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言葉の森が取り組む3つの学習クラスの内容――作文読解、発表学習、自主学習の各クラス as/3854.html
森川林 2019/09/17 08:16 

 言葉の森は、この10月から、作文読解、発表学習、自主学習の3つのクラスを新たに編成して募集します。
 以下、それぞれのクラスの内容を説明します。

■読む力・書く力・考える力という本質的な学力を育てる作文読解クラス

 第一は、作文読解クラスです。
 これまでの作文クラスは、作文の勉強がほとんどでしたが、今後は作文の勉強とともに、読解力をつける勉強も並行して行なっていきます。

 この作文読解クラスに、小学校高学年を対象にしたプレ受験作文コースも設けます。
 これは、小5から、受験作文に対応した課題で書く練習をするクラスです。

 少人数の全員対話型の授業を行うので、勉強の意欲が増し、書けるまで退出しないことが原則なので、毎回必ず作文が提出できるようになります。

 この作文読解クラスで、読む力・書く力・考える力という本質的な学力を伸ばしていきます。

 どのような勉強についても、読み書き・考える力が学力の中心です。
 今の教育では、記憶を再現するようなテストを中心にした勉強が行われているので、子供たちは覚えることが勉強のように考えがちです。
 しかし、これからの時代には、覚える勉強よりも、読む力書く力考える力を育てる勉強が中心になってきます。
 そういう勉強の本質になる学力を、この作文読解クラスで伸ばしていきます。


 新しい作文読解クラスは、平日の17時から約45分間、Zoom会議室のクラスとしてスタートします。
 このクラスの体験学習を募集しています。

 体験学習は、まだ寺子屋オンラインのZoomを使った少人数クラスの学習を経験していない人が対象です。
 特に、小学5年生で来年度受験作文に取り組む予定のある人は、プレ受験作文コースで受験に対応した作文の練習をしていきます。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=tkg2019ts

■個性と創造性を育て、勉強の面白さを知り、未来の学力を育てる発表学習クラス

 第二は、発表学習クラスです。

 発表学習は、個性と創造性を伸ばす学習です。
 今の教育では、まだ個性の教育というものは中心になっていませんが、未来の教育はその人の個性を伸ばすことが教育の中心になってきます。

 その個性を、単に他人と違っていることだけに留めずに、さらに発展させて創造的な個性にまで育てることが未来の教育の目的になります。

 発表学習クラスは、その個性と創造性の教育を先取りし、小学校1年生から個性的かつ創造的に学ぶ楽しさを味わうクラスとして運営していきます。

 これまでの発表学習クラスでは、小学校中高学年以上でないとなかなか創造的で学問的な発表というものができない面がありました。
 しかし、今回新しく小学1・2・3年生の生活文化(将来、理科や社会などの教科の学習に発展する生活文化)を発表する形のコースを作りました。

 この発表学習クラスも、全員対話型の少人数クラスとして行なっていくので、友達とのコミュニケーションによって勉強の面白さを感じるようになります。

 子供のころに勉強の面白さを体験した人は、一生学ぶことに飽きません。
 詰め込みの勉強ばかりしていると、勉強に飽きることも早く、学校を卒業したあとの勉強が続きません。
 小学生のころの勉強は、自分から進んで行う面白い勉強ということを基準にして組み立てていく必要があるのです。

 この発表学習クラスは、平日の18時から18時45分まで、やはりZoom会議室で運営していきます。
 こちらも体験学習を募集しています。
 これまで発表学習クラスに興味はあるが、まだ年齢的に早いと思われていた小1から小3ぐらいの生徒も、新しくスタートする「せいかつ文化コース」に参加できます。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=tkg2019hg

■自ら学ぶ姿勢を育て、受験に対応した現実の学力を育てる自主学習クラス

 第三は、自主学習クラスです。

 作文読解クラスが本質的な学力を育て、発表学習クラスが未来の学力を育てるのに対して、自主学習クラスは今の目の前の学校や受験で必要とされる現実的な学力を育てるクラスです。

 現在の受験で求められる学力の多くは、覚えた知識を再現し、解法のパターンを理解し応用するという今後時代遅れになるような学力です。
 しかし、実際にそのような学力で評価が行われている以上、現在の受験勉強にも十分に対応できる力を養っておく必要があります。

 今は、その受験対応の学力をつけるために、塾に通ったり家庭教師に教わったりという、人に教えてもらう勉強中心になっていますが、最も密度の濃い学習の方法は、家庭で自分の力で行う勉強です。

 ところが、家庭で学習をすると、小中学生の場合は、自分ではなかなか計画を立てられないことと、他人がチェックしないと形だけの勉強になってしまいがちだという弱点がありました。

 そこで、自主学習クラスでは、自分で勉強をするという長所を活かしながら、その勉強の方法と結果を先生がチェックするという形を取りました。

 この自主学習クラスの中で、小学校高学年の場合は公立中高一貫校受験を目指した全科の学習指導を行っていきます。
 勉強には目標が必要ですが、受験というのは誰にとっても活用できる目標になります。

 公立中高一貫校の試験は、倍率が高く、時間内に解けないような問題も時々含まれていますが、勉強全体は考える力を中心とした基本的なものです。
 この勉強を、自分で計画を立てて行うことで、他人に教わる勉強よりも密度の濃い学習ができるようになります。

 自主学習クラスの利点は、Zoom会議室で行なっている関係で、保護者とすぐに連絡が取れ生徒・先生・保護者の3者が連携して子供の教育に当たることができる点です。

 この自主学習クラスで、子供が自分で計画を立てて勉強する姿勢を身につければ、自分で勉強するということに対する自信が育ち、高校生になっても大学生になっても社会人になっても、自分から学ぶ勉強を基本にして学習を進めていくことができます。

 これからは、社会に出てからも、日々新たな勉強が必要になるほど、技術の進歩が速くなってきます。
 先生に教えてもらうのを待つ姿勢では、社会の技術革新のスピードについていくことが難しくなります。
 自分から学ぶ姿勢を育てるととともに、この自学自習が最も効率のよい学習方法だということを、このクラスで学んでいければよいと思っています。

 自主学習クラスは、公立中高一貫対策全科コースも含めて平日の19時から19時45分まで行います。
 自主学習クラスは、1週間に複数回受講することもできます。
 こちらも体験学習を募集しています。
 この体験学習は、まだ自主学習クラスを体験したことがない人が中心です。
 小学校中高学年の生徒で希望する人は、公立中高一貫校受験に対応した全科コースで勉強していきます。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=tkg2019jg

 言葉の森は、以上のように、これから寺子屋オンライン方式で3つのクラスを運営していきます。

 作文読解クラスは、読む力書く力考える力という本質的な学力を育てます。
 発表学習クラスは、個性と創造性を育て未来の学力を育てます。
 自主学習クラスは、自ら学ぶ姿勢を身につけ受験に対応した現実の学力を育てます。

 受講料は、家計の負担ができるだけ少なくなるように、次のような体系にしています。
 言葉の森の生徒が追加で受講する場合は、それぞれ1クラスの受講料は3300円です。
 言葉の森以外の生徒が新たに受講する場合は、最初の1クラス目は8800円、2クラス目以降の受講料は3300円です。

 子供たちが勉強の面白さを知り、真の学力を育てられるように、生徒と先生と保護者の対話がある寺子屋オンライン教育をこれから広げていきたいと思っています。

この記事に関するコメント
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nane 20190917  
 Zoomの利用の仕方や、googleフォトの利用の仕方や、少人数クラスの運営の仕方など、新しいことが次々と出てきて、生徒も先生も大変だと思いますが、新しい教育を作り、子供たちの実力を伸ばすためにがんばってやっていきましょう。


森川林 20190917  
 今の教育は、今日、明日のことだけを考えて行われているようなところがあります。
 本当は、子供たちの5年後、10年後、20年後を考えてやっていく必要があるのです。
 そのために必要なのは、子供たちが自分の好きな勉強をして個性を伸ばすこと、読む力と書く力をつけること、自分から進んで勉強する習慣をつけることです。
 それをZoomを使った少人数の対話型の教室で実現していきたいと思います。


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明日9月17日(火)20:15より受験勉強対策講演会 as/3853.html
森川林 2019/09/16 11:17 
△言葉の森の文鳥、サク(黒い方)とブン(白いほう)、好物はカシューナッツです。

 明日9月17日(火)20:15より45分の予定で、小6生の作文合格を中心とした受験対策全般の保護者向け講演会を行います。

 受験の中でも、作文試験は、出される課題によって出来不出来がかなり違ってくることから、多くの人が不安に感じるものです。
 しかし、言葉の森にはそのための作文対策があります。
 そのため、言葉の森で作文試験対策を受けた人は、ほとんどが作文は安心して書けた、と言うのです。

 しかし、この受験対策のためには、保護者の協力が必要です。
 「先生にお任せします」というのでは、子供は本来の実力を出せません。
 それは、作文試験は、他の教科の試験と違って、先生の提示した模範解答を覚えるわけにはいかないからです。

 そこで、作文合格のためには、保護者が何をしたらよいかということを具体的にお話しします。

 また、秋からの受験勉強は、仕上げの段階に入ります。
 この時期は、新しいことに取り組む時期ではなく、模擬試験と過去問を基準にして、これまでやった勉強を掘り下げる時期です。
 この勉強の大きな方向を知っているかどうかで、勉強の能率に大きな差がでます。

 今回の講演会は、小学5年生の保護者にも参考になると思いますので、お時間の都合のつく方はぜひご参加ください。

 参加のお申し込みは、こちらからお願いします。
https://www.mori7.net/jform_pre.php?f=hog2019jk


 なお、このあと、受験とは異なりますが、9月中に、発表学習クラス説明会保護者懇談会読解検定などを予定します。

 10月には、小5、小6対象の公中検模試を予定しています。
 また、10月から、小1・2・3からの発表学習クラス・せいかつ文化コース体験学習小5の作文読解クラス・プレ受験作文コース体験学習小4・5・6対象の自主学習クラス・公立中高一貫対策全科コースの参加者を募集します。
 これらの模試や体験学習も、ホームページの上部にリンクがありますので、そちらからお申し込みください。

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森川林 20190916  
 中学受験は、保護者の関わりがかなり重要です。
 それは、小学6年生の子供は、何が重要で何が重要でないかということをまだ判断する力がないからです。
 ただ言われたことを真面目にやるのが小学6年生です。
 だから、いちばん身近な親が、子供の勉強や生活の方向をときどきチェックしてあげる必要があるのです。


nane 20190916  
 受験勉強は、どの子にとっても、「もう少し時間があったら……」と思うものですが、そこで過去をふりかえるのではなく、今までのやり方がいちばんよかったのだと信じて、その土台を確実にしておくことが大事です。

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