小学1年生の段階では、学校で習う勉強もかなり易しいものですから、勉強面で大きな差があるようには見えません。
そして、少し熱心に取り組めば、成績もすぐに上げることができるような気がします。
しかし実は、成績に表れないところで、小学1,2年生の子供の実力はすでにかなり大きく開いているのです。
だから、小学1,2年生の勉強は、教科の勉強として行う以前に家庭の文化として行なっていく必要があります。
この文化の差が、かなり大きいのです。
例えば、食事中にテレビを見ながらご飯を食べている家庭と、食事中にさまざまな話題を楽しみながら食べている家庭とでは、子供の読解力や表現力は大きく違ってきます。
それは、国語の問題集を何時間か行ったぐらいで逆転できるものではありません。
読書についても、本の好きな子は毎日必ず本を読んでいます。
しかし、小学生の中には、たまにしか本を読まないという子もかなりいます。
表面にはあまり表れてこないこの読書量の差が文化の差なのです。
言葉の森の寺子屋オンライン学習は、単に勉強を教えるだけでなく、この家庭の文化を豊かにする方向でも取り組んでいきたいと思っています。
受験勉強は、学年が上がり必要になってから行うものではなく、ある意味で小学1年生から勉強ではない家庭の文化の面で始まっていると言えるのです。
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小学校低学年の家庭における教育文化とは、楽しい読み聞かせ、又は楽しい読書と、楽しい対話です。
つまり、楽しく日本語を豊かにしていくことが、その子の情緒を育て、学力を育てていくのです。
子供と楽しくお喋りしながら、子供の日本語を豊かにしていくためには、親は単に知識だけで話をしないことです。
大人の知っている知識を子供に教えるような対話では、子供は楽しさを感じません。
それは、学校で授業を聞いているようなものだからです。
そうではなく、親の体験談と、そのときに思ったことをアドリブで話すのです。
子供の語彙を豊富にするのは、そういう生きた会話なのです。
うちの子はとても漫画本に最近はまっています。
この記事での読書に漫画本を読むことは含まれないと思いますが、
漫画本では補えない読書の効果について教えてください。
よろしくお願いします。
YYYYさん、こんにちは。
読書好きの子は、漫画も好きです。
だから、漫画自体が良いのでも悪いのでもありません。
大事なのは、漫画以外の、つまり字のスペースが絵のスペースよりも多い本を読んでいるかどうかです。
読書とは、絵の助けを借りずに文章だけで内容をイメージ化し読み取る力をつけることができるものだからです。
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勉強というと、たいていの人は実力をつけるための勉強を考えます。
学校や塾のテストができるようになることが、実力をつけることで、それが勉強だと多くの人は考えています。
普通の勉強はそれでいいのです。しかし、受験に関してはこれは大きな勘違いになります。
小学生ばかりでなく、中学生や高校生でも、受験に臨む際の勉強を普通の勉強に臨むときと同じものとして考えている人がいます。
それは、分かりやすく言うと、勉強の実力を全体的に付けておき、その実力で合格しそうなところを受けるという考え方です。
学習塾でも、この考え方で勉強を教えているところがあります。
そのひとつの例は、受験直前になるまで過去問はやらないで取っておくという方針です。
つまり、受験直前になるまで全体的な勉強の実力をつけておき、いよいよ受験が近づいたら、過去問をやってみて、その時点の実力で受かりそうなところを受けるというのです。
受験というものは、まずどこに合格したいかということが先にあって、その学校の出題の傾向調べ、その出題傾向に対して本人の実力はどのぐらいであるかを見極め、そしてその学校に受かるための勉強計画を立てるというやり方で取り組むものです。
ですから、過去問は、受験に入る1年前の春休みに取り組むものであって、秋になってから過去問に取り組むというのは勉強の仕方を全く分かっていないやり方なのです。
ところが、今のお父さんやお母さんの世代も、ほとんどの人が過去問は秋になってから取り組むというような勉強の仕方をしてきたので、早めに過去問に取り組むという発想はなかなか出てきません。
そのため、多くの人が長時間の無駄の多い勉強をして、たまたま合格したり合格しなかったりという状態になっているのです。
志望校の過去問分析が大事だということは、学習塾などでも、どこそこの学校に強い塾というような言われ方がされるのを見ても分かります。
どの学校にも受かるような全体的な学力をつけるのではなく、ある特定の学校に合格しやすい勉強に絞って行うという方法があるということなのです。
ところが、大勢の生徒を教えなければならない学習塾の場合、個々の生徒の志望校に合わせ、その生徒の実力に応じた指導を行えるようなところはまずありません。
そこまで行うには、家庭教師のような個人指導をしてくれる先生に頼むことが必要になります。
しかし、家庭教師であっても志望校の過去問の分析にはかなり時間がかかりますから、そこまでやれる人はほとんどいないと言ってもいいと思います。
だから、いちばんいいのは、保護者が子供の目指す志望校の過去問を研究し、その子の実力のどこを伸ばすべきかを考え勉強の計画を立てていくということなのです。
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実力を、その名のとおり「力」そのものだとすると、方法というのは、テコにあたります。
同じ力でも、テコの支点、力点、作用点の位置によって効果は大きく違ってきます。
受験もそれと同じです。
受験の合否は実力よりも、方法によって決まってくるのです。
受験の1年前に過去問に取り組むと言っても、それは問題を実際に解いてみるわけではありません。
問題にあらかじめ答えを書き込み、その問題と答えを読むのです。
すると、自ずから今後自分がどういう方向で勉強すべきかがわかってきます。
そこで、初めて自分に合った教材を探すのです。
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既にお知らせてしている夏合宿ですが、お盆周辺の混雑を避けるために当初の日程を変更しました。
また、それに伴い、後半を横浜で行う予定だった夏合宿をやめて、後半も那須の合宿所で行うことにしました。
したがって、日程は次のようになります。
7月20日(土)~8月10日(土)那須の合宿所
8月17日(土)~8月24日(土)那須の合宿所
横浜の合宿については、夏休み以外の土日に行うようにしますのでご了承ください。
夏休みの毎週土曜日については、東京駅―那須塩原駅間の新幹線引率オプションも設けました。
子供がひとりで参加する場合、土曜日に保護者の方が東京駅まで送っていただければ、あとは担当者が合宿所まで引率します。
合宿所からの帰りも同様の引率オプションがあります。
また、マイカーによる参加もできますので、子供の合宿参加日か帰宅日に、ご家族の旅行も兼ねて自動車で那須合宿所までおいでいただくこともできます。
ゴールデンウィークのキャンプでは、お風呂のお湯を止めていたために、近くの温泉を利用していましたが、夏までにお風呂を工事しますので、夏合宿では合宿所のお風呂が使えるようになります。
日中の遊ぶ場所については、安全な広い浅瀬のある河原と、生き物が自由につかまえられる小川と草原を見つけました。(つかまえた生き物は、あとで逃がしますが)
今年の夏合宿では、その2か所を定番の遊び場所にしてじっくり遊べるようにしたいと思います。
また、昨年までは、読書と作文を中心にしたキャンプで、時間も2時間程度でしたが、今年からは国語と算数の勉強も取り入れ、午前中は勉強に取り組めるような形にしたいと思います。
保護者が合宿に参加される場合は、その子供の勉強時間帯に近くの観光地を案内できるようにする予定です。
夏合宿の詳細は、こちらをごらんください。
https://www.mori7.com/stg/201907ns/
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昨年までは、夏合宿の期間を一週間程度と短く抑えていました。
それは、試運転的な意味合いもあったからです。
今年からは、お盆を除く夏休み中のほとんどを合宿できる期間にしました。
ご家族の夏休みの予定で、まだ柔軟性があるようでしたら、那須の旅行を組み入れて、子供が合宿に参加する日又は帰る日に合わせて合宿所まで車で送り迎えをしてくださるといいと思います。
夏休み中、メイン道路は混雑するようですが、いくつか裏道があるので、その裏道を利用すれば時間のロスはかなり少なくなります。
夏合宿の本格化に合わせて、勉強の内容と時間も本格化しました。
子供たちはもちろん遊ぶことが好きですが、友達と一緒だと長時間の勉強も苦にならないようです。
よく学び、よく遊べの夏合宿にしたいと思います。
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■どんな勉強をするか――小1、小2は、暗唱、読書、対話、自然、計算
小1から小2にかけては、学力の準備をする段階です。
この時期に、小学校低学年の時期に最も得意となる暗唱力をつけます。
暗唱の力がつくと、学年が上がったときに教科の知識を覚えることが苦にならなくなります。
読解力、表現力の基礎となるのが、読書と対話です。
読書には説明文も取り入れ、対話には抽象的な話題も取り入れます。
理科の学力の基礎は、自然との触れ合いです。
星の観察、虫捕り、生き物の飼育など、遊びの中で自然との接触を楽しみます。
公立中高一貫校入試の算数は、早い計算力があると有利です。
算盤も含めた計算練習に力を入れていきます。
小学1、2年生は、問題集を解くような勉強はせず、生活の中で学力の土台を作っておく時期です。
■小3、小4は基礎学力
小3から小4にかけては、全教科の自主学習の習慣をつけ基礎学力をつけます。
この時期に、学習塾の一部で行われている難問を解く練習は必要ありません。
小4までの基礎学力がついていれば、難問は受験期の1年間で間に合うからです。
ただし、基礎学力の中で最も重要なのは、知識ではなく思考力や語彙力です。
大量の宿題をこなすのに時間をかけるのではなく、考える力や書く力を重視した自主学習を行います。
■小5からは1年間先取り学習
小学5年生から抽象的な思考力が育ってきます。
この時期に、小学6年生までの学習を先取りして行います。
なぜ先取りするかというと、小学6年生で受験に特化した勉強をするためです。
特に、差のつきやすい算数は、受験に対応した難問を解く練習をしなければ対応できません。
算数の先取り学習が小学5年生の重点です。
■小6は受験対応学習
小学6年生の最後の1年間、特に夏休みからは受験に対応した集中学習をします。
過去問を分析し、定期的に模擬試験を受け、弱点を補強しながら勉強を進めます。
入試は総合点で決まるので、得意を伸ばすよりも苦手を直す方が効率がよいからです。
■合否に関係なく実力さえつけておけばよい
試験は水物です。
特に、公立中高一貫校の入試は、難問を含めた大量の問題を限られた時間内に解かせることで差をつける試験になっているため、必ずしも生徒の実力を反映したものになっていません。
だから、合否の結果は重要ですが、もっと重要なのはそれまでにつけた実力です。
実力さえあれば、その後の人生で何度でも逆転の機会があります。
■公立高校入試は、中1から先取り学習で
公立高校入試対策も、大事なことは全教科の基礎学力をつけておくことです。
そして、高校入試の場合も、中学3年生の最後の1年間は受験に特化した集中学習を行う必要があります。
そのために、中2の終わりまでに自主学習で数学の先取り学習を行います。
また、定期テスト前の1週間は、集中的に試験対策を行います。
今後の入試は、思考力と記述力が問われるようになります。
だから、教科の勉強と並行して、毎日の読書は必ず続けていく必要があります。
■オンラインの全員対話型学習で意欲的に学習できる
言葉の森のオンライン学習は、顔の見える少人数で全員が対話に参加できます。
一斉指導や個別指導では受け身の勉強になりがちですが、この対話型学習では誰でも主体的に学習できるようになります。
また、オンラインなので家庭にいながらにして勉強できるとともに、必要に応じていつでも先生と保護者との話し合いができます。
中学受験、高校受験では、先生と生徒と保護者の連携が必要になるので、このオンライン環境が役に立ちます。
■全教科自主学習の勉強の流れ
生徒は、授業の時間にZoomの会場に入ります。
それぞれの生徒が、今行っている勉強の報告、今日行う勉強の予定を報告をします。
そのあと、演習を行います。
生徒が自分で問題を解き答え合わせをし、わからないところをメモします。
先生が生徒ひとりずつ勉強のチェックを行います。その際、勉強の方向なども相談します。
生徒がわからないところで、説明に時間がかかる場合は掲示板で対応します。
生徒全員のチェックが終われば授業は終了ですが、生徒はそのまま会場で勉強を続けられます。
学習の定着度を確認するために、定期的にテストを行います。
先生と保護者が学習状況を共有するために、定期的に保護者面談を行います。
■5月4週に全教科自主学習クラスの説明会
5月4週に、小学1年生から中学3年生の保護者の方を対象にした「全教科自主学習クラス」のオンライン説明会を行います。
この説明会には、言葉の森の生徒の保護者以外の方も参加できます。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=hog201905
■全教科自主学習クラスの時間帯
全教科自主学習クラスの時間帯は、月曜から金曜の18:00~18:45、19:00~19:45、及び金曜の20:00~20:45です。
全員が参加するコアの時間は45分間ですが、自主学習はそのままそのクラスに残って勉強を続けることができます。
また、早めにクラスに入り、自分で先に勉強を進めていることもできます。
全員対話型の少人数クラスなので、定員は6名程度になります。
参加希望者が増えれば、クラスを分割し、学力別のクラス編成にしていきます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1800~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
1900~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
2000~ | × | × | × | × | ○ |
■費用は週1回45分間で月額3.240円という低価格
全教科自主学習クラスの受講料は、週1回45分間で月額3.240円です。
全員対話型の密度の濃い授業でありながら、料金をこのように低価格に抑えたのは、どなたでも参加しやすくするためです。
<受講形態の例>
| 作文クラス | 自主学習クラス | 合計週 | 合計受講料 | |
例1 | 週1回 | なし | 週1回 | 8,434円 | |
例2 | 週1回 | 週1回 | 週2回 | 11,674円 | →おすすめ |
例3 | 週1回 | 週2回 | 週3回 | 14,914円 | →おすすめ |
作文クラスと合わせて週6回の授業を受けても、合計受講料は24,634円です。
自主学習は、日常的に行うことが習慣になれば実力が確実につきます。
■作文クラスと全教科自主学習クラスで理想の学力を
作文力は、これからの社会でますます必要になります。
それは、作文を書く力が、読解力や思考力や語彙力を含めた日本語の総合的な学力になるからです。
その作文力とともに、全教科のバランスの取れた学力をつけることが、これからの子供たちの理想の学力となります。
■発表学習クラスで更に高度な創造的な学力を
発表学習クラスは、身近な経験を学問に発展させ、その学問を更に創造にまで発展させることを目標にした高度な学習クラスです。
作文の勉強と全教科自主学習の勉強のほかに、更に余力のある人は、この発表学習の勉強に参加するといいと思います。
ここでは、決められたカリキュラムのようなものはありませんから、ある意味で受験勉強の先を行くような学習も行なえます。
この発表学習クラスの学力の先にあるものが、東大推薦入試型の学力です。
<発表学習クラス参加も入れた受講形態の例>
| 作文クラス | 自主学習クラス | 発表学習クラス | 合計週 | 合計受講料 | |
例1 | 週1回 | なし | なし | 週1回 | 8,434円 | |
例2 | 週1回 | 週1回 | なし | 週2回 | 11,674円 | |
例3 | 週1回 | 週1回 | 週1回 | 週3回 | 14,914円 | →おすすめ |
例4 | 週1回 | 週2回 | 週1回 | 週4回 | 18,154円 | →おすすめ |
■オンラインの学習教育とリアルな合宿教育
子供たちのバランスの取れた成長に必要なものは、学習という情報処理だけでなく、リアルな自然や友達との関わりです。
情報は抽象化された一面しか持っていませんが、現実は無限に多様な側面を持っています。
その多様な現実に対応する力をつけるのが合宿教育です。
今年の夏休みは、言葉の森の那須合宿所で、日数と日程が選択できる作文読書国語算数合宿を行います。
これまでの合宿は、外遊びが中心でそこに読書と作文が加わる形でしたが、これからは、作文読書ともに国語算数という午前中の学習にも力を入れていきます。
那須合宿所は、保護者の方も参加できるので、子供の勉強に関する懇談会も充実させていきます。
また、将来言葉の森の講師を目指している方も、この合宿に参加して子供たちの勉強の様子に接すると参考になると思います。
https://www.mori7.net/stg/201907ns/
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作文教育を37年間続けてきた言葉の森が、公立中高一貫校対策、公立高校入試対策の全教科学習指導を行います。
受験は実力で合否が決まるわけではありません。勉強の重点の置き方が最も大切です。
現在の受験のコツは、算数数学で高得点を取ることです。
そのためには、受験期の半年か1年ほど前までに算数数学を先取り学習で済ませておき、受験期には受験向けに特化した難問を集中的に取り組むことです。
その取り組み方のコツは、自分でこれと決めた問題集を1冊、できないところが1問もなくなるまで徹底して繰り返すことです。
このやり方で、算数数学の得点は数か月で急上昇します。
だから逆に、低中学年のころは時間をかけて難問などをやる必要は全くありません。
低中学年のころは、基礎学力をしっかりつけるだけで、あとは読書と多様な経験と幸福な生活を送ることなのです。
受験にはコツがあります。
しかし、多くの人は、学習塾や予備校に言われたとおりのことをやるだけで、自分で工夫することをしません。
だから、長時間の詰め込み勉強になるのです。
作文がよく書けて、考える力のある子でも、そういう受験勉強の方向までを決めることはできません。
だから、言葉の森が、無駄のない受験勉強のコツを教えることにしたのです。
小学1、2年生の項を追加しました。
公立中高一貫校対策として小1から取り組むものは「勉強」ではありません。
高学年での勉強の基礎となる姿勢を作っておくのです。
例えば、メダカなどの生き物を育てることが、将来の理科好きの基礎になります。
日常生活の中で楽しくできるものが、低学年の時期の勉強なのです。
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5.2週の作文と発表学習の予習の動画をアップロードしました。
https://www.mori7.net/tori/
10連休も終わり、発表学習クラスの人は、面白い話がたくさんたまっていると思います。
5.2週の授業でたっぷり発表してください。(ただし発表時間は1人5分以内を目安に)
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言葉の森の夏合宿の日程を一部変更します。
お盆周辺の混雑を避けるために、7月20日(土)~8月10日(土)、8月17日(土)~8月24日(土)の範囲とし、この範囲の中で、日数と日程を自由に選べるようにしました。
また、合宿の内容の中で、作文読書国語算数の勉強の時間を当初よりも長くとることにしました。
時間帯は、午前中がほぼ勉強、午後は戸外で川遊び、夕方は生徒どうしの交流の時間とします。
新幹線の東京駅―那須塩原駅間の引率についてはオプションとし、行き帰りとも土曜日に限定して実施します。
また、那須合宿所の駐車スペースは5、6台分ありますので、マイカーによる参加もできるようになっています。
1日の定員は20名程度ですが、宿泊できるスペースは30名分以上あります。
保護者が宿泊する部屋もありますので、幼児も含めて家族で参加することもできます。
合宿所での勉強は、暗唱、学年別の作文、国語、算数数学、自由な読書です。
自主学習の方法を指導しますので、合宿のあとも家庭学習を継続していくことができます。
対象学年は、小学1年生~中学3年生です。
初めての友達と一緒に寝泊まりし、勉強し、遊ぶという経験は、なかなかありませんので、子供に新しい経験力をつけたいとお考えの方は、この機会にぜひ夏合宿にご参加ください。
▽言葉の森の作文読書国語算数合宿(夏休みの那須キャンプ)
https://www.mori7.net/stg/201907ns/
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夏合宿(サマーキャンプ)は、昨年までは読書+遊びが中心でしたが、子供たちは友達がいると勉強も自然に楽しくできるようです。
そこで、今年の夏合宿は、作文読書国語算数と、勉強の時間と内容を充実させることにしました。
非日常的な経験だけに終わるのではなく、日常の学習生活の延長に自然や友達との交流があるという非日常的な経験を組み合わせていきたいと思います。
昨年までの夏合宿は、定番となる自然遊びの場所がありませんでしたが、今回は合宿所の近くに、きれいな小川と広い河原のある場所が見つかったので、そこで連日遊べます。
また、昨年までは読書と作文が中心でしたが、今年からは国語や算数数学の勉強の時間も入れることにしたので、勉強をした感覚がもっとはっきりすると思います。
将来的には、ここで30日間合宿することもできるというようにしたいと思っています(その際は料金が問題になりますが)。
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△温泉(ゆぜん)神社にカタクリの花が咲いていいました。
4日は、朝方の暗唱と作文のあと、川遊びに出かけました。
那珂川の下流ですが、水はきれいです。
浅瀬のところが多いので、子供たちでも安心して遊べます。
子供専用のマス釣りもできるようでした。
水に入ってみましたが、5月では水はまだ冷たいので、泳ぐわけにはいきません。
しかし、夏には、ここで水に入って遊ぶことができると思います。
自然の中での遊びは、この河原と、昨日の草原の両方でたっぷり楽しめそうです。
子供たちは創造的ですから、長い間いると、だんだんと個性的に自然の中で遊ぶようになります。
そのためには、やはり気の合った友達がいることが大事ですから、Zoomでの友達関係などを生かしていくといいと思いました。
▽木のトンネルを抜けて、また川遊びに。
▽底が見えるきれいな川です。
▽浅いので安全です。
▽しかし、冒険する子も。
▽夏のような雲でした。
▽河原での遊びのあとは、また田んぼみちを合宿所へ。
温泉(ゆぜん)神社は、「平家物語」の那須与一の話に出てくるところです。
暗唱検定の4の2級の一部に載っています。
====
1矢ごろ
少し
遠かりければ、
海へ
一段ばかりうち
入れたれども、な
ほ扇のあ
はひ七段ばかりはあるらんとこそ
見えたりけれ。
2ころは
二月十八日の、
酉の
刻ばかりのことなるに、
をりふし
北風激しくて、
磯打つ
波も
高かりけり。
舟は
揺り
上げ
揺り据ゑ漂へば、
扇も
串に
定まらずひらめいたり。
3沖には
平家、
船を
一面に
並べて
見物す。
陸には
源氏、くつばみを
並べてこれを
見る。いづれもいづれも
晴れならずとい
ふことぞなき。
4与一目をふさいで、「
南無八幡大菩薩、わが
国の
神明、
日光権現、
宇都宮、
那須湯泉大明神、
願はくはあの
扇のまん
中射させて
賜ばせたま
へ。
5これを
射損ずるものならば、
弓切り
折り
自害して、
人に
再び
面を
向かふべからず。いま
一度本国へ
迎へんとおぼし
召さば、この
矢はづさせ
たまふな」
6と
心の
内に
祈念して、
目を
見開いたれば、
風も
少し
吹き
弱り、
扇も
射よげにぞ
なつたりける。
与一鏑を
取つてつが
ひ、
よつぴいてひやうど
放つ。
7小兵とい
ふぢやう、
十二束三伏、
弓は
強し、
浦響くほど
長鳴りして、
誤たず
扇の
要ぎは
一寸ばかりおいて、
ひいふつとぞ
射切つたる。
8鏑は
海へ
入りければ、
扇は
空へぞ
上りける。しばしは
虚空にひらめきけるが、
春風に
一もみ
二もみもまれて、
海へ
さつとぞ
散つたりける。
9夕日の
輝いたるに、
皆紅の
扇の
日出だしたるが、
白波の
上に
漂ひ、
浮きぬ
沈みぬ
揺られければ、
沖には
平家、
船ばたをたたいて
感じたり。
陸には
源氏、
箙をたたいてどよめきけり。
====
こういう背景を知っていると、神社を見るときの印象も違ってきます。
今回は、子供たちを連れていきませんでしたが、高学年の生徒は、遊びよりもこういう勉強的なことの方が面白く思うかもしれません。
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ゴールデンウィークの那須家族キャンプは、大人子供含めてのべ87名の参加で無事終了しました。
参加された方、お手伝いくださった方、カバーしてくださった方、ありがとうございました。
今回のゴールデンウィークの6日間のキャンプの経験から、夏休みの読書作文勉強キャンプの詳細も一部調整することにしました。
勉強の時間は、当初予定していたよりも長くし、午前中勉強、午後外出、夕方勉強+自由というような形にしていきたいとい思います。
勉強も、みんなでやると、友達との交流のような感じでできるので、ある程度長時間にしても苦にならないようでした。
また、ひとりでは那須塩原駅まで来られない子も多いので、マイカーによる参加、オプション引率による参加なども組み合わせていく予定です。
それに伴い、集合と解散の時間も、当初よりも早めにします。(詳細は追ってお知らせします。)
今回、参加してくださったご家族は、全員マイカーによる参加でした。
合宿所の周辺は、那須の観光地の中心部なので、遊ぶところがたくさんあります。
ご家族のレジャーと組み合わせて、午前中の勉強と夜の宿泊のみ参加するというような形態も考えられると思います。
キャンプの面白さは、同じ釜の飯を食うところと、同じ部屋のベッドで寝泊まりするところにあります。
人間どうしですから、ぶつかり合うこともありますが、長い目で見ればそれも子供たちの貴重な経験になります。
また、短期間では仲が悪くなることがあっても、長期間一緒にいれば必ず仲はよくなります。
そういう密度の濃い経験をする機会になればいいと思っています。
今年の夏休みの那須キャンプは、午前中の暗唱の勉強の中に、平家物語の那須与一約300字分を入れようかと思っています(ただし自由参加)。
この部分は、文章のリズムがいいのはもちろんですが、何よりも内容に感動があります。
その暗唱のあと、温泉(ゆぜん)神社に行くと、何か感じるものがあると思います。
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3日は、朝の暗唱、作文、読書のあと、昼からは草原でバーベキュー。
網を持っていきましたが、まだ5月なのであまり生き物はいませんでした。
広い河原で水切りをしている子もいました。
1日から晴れが続いていますが、気候は涼しいので、自然の中での遊びには最適の季節です。
魚のつかみ取りは、エアがないと魚が長時間移動できないということがわかりました。
しかし、そのかわり、夏にはザリガニのつかみ取りなどはできそうです。
バーベキューというと、炭を持っていてワイルドにやることを考えがちですが、もっと合理的にガスコンロを持っていった方がいいと思いました。
炭だと、後片づけに手間がかかるし、環境にも配慮しなければならないからです。
大人がそういうところに手間をかけなくても、子供たちは、自然と友達の中で楽しく遊んでいます。
読書と、作文と、勉強と、自然と、友達と、自由というのが夏キャンプのテーマになりそうです。
▽こんな道をどんどん進みます。
▽ところどころに田植えを下ばかりの水田が広がっています。
▽子供たちの虫捕り。しかし、まだ何もいません。例外的にトンボが一匹。
▽ここにもスミレが咲いていました。
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久しぶりに、那須の自然の中で長時間過ごして、そう言えば、最近は身近にこういう自然がなくなったなあと改めて思いました。
本当は、どこかに出かけなくても、こういうふうに自由に生き物が捕まえられるような自然が近くにあればいいのです。
そして、遊びと勉強が日常生活の中で自然に行われるような環境があればいいのです。
今は、遊びも勉強も、作られた環境の中で、子供の自由意思とは関係なく行われているような感じがします。
しかし、これからは、多くの人が感じているように、だんだんともっと自然な形に変わってくると思います。
キャンプはやはりメンバーも大事です。
理想は、普段寺子屋オンラインで一緒に勉強している子供たちが、夏のキャンプに参加することです。
将来は、たぶん、オンラインの勉強とオフラインのキャンプという組み合わせになっていくと思います。
日常の延長に、非日常のキャンプがあるという感じです。
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