急ですが、本日8月22日(木)20:00から20:30まで、「サマーキャンプオンエア」のZoom会場で、現在、参加中の生徒の保護者の方を対象にした保護者会を行います。
(現在参加中でない参加生徒の保護者の方も入れます。)
これは、今までは気がつかなかったので、ただオンラインで合宿所の様子を放映していただけでしたが、考えてみたら、ただ放映するだけでなく、参加生徒の保護者会を同時にすれば、いろいろ情報が交換できてよいと思いました。
この会合は自由参加ですので、参加できる保護者の方だけで結構です。
ご希望があれば、明日以降も同じように保護者会を開きます。
▽会場はこちらです。
https://zoom.us/j/101973837
(パスワードはお手紙を参考にしてください。不明な場合はお電話をでお聞きください。電話 080-6523-5504
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今日は午前中の勉強のあと、午後は雨なので、ウェットスーツを来て屋外プールに。
小雨が降っている中なので、広いプールはほとんど貸切状態でした。
子供たちは、長いウォータースライダーを何度も楽しんでいました。
今回の暗唱練習は、カウンターというやりやすい道具ができたので、100字を50回暗唱するようにしました。
しかし、初日は、どの子もうまくできません。そして、「こんなの無理だよ」という顔をしています。
ところが、2日目はかなり楽になり、3日目にはほとんどの子がすらすらできるようになるのです。
勉強の本質は「慣れ」だということがよくわかる例だと思います。
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勉強の中には、その子の能力として内在化していく勉強と、表面的な知識の蓄積にとどまる勉強とがあります。
小学校低中学年の勉強の中心は、漢字の読み書きができることと計算問題に慣れることが中心になるので、漢字や計算が勉強の中心であるかのように思いがちです。
しかし、それは、後からでも間に合う、ある意味で表面的な勉強です。
小学校低中学年のうちこそ、その後の学力として内在化する勉強をしていく必要があります。
その一つが暗唱で、もう一つが読書です。
また数字の感覚をつけるためのそろばんのような学習も、ある意味で内在化する勉強です。
サマーキャンプで暗唱の練習をすると、みんなで一斉に練習をすることが励みになるせいもあって、ほとんどの子がごく短時間のうちに目標の字数までの暗唱ができるようになりました。
今回はカウンターという数えた数が確実にわかるものを使ったせいもあり、普段よりも暗唱のできる速さが増したようです。
この暗唱の力がつくと、物事を言語的にとらえる感覚が増していきます。
それはその後の学力の基礎となる力です。
だから、この暗唱力に読書力が加われば、国語の基本的な学力はできたと言ってもいいのです。
この基礎学力の上に、漢字の練習などがあるのであって、漢字の読み書きが先にあるのではないという順序関係を正しく理解しておくことが大切です。
漢字の読み書きと似ているものが、ことわざの知識です。
ことわざを知ることは、言葉を豊富にする面がありますが、それもやはり表面的な知識です。
内在化した国語力は、そういう知識を蓄積することとは違います。
暗唱した文章が自然に口をついて出てくるとか、読書に熱中して呼ばれても気がつかないとかいうことが内在化した本当の国語力なのです。
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暗唱については、まだ科学的な研究がほとんどなされていません。
だから、多くの人は、「ただ文章を覚えるだけでしょ」とか、「年をとったからもうできない」などと言うのです。
そうではなく、暗唱は、人間の言語力を高め、精神性を高める効果があり、それは何歳になってもそうなのです。
しかし、そのためには、子供時代にある程度の暗唱力をつけておく必要があります。
言葉の森が暗唱の大切さを書いていると、これから、同じようなことを言う人も出てくると思います。
しかし、この暗唱についても、やはり哲学が必要で、有名な文章であればどんなものでもいいというわけではありません。
文章の表現の面だけでなく、内容の面や、更にはその内容の背後にある精神性の面もまた大事なのです。
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サマーキャンプに参加した生徒の中で、小学1、2年生なのに感想文の宿題があるという子がかなりいました。
小学1、2年生で感想文の勉強をするというのは、教育的にほとんど全く何の意味もありません。
子供が自分の力で書けるわけがないので、結局親がほとんど手助けをしなければ書けないような親の宿題になっているからです。
そういうことが分かっているのかいないのか、いまだに小学校低学年で感想文の宿題を出す学校があるのです。
小学1、2年生で感想文の勉強することが、本気で大事だと思っている国語の先生がいるとしたら、その人は国語の勉強というものについて何もわかっていない先生です。
しかし、たぶん多くの先生は上から言われて感想文の宿題を出させられているという事情があるのだと思います。
それに対して保護者はどういう対応したらいいのかというと、これは子供の宿題としてはやらずに、親が全部書いてあげればよいのです。
そして、子供はそのぶん楽しい読書をしていれば十分なのです
低学年に読書感想文の宿題に出すことについては、既に何十年も前からその弊害が指摘されているのに、いまだにそういう学校が残っているということに日本の教育界の遅れを感じました。
今の教育界は、横文字の教育論をありがたがるような面があると同時に、物の考え方の根本が大きく遅れているのです。
若い先生が、もっと現実に合った日本的な新しい教育を作り出していかなければならないと思います。
ちなみに、言葉の森の感想文指導は、今の学校で行われているような場当たり的なものではなく、誰でも書ける方法論を持ったものです。
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感想文の勉強が意味を持つのは、小学5年生になってからです。
しかし逆に、小学校高学年から中学生にかけての考える力が伸びる時期に、学校の作文感想文指導はほとんど行われなくなります。
それと対応するかのように、感想文の指導などをする時期でない低学年に、感想文の宿題が出されているのです。
小学校低学年での読書感想文の宿題などは、もうとっくになくなっていると思いましたが、まだそういう宿題を出している学校があることに驚きました。
宿題を出すなら、子供が宿題としてやれるような指導を授業の中でやっていなければなりません。
しかし、授業の中で指導ができないのに、宿題だけを出しているのです。
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このご連絡は、自主学習クラスの生徒向けです。
■4週目の実力テスト
自主学習クラスの生徒の学習状況を把握するために、4週目に実力テストを行います。
■実力テスト用問題集の購入のお願い
4週目の実力テストの自己採点ができるように、実力テスト用の問題集をご購入いただくようお願いします。
毎月4週目に、その問題集の中から出題範囲を指定して実力テストを行います。
○小学生:「全科パーフェクトドリル小学○年」(文英堂)1200円+税
○中学生:「中○5科モギテスト」(富士教育)920円+税
費用とお手数をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
■8月の出題ページ
今月は、算数数学のページだけ行ってください。
いずれもやや難しい問題が入っていますので、わからないところは×をつけ、解法を見て解き方を理解しておいてください。
小1=20ページ
小2=20ページ
小3=35ページ
小4=34ページ
小5=33ページ
小6=33ページ
中1=28ページ
中2=33ページ
中3=27ページ
■勉強結果のアップロードのお願い
「鳥の村」の「発表室」に、それぞれの自主学習クラスのページがあります。
ここに、毎週の勉強結果をアップロードしてください。
アップロードしていただくものは、その週の勉強ノート、4週目の実力テスト(○×をつけて自己採点したもの)、中学生は定期テスト結果(問題、解答、正解)、及び、普段の勉強の中での質問事項などです。
ただし、勉強結果やテスト結果など、量が多くなるものは、それぞれ重要と思われるものに絞ってアップロードしていただいても結構です。
アップロードの仕方は、下記の動画(約5分)を参考にしてください。
https://youtu.be/m1YC15oTQn0
アップロードと共有リンクは、最初はわかりにくいところがあると思いますので、いつでもお電話でご遠慮なくご相談ください。
■発表室の自主学習クラスのページを本人限定表示に
発表室の自主学習クラスのページは、テスト結果など個人的な情報が多いため、本人だけの限定表示にしました。
生徒コードとパスワードを入れてごらんください。
■公立中高一貫校対策の問題集を勉強している方へ
現在、小学5年生の希望者には、「理系F」の問題集、小学6年生の希望者には、「速習と完成理系速習編」をご購入いただいています。
このあと、小学5年生の方には、「文系F」「理系S」「文系S」の問題集があります。(いずれも1700円)
小学6年生の方には、「文系速習編」「理系完成編」「文系完成編」「実践編」があります。(いずれも3000円)
ご希望がある場合は、自主学習クラスの担当の先生にご連絡いただくか、言葉の森事務局までご連絡ください。
問題集の算数は、全部きちんと解く必要はなく、明らかにできるものは答えを見るだけで済ませ、できない問題はすぐに答えを見て解法を理解するという形で勉強を進めてください。
また、国語、理科、社会は、答えを書き込むか答えを見ながら、大事なところに線を引く形で読むようにしてください。
問題集は、繰り返し4回以上やることが大切ですから、能率のよい勉強法で繰り返しの学習をしていってくださるようお願いします。
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算数の勉強法でいちばんよいやり方は、答えを横に置き、自分が解いた問題の採点をすぐその場で自分で行うことです。
そのことによって、間違えたときの対応が早くなります。
間違えた問題は、解法を見てなぜ間違えたのかを理解し、問題集のその問題に三角印をつけておきます。
そして、間をおいてもう一度その問題に取り組むのです。
2回目に取り組んでも同じように間違えた場合、三角印を追加して、3回目4回目というように繰り返しその問題を解く練習をします。
小学校高学年の難しい問題の場合は、4回ぐらい解き直して初めてできるようになるということもあります。
1回や2回ですぐにできるようになるのは、小学校低中学年までの間だけです。
ところで、解法を見ても子供が理解できない場合、お父さんやお母さんに聞くことがあります。
そのときに、お父さんお母さんが子供に説明するやり方は、基本はその問題集の解法のとおりの説明です。
親が自分なりに工夫して説明するやり方は、意外と自己流で子供には分かりにくいことが多いものです。
さて、親が一生懸命に説明しても子供がなかなか理解できない場合、いちばんよくないやり方は、時間をかけてその日のうちに理解させようと頑張ることです。
算数の理解は、慣れでできるようになるという要素があるので、1回目は軽く教えて子供が理解できても理解できなくてもそのまま終わりにし、また2回目にその問題に当たったときも同じように軽く教えて、3回目にも軽く教えるというように、軽い説明を何度も繰り返しているうちに子供が次第に理解できるようになるというところがあります。
その日のうちに1日で頑張って教えようとすると、子供は算数を難しく感じるようになり、親はつい子供に厳しく接するようになります。
算数は、考える勉強ではなく慣れる勉強だと考えておくことが大切なのです。
サマーキャンプで算数の勉強に取り組んだ子供たちの中には、学校で勉強しているところよりも先の問題をやった子が何人もいました。
そうすると、最初から分からない問題が出てきます。
それを答えを見ながら理解して勉強を進めるというふうにすると、最初のうちは分からなくても次第に答え方に慣れてくるのです。
家庭での算数の勉強も、分からない問題はその問題に慣れるというような位置づけでやっていくといいと思います。
勉強には、理解が大切ですが、理解が身につくのは、その理解に慣れることによってです。
同様のことは、国語力にもあてはまります。
国語力の本質は、難しい文章を読み取る力ですが、その力をつけるコツはやはり難しい語彙に慣れることなのです。
問題集読書は、そのための勉強法です。
国語は、国語の問題集を解くことによって力がつくのではありません。
国語の問題集の問題文を読み慣れることによって力がつきます。
その読む力の土台の上に、解く力が結びついて国語力がつくようになるのです。
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子供の教育は、「雨だれ岩をも穿つ」のように行うのが基本です。
てっとり早く知的な理解で済ませようと思うと、必ず無理が出てくるのです。
日本にもともとある勉強法は、特に初等教育の場合は、素読に見られるように「慣れ」の勉強法でした。
しかし、慣れの勉強法を嫌った戦後教育は、理解を前面に出した教育を行いました。
その理解の勉強によって、できる子とできない子の差が大きくつくようになったのです。
今の親や先生は、戦後の理解の教育を受けた世代なので、子供に何かを教えるときもつい理解させることを先行させてしまうのです。
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「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」の重版が決まりました。
この本の内容はかなり難しいので、読み切るには時間がかかると思いますが、ここに書かれている読解問題の解き方を理解できると、国語の成績がすぐに上がるはずです。
実際に、これまで言葉の森で、この読解の方法で国語の勉強法のアドバイスをした子は、例外なく成績が上がりました。
ただし、アドバイスは、その生徒が実際に解いた問題をもとに行うので、一人について2時間ぐらいかかります。
そういうやり方では、全員にアドバイスすることはできないので、その読解問題の解き方のコツをこの本に載せました。
これは、子供が直接読むよりも、お母さんが読んで、子供の国語の試験を分析する際に使う方がよいと思います。
この本に関するご質問やご意見は、オープン教育の掲示板でお願いします。
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=38
重版を記念して、レビューを書いていただいた方に、小冊子「国語力、読解力のつけ方」(A5サイズ32ページ)をお送りします。
レビューの内容はどのようなものでも結構です。内容は問いません。
レビューを書いてくださった方は、下記のページでご連絡ください。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=spp201902
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