現在、Zoomで行っている発表学習クラスでは、小学2年生から6年生までの生徒が、毎週個性的で創造的な研究発表を行っています。(発表学習というのは、言葉の森で行っている新しい考え方に基づく学習です。)
発表学習で大事なことは、みんなの前で発表するために、自分なりに工夫した学問的、創造的な発表を準備をすることです。
実際に、多くの生徒が、ユニークでレベルの高い研究発表をしています。
ところが、子供だけでは、少し複雑な理科実験などは敷居が高くてなかなか手が出せないことがあります。
例えば、保護者が乾電池を買ってあげたり磁石を用意したりして、子供の実験や観察の手助けをすればすぐにできるようなことでも、子供だけではできないことがあります。
特に、今は共働きなどで保護者に時間がないことが多いので、子供の学習も塾任せ子供任せになってしまうこともよくあるのです。
現在の発表学習クラスでも、学問的で創造的な発表というよりも、どこかに出かけたという出来事だけの発表になったり、参考書をただ写しただけのような勉強の発表になったりするケースも時々あります。
もちろん、そういう発表もあっていいのです。
発表内容は自由ですし、時々手を抜くようなことがあってもかまいません。
しかし、全員が毎週、出来事の発表をするだけだったり、参考書の中身の紹介だったりするのでは、発表学習としての充実度は低下します。
発表学習クラスの取り組みのキャッチフレーズは、「経験から学問へ、学問から創造へ」です。
単に経験しただけのことや、勉強しただけのことでは、周りで聞いている人たちも面白くはないのです。
自分の経験を学問にまで高め、その学問を創造にまで高めていくことが発表学習クラスの目的です。
しかし、毎週そこまでできる家庭は限られています。
そこで登場をお願いしたいのが、同居しているおじいちゃんやおばあちゃんです。
今のおじいちゃんやおばあちゃんは、比較的時間のゆとりがあります。
そして、昔の教育では全教科をまんべんなく学習する文化があったので、どの教科でもそれなりの知識の基盤を持っています。
そこで、言葉の森が発表学習クラスの授業の資料として毎週の理科実験や社会観察のヒントを提供すれば、それを利用してすぐにおじいちゃんおばあちゃんと子供の協力による発表学習の準備ができるようになります。
これが言葉の森が描いている、これからの発表学習のひとつのイメージです。
おじいちゃんおばあちゃんの多くはパソコンの操作に慣れていませんが、それは講習会を行うので心配は要りません。
パソコンがない場合は、4万円程度で購入できるクロームブックが1台あれば、それでZoomもgoogleフォトの利用もすべてできます。
そして、やがておじいちゃんおばあちゃんがZoomを使った学習に慣れてくると、今度はそのおじいちゃんおばあちゃんが発表学習クラスの講師となって子供たちに勉強を教えることができるようになります。
おじいちゃんおばあちゃんの世代は、近所で友達と遊ぶ文化がありましたから、発表学習クラスの中でもおじいちゃんおばあちゃんの先生と子供たちというのがひとつの社会的なルールを持った集団として成立していくと思います。
今度、5月4週の自主学習説明会のあとは、そのパソコン講習会を行う予定です。
この講習会は、今後随時行っていくようにしますので、これまでパソコン操作があるためにオンラインのクラスに参加されるのを遠慮されていた方も、今後はぜひ講習会を利用してオンラインクラスに参加していってくださるといいと思います。
なお、発表学習クラスは、毎回きわめてレベルの高いユニークな発表を行っているところが多いので、ご関心をお持ちの方は、見学においでください。
なお、見学の際は、事前にお電話でご連絡くださるようお願いします。
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発表学習クラスで多くの子が取り組んでいるものが、理科実験や自然観察です。
実は、こういう分野は、おじいちゃんの得意分野です。(おばあちゃんにも、得意な人はいるかもしれませんが。)
小学2、3年生の孫と祖父母の共同研究というのは、かなり面白いものになると思います。
小学4年生以上になると、子供は次第にひとりでも工夫した発表ができるようになりますが、そのためにも小学2、3年生の共同研究の土台をしっかり作っておくといいのです。
小学2、3年生で、孫と祖父母の共同研究(と言っても半分遊びの要素のある研究ですが)の蓄積があると、そのうち、孫が、「じゃあ、ぼくが今度おじいちゃんの伝記を書いてあげるよ」などとなるかもしれません。
そうしたら、寺子屋オンラインのクラスでも、「おじいちゃんおばあちゃんの伝記作成コース」などとという講座をスタートすることができます。
このように、少人数の全員対話型の寺子屋オンラインクラスは、いろいろおもしろいことができる可能性があるのです。
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6月2日に、言葉の森で、公中検模試を実施します。
36,000名という全国最大の規模の受検者数ですから、自分の成績の位置が客観的にわかります。(
公中検模試センター主催)
公立中高一貫校の適性検査問題ですから、公立中高一貫校を受検しない人でも、自分の全国レベルでの学力を知るために受検しておくといいと思います。
費用は、
小4 3,500円
小5 4,000円
小6 4,500円
です。
(言葉の森の受講料と一緒に自動振替させていただきます。)
※全国主要都市で行われる通常の会場受検をする場合の受検料は、小4(4900円)小5(5500円)小6(5500-5900円)ですから、言葉の森で受検する方がお得です。
科目は、国語、作文、社会、理科、算数の全分野です。
申し込まれた方には、試験範囲の詳細をお送りします。
試験会場([1][2]のいずれかをお選びください)
[1]Zoomの
■中庭
[2]言葉の森港南台教室(JR根岸線港南台駅徒歩4分)
試験実施日:6月2日(日)9:00~12:00
8:30 受付開始
9:00 集合
9:15~10:00 適性検査1(小4・5・6)
10:15~11:00 適性検査2(小4・5・6)
11:15~12:00 適性検査3(小6の一部のみ)
受検を希望される方は、ウェブフォームからお申し込みください。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=mos201906
小学6年生の方は、ひとこと欄に第一志望の学校名をご記入ください(学校によって問題が異なります)。
小学4、5年生は、志望校は書かなくて結構です。
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公立中高一貫校対策の模擬試験を6月2日に実施します。
Zoom会場での試験なので、自宅で受けられます。
対象学年は、小4~小6で、小6は第一志望校を決めてお申込みください。
公立中高一貫校の模試なので、問題数は多いのですが、難問奇問はありません。
受検をしない人も、実力チェックのために模試を受けてみるといいと思います。
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今年のサマーキャンプの勉強時間に、小3以上の生徒は、読書感想文も取り組めるようにしました。
読む本は何でもかまいませんが、似た例を書きやすいものがおすすめです。
言葉の森でこれまでに子供たちが読んでいた本の中で、内容が面白く、しかも似た例が書きやすいものということで次のようなものがあります。
「宇宙人のいる教室」(フォア文庫)……小学3、4年生向け
「川は生きている」(講談社青い鳥文庫)……小学4,5年生向け
「モモ」(岩波少年文庫)……小学5、6年生以上向け
学年はあくまでも目安ですから、小学6年生が「宇宙人のいる教室」の感想文を書いてももちろかまいません。
むしろ、読み取りやすい内容の本の方が、実例なども具体的に入れやすいので、いい作品に仕上がる可能性があります。
また、「川は生きている」は、ちょうど那須の川の様子を見ながら似た例を見つけられるので、どの学年の生徒にとっても書きやすいと思います。
今回は、読書感想文の書き方を身につけるということと、併せて学校の宿題も片付けてしまうことという二つの目標でやっていきたいと思います。
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読書感想文は、ある程度本を絞った方が書きやすいと思うので、小学校中高学年向けの3冊の本にしました。
読んでいる人は多いと思いますが、感想文向けに新たに読み直してみると、新しい発見もあると思います。
「川は生きている」は、実際に川の様子を見ながら似た例を書けます。
那須は川が多いので、遊びながら感想文の材料探しをするという感じです。
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学校で教えてもらう勉強のペースでは退屈する子がいます。
そういう子は、自分のペースでどんどん先のことや難しいことをやっていけばいいのです。
昔は、学校に通って勉強する以外の選択肢がなかったので、そういうことはできませんでした。
今は、教材はどこでも豊富にあります。
自分のペースで勉強できる場があれば、そこで勉強を進めていくことができます。
全教科の自主学習クラスは、そういう勉強のできる場です。
一方、学校のペースに合わないというよりも、学校に合わない子がいます。
決められた狭い枠組みの中で、何かを強制されることに息苦しさを感じる子です。
しかし、そういう子でも、学校から離れることには不安を感じています。
全教科の自主学習クラスは、そういう子にも向いています。
自分で決めて自主的に行う勉強は、学校よりも早く進めることができます。
そして、同じように自分のペースで勉強する友達と共有できる場があります。
しかも、オンラインなので、わざわざ通う必要がありません。
必要なときにアクセスして、必要でないときにアクセスを切ればいいだけです。
そして、たぶん将来の学校は、このようなオンラインで自分のペースで勉強できる対話型のものになっていきます。
そういう学校が広がるころには、不登校という言葉は意味のないものになっていくと思います。
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私(森川林)は、小学校も、中学校も、学校にいるときは本当に退屈でした。
だから、教科書のほぼ全ページにわたって落書きを書いていました(笑)。
そして、窓の外を見ては、「鳥たちは自由でいいなあ」と、ずっと思っていました。
これは、今も多くの子供にとって同じだと思います。
子供たちは、人の話を聞くだけの授業に退屈しています。
それは、どんなに面白い授業であってもそうです。
子供たちは、もっと自分で何かをしたいのです。
だから、勉強は、人に教わるよりも自分でやっていくのがいちばんいいのだと思います。
少子化が年々進んでいるのに、不登校の子だけが年々増えています。
その根本の要因は、我慢して学校に行くほどの意味が感じられないということです。
しかし、体系的な知識の教育や、多様な人間との協力関係を、子供が自分で作り出すことはできません。
だから、我慢しなくていいような仕組みでそういう機会が提供できるようにすればいいのです。
それは、今のインターネットテクノロジーで十分にできることなのです。
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今年のサマーキャンプでの小学5年生以上の生徒の午前中の勉強に、公立中高一貫校対策問題集も加えます。
公立中高一貫校の問題は、複雑な文章をすばやく読み取る力と、問題を見てそれがどのくらいの時間で解けるかという判断力が必要になります。
特に、かかる時間の判断は、ある程度の慣れが必要なので、個々の問題ごとに時間を計測して判断力を高める練習をしていきます。
公立中高一貫校の問題のうち、作文の問題はふだんの勉強の中でもやっているので、サマーキャンプでは、主に算数や理科の問題を中心に演習をしていく予定です。
同じ学年の子が何人かいれば、勉強の成果を互いに発表する時間も持ちます。
もちろん勉強内容の選択は自由ですが、小5以上で公立中高一貫校受験を考えている人は、受験対策の勉強に取り組んでいくといいと思います。
教材は、市販の問題集で比較的わかりやすい説明が書かれているものにします。
(書名をホームページに載せると、在庫がなくなってしまうことも考えられるので、小5以上の生徒には個々に連絡します。)
小6の生徒は、一般的な問題集よりも、志望校の過去問の問題集がいいのですが、夏休みは集中して勉強できる期間ですので、レジャーのあるサマーキャンプに参加するよりも、自宅で長時間の集中学習をする方がいいと思います。
(いずれ、言葉の森でも、受験に集中するための勉強中心のサマーキャンプを企画する予定です。)
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先日のゴールデンウィークのキャンプで、子供たちは意外と勉強が好きなのだと思いました。
特に、高学年の生徒は向上心が出てくるので、楽しい遊びと同じくらい苦しい勉強も好きなようです。
人から強制される勉強は嫌なのでしょうが、自分から取り組む勉強は、少し難しいぐらいの方がやりがいがあるようです。
そこで、高学年の生徒には、受験用の勉強もたっぷりできるようにしました。
小5と小6では、1学年しか違いませんが、勉強の密度がかなり違います。
受験を目前にした生徒は、かなり長時間集中して勉強することができます。
しかし、受験までまだ間がある生徒は、そこまではやりません。
逆に、受験が差し迫っている時期でもないのに、長時間の勉強を強制してしまうと、肝心の受験期に爆発的な集中学習ができなくなるのです。
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今年のサマーキャンプでは、読書感想文の指導も行います。
昔、言葉の森で行った3日連続の読書感想文指導では、教えた子が上手になりすぎ、次々と学校やクラスの感想文の代表に選ばれるという事態になりました。
それで、あまり上手に書かせるのも問題だと思い、その後、読書感想文の指導というのはしませんでした。
感想文のアドバイスをするとしても、わかりにくいところをわかりやすくするようなところだけにとどめていました。
しかし、今回はサマーキャンプは、せっかく長時間の勉強時間があるので、その子の実力に応じた読書感想文指導も再び行うことにしました。
ただし、学年的に無理がないように、小3以上の生徒が対象で、日数も3泊以上いられる生徒が対象です。
1日400字以上をじっくり書いて、3日間で1200字の感想文を仕上げる予定です。
読書感想文の宿題に取り組む予定の方は、読書感想文に使う本をサマーキャンプに持ってきてください。
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読書感想文のニーズが強いので、サマーキャンプで読書感想文も行うことにしました。
言葉の森のやり方は、1日400字を3日間かけて書くという無理のない(しかし日数のかかる)方法です。
1日400字なら、どんなに苦手な子でも何とか実例を入れて書くことができます。
そして、最終的に1200字の感想文にする予定です。
本当は、3年生で感想文を書くのは、ちょっと無理があります。
しかし、学校で宿題として出されることも多いので、そういうことも言っていられません。
小5の生徒は、先生の説明だけで大体書けますが、小3と小4はかなり手助けすることになると思います。
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これからの時代に、オンライン学習は必須になります。
特に、言葉の森が行っているような全員対話型の少人数授業は、オンライン学習でなければできません。
通学形式であれば、同じレベルの生徒が集まるというのは、その地域のかなり大きな学習塾でなければできません。
また、いくら大きな学習塾でも、生徒の通える範囲には限界があります。
また、上位のクラスのクラス分けはありますが、中位や下位のクラスのクラス分けはあまりありません。
一方、単なる通信講座では、子供たちどうしの切磋琢磨というものがありません。
小学校低学年のころは、通信講座でもやっていけますが、学年が上がると、ほかの生徒とのやりとりによる知的刺激がない通信講座ではものたりなくなるからです。
ところで、オンライン学習にいちばんのネックとなっているものは、子供ではなく、保護者がパソコンの操作に詳しくないことです。
特に、最近登場したZoomやgoogleフォトの操作は、普通の大人では知らない人がほとんどです。
そこで、言葉の森では、オンライン学習に必要なパソコン講習会を行うことにしました。
必要な機材は、パソコン又はタブレットです。(スマホでもできますが、子供が使うには操作がしにくいところがあります。)
パソコンやタブレットがない、又はかなり古いものしかない、という場合は、子供の学習専用に、クロームブックを購入されることをおすすめします。
言葉の森では、主にASUS(エイスース)のクロームブックを使っていますが、価格は4万円程度で新品のものが購入できます。
クロームブックは、ノートパソコンと違い内部に何かをインストールするということがなく、すべてブラウザ上で操作できるので、ウイルスに感染するということがありません。
オフィスなどはインストールできませんが、今はウェブでオフィスやエクセルの代わりになるアプリが使えるようになっています。
操作はかなり快適で、ウェブカメラも内蔵されているので、購入したそのときから何の設定も必要なく、Zoomもgoogleフォトも使えます。
クロームブックの唯一の弱点は、Zoomの操作がなぜかすべて英語の表示になることです。(これは、いずれ近い将来、改善されると思いますが)
ただし、英語の表示であっても、「Leave Meeting」が「退出する」だとか、「Rcording」が「レコーディング」だとかいう10か所程度のボタンのマークと場所を覚えておけば、子供でも使えるようになります。
Zoomとgoogleフォトが使えるようになるというのは、これからどんな勉強をするときでも必要になりますから、言葉の森の保護者の方は時間の都合をつけてぜひご参加ください。
講習会の日程は、5月4週の保護者懇談会のあとで、平日は午後9時から、土曜と日曜は午後1時から、いずれも30分程度とします。
参加予約はお電話でお願いします。電話0120-22-3987(平日9:00~20:00、土曜9:00~12:00)
参加される方は、次の用意をしておいてください。
1.パソコン、タブレット、クロームブックのいずれか。
(古いパソコンの場合は、Zoomの操作の途中で落ちてしまうことがあります。その場合は、パソコンを替えてまた別の日にご参加ください。)
2.googleフォトへの登録と、できればgoogleフォトへ見本の画像をアップロードしておくこと。
(googleフォトへの登録と画像アップロードはそれほどわかりにくくありませんが、もしわかりにくい場合はお電話で聞きながら準備しておいてください。)
3.講習会への参加の方法は簡単です。パソコン、タブレット、クロームブックのいずれかで、言葉の森のホームページにある■会場中庭というところをクリックしてください。最初だけ、自動的にアプリのインストールが始まります。インストールは数分で終わりすぐに会場の中に入れます。
当日よりも前にテスト接続をしていただくこともできます。
テスト接続を希望される場合は、パソコンなどで言葉の森のホームページを開いた状態で言葉の森までお電話ください(平日9:00~20:00,土曜9:00~12:00)。
当日の混雑状況によってはテスト接続をお待ちいただくこともありますが、大体すぐに対応できると思います。
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Zoomとgoogleフォトの講習会を行うことにしました。
いちばんわかりにくいのが、googleフォトの画像の共有のところなので、そこを実際の演習としてやっていく予定です。
新しいことを始めると、その準備の方に時間がかかります。
ここしばらくは、ITの進展によってそういう場面が続くと思います。
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最近人気のある問題集に、「うんこ漢字ドリル」というようなものがあります。
子供は面白がって手に取りますが、こういう子供の興味を引くようなもので勉強をさせない方がいいのです。
読書でも、子供が好むものに、怖い話というものがあります。
これも、子供が興味を持つからと言って与えるのはやめたほうがいいのです。
なぜなら、それは岡潔さんの言う人間の無明に根ざした興味や関心だからです。
(「無明」については、
「どんな本を読むか。その前に読まない方がよさそうな本 」)
勉強の方法で最も大事なコツは、一冊の同じものを何度も繰り返して身につけることです。
繰り返しの回数の目安は5回です。
一冊の参考書を5回繰り返して読めば、大体のことは頭に入ります。
理科や社会の勉強は、この一冊の教科書または参考書を繰り返し5回読むということに尽きるといってもいいと思います。
(ところで、「東大首席が教える超速『7回読み』勉強法」では、繰り返しの回数は7回となっていますから、要は何度も同じものを繰り返すということが大事なのです。)
さて、なぜ子供の興味を引くような問題集がよくないかというと、興味を引くことによって始めたものは、次にまた新たな興味を引くものを持ってこなければ続けさせることができなくなるからです。
そう考えると、この勉強法に、すぐに限界が来ることがわかります。
低学年の勉強で大事なことは、今の成績を上げることではなく、高学年になってからの勉強の土台を作ることです。
低学年のうちは、同じものを繰り返すことが勉強の基本だということを身につけることが最も大事なのです。
なるべく薄い問題集で、それを何度も繰り返し解くというような勉強をすれば、定着度が高まるとともに高学年になってからも同じ方法で勉強を続けることができます。
小学1、2年生は、親の言うことを何でも素直に聞く時期ですから、よい勉強のさせ方をすることを第一に考えていく必要があります。
今回、言葉の森が、公立中高一貫校や公立高校の受験対策の全教科自主学習クラスに力を入れるのも、そういう背景があるからです。
小学校低中学年のころの勉強は、どういうやり方をしても、時間をかければ誰でも成績は上がります。
しかし、勉強の仕方には、あとに続く勉強法と、あとに続かない勉強法とがあります。
公立中高一貫校の入試や、最近の公立高校の入試は、長い説明的な文章を読み取りそこから自分なりに考えることが要求されています。
こういう力は、単に問題集を解くような勉強からは出てきません。
例えば、発表学習クラスで自分なりの理科実験の結果を発表するというようなところで力がついてくるものです。
小学校低中学年のころから、同じものを繰り返すという勉強の基本を身につけ、それによって効率的になった勉強時間の余裕の部分を、発表学習のような思考力と創造力を必要とする勉強にあてるというのが、受験前の勉強の理想的なスタイルになると思います。
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受験1年前までの勉強と、受験が1年後に迫った時期の勉強とでは、勉強の仕方が180度違うと言ってもいいと思います。
受験1年前までは実力をつけることを第一とする勉強です。
受験直前は、実力をつけることよりも勝つことを第一とする勉強です。
勝つための勉強の基本は、過去問の分析をもとにした集中学習です。
しかし、本当は、勝つための勉強以上に大事なこともあります。
それは人として生きる道です。
先日、ほかの塾の作文指導の話を読んでいて、「実例には多少ウソを書いてもいい」というようなことが書かれていました。
これは違います。
たとえそれで不利になったとしても、人間として大事なことはいつも(できるだけ)正直であることだからです。
公立中高一貫校の入試は、実力で対応できるレベルではなく、ある程度の受験テクニックが必要なものなっています。
しかし、それは塾に行かなければ身につかないというものではありません。
ちょっとしたコツさえわかれば、家庭で十分にできるものです。
ただし、小学生の子供は、まだ家庭でひとりで長時間勉強するような年齢にはなっていません。
だから、受験の最後の1年間、塾で詰め込みの長時間勉強をするというのはいいのです。
これは、期間限定の必要悪と割り切ってやっていくといいと思います。
しかし、基本はあくまでも家庭です。
家庭での過去問研究が最も重要なコツになるのです。
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