黄1級が100点ではなかったら、黄1級は合格しなかったということで、賞状は送られません。
いずれの場合も、次の小4の4月の読解検定を受ける場合は、茶12級を受検します。
小4の4月は受検せずに、小4の5月に読解検定を受ける場合は、茶11級を受検します。
このように、毎回該当月の読解検定があり、合格すればその級の合格の賞状が送られ、不合格の場合は賞状は送られません。
■「山のたより」との連動
言葉の森で作文の勉強をしている人は、「山のたより」という作文の評価が毎週ウェブに表示されています。
この検定試験は、もともと毎月第4週に、清書以外に取り組む読解の勉強として始めたものです。
したがって、
検定試験の結果は、「山のたより」にも表示されるので、自分の成績の推移がわかるようになります。
■読解検定の効果
読解問題は、満点を取ることを目標にして解くことによって国語力が向上します。
国語力とは、日本語で物事を理解する力ですから、国語力が向上することで学力全体が向上します。
これまで、この読解問題を毎月満点を目指して取り組んでいた生徒の多くは、難関校に合格しています。
ですから、読解検定位取り組む人は、毎回100点を取ることを目標にしてください。
■検定試験で満点が取れなかった場合
読解力は、読む力と解く力の総合力です。
読解検定に取り組むことによって、解く力はつきますが、読む力がないと解く力だけでは満点は取れなくなります。
読む力をつけるための最もよい方法が、音読と暗唱と読書と問題集読書です。
小学校低中学年の生徒は、主として音読、暗唱、読書に力を入れていってください。
小学校高学年以上の生徒は、主として読書と問題集読書に力を入れていってください。
読む力をつける練習は、毎日行うのが基本です。
毎日欠かさず行って半年ぐらいたつと、読む力が向上していることがわかってきます。
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読解問題は、真剣に解くと読解力がつきます。
真剣に解かないと、読解力はつきません。
だから、読解検定は、百点を取ることが合格の基準です。
答えが合っていたところは、これまでの実力で合っていたところですから、そこは何も問題ではありません。
答えが合っていなかったところは、どうして合っていなかったか考えるところですから、そこが最も重要なところです。
合っていなかったところで、なぜ合っていなかったのかを理解すれば、そこで読解力が一歩向上します。
だから、合っていなかったところが、いちばん価値あるところです。
このようにして、真剣に解こうとすると、読解の問題文も一生懸命読むようになります。
すると、その問題文の内容が頭にしっかりと入ります。
国語の問題は、意外と似たテーマが取り上げられていることが多いので、一度真剣に読んだジャンルの文章は、次には読むのがずっと楽になります。
だから、この読解検定は、読解力を評価するための試験ではなく、読解力をつけるための試験なのです。
昔、読解試験を全員一律にやっていました。
そのころ、「75点だから、よかった」とか、「間違えたのは一問だけだからよかった」などと言っていた子は、実力がつきませんでした。
絶対に100点を取るつもりで取り組んで、1問でも間違えるとくやしがっていた子は確実に実力をつけました。
普通の国語の試験は、先生の主観で左右される場合がありますが、この読解問題は客観的な問題ですから、満点を取ることが目標です。
満点を取ることを目標にしている子は、今回の点数がよくても悪くても、これから国語力をどんどんつけていきます。
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親は、子供が勉強している姿を見るとうれしいものです。
反対に、子供がゲームに熱中している様子を見ると、何かひとこと言いたくなってきます。
敏感な子供は、そういう親の気持ちを察して、親にとっていい子でいようと思うようになります。
そうして、だらだら長時間勉強する子が生まれるのです。
しかし本来、子供は勉強など好きなわけがありません。
勉強が好きになるのは、もっとずっとあとになって高校生ぐらいになってからです。
小中学校時代の勉強は、面白くも何ともないものです。
だから学校に行って強制的にやらせるのです。
親は、そういう子供の気持ちを察しなくてはなりません。
そして、「勉強はもういいから、もっと好きなことをして遊びなさい」と言ってあげるのです。
そういうふうに育てられた子は、勉強が必要だと感じたときに自分から進んで取り組むようになります。
勉強を全くさせないと言うのではありません。
家庭でルールを決めて、子供が無理なく自分の力でできる範囲のことは毎日やるようにします。
それは、例えば、読書や音読や暗唱や算数の問題集です。
毎日のルーティンワークとして決められた勉強であれば、子供はそれをなるべく早く終わらせて自分の好きなことをしたいと思うようになります。
そして、自然に能率よく片付ける方法を身につけます。
そのときに、お母さんが、「そんなに早く終わるなら、これも……」と勉強の追加をさせてはいけないのです。
勉強の追加をされた子は、能率よくやると自分が損をするということを学びます。
そして、それからは能率悪く長時間かけてだらだらと勉強をするようになるのです。
それがマイナス面として出てくるのは、その子が中学生や高校生になってからです。
小学校時代に身につけた能率悪く勉強する方法が、中学生や高校生になってからも続くのです。
小学校時代はよくできたのに、高校生になってから伸び悩むというのは、そういう子です。
学力の本当の差がつくのは、高校生になってからです。
小学生時代の学力の差は、それがどんなに大きく見えようと、見た目だけのものです。
だから、小学校時代は、勉強面でがんばる必要はないのです。
そのかわり、その子が自分の好きなことをして個性を伸ばしていくことを第一に考える時期なのです。
子供に勉強させすぎるお母さんやお父さんは、自分が子供時代にもっと勉強していれば、もっといい人生になっていたはずだと漠然と思っています。
しかし、そんなことはありません。
子供時代に勉強しようが何をしようが、自分の実力で今の人生があるのです。
だとしたら、自分ができなかったことを子供にさせるのではなく、自分が子供時代にやってよかったと思うことを子供にさせることです。
子供時代にやってよかったと思うことの大部分は、楽しかった遊びです。
だから、子供はたくさん遊ばせてあげるといいのです。
ところで、この記事だけでは、言葉の森の勉強との関連がわからないと思うので追加します。
言葉の森で作文の勉強をして、その作文の勉強を軸に、読書と音読と暗唱を行い、親子で対話をする時間を作ります。
そして、自主学習コースで、毎日の問題集読書と算数問題集の家庭学習の習慣をつけます。
更に、発表学習クラスで、自分の個性的で創造的な学習を発表し、友達と学問的な交流をします。
最後に、夏休みに読書作文キャンプで、オンラインで知り合った友達と自然の中でリアルな交流をするのです。
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子供は、将来いい学校に入るために生きているのではありません。
今を楽しく過ごすために生きているのです。
その原則をふまえた上で、勉強をしたり躾をしたりしてしていくのです。
小学4、5年生になれば、子供は、親が追加の勉強をさせようとしても、自分が嫌だと思えば嫌だと言います。
しかし、小学1、2年生のころは、親の言うことはほぼ絶対です。
だから、本当は嫌なことでも楽しそうにやります。
だから、その小学1、2年生ころこそ、親は子供の本当の気持ちを察してあげる必要があるのです。
娘(小6)は作文を週に500字書くのも苦痛のようです。
今日は清書を書き上げたあと、「もう作文やめる。次は書かない」と言いました。私も「じゃあ、ゲームも無しな!」とゲームを取り上げるともうそれでいいよという感じでした。
勉強が子供から前向きな姿勢を奪います。家庭や育て方の問題かもしれませんがどうしたら良いのかわかりません。
それは、ひとことで言えば、課題が難しいからです。
課題の学年を下げれば書けるようになりますが、それでは本人がかえってやる気をなくします。
だから、課題の難しさに追いつくように、毎日の音読に力を入れて、長文を理解できるようにしておくことが必要になります。
作文が書けないというのではなく、作文を書く前の読む力がまだ不足しているのです。
しかし、これは今後、中学生になっても高校生になっても必要な学力ですから、まず毎日の音読から気長に続けて、さらに力をつけるとすれば、問題集読書も並行してやっていくといいと思います。
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※詳細スケジュールを追加しました。3/30
「春の読書作文キャンプのしおり」ができました。
明日3月22日に発送しますので、参加される方は調査票をお送りください。
春の読書作文キャンプのしおり
2019年3月30日
| Online作文教室言葉の森 | |
▽2018年の夏合宿の川遊びの様子
●横浜で1泊2日の子供たちだけの読書作文キャンプです
横浜の港南台教室が新しく移転したことに伴い、その教室で宿泊する形の読書作文キャンプです。
近くには、瀬上の池という田んぼや、小菅ケ谷北公園バーベキュー広場や、金沢自然動物園などがあります。また、港南台地区センターという図書館と、お風呂の王様という入浴施設があります。
それらの施設を利用しながら、午前中と夕方は読書と作文の勉強をします。
宿泊は、教室でシュラフとテントを用意して行いますので、今回は保護者参加はなく、子供たちだけの参加となります。
●目的
(1)自然の中での自主的な遊びを体験する。
(2)友達と一緒にたっぷり読書の体験をする。
(3)作文を書いてプレゼン発表の体験をする。
(4)子供どうしの交流を図る。
●日程
3月30日(土)
10:00 港南台教室に集合(JR根岸線港南台駅から徒歩4分)
10:30~12:00
読書
12:00~13:00 食事
13:00~15:00
遊び(池、山、動物園、又は教室で)
15:30~16:30 お風呂
16:30~18:00
読書と作文
18:00~19:00 食事
19:00~20:00 室内企画
21:00 就寝
3月31日(日)
6:00 起床
6:30~ 7:00 食事
7:00~ 8:30
読書
8:30~ 9:00 自由
9:00~11:30
遊び
11:30~13:00 食事
13:00 港南台教室で解散
●場所
▼港南台教室
近代ホームと早稲田ゼミナールの間にはさまれて、少し奥まって建っています。
見つからないときは、お電話をしてください。電話0120-22-3987
|
▼地図
JR京浜東北線(根岸線)港南台駅下車徒歩4分(港南台駅の改札口は一箇所です)。
言葉の森は、googleマップに載っています。(234-0054横浜市港南区港南台4-21-15)
|
★当日の緊急連絡先
・0120-22-3987(言葉の森)
・080-6523-5004(中根)
・080-2027-3953(中根)
●対象
対象は、言葉の森の生徒、及び、ご兄弟、友人で、新小3~新中1の生徒です。
●定員
定員は18名(先着順)。
募集できる人数が少ないので、原則として先着順ですが、学年・性別による調整をさせていただくことがあります。
参加できなかった方は、今後行う別のキャンプの機会にご参加ください。
●参加費
参加費は、
言葉の森の生徒は1人16,200円、
言葉の森生徒以外の方は1人18,360円です。
言葉の森の生徒は、参加費をキャンプ実施後の翌月の受講料から引き落としさせていただきます。
言葉の森の生徒以外の方は、参加費を3月25日までに下記の口座にお振込みください。
三井住友銀行 港南台支店 普通 6599615 株式会社言葉の森
その際、お振込名に、お名前とともに、フォーム送信後に表示されるカタカナのコードを入れておいてください。
●キャンセル規定
キャンセル規程は次のようにさせていただきます。
入金~出発日の3日前まで…キャンセル料なし
2日前まで…参加費の50%
前日~当日(無連絡も含む)…参加費の100%
●お申し込みはホームページから
読書作文キャンプの参加を希望される方は、言葉の森ホームページのフォームよりお申し込みください。
●部屋割り
建物は3階建てです。宿泊は2階を使います。
★部屋割り、車割りの内訳は、合宿所でお知らせします。
●持ち物
▼各自で用意してくるもの
みんなにおすすめの本3冊(読書の時間に回読をしますので表紙と背表紙に名前を書いておいてください)
川遊びで虫などがいる場合がありますので、長袖長ズボンもご用意ください。
お風呂セット(石けん・シャンプー・タオル・バスタオルなど自分で使うもの)
1日目の朝ご飯は食べてきてください。(教室で食べてもいいです)
水(1日目用の水500ml程度をペットボトルで持ってきてください。水筒は使いません。)
保険証
筆記用具(鉛筆・シャーペン、消しゴム)
着替え(1日分。できるだけ名前を書いておいてください)
下着(1日分)
寝間着
濡れたものを入れるビニール袋
マリンシューズ(川で遊ぶときに使う濡れてもよい滑りにくい靴。ビーチサンダルは不可)
遊ぶときや自炊のときに使う軍手
小さいリュック(出かけるときに両手が空くように。中身はお弁当や水着や雨具など少量)
雨具(上下セパレートタイプのカッパ)
帽子
歯ブラシ
ポケットティッシュ
靴は履き慣れたもの
その他必要な薬などがあれば
▼希望により個人で用意してよいもの
カメラ
読みかけの本など(回読用の本とは別に自分の読みたい本)
漫画とゲーム機は合宿中は出しません(ただし自宅との行き帰りの電車の中は自由)
ケータイやスマホなどは連絡用に持ってきてかまいません。
お金は多少持ってきてもかまいませんが、お金を使う必要はありません。
川で生き物をつかまえることもできますが、帰りには逃がします。
●遊びに行く場所の紹介
▼小菅ケ谷北公園バーベキュー広場
▼港南台お風呂の王様
▼舞岡公園
▼港南台北公園どんぐりハウス
●参加者リスト(姓の最初の1文字と名の最初のひらがなの1文字のみ表示しています)
部
屋
1
| 寺み | aeraru | 小1 | 女 |
村さ | aeono | 小2 | 女 |
山こ | aiyako | 小2 | 女 |
米み | aimoti | 小2 | 女 |
坂ゆ | aimesa | 小3 | 女 |
星あ | aahiko | 小3 | 女 |
部
屋
2
| 服み | aikamu | 小4 | 女 |
内と | aitini | 小5 | 女 |
杉ゆ | aiuri | 小5 | 女 |
寺か | aerai | 小5 | 女 |
部
屋
3
| 中り | auyoe | 小2 | 男 |
吉ゆ | aurini | 小3 | 男 |
大け | ainati | 小4 | 男 |
小り | mainiti | 小4 | 男 |
部
屋
4
| 林た | auoha | 小4 | 男 |
光こ | aimoka | 小4 | 男 |
中ゆ | aitasu | 小5 | 男 |
佐な | wasana | 小6 | 男 |
●調査票
下記の項目を、ウェブフォームからお知らせください。(コードとパスワードが不明の場合は、言葉の森までお問い合わせください。)
該当がないところは空欄で結講です。
調査票は、お電話又はファクスでご連絡いただいても結講です。
▼調査票送信フォーム
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=stt201903
1.緊急の連絡先電話:
2.生年月日(西暦):
3.合宿キャンプ経験:
4.身長:
5.体重:
6.血液型:
7.標準体温:
8.アレルギー(ある場合):
9.持病(ある場合その対処法も):
10.生理:
11.歯科(未処置の虫歯がある場合):
12.内科(特記事項がある場合):
13.耳鼻科(特記事項がある場合):
14.眼科(特記事項がある場合):
15.心臓科(特記事項がある場合):
16.夜尿症(特記事項がある場合):
17.偏食(特記事項がある場合):
18.常備薬(特記事項がある場合):
19.最近2年以内の入院通院:
20.その他注意事項:
21.ひとこと:(ご自由にお書きください):
■詳細スケジュール
生徒用 | | 管理用 | |
---|
| | 前日まで | 保険の準備。救急用品。シュラフ、マット、テントの数確認。バーベキューセットの予約。キッズプラン1000円/人小学生以下限定。レンタカーの予約(ハイエース9人乗り。喫煙車しか借りられなかった)。貸し布団の予約。名札とサインペン。作文用紙。パソコンのZoom接続。Zoom会議室hama2019のパスワードで入れる会議室設定。1日めの夕食材料の準備。カレーライス子供18人+大人3人分。ルウ(バーモント甘口)2箱500g、一味唐辛子、ジャガイモ5-6個、ニンジン2-3本、タマネギ5-6個、ひき肉400-800グラム、福神漬3袋、フライもの(チキンカツ、エビフライなどl.エピカにアレルギー多いのでチキンカツ中心に。チキンカツは大きければ2つにカット。買うのは当日の方がよい)21個、サラダ21袋ぐらい、ドレッシング2本、のむヨーグルト5本、オレンジジュース2本、コメ5kg(1人150gとして計算)。その他、汚れてもよいカレー皿、スプーン、フォーク、はし、カップ、サラダ皿)。生徒の名簿作成、各自に渡せるようにする。カレーの材料は、当日切って鍋に入れておく。前日だとジャガイモなど変色するので。ご飯はタイマー1800にセットして炊いておく(米は1人150gで計算して3.5kg)。カレー皿は使い捨て。はし、フォーク、スプーン、サラダ用皿、飲み物用カップを人数分用意。ポットにお湯をわかしておく。言葉の森Tシャツ用意。 |
■3月30日(土) | | | |
| | 730 | 新杉田のトヨタレンタカー(045-770-6100)までレンタカー取りに(事務局車で又はタクシーで。VISAカードを持ってのぶさんが免許証+保険証持って本人契約として現金払い26082円。領収書の宛名を言葉の森にしてもらう。) |
| | 830 | 管理者集合。管理者は言葉の森のTシャツ。レンタル駐車場に車2台を入れる。当日の打ち合わせなど。車は「のぶ」「女子10人」那須が1号車、「しん」「なね」「男子8人」レンタカーが2号車、の予定。携帯電話の番号確認。 |
| | 900 | 早い子は来る(中村兄弟2人) |
10:00~ | 港南台教室に集合 | | シールに名前を書かせ服のどこかに貼らせる。2階の大部屋に荷物をまとめて置く。教室の見学と説明。簡単な自己紹介(名前、学年、ニックネームなど) |
10:30~12:00 | 読書 | | 自分の持参した本3冊と教室の本3冊で読書(付箋のかわりに、厚紙のしおりを使う。25分で5分休憩を3回。1回めの休憩のときに、持ってきた本の紹介をさせる。) |
| | 1200 | 車で出発。持ち物は、ライター、ぶらんこ用ロープ。鉢巻。救急用品。軍手。肥後守。虫取り網20本、バケツ3個、防水腕時計4個、風呂の用意、着替え、濡れたものを入れるビニール袋(あとで瀬上の池でザリガニなどをつかまえ、そのあと風呂に行くので。風呂は時間を打ち合わせてグループ単位で行動。グループは高学年がリーダーになる形で4グループを作りそれを部屋割りとする。誰をグループのリーダーにするかは、遊んでいる様子を見て決める) |
12:00~13:00 | 食事 | 1220 | 小菅ケ谷北公園バーベキュー広場(045-891-1151)食材はキッズBBQプランで1人1000円。炭は現地購入。大人の食材未定。食事をしながら全員の詳しい自己紹介(○○の隣の○○など)。 |
13:00~15:00 | 遊び | 1300 | 食事のあと、バーベキュー広場で遊び。母艦水雷を男女対抗で。紅白はちまきの後ろ結び、横結び、前結びで、艦長、空母、水雷を分ける。 |
| | 1320 | 母艦水雷を少し遊んだら、車に乗って瀬上の池へ(近くの場所は栄高校045-891-5581。ザリガニ、オタマジャクシ、カマキリの卵など)。鉢巻は識別のために各自に首などにかけさせておく。ここで遊んでいる様子を見て、グループとリーダーを決める。(雨天だったら港南台プールで泳ぐことも考えたが当日は晴れそうなので)。肥後守で竹鉄砲などを作るときは利き手でない手は軍手に。 |
| | 1500 | 捕まえた生き物は逃がして出発。おふろの王様(045-830-2603)へ。 |
15:30~16:30 | お風呂 | 1520 | グループのリーダーに腕時計を渡して、45分後に出てくるようにする。早めに出てきてもよい。 |
| | 1630 | 車で教室へ(045-830-1177だが登録されていないと思うので、カーナビは「ハラペコ」で。045-833-0115)車jはレンタル駐車場を探して止めておく。 |
| | 1650 | 部屋割りを決めて荷物を移動させる。汚れたものは2階で洗濯。作文の準備をして1階の教室に集合。カレーを作る(15分)。カレーの火の管理1名。 |
| | 1700 | Zoom放映の設定。 |
16:30~18:00 | 読書と作文 | 1700 | 作文の書き方を説明して作文実習。早く終わった子は絵を書いている。更に早く終わった子は絵には色も濡るようにする。たとえとダジャレを入れる練習にして、高学年の子は自分のグループの低学年の子のたとえとダジャレを考えてあtげる。子供の後ろ姿になるようにZoomで保護者向け放映。 |
18:00~19:00 | 食事 | 1800 | 1階の教室で食事。食事をしながら、今日の感想を一人ずつ発表、そして質問受け付け。 |
| | 1830 | 1人ずつ作文発表会。(1人3分が目安。質問や感想も受け付ける) |
19:00~20:00 | 室内企画 | 1930 | 作文ゲーム(グループごとにまとまって高学年が低学年の面倒を見ながら、「いつどこで、だれがどうして、どうなったから、どうなった。まるで……」と書いて、ばらばらにして組み合わせて読む)。又は頭文字を決めたグループごとの俳句作り。 |
| | 2000 | 夜の街散歩で、バーズの館内1周(9時閉館)。識別のために鉢巻を首にかけておく。3階のセリエ百円ショップでグループごとにお金を渡しておもちゃを買う(1人200円で計算)。ついでにトイレを済ませる。 |
| | 2045 | 教室に戻り、各自の部屋に戻って寝る準備。洗濯物は各自の部屋又はバルコニーに干しておく。トランプ、ボードゲームあり。 |
21:00~ | 就寝 | 2100 | 就寝。子供は2階。大人は1階(応接室、教室、2階のシャワー室、3階の部屋など) |
■3月31日(日) | | | |
6:00~ | 起床 | 630 | 起床。名札シールを新たに書かせる。識別のために鉢巻を首に。支度をして港南台西公園に行き自由な遊び。 |
6:30~7:00 | 食事 | 700 | ココスで食事(バイキング形式。7時オープン)。トイレを済ませる。 |
| | 730 | 港南台西公園経由で少し遊んで教室に戻る。西公園にもトイレあり。 |
| | 800 | 教室で帰りの支度をする。部屋を片付け掃除。 |
7:00~8:30 | 読書 | 850 | 教室の玄関に、迎えに来る父母用に張り紙をして、車で港南台地区センター(045-835-2811。朝9時開館)に行き、図書コーナーで読書。 |
| | 945 | 車でいったん教室に戻る。 |
8:30~9:00 | 自由 | 1000 | リュックを持ち、徒歩でローゼンに行く(10時開館)。グループごとにお金を渡して、各自で昼の食事を買う(1人700円で計算しおつりをもらう)。遊び用ロープ。芝生に座るためのブルーシート。 |
9:00~11:30 | 遊び | 1020 | 徒歩で港南台北公園どんぐりハウスに行く(徒歩15分程度)。自由に遊ぶ。 |
11:30~13:00 | 食事 | 1200 | どんぐりハウスのベランダ、又は公園の芝生で食事。記念撮影。 |
13:00~ | 港南台教室で解散 | 1240 | 徒歩で教室に戻り、1300解散。鉢巻返却。 |
| | 1330 | レンタカー返却に行く。貸し布団返却。費用精算。 |
| | 1430 | 管理者解散。 |
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春のキャンプのしおりができました。
作成が遅くなりましたので、参加を希望される方にはご心配をおかけしたことと思います。
この「しおり」は、明日発送しますが、ウェブで先に見られる方は、調査票をフォームから送っておいてください。
なお、ご質問などがありましたら、保護者掲示板からお送りください。
何年か前に、教室でキャンプをしました。
部屋の中に3人用テントをいくつも張って、シュラフに入って寝るという合宿です。
今年も同じスタイルですが、部屋の数が多くなったので、前よりも落ち着きやすいと思います。
しかし、たぶん、みんななかなか寝ません。夜遅くまで騒いでいる子と、朝早くから騒ぐ子がいそうですが、一晩だからまあいいでしょう。
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この記事は、今年度、受験作文コースを受講されていた小学6年生にお送りしたものです。(内容は一部改めています。)
■中学生は勉強の時間よりも方法の方が大事
中学生の勉強は、ただ時間をかければよいというのではなく、勉強の方法が大事です。
中学生のための勉強法の本はいろいろありますから、それらを参考に、自分の勉強法改善しながら中学での勉強に取り組んでいってください。
■友達の考えが参考になる寺オン作文クラス
作文力は、中学生、高校生になっても必要です。
中学生の作文は、小学生までの作文と違い意見文が中心になります。また、課題の長文は、高校入試レベルの難しい文章になってきます。
中学生の難しくなる作文学習を進めやすくするために、言葉の森では、寺子屋オンラインという少人数のオンラインクラスを設置しています。
現在、水曜日の17時を中心に新中学1年生の寺子屋オンライン作文クラスの体験学習を行っています。
4月から中学校生活が始まる場合も、寺子屋オンライン作文クラスでは、18時、19時、20時開始のクラスも用意しているので、時間はある程度柔軟に対応できます。
中学生は、同学年の生徒と課題を共有して勉強していくと励みになるので、クラス一覧表を参考に寺オン作文クラスに参加されることをおすすめします。(クラス一覧表は、言葉の森のホームページで「★寺クラス」というリンクで表示されています。)
寺子屋オンライン作文クラスの体験学習をご希望の方は、言葉の森までお問い合わせください。
必要な機材は、ウェブカメラのついたパソコンか、又はタブレット、又はスマホだけで、特別な設定は必要なく誰でもすぐに参加できます。
■国語力が確実につく読解検定
言葉の森では、この2月に、「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版) を出版しました。
この本の書名は、「小学生のための」となっていますが、中身は、中学生や高校生にも役立つ内容になっています。
言葉の森では今後、この本に書かれている読解問題の解き方をもとにした読解検定を行います。
これまで、この読解問題を毎月わずか8問解いているだけで、国語が得意になったという中学生、高校生が何人もいます。
読解検定は、この勉強を検定試験という形でやりやすくするためのものです。
日程は、言葉の森のホームページで随時お知らせしますので、希望される方はぜひご参加ください。(言葉の森の受講生以外の方も参加できます。)
■数学と英語の学力がつく自主学習コース
言葉の森では、オンラインで先生が個別に10分間勉強をチェックする自主学習コースを設置しています。
中学生の勉強は、基本をしっかり定着させることが大事で、塾を利用するのは受験前の志望校対策や偏差値チェックをする時期になってからで十分間に合います。
基本を定着させる勉強は、家庭で取り組む毎日の勉強ですから、その勉強に自主学習コースを生かすことができます。
例年、自主学習コースの勉強だけで、数学も英語も得意になったという生徒が何人もいます。
塾に通うよりもずっと能率のよい勉強ですから、自主学習コースの体験を希望される方は、言葉の森までお問い合わせください。案内をお送りします。
(自主学習コースは、言葉の森に在籍している生徒が対象です。)
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中学生の勉強は、小学生のときよりも簡単です。
それは、中学生はいろいろなことがもう自分でできるからです。
勉強法の基本は、解説の詳しい問題集を1冊、繰り返し学習で完璧にやりとげることです。
解説を読んでもよくわからないところだけ、お父さんやお母さんが一緒に考えてあげます。
しかし、中学生は気が散ったり迷ったりしやすい時期なので、いろいろなことに少しずつ中途半端に手をつけて、時間がかかるだけで身につかない勉強スタイルになってしまうことが多いのです。
勉強は、やれば誰でもできるようになります。
しかし、勉強のできるできないよりも大事なのは、個性と読書とコミュニケーション力です。
個性があってその個性の方向で集中して努力をすれば、ただ勉強ができるだけの人よりもずっと優れた成果を上げることができるからです。
そして、あとは考える力をつけることと、人と協力してやれる力をつけることです。
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プログラミングの学習には、3つ条件が必要です。
遊びとして取り組めるものであること、初心者でも完成の喜びを味わえること、しかし更に高度なプログラミングに進めることです。
昔はその入口のひとつがhtmlでした。
かつては、慶應義塾大学のSFCで、大学生がhtmlを作る授業をしているということが話題になった時代もありました。
そこから、さまざまなプログラミングに進んだ人も多かったと思います。
しかし、今のhtmlは、cssなどで複雑な組み合わせができるようになり、見た目を重視した専門化したものになってきています。
子供がプログラミングを学ぶにはあまり適した教材とは言えません。
子供にとっては、遊び的な要素がもっと必要で、その分野は男の子であれば、ドローン、ミニカー、ロボットなど動かすことができて、友達とゲームとして遊べるものです。
実際にモノを動かして遊ぶことにより、何が学べるかというと、その遊びの中でプログラミングが便利なものだということを実感できるようになるのです。
そうすれば、成長してからも、「こういうものがあればいいんだがなあ」というときに、「まだ誰も作っていないようだから、自分で作るか」という発想ができるようになるのです。
これがプログラミングリテラシーです。
現代の社会では、人に頼めばやってもらえるというサービスが豊富です。
しかし、人間はひととおりのことは自分でやれるようにしておくことによって、自立した生き方ができるようになります。
自分でやる時間がないから人に頼むというのはありますが、自分でやる能力がないから人に頼むというのでは、同じ頼むでも全く違います。
プログラミングが自分でもできるという感覚をつかむために、子供時代に、遊びとしてのプログラミングを学ぶ意義があるのです。
しかし、今のプログラミング学習の多くは、遊びだけで終わってしまう可能性があります。
お絵かきや、レゴの組み立てと動きを、パソコンを使ってやる程度でそこから先に進まないような気がするのです。
かと言って、本格的に言語を学ぶところに行こうとすると、大多数の子は面白さを味わう前に興味を失ってしまうように思います。
それを克服する要となるのが、遊びとして熱中できるような面白さのある教材ですが、それがまだどこでも模索中なのです。
たぶん、将来は、動力とセンサーを組み合わせたさまざまなロボットで子供たちが遊ぶ時代が来ると思います。
自分のロボットをペットとして作り、子供によってはそのペットのロボットを犬にしたり、猫にしたり、恐竜にしたり、妖精にしたりとさまざまに工夫し友達と交流する形で遊ぶことができるようになります。
そういう教材と組み合わせたプログラミング学習ができれば、プログラミング教育はもっと楽しくかつ高度にできるようになります。
言葉の森が、まだプログラミング講座を開かないのは、今はそういう教材ができる少し手前の時期のように思うからです。
しかし、プログラミングは、一つの技能です。
その技能よりももうひと回り大きい学習の意義は、理数的素養というようなものです。
理数的素養とは、理科実験や数学の演習を通して、世の中には自分の直感を超えた客観的な論理の世界があるということに対する確信です。
その確信がもとになって、人間は新しい発明や発見に、つまり創造に取り組むことができるからです。
ふりかえると、江戸時代の人たちは、たぶん現代の日本人の平均よりも理数的素養があったと思います。
だから、種子島に鉄砲がもたらされたとき、西洋の科学技術を多くの未開民族が魔術のように受け止めたのに対して、当時の日本人は、同じ人間が作ったものであれば、自分たちにも作れないわけがないという発想を持つことができたのです。
江戸時代になぜ理数的素養があったかというと、それは四書五経の音読と算盤による基礎教育の上に、すべての人が農業や工業やあるいは商業の分野で自分の力で働くという社会の仕組みがあったからだと思います。
途中、話がやや脱線しましたが、私は、今の段階でプログラミング学習に子供時代から取り組ませるよりも、言葉の森の発表学習クラスで、自由な理科実験や発表などを行う方が、ずっと理数的素養がつき、学問の面白さを感じるようになるだろうと思います。
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日本でIT教育が進まなかった最も大きい理由は、日本語の文字コードが混乱していたからだと思います。
それが、子供たちがプログラミングを遊びに使う際の大きなブレーキになり、日本のIT教育が遅れたのです。
今はその環境は大きく改善されていますが、まだ子供たちが熱中して遊べるような教材がありません。
お絵かきをして絵を動かしたり、レゴでロボットを作ってそのロボットを動かしたりするのは、導入部分の学習としては楽しいと思いますが、その先に自分で工夫して高度なところまで進んでいくという道筋がないように思います。
だから、プログラミング教育として先まで進める学習を始めるのは、中学生ぐらいからでよくて、小学生のときは、学年ごとに楽しめる理科実験のようなものに取り組んでいくのがいいと思っています。
私がプログラミング教育でイメージしているのは、昔の子供たちが、メンコやベーゴマに熱中して遊び、自分なりにいろいろな工夫をして遊んだように、初めての子でも楽しめるが、工夫しようとすればいろいろなことができるという遊びと学習の両方の要素がある教育です。
たぶん近い将来、そういうロボットプログラミングの教材が出てくると思います。
今もすでにあるのかもしれませんが、今はまだ遊びの要素の方が中心で、しかも大がかりのものが多いような気がします。
そういう意味では、マイクラのコマンドはいいと思います。楽しみながら学べる。マイクラの本質って家事だと私は思っていて、家電が進化したように(ちょっと違うけど)、コマンドを使ってマイクラの世界を発展させることができる。マイクラはマイクロソフトが教育用に買収したんですよね、たしか。プログラミングの入り口としてすごく優れていると思います。私のまわりの子たちもやってます。Wifiで子どもたちがゲームの中に集合し、コマンドを書ける子が世界の一部を書き換えていくのを「おー、すごいなー」と見ていたりして、おもしろそう。手で一個一個ブロックを積んで作る壁を、コマンドで手品のようにぱっと作ったりして。
あおさん、ありがとうございます。
マイクラというのがあるんですね。今度自分でやってみようと思います。
この分野はすごく重要なので、どこかがいい教材を出すと思っていましたが、マイクロソフトなんですね。
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