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公立中高一貫校受験の小6生が、冬休みから使える仕上げ教材 as/3951.html
森川林 2019/12/19 17:05 

 公立中高一貫校受験を目指す生徒で、勉強する教材がまだ決まっていない人は、次の教材を参考にしてください。
 一般的な勉強のおすすめは、「アインストーンファイナル」、
 作文の基本を再確認したい人は、「ステップアップ問題集作文編F]、
 自分の志望校の模範解答を確認し、他校の過去問を見てみたい人は、「公立中高一貫校対策問題集実戦編」です。

「アインストーンファイナル」
 頻出事項を中心にした問題集です。
96ページ 本体価格1,000円+消費税+送料・手数料=合計1,300円

https://www.mori7.net/izumi/gazou/2019/12191630246.jpg
https://www.mori7.net/izumi/gazou/2019/12191630247.jpg

「公中検ステップアップ問題集作文編F」
 作文の書き方の基本と主な問題の作文例が載っています。
58ページ 本体価格848円+消費税+送料・手数料=合計1,100円

https://www.mori7.net/izumi/gazou/2019/12191630243.jpg
https://www.mori7.net/izumi/gazou/2019/12191630244.jpg

「公立中高一貫校対策問題集実戦編」
 過去問を中心にした問題集です。
248ページ 本体価格2,000円+消費税+送料・手数料=合計2,400円


https://www.mori7.net/izumi/gazou/2019/12191630240.jpg
https://www.mori7.net/izumi/gazou/2019/12191630241.jpg

 受験勉強の仕上げの基本は、過去問の再確認、これまでにやった問題の繰り返し、時間内に仕上げる練習です。
 作文に関しては、これまでに書いた作文を、お父さんお母さんと相談してよりよい表現に直し、毎日何編かを音読し、同じテーマで時間内に書き上げる練習をしてください。
 よりよい表現に直す際に大事なことは、感想となる結びの5~10行に自作名言を入れることです。

 上記の問題集を希望される方は、保護者掲示板からお申し込みください(言葉の森生徒のみです)。
 第一次の締切は12月22日(日)までとさせていただきます。

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森川林 20191219  
 受験勉強は、実力をつけるための勉強ではなく、勝負に勝つための勉強です。
 そういう勉強には、最後の追い込みが役に立ちます。
 冬休みから1月にかけての1か月間を集中して勉強すると、成績がかなり上がります。
 学習のコツは、1冊を5回反復です。
 問題集は解くのではなく、答えを読む勉強としてやっていきましょう。

nane 20191219  
 冬休み中、小学6年生で塾に行かずに家で勉強する人の勉強時間の目安は、1日4~6時間です。
 ただし、それは本人が自主的にやる場合です。
 本人が自主的でないのに強制的にやらせるというのは、長い目で見てよくありません。
 誰でも中学3年生ぐらいになれば自主的に勉強に取り組むようになります。
 無理なく、自分のペースでやっていってください。

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これからの大学の国語入試の方向 as/3950.html
森川林 2019/12/18 10:42 

 大学入試の共通テストから、国語の記述式の問題がなくなることが確定しました。
 これは、当然だと思います。
 120字程度の記述で測定できる能力などまずないからです。

 それでは、今後の国語の入試はどうなるかというと、私は次のように思っています。
 第一は、文章を読む量を増やす方向です。
 第二は、文章を書く量を増やす方向です。
 そして、第三に、これは少し先になりますが、入試問題自体がなくなる方向です。

 第三の話から先に言うと、今の入試の仕組みがあるのは、学校というリアルな教育の場が、教室の広さや座れるイスの数や先生の人数で物理的な制約があるからです。
 しかし、その制約は、ネットワークの世界では既になくなっています。
 唯一の制約は、気の合った友達の数は限られるという制約だけです。

 だから、入試はなくなり、誰でも好きなところに入学ができるようになる代わりに、そこで自分の好きなことを研究し、その同じ分野で気の合った友達を見つけるということが、学習の中心になっていくのです。

 そのときに必要な学力は、ひとつは高校卒業時までの全教科の学力をバランスよくつけておくことです。
 それは、受験に必要だからではなく、自分の専門の研究のために必要になるからです。
 そして、全教科のバランスのよい学力以上に大事なことは、自分の本当に好きな研究の分野を見つけることです。

 これからの勉強は、この方向に進みますから、今の小学生以下の子供の教育は、その子の好きなことを伸ばすことを第一に考え、その一方で苦手分野を作らないことを第二に考えておくといいと思います。
 
 さて、そのような先の未来の話ではなく、当面の入試がどうなるかということに戻ると、第一に文章を読む量が増えることです。
 この文章は、ただ量が多くなるだけでなく、難しい語句や内容が盛り込まれている文章になりますから、速読の勉強などでは対応できません。
 そういう難しい文章を読み慣れることが、これから重要になる勉強です。
 その勉強に対応できるのは、たぶん自主学習クラスの問題集読書になると思います。

 第二には、文章を書く量が増えることです。
 言葉の森のこれまでの指導の経験から言うと、作文の字数と作文の実力は、かなり高い相関関係にあります。
 もちろん、例外もあって、たくさん書けるのに内容が薄いという作文もあります。
 また、深い内容とよく考えられた表現で、字数が短いという作文もあります。
 そういう正反対の例外があることを前提とした上で、それでも、文章を書く字数と文章力の間には高い相関関係があるのです。
 そして、もともと文章力のある子であれば、ある程度練習することによって早く長く書けるようになります。

 したがって、長い文章を読ませ、長い作文小論文を書かせるという方向に、これからの国語の入試は進んでいくと思われます。

 では、その文章の採点をどうするかというと、それはまた別の問題です。
 作文小論文の自動採点ソフトを使うのが最も妥当な方法ですが、当面はまだそれは受け入れられないと思います。
 とりあえず、字数を評価の一つの基準にして、作文小論文の内容を評価するという方向になっていくと思います。
 

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森川林 20191218  
 大学入試のための国語対策はどうしたらよいかというと、自分の興味のある分野の説明文の本を読むことです。それによって長文を読む力の基礎を作っておくことが第一です。
 第二に、問題集読書でバランスのよい語彙力をつけ、第三に、読解検定で問題の解き方を身につけ、第四に、毎週の作文で1200字の作文を書く練習をしていくことです。
 作文を書く時間がなかなか取れない生徒は、構想図を10分で書き、音声入力10分で1200字の作文を書き、森リンで採点することです。

nane 20191218  
 子供の教育を考える場合、入試がなくなる時代が来ることをひとつの前提としておくことが大事です。
 入試がなくなっても必要な学力とは何かと考えれば、ひとつは個性的な学力です。もうひとつは全教科のバランスのよい学力です。


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