11.4週は、作文読解クラス、創造発表クラスとも、発表交流会です。
11.4週の自由課題の資料を資料室に入れました。
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作文の通信教育では、提出率は低いのが普通です。
それは、すぐに書かずに、作文の勉強を後回しにしてしまうからです。
この気持ちは、作文の勉強をしたことのある人ならわかると思います。
作文に限らず通常の教科の通信教育でも、その日にすぐにやらずにあとでやろうと思って勉強をためてしまうということがあります。
作文の場合は、普通の教科に比べて勉強する負担が何倍も大きいので、いったん作品がたまってしまうと、それが毎週雪だるま式に増えてしまうのです。
1日にまとめて2つか3つ書けばいいと考えるのは、自分で作文の勉強をしたことがない人です。
600字から1200字の作文を書いた人なら分かると思いますが、1日に異なるテーマで2つ以上の作文を書くというのはかなり大変なことなのです。
勉強は、その日のうちにやるのが基本です。
テレビ英会話などでも、録画しておいてあとで見ることができるという状態を自分に許すと、その日のうちにやらない習慣ができ結局続けられないことになります。
勉強は、録画したり後回しにしたりしないことを前提に、すべてその日のうちにやらなければならないのです。
ところが、オンラインの少人数クラスの通信作文教室では、提出率はほぼ100%です。
ほぼというのは、当日特別の事情があって途中で退出する人がいることもあるからです。
オンラインの作文教室では、お互いの予習の発表のあと、その場で作文を書き始めます。
そして、15分から20分ぐらい経ったところで、先生がいったん作文の実習を止めて、どの辺まで書いたか確認しその後読書紹介を始めます。
その15分から20分の実習の時間に、一人ひとりの生徒を別のルームに呼んで、個別に前回の作文の講評を説明します。
だから、毎週の作文の授業で、全員が必ず作文を書く時間があり、その場でどこまで書いたかを確認できるのです。
オンラインの少人数の作文クラスは、まだ生徒数が70名程度で、言葉の通信生徒のごく一部ですから、そのよさがあまり知られていません。
また、まだ参加する生徒数が少ないために、学年が混在しているクラスがあり、生徒どうしの話の弾み具合がやや不足しているところがあります。
しかし、このオンラインクラスで勉強を続けていると、そのクラスの生徒どうしが互いに仲のよい友達のような関係になっていくのです。
このオンラインの少人数クラスの作文通信教育が、これからの子供たちの作文の勉強の主流になっていくと思います。
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作文は、いったん未提出の週があると、そこからどんどんたまっていきます。
私は、自分のうちの子には、休んで書けなかったようなときに、ほかの日にふりかえて書かせるというようなことは一度もしませんでした。
休んだときは、それはそれで休んだだけでおしまいにするのです。
そして、休まないときは、何が何でもその日のうちに書き上げるのです。
これが作文の勉強を長続きさせるコツです。
オンラインのクラスで、みんなが一斉に作文を書き始めます。
カメラを机上に向けていると、みんなの書いている様子がお互いにわかります。
そうすると、誰も、自分だけサボっているわけにはいきません(笑)。
それで、みんな作文が書けるようになるのです。
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理科実験の本を何冊か揃えてみました。
「実験おもしろ大百科」は415ページもあります。
中身はこんな感じです。
中身は豊富です。実験の面白さが中心に書かれています。
「でんじろう先生の学校の理科がぐんぐんわかるおもしろ実験」
ページ数は127ページですが実験の仕方が簡潔に書いてあるので内容は豊富です。
またその実験の結果がどういう理屈で成り立っているのかということも書いてあります。
「理系アタマがぐんぐん育つ科学の実験大図鑑」
ページ数は160ページです。全ページカラーで、なぜそうなるのかという理屈が詳しく書いてあるので高学年の生徒にも読み応えのある内容になっています。
「理系アタマがぐんぐん育つ科学の実験大図鑑」は、本が大きすぎるので本棚に入りにくいという難点はありますが(笑)、この本が一番のおすすめになると思います。
なぜ理科実験の本を探しているかというと、これからの勉強はアクティブラーニングが中心になってくるからです。
言葉の森の作文は、もともとアクティブラーニング的な勉強です。
この作文の勉強に、創造発表的な勉強と、自主学習的な勉強を組み合わせていくことを考えています。
文部科学省ではアクティブラーニングの目標を、主体性があり、対話があり、創造性がある学習というようなことで定義しています。
この学習の定義にピッタリ合うのが、創造発表クラスの学習です。
参加する生徒が少人数で全員に発表の機会があり、またその発表の内容は個人個人が自由に自分の個性を生かして選んできたものです。
また、実際に実験をしたり観察したりするという実行の伴うものが多いので、そこで自然に保護者との対話や生徒どうしの対話が生まれます。
個性があり創造性があり対話があるというところが、アクティブラーニングの目的そのままなのです。
ところが、このアクティブラーニング的な学習を、従来の答えのある勉強でやろうとすると効果は半減します。
これまでの国語・算数・理科・社会・英語のような勉強をアクティブラーニングとして組み立てようとすると、ある程度のお膳立てをしなければなりません。
また、お膳立てされて答えがあらかじめある世界でのアクティブラーニングは、子供たちにとってそれほど魅力のあるものにはなりません。
アクティブラーニングの学習法には、その学習の方法にあった学習の内容が必要です。
その学習の内容として第一の候補となるのが、自由な理科実験ということなのです。
言葉の森の創造発表クラスは、現在テキストも一応ありますが、参加者それぞれが自由にテーマを決めて研究したことを発表しています。
自由にテーマを決められるというのはいい点ですが、このやり方では保護者の負担が大きくなる面もあります。
そこで、理科実験の内容が選べるように面白そうな本を探していたのです。
今後この「科学の実験大図鑑」などをもとに、小学生だけでなく中学生、高校生も含めた創造発表クラスを広げていきたいと思っています。
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従来の勉強をするだけなら、わざわざアクティブラーニングでやる必要はありません。
自主学習で、目標を決めてやっていけばいいだけです。
この自主学習は、先生に教わる勉強よりもずっと能率がいいのですが、低学年のうちから自主学習の習慣をつけておくことが必要になります。
新しい創造的な勉強は、自主学習ではできません。
それは、友達との対話があることによって面白くなる勉強だからです。
作文の勉強はどちらのやり方でもできますが、今後はアクティブラーニング的な作文学習が中心になってくると思います。
うちの子が小学生だったら、まずやらせてみたいのが、作文クラスに次いで創造発表クラスの学習です。
この創造発表クラスの勉強に向いているのは、勉強を楽しめる子です。
言われたことをきちんとやるだけでなく、言われていないことも工夫してやるような子が創造発表クラスの学習に向いているのです。
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