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記事 3813番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/2/16
合宿の様子は後日Googleフォトにアップロード as/3813.html
森川林 2019/08/09 20:27 

 ホームページの記事3811で、Zoomの画面に合宿の様子をアップロードすると書きましたが、合宿所の環境ではアップロードに時間がかかることがわかりましたので、後日あらためてアップロードできたものをお知らせします。

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記事 3811番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/2/16
サマーキャンプ前半の話 as/3811.html
森川林 2019/08/09 11:07 

 今年のサマーキャンプは、読書感想文や問題集の勉強を取り入れるという、勉強面にウェイトを置いたキャンプにしました。

 読書感想文については、ほとんどの生徒が内容の充実した1200字の感想文を書いていました。
 コンクールに出せば入選すると思われる作品もいくつかありました。
(ただし、小学2年生以下では、感想文を書くというのは無理があるので、感想文はやらずに、作文や問題集の勉強に切り替えました。)

 問題集については、勉強の仕方の説明を中心にしました。
 説明を聞いて、能率のよい学習法を理解した人が多いと思います。
 しかし、勉強の仕方には慣れがあるので、今までの勉強スタイルを変えるのは難しいという人も多いと思います。

 子供たちの勉強の様子を見ていると、明らかにできる問題を熱心にやっていて、できない問題は分からないと言っておしまいにするような傾向が共通してありました。

 できる問題はやらなくてよい、できない問題はすぐに答えを見て考える、考えても分からないときは先生に聞く、このような勉強法を身につけていけば、通常の何倍もの能率で学習が進みます。
 特に受験生には、こういう能率のよい勉強法が必要です。

 実際に、数日で一冊の問題集を大体を終えてしまった生徒もいました。
 できなかった問題や理解が難しかった問題は、日をおいて4回から5回繰り返していけば必ずできるようになります。
 勉強というものは、本来できるようになっているものなので、慣れれば必ず誰でもできるのです。

 「分からない問題はすぐに答えを見る」と言うと、ほとんどの生徒は、「すぐに答えを見たら叱られちゃう」などということを言いました。
 できない問題をいつまでも考えさせるというのが、子供たちの今の勉強の中心になっているのではないかと思います。

 今年のサマーキャンプのもうひとつの特徴は、川遊びを中心にしたことです。
 あまり人が来ないきれいな河原に、バーベキューをしたり浮き輪で遊んだりできる場所があり、そこで楽しく午後の時間を過ごしました。

 サマーキャンプの期間は、夜中に一時雨が降ることもありましたが、おおむね晴天が続き、どの子もたっぷり川遊びを楽しんだと思います。

 ところで、こういう合宿をしていていつも思うのは、ほとんどの女の子がきちんと身の回りを整頓しているのに対して、ほとんどの男の子は、物を散らかしっぱなしで、使ったものをその場に置いてくるというような生活スタイルでいることでした。

 また、兄弟のいる家庭と、兄弟のいない家庭の子の差もあるようで、何でもお母さんに手助けしてもらえる生活をしている子は、誰かがやってくれるのを待つという姿勢でいる子が多いようでした。
 もちろん、一人っ子でもしっかりと自分のことは自分でする子はいますから、これはやはり家庭での手伝いの習慣などによるものだと思います

 これは、家庭での今後のちょっとした取り組み方で変わっていくものですから、家で家事の手伝いをさせるとか、自分の持ち物の片付けをさせるとか、そういう時間を1日のうちに少しでも持っていけば、だんだんと変わっていくと思います。

 将来社会人になって仕事をする場合でも、仕事のできる人というのは、知識のある人ではではなく必要なことを自分なりに考えて処理できる人です。
 そういう仕事能力は、家事処理能力と比例しているように思いました。

 勉強のできる子、できない子というと、すぐに勉強そのものの時間を考えがちですが、勉強時間の前に自分で決めた予定を処理する力というものがあると思いました。

 もう一つ感じたのは、人間関係の作り方です。
 子供たちは、普段の生活では、勉強面でも遊び面でも、他の友達とそれほど深い関わりを持っているわけではありません。
 しかし、合宿では長時間同じところで寝泊まりし、勉強したり、話をしたり、遊んだりしているので、性格や趣味や年齢も違う友達とどう関わるかという問題が出てきます。
 そのときに、学年や性格の違う子供たちとうまくやっていく能力というのは、将来の社会生活でも必要なものです。
 しかし、これは実際に自分で経験をしてうまくいったことやうまくいかなかったことを何度も繰り返して身につけていくもので、他の人が教えてくれるものではありません。

 そういう点で、この人間関係の密度の濃い関わり方が日常的にもっとできるようになれば、子供たちの精神面での成長にも大きくプラスになると思いました。

 本日、8月9日(金)夕方から、サマーキャンプ前半の子供たちの勉強や遊びの様子を、サマーキャンプオンエアで流します。
https://zoom.us/j/101973837
 参加された方は、お送りしたお手紙に書いてあるパスワードでお入りください。

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森川林 20190809  
 キャンプでときどき感心するのは、弱い子がいると、すぐに助けてあげる子がいることです。
 バーベキューで、お肉がなかなか取れない子がいると、自分の持っているお肉をそっとその子のお皿に入れてあげる子もいます。
 いろいろな個性が組み合わさって、いい世の中ができているのだと実感させられる光景です。


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記事 3810番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/2/16
算数の勉強と川遊び as/3810.html
森川林 2019/08/02 11:35 

 子供たちの算数の勉強を見ていると、かなりの子に共通点があります。
 それは、算数を考える勉強として行うのではなく、計算の作業として行っていることです。
 その計算の結果、答えが合っていれば○、合っていなければ×という勉強になっているのです。

 こういう勉強をしている子にとっては、算数の勉強はあまりおもしろくないものだと思います。
 もっと考える勉強をしなければならないのに、それが単なる計算の勉強になっているのは、学校のテストや入試で、煩瑣な計算の問題が出されているからだと思います・。

 もうひとつは、難しい問題は、すぐにわからないということでおしまいにしてしまうことです。
 そして、わかる問題だけを解いて、算数の勉強をしたことにしていることです。
 本当は、難しい問題にぶつかったらすぐに解法を見て、その解法を理解する勉強にすればいいのですが、解法を見て考えるという発想がありません。

 これは、学校や家庭で、算数を考える勉強として行わず、答えが合っているかどうかという勉強をしているせいだと思います。

 話は変わって。
 午前中の感想文や算数の勉強のあと、午後は一転して遊びモード。
 今回は、ウェットスーツを着て川遊びをしたので、冷たい水でも長時間楽しむことができました。

 近くには広いプールもあるのですが、子供たちはプールにはすぐに飽きて、自然の川でいつまでも遊んでいました。

▽川遊び
https://youtu.be/ShAY36J-Ry0" target="_blank"> https://youtu.be/ShAY36J-Ry0

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森川林 20190802  
 算数は、「わかる」と「わからない」がはっきり分かれる勉強です。
 特に図形の勉強は、わかる子はわかるが、わからない子は全くわからないという差があります。
 だから、算数は一斉学習に最も向かない勉強で、個別に質問できる人が必要なのです。

nane 20190802  
 プールでの遊びはすぐに飽きますが、自然の中での遊びはいつまでも飽きません。
 プールは、泳ぐという単純化された機能しかありませんが、自然の川は生き物もいるし、石ころもあるし、川の流れの変化もあるし、子供の興味に応じて多様な遊びができるからです。
 こういう自然の遊びをもっと体験できる機会があるといいと思います。


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記事 3809番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/2/16
那須の川遊び as/3809.html
森川林 2019/07/31 20:29 

 サマーキャンプは、今日(7/31)で10日目になりました。

 最初の1、2日は雨がふりましたが、あとはおおむね晴れ。
 夜中に激しい雨が降る日もありましたが、朝はさわやかな夏空が広がり、午後からは自然の中でたっぷり遊びました。

 ただし、午前中は勉強で、8時から12時まで、暗唱をしたり、感想文を書いたり、算数や国語の問題集をしたりしました。
 感想文は、今のところ、「川は生きている」と「モモ」ですが、どの子もなかなかいい文章を書いていました。

 自然の中での遊びは、人工的なプールなどでの遊びよりも、遊びの範囲が広がります。
 その分、子供たちの個性の差も出てきます。
 好奇心の旺盛な子はますます旺盛になり、いたずらっ子はますますいたずらになるようです。

▽そのいたずらっ子(笑)
https://youtu.be/cBsjvAKBC30

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森川林 20190731  
 勉強よりも、遊びの方で子供たちの個性は出てきます。
 その遊びも、人工的な遊園地などでの遊びよりも、自然の中での遊びで子供たちの個性ははっきり出てきます。
 だから、遊びは、できるだけ大人が特別の企画をしない状態で、子供たちの自然に任せるのがいいと思っています。


nane 20190731  
 今の子供たちは、夜になるとよく、「花火をしよう」などと言いますが、花火は火をつければ誰でもできるという点で、あまり創造性のない遊びです。
 それよりも、ただ焚き火をするだけの方が、子供はそこからいろいろな遊びを工夫すると思います。


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記事 3808番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/2/16
未来の教育は紙ベースのオンライン教育 as/3808.html
森川林 2019/07/30 18:19 

 現在の教育の問題点は、既に多くの人によって共有されています。

 それは第一に、従来の一斉指導型の教育では、能率のよい学習が成り立たなくなっていることです。
 その原因のひとつは、各家庭の経済的文化的な差が大きくなったことです。

 しかし、その教育格差を解決するための習熟度別教育は、コストがかかりすぎるという問題があります。
 ここまでは多くの人が述べていることです。

 しかし、実はこの問題は、既にテクノロジーの力によって解決される見通しがついています。
 それは、ブレンデッド教育と呼ばれるようなオンラインの個別教育を取り入れた学校の集団教育を進める動きです。

 だから、本当の問題はすでにその先にあるのです。

 というのは、ブレンデッド教育によって能率よく学ぶテクノロジーができたとしても、人間の意欲は能率だけで活性化するものではないからです。
 意欲は、人間どうしの交流によって生まれます。

 もう一つの問題は、能率とコストを優先したオンライン教育は、デジタル的な教育になりがちだという点です。
 デジタルの教材は、分離された知識を身につけるには有効です。
 しかし、学問の世界は、知識の単なる集合でできているのではなく、一つの体系としてできています。

 人間が真に自分のものとして学ぶべき知識は、デジタル化されたものよりも、アナログの手触りのある紙ベースのものである必要があるのです。

 そして第三に重要なことは、学習する内容です。

 これから求められる教育は、従来のような確立された既成の知識体系を身につけることではなく、その土台の上に自分の個性を発揮することです。
 学習の方法以上に、何を学ぶかという内容が問われているのが現代の教育なのです。

 以上のことを机上の理屈として述べるだけではなく、言葉の森は実践的にこれらの問題を解決したいと思っています。
 それが、現在行っている、寺オン作文クラス、発表学習クラス、自主学習クラスの教育なのです。

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森川林 20190730  
 人間は知識を、デジタル化された情報として覚えるのではなく、身体化された情報としてとらえます。
 だから、情報には、場所とか重さとか色合いとかいう情報以外の要素が関わってきます。
 その情報以外の要素が、創造のひとつの源です。
 だからこそ、知識は紙ベースを基本として、実際の行動を伴いながら吸収する必要があるのです。


nane 20190730  
 いつの時代でも、問題を根本的に解決するのはテクノロジーでした。
 多くの場合、政治的な解決には無理があり、経済的な解決には無駄がありました。
 しかし、現在、教育の場で試みられているテクノロジーの活用は、方向がかなり狭められていて、創造性に乏しいものになっているように思います。
 それは、何を教えるかということよりも、どう教えるかということが中心になっているからです。


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未来の教育(31) 寺子屋オンライン(101) 

記事 3807番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/2/16
【重要】8月からの寺子屋オンラインクラスの担当交代等のお知らせ as/3807.html
森川林 2019/07/29 10:38 

■■■寺子屋オンライン通信2019年7月号
(7月28日にメール便でお送りしました。)

■■8月からのクラス変更について
 8月から、寺子屋オンラインの作文クラス、発表学習クラス、自主学習クラスのクラス編成を行います。
 担当講師が代わる場合がありますので、新しいクラスを確認しておいてくださるようお願いいたします。

 クラス全体の一覧表は、下記のページをごらんください。
https://www.mori7.com/teraon/shlist.php

■■新しい「寺子屋オンライン案内」
 新しい「寺子屋オンライン案内」のページができています。
https://www.mori7.com/teraon/
 Googleフォトの利用の仕方を5分の動画で載せていますので、これからGoogleフォトを利用される方はぜひごらんください。
 Googleフォトの利用は、共有リンクなどの仕方が最初はわかりにくいと思いますので、操作に関する質問はご遠慮なくお電話でお聞きください。

■■遅刻や欠席は必ず事前の連絡を――連絡なしの遅刻欠席の場合は先生から電話が行くことがあります
 遅刻や欠席の場合は、必ず事前に連絡をしてください。
 連絡は、言葉の森事務局への電話が確実ですが、今後検索の坂からもできるようにする予定です。
 検索の坂からの連絡は、担当の先生に直接メールが行きます。
(なお、検索の坂からの連絡には、先生からの返信はありませんので、返事が必要なことは書かないようにしてください。)
 連絡なしの遅刻や欠席の場合は、担当の先生からの確認のために電話が行きます。
 ただし、連絡の行き違いで、欠席連絡をしているのに、先生から確認の電話が行く場合もあると思いますが、その点はご容赦ください。

■■保護者懇談会は、月1回の予定で、鳥の村のカレンダーに
 今後、定期的に保護者懇談会を行います。
 保護者懇談会を行うのは、作文クラス、発表学習クラス、自主学習クラスすべてです。
 日程は、事前に先生から連絡したあと、鳥の村のカレンダーにも掲載します。
 保護者懇談会への参加は自由ですが、できるだけご参加くださるようお願いします。

■■自主学習クラスは、発表室に1週間分のノートのアップロードを
 自主学習クラスの人は、鳥の村の発表室に、自主学習に使っているノート(1週間分)、実力テストの結果、中学生は定期テストの問題と解答と正解をアップロードしてください。
 自主学習クラスの発表室は、本人と先生だけが見られるようになっています。
 Googleフォトへのアップロードの仕方は、「寺子屋オンライン案内」の動画を参考にしてください。
 ただし、アップロードと共有リンクの方法は最初はわかりにくいと思いますので、いつでもお電話でお聞きください。

■■パソコンの環境について
 パソコンを使っていて、次のような問題が起きる場合があります。
・音が聞き取りにくいと言われる。
・よく途中でZoomから退出してしまう。
・兄弟で1台のパソコンを使うので不便。
 これらの場合の対処法です。
1)メモリが不足すると動作が遅くなったり途中で落ちたりするので、その場合は、Zoomを始める前にパソコンを再起動しておくといいです。また、できるだけ他のアプリを同時に使わないようにしておいてください。
2)マイクの横の「山型のマーク」から、「オーディオ設定」を開き、マイク音量を「自動」ではなく手動にし、音量を最大にまで高めておくとマイク音が大きくなる場合があります。
3)内臓のシステムマイクのほかに、ヘッドセットなど外付けのマイクを使うと音がクリアになる場合があります。
4)新しい端末を購入される場合、クロームブックという端末は、動作が軽く設定のトラブルも少ないのでおすすめです(例えば、ASUS Chromebook C101PA など。価格は4万円弱。acer、hp、レノボ、dellなども出していますが、今のところASUSがいちばん使いやすいと思います)。
 ただし、クロームブックは、Zoomのアプリの表記がまだ英語なので、recording、leavingなど、保護者の方が最初だけアイコンの意味を生徒に教えておく必要があります。
 また、クロームブックは容量が少ないのでレコーディングはできません。しかし、現在は担当講師が動画をクラウド保存しているので、それがあとか見られるようになっています。
 また、クロームブックは、オフィスなどをインストールして使う設定になっていません。ソフトをインストールしないようになっているので、動作も軽く、ウイルスの危険もないという設計になっています。オフィスのワードやエクセルに似たソフトは、今後はクラウドサービスとして利用できるようになるので、仕事で使うのでないかぎりそれほど不便はありません。
 ただし、テキストを入力するアプリがtextというものが中心で、これがウインドウズのメモ帳のように低機能のソフトなので、使いにくい面があります。テキスト入力をする場合は、Googleドキュメントなどを併用していくといいと思います。

▼生徒別担当クラス一覧表
https://www.mori7.com/teraon/tera_new_class.php

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記事 3806番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/2/16
8.1週の授業の動画をアップロードしました as/3806.html
森川林 2019/07/29 10:07 

 8.1週の授業の動画、ハイパー作文の授業の動画をアップロードしました。
 「鳥の村」の「資料室」をごらんください。

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生徒父母連絡(78) 

記事 3805番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2025/2/16
音読の文章の種類について――子供が毎日自分でできる説明文の音読を中心に as/3805.html
森川林 2019/07/29 06:49 

 音読の文章の種類について、小学1年生の生徒の保護者の方から相談がありました。
 それは、課題フォルダに載っている難しい説明文の文章よりも、学校の教科書にあるような読みやすい文章を音読した方がよいのではないか、というとことでした。

 音読の長文については、読みやすさや内容の面白さというものももちろん大切です。
 しかし、もっと大切なのは音読の習慣をつけるということです。

 言葉の森の課題フォルダの音読の長文には、小学1年生から高校3年生までの長文が載っています。
 小学3年生になると、その音読した文章をもとに感想文を書く練習をするようになります。
 すると、毎日の音読の習慣が、そのまま感想文の課題の週の準備になります。

 音読を毎日の習慣として行うようにするためには、お父さんやお母さんが工夫して学年に応じた音読の文章を探すような手間をかけない方がやりやすいということなのです。

 教科書の文章は、必ずしも音読のために作られているわけではありません。
 中には、音読に適さない章もあります。
 それをそのつどお父さんやお母さんが判断して、子供に指示をしてあげるようになると、お父さんやお母さんに聞かないと音読ができなという場合が出てきます。
 すると、習慣をつけることが難しくなるのです。

 小学1年生のころは、お父さんお母さんが子供の勉強の仕方について、いろいろな工夫をすることができます。
 しかし、習慣化したいものについては、できるだけ毎日のルーティンワークとして、子供が誰にも聞かず自分でやれるようなものにしていくことが必要なのです。

 また、今の子供たちの読書環境は、読みやすい物語文が中心で、説明文の文章を読む機会が少ないという傾向にあります。
 読書に必要な二つの要素は多読と精読で、精読とはゆっくり読むことではなく繰り返し読むことです。
 その繰り返して読む文章として必要なのが、やや難しい説明文の文章なのです。

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森川林 20190729  
 子供が音読をするときにいちばん大事なのは、親が読み方を注意しないことです。
 注意をすれば、そのときは読み方が正しくなってよくなったように見えるかもしれませんが、やがて音読を親の前ですることを嫌がるようになります。
 正しい読み方をさせて、勉強が長続きしないとなれば、そのマイナスの方がずっと大きいのです。


nane 20190729  
 家庭学習は、軽く毎日続けるようにすることが大事です。
 グラフをつけたり、シールを貼ったりすれば、子供は喜びますが、そういう特別なこととしてやっていくと、親の都合でできなくなる日が出てきます。
 「お母さんがいないから、今日はできない」とならないように、親が手をかけなくてもできる体制にしておく必要があります。


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手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

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●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習