今年のサマーキャンプの成果は、三つありました。
第一に、どの子も1日わずか10分程度の練習で暗唱がよくできるようになったことです。
これは、カウンターを使ったことも一因ですが、それ以上に長期間の合宿で暗唱のコツをつかんだことが大きかったと思います。
ほとんどの子は、初日は暗唱がなかなかできませんでした。
それが2日目からは少しできるようになり、3日目には更に少しできるようになり、4日、5日、6日と続くと、最初はできなかった子が見違えるほど上手に長い文章の暗唱ができるようになりました。
暗唱自体に慣れることで、途中から加速度的に上達するという面があることがわかりました。
(サマーキャンプに参加する前に自宅で全文暗唱できるようにしてきた子も何人かいました。)
第二は、読書感想文1200字を、3日間でほとんどの子が完成させたことです。
特に、言葉の森の指定した図書3冊の中から本を選び、事前に予習シートを書いてきた子は、かなり上手な感想文を書いていました。
今後、指定図書の枠を広げ、感想文を仕上げることを一つの目標として取り組んでいこうと思っています。
ただし、小学1、2年生で感想文の宿題がある学校については、その宿題自体に問題があるので、家庭では無理に取り組まない方がいいと思います。
感想文は、何とか書けるのが小3以上、書くことに意義が出てくるのが小5以上です。
第三は、Zoomを使った保護者会ができることがわかったことです。
サマーキャンプに参加している子供たちと、家庭で待つお父さんお母さんとZoomの画面で話す機会があると、子供たちはとても喜んでいました。
ブレークアウトセッションの機能を使えば、それぞれの子が個別の会議室でお父さんやお母さんとその日の勉強や遊びのことを話すことができます。
特に低学年の生徒は、こういう機会があると安心できると思いました。
このほかに、自由に川遊びのできる場所を確保できたこと、夕食を手作りで調理できるようになったこと(後半のグループ)、雨の日でもウェットスーツで遊べるようになったこと(後半のグループ)、なども成果でした。
https://youtu.be/loKtJHq7AKU
今後改善していきたい点は、
・勉強と遊び以外の自由時間に子供どうしが協力して取り組めるような企画をすること(そういうものがないと退屈してしまう子がいたので)、
・荷物の整理がしやすくなるように片付け方や掃除の仕方を教えること(特に男の子は片付けができなかったので)、
・家庭で事前の準備として基本的な生活の仕方を練習してきてもらうこと(例えば何か言われたら返事をすることなど)、
・暗唱・感想文以外の勉強の目標をある程度決めてくること(無理な目標だったり、やれるところまでやるという目標のない状態だったりする子が多かったので)、などです。
サマーキャンプのいちばんの魅力でもあり、また問題の起きやすいところでもあるのは、夜遅くまでみんなで一緒に遊べることです。
この自由時間の遊びで、どの子も親しくなりますが、その一方で仲の悪くなってしまう子もいます。
仲が悪くなっても、更に長い間一緒にいれば、お互いに折り合いをつけていくようになりますが、サマーキャンプは期間の限定があるので、その仲の悪い状態で解散となる場合もあります。
しかし、これは、その後のZoomの会合などで、更に交流を深めていくことでよりより関係を築けるようにしていきたいと思っています。
▼8月27日(火)20:15より、サマーキャンプ報告会を行います。
サマーキャンプ参加者でお時間の都合のつく方は、ぜひご参加ください。
会場は、Zoom会場の「■中庭」です。
https://zoom.us/j/156334327
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サマーキャンプは、普段できない勉強と普段できない遊びをする機会です。
しかし、子供にとってはもちろん遊びが重点になるので、夜遅くまで起きていて、朝はなかなか起きてこないという日が続きます。
それでも、ほとんどの子が、暗唱と感想文と自分で決めた勉強にしっかり取り組んでいました。
合宿をすると、通常の勉強では見えない面が出てきます。
その代表的なものは、集団の中でどう過ごすかというその子なりの過ごし方です。
今は、家庭で親子だけで接する時間が長く、友達と自由に遊ぶ時間が少ない子が多いので、こういう集団行動の機会は子供たちにとっていい経験になると思いました。
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受験作文コースは、志望校の過去問に対応した受験用の作文を書くコースです。
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特殊な学科の特殊な課題については、受講期間を短くさせていただく場合があります。
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また、志望校の過去問の傾向(字数、時間、課題)なども併せてお知らせいただき、過去問をお持ちの方はそのコピーもお送りください。
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筆記試験は、実力がそのまま出ますが、作文試験は当日の出来不出来の度合いが課題によって大きく変わります。
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