△いつの間にかカブトムシが。
多くの人は、目新しいことに取り組んで、
一時期熱中して、やがて飽きて、また新しいことに取り組むというような勉強の仕方をしています。
実力をつけるのは、毎日同じことを同じように続けることです。
その期間は、最短で6か月です。
音読でも、暗唱でも、6か月迷わずに続ければ、必ず成果が出てきます。
その迷わずに続ける場のひとつが自主学習クラスです。
勉強というと、多くの人は先生に教えてもらう形を考えます。
先生自身も、教えることが仕事だと思っています。
しかし、教える内容は、これからの時代には、インターネットの情報でいくらでも優れたものが手に入るようになってきます。
先生が教えるのは知識や技術の中身ではなく、その子の個性に応じた勉強の仕方のアドバイスと、先生自身の勉強に対する感動です。
自主学習クラスの勉強時間のほとんどは、生徒が自分で決めたことに取り組む時間です。
その中で、時々、先生がその生徒と個別に話をし、勉強の内容をチェックし、質問を聞き、必要があれば新たなアドバイスをします。
最初から最後まで先生に教えてもらう勉強よりも、自分で勉強する時間がほとんどという方がずっと子供たちの力がつくのです。
自分で行う勉強ですから、よく分かっているところは飛ばして先に進めます。
できなかったところは、4回でも5回でも同じことを繰り返し定着させることができます。
教えられる勉強では、こういうやり方はしにくいのです。
わかっていることも教えられ、よく分からないところもわからないまま先に進むというのが教えられる勉強の難点です。
しかし、生徒も保護者もそして先生自身も、それが普通の勉強の仕方だと思っています。
そして、その不十分な勉強の定着度を測るためにテストがあり、そこで生徒の理解度や努力が評価されるようになっています。
勉強の目的は、生徒に点数をつけることではありません。
すべての生徒が、自分の個性に応じて、義務教育のあらゆる分野で満点を取れるようになることが本来の勉強の目的です。
先生が教えるのは、その生徒が困っているところや、その生徒が勘違いした方向に進んでいるときのアドバイスです。
勉強の中身は、生徒が自分で身につけていけばいいのです。
この「自分でする勉強」の効果は、経験した人であればよくわかると思います。
人に教わる勉強の何倍も能率がよく、必要な知識や技術が自分のものとして定着します。
自主学習クラスのよい点は、先生が一緒にいることと、一緒に勉強する友達がいることです。
授業中は、友達と交流するような時間はほとんどありませんが、ひとりで自宅でお母さんと一緒に勉強をするよりも、ズームの画面で先生や友達がいる中で勉強をする方がずっと張り合いがあるようです。
ですから、こちらではお母さんに時々、「あまり長時間勉強しすぎないように」とアドバイスをすることがあります。
勉強は、生活の一部として無理なく、しかし毎日行なっていくことが大事です。
だから、やりすぎないということもまた大切なことなのです。
▽自主学習クラスの授業の一部(授業の最後の数分のところです。)
https://youtu.be/J9p7g9KOR-A
7月から、作文を受講していない方も、自主学習クラスや発表学習クラスを単独で受講できるようになりました。
▽参考「言葉の森の料金システムの変更といろいろな企画のお知らせ」
https://www.mori7.com/as/3765.html
空きクラスの情報などは、お電話でお問い合わせください。