獲物のウサギを捕まえるために、日々爪を研ぐ練習をしているオオカミはいません。
同じように、オオカミから逃がれるために、日々ランニングの練習をしているウサギもいません。
どの生き物も、自然のままに生きて必要な能力を育てています。
人間も本来はそういう生き物で、何も無理をしなくても十分に充実した人生を生きる能力をもともと持っているのです。
大事なことは子供のそういう能力を育てることで、大人が先回りして将来必要となる能力をつけることではありません。
本人が自分で力をつけていくことが大事で、他人が本人の外側から力をつけさせようとするのではないのです。
最も大切なのは、子供時代に自分の好きなことをたっぷりやっていくことです。
しかし、子供に好きなことをやらせようとすると、今の社会ではゲームをし続けるとかYouTubeを見続けるとか、非生産的なただ受け身で娯楽に没頭するような、工夫の必要のない創造性にかけた好きなことに熱中する面があります。
そこで、教育という工夫があるのです。
子供時代は好きなことをすることが最も大切ですが、その好きなことを、好きな勉強をするというふうに置き換えて方向を変えていくとよいのです。
よくないのは、嫌いな勉強を必要だからという理由でさせることです。
最もよいのは好きな勉強を好きなだけさせることです。
勉強は物事の全体的な体系ですから、好きな勉強を好きなだけしていると、必ずそこから嫌いな勉強も好きな勉強の一部としてする形になってきます。
本人が好きなことを好きなだけやらせておくことが、子供時代の教育の基本です。
好きな勉強を好きなだけするということにいちばん近いのが、発表学習という勉強です。
子供たちが自分の学校生活や家庭生活の中で不思議に思ったり興味を持ったりしたことを、自分なりに研究したり調査をしたり実験したりして、みんなの前で発表するというのが発表学習クラスの勉強です。
今の子供たちは、興味も何もない勉強を、ただ必要だからという理由で、国語、算数、理科、社会、英語というように区分して学ばされています。
本当は、自分の興味のある発表学習が勉強の最も重要な核であり、この周囲にさまざまな教科の学習があると考えることが大事です。
これが、これからの教育観の大きな転換になります。
教育の大きな目標が、教科に分割された学習内容を学ぶことではなく、まず自分の好きなことを好きなだけ学ぶというところに置かれるようになるという発想の転換が必要になっているのです。
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発表学習で大事なことは、子供たち一人ひとりの取り組みです。
個性的創造的な発表をする子が多くなれば、どの子もそれに影響されて個性的創造的な発表をするようになります。
ただし、これは点数のつかない勉強なので、子供たちと親の勉強観の転換が必要になります。
そのためには、先生が、発表学習の意義と方法を理解しておくことも必要になるのです。
発表学習の内容が充実してくるのは、小学4年生ぐらいからですが、小学校低学年でも工夫をすればその学年なりの面白い発表ができます。
それを、「せいかつ文化コース」という名称でこれから始めていく予定です。
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以前、言葉の森に次のような生徒が来ました。
「他の作文通信教育で、有名な先生が監修しているらしいので、よいい教材だと思ってやってみたが、最初は面白かったもののその後なかなか続けることができない。そこで、言葉の森に体験学習を申し込んでみたら、担当の先生が毎週電話をくれるので子供もやる気が出て、作文の電話の日が待ち遠しく思うくらいになってきた」
という話でした。
最近、学習塾でも、作文指導を行うところが増えてきました。
それは、塾教材の出版社が、作文指導のできるような教材を開発して学習塾におろすようになったためです。
しかし、作文指導というのは、実際に教えてみると、書ける子いつも書けるが書けない子はいつも書けないということになりがちです。
学習塾の場合は、書ける子を更に上手に書かせるとか、書けないことをうまく書けるようにさせるとかいう指導はできないので、毎回同じように、よく書ける子と書けない子がそれぞれの作文を書くということになってくるのです。
すると、書ける子は飽きてきますが、書けない子はそれ以上にやる気がなくなってきます。
子供たちを飽きさせないように、厳しい注意をする先生もいますが、その注意が的を外れていることも多いのです。
(実は、指導力のある先生ほど、子供の作文の欠点を注意しません。)
そこで、やはり学習塾で作文の勉強するよりも、小さいころやっていた言葉の森で担当の先生に教えてもらう形の勉強がいいと言って、高学年や中学生高校生になってから戻ってくる子もよくいるのです。
作文指導は、勉強の中でも最も難しいものにあたります。
教科の勉強は、教え方のマニュアルさえあれば誰でも教えられますが、作文はマニュアル以外の作文指導の経験がないとできないことが多いからです。
言葉の森では、小学生から始めて高校生まで作文の勉強している子もよくいます。
そういう子供たちは、たとえ最初は苦手だったとしても、長年続けているうちに必ず上手になります。
作文は上達するのに時間のかかる勉強なので、何しろやめずに長く続けることが大事なのです。
ところが、他の通信教育や塾の作文指導で、作文を書くことがいったん嫌いになった子は、新たに作文の勉強を始めようという気にはなかなかなれません。
だから、最初から、長い伝統のある、たぶん日本でいちばん作文指導の実績のある言葉の森で勉強していくのがいいのです。
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スズキ・メソードの鈴木さんが、「子供を音痴にするのは簡単だ」と言っていましたが、子供を作文嫌いにするのも同じように簡単です。欠点を直し続ければいいのです。
受験中の生徒は、この欠点直し中心の指導にも耐えていきますが、受験が終わったらもう二度と作文の勉強などしたくないと思うはずです。
作文を上手にするのは、欠点を直すことによってではないのですが、ほとんどの人が赤ペンでよくないところを直す指導をしてしまうのです。
作文を上手にするコツは、上手に書かせることによってです。
下手な作文を書かせてそれを直すことによってではありません。
上手に書かせるために、事前の準備と、(受験作文の場合は)事後の推敲があります。
どうして推敲を受験作文に限るかというと、普段の作文で推敲までやらせると負担が大きくなり、かえって続けられなくなるからです。
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子供が小学4年生になると、ある程度文章力のある子は、いつでもどんなことでも自由にのびのびと書けるような感じになってきます。
あまり楽々と書くので、お母さんによっては、これではあまり勉強になっていないのではないかと感じる人も出てきます。
それぐらい楽に上手に書けるようになるのです。
それが小学4年生の作文の特徴です。
もちろんこの時期に、書くことが苦手で困っているという子もいます。
そういう子は、これから書く力をつけていく必要があります。
作文は、音楽やスポーツと同じように、長い期間続けて上手になるという性格の勉強ですから、苦手な子でも続けていれば必ず上手に書けるようになります。
ここが、理屈で理解すれば、比較的短期間で効果が出る算数数学や英語の勉強と違うところです。
今の受験では、作文試験はまだ公立中高一貫校の入試や公立高校のトップ校の入試ぐらいでしか出てきません。
学校の勉強でも、作文指導が盛んなのは小学校低学年のうちだけで、高学年になると作文の授業は行われなくなるようです。
しかし、将来、学力の高い学校に進もうとすると、必ず作文や論文の試験が出てくるようになるはずです。
それは、教科のペーパーテストでは本当の実力というものがわからないので、その子の書く力や話す力を見ることによって真の実力を見る必要が出てくるからです。
だから、作文の学習は、小学生の間だけで終わるものではなく、中学生、高校生と続いていくものと考えておくことが大切です。
その小学校高学年の考える力の必要な作文を書く練習をする際に大事なことは、本人が勉強に対して意欲的に取り組める環境があることです。
そのための方法として、言葉の森は、寺子屋オンラインという少人数のに限定した学習クラスを作っています。
小学1、2年生までは、お母さんが見て褒めてあげるだけでも作文力は伸びていきます。
このころに作文が苦手になるのは、親が間違いを直すことを中心に教えてしまうからです。
小学3、4年生では、作文を書く機会があれば、どの子も楽しくのびのびと書いていきます。
この時期に、作文を書くことが苦手になるのは、周囲の人が間違いを指摘したり欠点を直したりすることだけに目を向けてしまうことと、もう一つは作文の課題や感想文の課題があるにもかかわらず、それを予習シートなどで準備してこずに、その場で考えて書こうとするからです。
作文の準備というのは、決して難しいことではなく、感想文の場合はあらかじめ1500字程度の課題の文章を読んでおくことと、作文感想文の課題のいずれにも共通することとして、自分の似た体験を思い出し、お母さんやお父さんに似た例を取材してくることです。
この両親への取材によって、書く材料が増えるとともに、両親と話をすることによって子供の語彙力が育ってきます。
作文の勉強の中で最も重要なものは、この事前に文章を読んでおくことと、自分の似た体験を考えておき、両親などの似た例を取材してくることです。
このようにして小学3、4年生で書く力をつけたあと、小学5、6年生の抽象的な課題で、構成を考え表現を工夫し主題を深めて書く練習をしていくのです。
しかし、小学5、6年生の課題は、特に感想文の場合は急に難しくなるので、それまで楽に書けていた子が、急に書けなくなることも出てきます。
この場合は、保護者が似た例を話してあげるという協力ももちろん必要ですが、それ以上に本人にやる気を出させるのが、同じぐらいの学年の子が一緒に勉強している姿を見ることです。
それが、寺子屋オンラインの作文クラスです。
寺オンの作文クラスでは、その日に書く作文の予習を中心に、全員が準備してきたことを話しますから、必然的に作文の予習ができるようになります。
この予習が、作文の出来具合を左右します。
今回、これまで小学5、6年生向けに開いていた受験作文用のハイパー作文クラスを、小6生が受験作文コースに切り替える時期になったことから、小学5年生を対象にしたプレ受験作文コースとすることにしました。
このプレ受験作文コースは、今の作文の授業と並行して受講する場合は3,300円で受講できます。
今の作文から、プレ受験作文コースに切り替える場合は、追加料金はありません。
学習する内容は、通常の小5の課題とは別の、実際の受験作文に近い課題で、受験合格に向けた指導をします。
曜日時間は、月~金の17:00~17:45、土曜9:00~9:45です。
授業の中で、作文の実習の時間をとるので、その日のうちに書き出すことができます。
詳しい説明は、9月17日(火)20:15からの「受験勉強対策講演会」でお話しします。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=hog201909
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毎年、受験作文に早くから取り組みたいという声があったので、今回、小5からできる受験作文の寺オンクラスをはじめました。
少人数限定のクラスなので、互いに切磋琢磨しながらやっていく雰囲気になると思います。
作文には、年齢による発展段階があります。
算数や英語などは、やろうと思えばいくらでも先取りすることができますが、作文の場合は、例えば小5の感想文課題を小3の子が書くことはまずできません。
だから、小3は小3の楽しい作文をたっぷり書き、小5は小5の難しい作文をたっぷり書くということが大事なのです。
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受験作文コースの課題は、難しさのレベルは通常の感想文課題と変わりませんが、合格できる作文を書こうと思うと、子供も簡単には書けなくなります。
普段の作文と同じようにお父さんやお母さんに取材をして話し合うときも、お父さん、お母さんも話に熱が入るので。子供はそれを十分に気まとめることができなくなることがあります。
すると、そういう作文を提出して、果たして試験までに作文を書く力がつくのかと心配されるお母さんお父さんもいると思います。
ここで大事なことは、受験勉強は、6年生の今の時期から実力をつけて取り組むものではなく、現在すでにある実力をもとにして合格する作文を書いていく勉強だということです。
作文の力は他の教科の勉強の力と違い、半年や1年で目に見えて上達するということはありません。
もちろん、読書好きな子が先生のアドバイスによって見違えるほど上手になるということはありますが、それはもともとあった実力が開花していなかったということであって、多くの場合はもともとの実力もないし、本もあまり読んでいない子が、作文の勉強を始めるということが多いのです。
では、半年や1年で実力がつくわけではないとしたら、いったいどうして受験作文コースに取り組むのでしょうか。
それは、今ある実力を前提にして合格できる作文を書くためです。
合格できる作文は、いい実例、いい表現、いい主題のある文章が、しっかりした構成で書かれています。
そういう作文を書くために必要な勉強の仕方のひとつが推敲です。
受験作文の練習で作文を書いたあとに、その作文が返却されてきた時点で、お父さんとお母さんが協力してそれを、よりよい実例、表現、意見で推敲していくのです。
よい表現のコツなどは、また別途説明します。
しかし、こういうやり方を実行していない受験家庭も多いと思います。
そこで、今回、小6の生徒の保護者向けに、受験作文の取り組み方の話をすることにしたのです。
日時は、9月17日(火)20:15~、Zoom会場で行うので、自宅から参加できます。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=hog201909
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言葉の森の作文小論文指導は、どこよりも優れていると思います。
というのは、小学生にころに勉強していていったんやめた子が、中3や高3になって、また受験作文を始めるために戻ってくることがあるからです。つまり、ほかのところでの作文指導が、ものたりなかったということでしょう。
また、学習塾や予備校で作文や小論文の勉強をしている子が、勉強の仕方に不安になって言葉の森に来ることもあります。
すると、そういう子たちが異口同音に、作文の書き方がよくわかるようになった、と言うからです。
受験後に結果を聞いてみると、ほとんどすべての子が、「作文だけはよく書けた」と言います。
しかし、受験は総合点なので、作文だけがよく書けても、ほかの教科がよくなければ、総合点は低くなります。
そこで、今回の講演では、教科の勉強のコツについても話をする予定です。
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秋からの受験勉強は、実力をつけるための勉強ではなく、今ある実力を前提として「勝つ」ための試験になります。
理屈の上でのそういう割り切り方が必要になります。
では、勝つために何が必要になるかと言えば、過去問対策と時間配分です。
今回の保護者懇談会では、そのための方法を説明します。
また、作文試験の場合は、受験作文の勉強のポイントを説明します。
受験勉強は、真面目にやればいいというのではなく、勝つためにやることが大切です。
しかし、多くの受験生は、ただ真面目にやっているだけの場合が多いのです。
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言葉の森では、この秋から、幼長、小1、小2、小3の低中学年のうちから参加できる、新しい発表学習クラス「せいかつ文化コース」を始めます。
●なぜ今発表学習か
発表学習という言葉は初めて聞く人が多いと思いますが、これからの新しい学力を育てる全員参加型のオンラインクラスの勉強です。
●こんなふうに授業が行われます
一人ひとりが自分のしてきたことを発表し、質問や感想を受けます。
パソコン、又はタブレット、又はスマホさえあれば、設定は何も必要なく、すぐに授業に参加できます。
(ただし、長期間続けるには、画面が大きく見えるパソコンやタブレットの方がおすすめです)
●これからの学力は個性の発見と創造
これまでの学力は、知識の詰め込みで差がつく学力でした。
これからの学力は、すべての子供が自分の個性を発見し、それを世の中に生かす創造に発展させる学力になります。
●東大の推薦入試に見る新しい学力観が世界の教育の主流に
偏差値の輪切りによるわずかな成績の違いはほとんど意味がないと、多くの人が考え始めています。
東大の推薦入試や京大の特色入試は、学力はセンター試験8割の水準で担保し、あとは生徒の個性と意欲で評価する仕組みです。
こういう学力観が、世界の教育の主流になりつつあるのです。
●勉強とは本来面白いもの
勉強は、本来誰にとっても面白いものですが、今の勉強で面白いと思う子はほとんどいません。
勉強がつまらないと思うのは、生徒が参加できる余地がほとんどないからです。
これからの勉強は、人に教わる受け身の勉強ではなく、自分が参加し作り出す本来の勉強になります。
●学校や塾ではできない全員対話型のオンラインクラス
学校や塾では、少人数の参加型の授業をすることは物理的にほとんど不可能です。
Zoomを使ったオンラインクラスによる授業だから、全員が一人の例外もなく参加できる全員対話型の授業が可能になるのです。
●親子の知的な交流が増える
子供の発見学習をもとに、親子の知的な交流が自然に増えていきます。
日常の会話でも、「これはどうして」「ここはこうしたら」という、発表学習を媒介にした新しい交流のスタイルができてくるのです。
●発表と質問感想のやり取りでコミュニケーション力が育つ
毎回自分の研究を発表し、他の人との質問感想のやり取りをする中で、人の話を聞く力、わかりやすく答える力など実践的なコミュニケーション力が育ちます。
●日本文化に根ざした新しいSTEM教育
STEM教育のSTEMとは、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マセマティックスの頭文字ですが、この無機質なSTEMを日本文化という生きた土台に根づかせていくのが新しいSTEM教育の発表学習クラスです。
●自分で調べて自分で発表するから読解力表現力がつく
人の話を聞いて記憶したことを再現できるかどうかテストするような勉強では、表面的な学力しか育ちません。
自分で調べたことを自分で発表する主体的な勉強であれば、真の読解力と表現力が育ちます。
●勉強や読書を通した友達関係ができる
受け身の授業の中では、友達はただ一緒のクラスにいるという間柄だけですが、全員が発表する学習の中での友達は、勉強や読書を通したより積極的なつながりのある関係になります。
●教材となる参考図書
教材は市販の図書や参考書の中からどれを選んでも結構です。
教材は、手に入れやすい市販の図書と参考書の中から自由に選べます。(※1)
(※1)発表学習の参考にしていただく教材
「できるよ!せいかつ366」(主婦の友社)
「しぜんとかがくのはっけん!366」(主婦の友社)
「理科好きな子に育つ ふしぎのお話365」(誠文堂新光社)
「これでわかる理科」(文英堂)(小3~小6学年別)
●発表する内容は自由
こちらが指定している図書や参考書以外のものや自由な研究など何を発表しても構いません。
ただし、教材となる図書があると発表のテーマを見つけやすいので、普段の読書も兼ねていずれかの本を読んでいくことをおすすめします。
●発表の時間
発表の持ち時間は一人5分、その他に、読書紹介、暗唱発表、他の人の発表に対する質問感想などの時間があります。
毎回の発表の持ち時間は1人5分です。5分以内で話をまとめられるように家庭で準備をしておいてください。
中心となる発表のほかに、読書紹介、暗唱発表、他の人に対する質問感想などの時間があるので、1時間の授業の中で思考力を十分に働かせることができます。
●クラスの曜日と時間
これから募集する新しい発表学習クラスの「せいかつ文化コース」は、月~金曜日の18:00~18:45、19:00~19:45の合計10クラスです。
いずれも生徒数は6名までの限定クラスです。
生徒数が3名未満の間は、その曜日時間のクラスの開始を待っていただくようになります。
●受講料
受講料は、言葉の森の作文を受講されている方は、発表学習クラスの受講料は月額3300円です(10%消費税含む。以下同じ)。
言葉の森で何も受講されていない方は、発表学習クラスだけを単独で受講される場合は、月額8800円ですが、そのほかに作文クラス、自主学習クラスを追加して受講される場合、それぞれ3300円で追加の受講ができます。
●やる気の出る寺オン作文クラス
寺子屋オンラインでZoomを利用した作文クラスは、友達どうしでその日に書くことを発表する時間があり、互いに質問や感想を述べ合う機会があります。
そのため、作文を書く意欲がわき、作文力が上達するだけでなく、コミュニケーション力も育ちます。
●家庭でできる密度の濃い自主学習クラス
自主学習クラスは、生徒が家庭でZoomに接続し、オンラインの友達と一緒に勉強し、先生がその勉強をチェックするクラスです。
勉強は、家庭でやるのが最も能率がよく、また、友達と一緒にやるのが最も意欲がわきます。
その両方の長所を組み合わせた自主学習クラスでは、子供たちの学力が確実に向上します。
●フリーミアム教育による永年無料の見学参加も受付中
フリーミアム教育コースとは、寺オン作文クラス、発表学習クラス、自主学習クラスのいずれにも、無料で期間の制限なく見学参加できるコースです。
見学参加ではあっても、読書紹介、暗唱発表、友達の発表に関する質問感想などには自由に参加できるので、読書や暗唱が自然に進み、友達の勉強の様子に感化され、勉強に対する意欲が自然に湧いてきます。
詳しくは、「フリーミアム教育案内」をごらんください。
https://www.mori7.net/teraon/free.php
●参考図書にはどんなページがあるか
参考図書には、次のようなページがあります。
これらを参考に、家庭で子供が興味を持ったことに取り組み、その経過を写真や動画で記録したものを順に発表します。
「できるよ!せいかつ366」より
「しぜんとかがくのはっけん!366」より
「これでわかる理科小学3年」より
●体験学習のお申し込みは言葉の森まで
発表学習クラスの体験学習を希望される方は、言葉の森までお電話でお申し込みください。
電話0120-22-3987(045-830-1177)
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未来の新しい勉強は、発表学習です。
勉強が好きになり、考える力がつき、発表する力がつきます。
また、読書紹介によって、本を読む量も増え、読書の質も高くなります。
そして、親子の交流の中で、知的文化的な面が多くなります。
こういう価値ある勉強が低学年のうちからできるように、発表学習の中に「せいかつ文化コース」という分野を作りました。
勉強は面白いということを、この発表学習の中で体験してみてください。
子供たちにとって関心のある世界は、初めは両親、次に友達、そして最後に自分の内面と、内面に結びついた世界へと発展していきます。
小学生時代は、両親中心の生活から友達中心の生活に、関心が移り変わる時期です。
その移行を勉強面でスムーズに進めるのが、友達との交流のある寺子屋オンラインクラスなのです。
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これから、しばらくの間、小学4・5・6年生の勉強と読書と生活に関する記事を書いていきます。
ただ、私(森川林)が接してきたのは、自分の子供(男の子)2人と、言葉の森で作文の勉強を見てきた子供たちだけですから、ある意味で接してきた範囲が偏っていると言えないこともありません。
そこで、小学4・5・6年生の子育てを経験されたか、あるいは今している方々の意見を参考にしながら、この「小学4・5・6年生の勉強と読書と生活」というテーマを考えていきたいと思います。
そのために、オープン教育のページに、閲覧書き込み限定の掲示板「小学4・5・6年生の勉強と読書と生活」を作り、
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=1
それを、facebookグループの「オープン長文」にも連携させ、
https://www.facebook.com/groups/okaot/
クローズドな環境で、ときに脱線しながら、交流と研究を進めていきたいと思います。
また、小学4・5・6年生の読書についても、子育ての経験のある方から、おすすめの本などの情報を聞きながら研究を進めていくために、オープン教育の掲示板「小学4・5・6年生の読書紹介」と、
https://www.mori7.net/ope/index.php?k=3
facebookグループの「読書の好きな子になる庭」グループで、
https://www.facebook.com/groups/dokusho/
自由に意見交換をしていきたいと思っています。
オープン教育の掲示板の方には、これから、ほぼ毎日約4000字の記事を載せますが、言葉の森のホームページには、その一部を掲載していきます。
このテーマに関心のある方は、上記の掲示板やfacebookグループにご参加ください。
今日の記事は、「小学4・5・6年生の特徴」です。
この記事について、賛成のエピソードや、反対のエピソードや、別の視点からの感想などのある方は、掲示板又はfacebookグループでご意見をお寄せください。
(ご意見は、ホームページの記事のコメント欄に書いていただいても結構です。)
====
……
例外を作らないのが小学校の最初の3年間だとすると、小学校の最後の3年間は子供に例外を許容する力がついてくる時期です。この時期は、親の言うことよりも友達の方に関心が向きはじめる時期です。3年生まではまだ親の言うことを素直に聞きますが、4年生からは、時々、特に大きな理由もなく親の言うことに反発するようになります。それは子供が自立心を育てる練習をしている時期だからです。親の言うことが気に入らないからという理由だけではなく、自分の意見を言う力がついたことを試してみたいという気持ちから親の考えに反対を述べることがあるのです。この3年生から4年生に変わる時期が、同じギャングエイジとはいっても微妙に違う時期なのです。
小学4年生の子供は、作文に書く題材も小学1年生の頃とは変化していきます。1年生の頃は、そのときにあった出来事を淡々と事実のままに書いていくだけです。ですから、字数も自然に長くなる傾向があります。長く書けたことがうれしいというのが小学1、2、3年生の作文の勉強の特徴です。もちろん、まだ指の力が弱い低学年の時期は、誰もがそれほど長く書けるわけではありません。しかし、小学1、2年生の子供たちは、ほとんどの子ができれば長く書きたいと思っているのです。
ところが、小学生4年生になると、長く書くことには次第に興味がなくなります。では、どこに興味が出てくるかというと、面白いことを書くというところに出てくるのです。そして、お父さんやお母さんや先生の失敗談など、権威のある大人の弱点を取り上げることが面白いというような感覚を持つようになります。そのため、小学4年生のころの作文には、お父さんやお母さんを笑うような話が出てくることがよくあります。これも子供が自立した世界観を持つようになった一つの表れです。
小学5、6年生になると、自分の考えがはっきりしてくると同時に抽象的なものの見方ができるようになります。例えば、「私の友達」という題名で作文を書く場合、小学4年生までは友達との出来事をただありのままに書くだけですが、5、6年生になると、そこに、「友達とは」「友情とは」というような抽象的な要素が入ってきます。これが5、6年生の特徴です。
ですから、5、6年生の子は、時に、きわめて純粋に物事を考えることがあります。従って、親が子供に何かを指示する場合でも、単に強制的に、または、褒美などで釣って指示するようなやり方ではなく、正しい建前を中心にしていく必要があります。その建前も人間の生き方のような大きな原則をもとにしたものを述べていくと、子供はそれを素直に理解するところがあります。小学5、6年生は、親子が対等に話す準備ができてくる時期になるのです。
……
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子供が、小学4年生あたりから、急にお母さんの言うことを素直に聞かなくなります。
しかし、それは、本人の成長の表れです。
その反発が強く表れる子は、低学年のときには、特によく言うことを聞いていた子です。
反発が全然表れない子は、もとからあまり言うことを聞いていなかった子です。
子供は、自分なりのバランスをとって大きくなっていくのです。
掲示板連動記事という初の試みです。
これから毎日4000字の文章を書いていきますから、読まれた方で何か思いつかれた方は自由にコメントを書いていってください。
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