IMさんのお母さんから、千葉大附属中、市立稲毛高附属中合格のご連絡をいただきました。
千葉大附属中は過去問がなかったので、準備をしていなかったそうですが、「自由について」というような題名の作文で、反対意見への理解もしっかり入れて書いてきたようです。
稲毛高附属中は、プラスチックごみの話だったそうで、10行から14行の記述的な問題をそれぞれそつなくこなしてきたようです。
12月に購入していただいた最後の仕上げの教材「ファイナル」が、資料中心の問題が多くとても役に立ったということでした。
真面目な子なので、全部きちんとやったようです。
お母さんの協力も、かなり助けになったと思います。
さて、中学生の作文は、4月から意見文になります。
小6のときに学校で書いた意見文がとてもうまいと褒められたそうなので、これからの中学生の課題も書きごたえがあると思います。
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日曜日9時の作文読解クラスでは、小学1年生から4年生までの子供たちが、毎回作文の準備をし楽しく発表しています。
低学年の自由な題名課題が多いせいもあり、一週間の間に行った出来事を写真や動画で発表する人が結構います。
あるとき、YouTubeの動画で作文の準備をアップロードした子がいて、それを見た他の子供たちも、作文の予習をYouTubeでアップロードしたがるようになりました。
毎回そういうことを続けるのは大変なときもあると思うので、たまに構想図だけの発表や、場合によっては口頭だけの発表になってもいいと思います。
しかし、この毎回の子供たちとお母さんの作文の準備の発表は、あとになると必ずいい思い出になります。
私(森川林)も、子供が保育園に通っていたころ、連絡ノートに毎日、子供に関する笑い話のようなことを書くようにしていました。
朝の忙しいときですから結構大変でしたが、今になってそのノートを読み返してみると、当時の忙しかった中でも面白かった子供との交流が思い出されてきます。
現在、小学校低中学年の子のお母さんは、子供の作文の予習の準備や創造発表クラスの発表の準備などで苦労しているだろうと想像できますが、それは何年かたつと、必ず懐かしい思い出になっていると思います。
親子でそのような関わりが持てる時期は、小学校時代のほんのわずか数年で、子供が大きくなるともうそのような交流はできなくなります。
だから、しばらくの間の辛抱だと思って、子供と楽しく作文や発表の準備をしていってくださるといいと思います。
この苦労がどういうところでプラスになるかというと、それはただいい思い出になるというだけではありません。
子供は、お母さんやお父さんの後ろ姿を見て育ちます。
お母さんが、毎週と作文や発表の準備で、いろいろな実験や経験を工夫して苦労しながらも楽しんでいる様子を見せると、子供は勉強というものは本来楽しいものだという感覚を持つようになります。
これが最も重要なことなのです。
今の子供たちの多くは、勉強は辛くて苦しいもので、面倒だが我慢してやるものだという感覚を持っています。
そういう子供たちが大きくなり、大学生になり、社会人になると、受験が終わったからもう勉強はしなくて済むというふうな考え方になります。
勉強は、本当は自分が自由な時間を持てるようになってから、自分から進んで楽しいものとしてやっていくものです。
この勉強の面白さというものを感じることができるのが、お母さんやお父さんが楽しそうに勉強的なことをしていた後ろ姿なのです。
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子供は、お父さんやお母さんの後ろ姿と見て育ちます。
お母さんが、勉強は楽しいものだという気持ちで取り組んでいれば、子供も自然にそういう気持ちになります。
お母さんが、苦しいけれど我慢してやるものだと思っていれば、子供も自然にそう思うようになります。
勉強を一生続けていくためには、この楽しいという感覚が大事なのです。
作文の予習の準備をyoutubeにアップロードしている人がいて、なるほどと思いました。
創造発表クラスの発表などは、youtubeにアップロードしておくと、田舎のおじいちゃんおばあちゃんも一緒に楽しめると思います。
勉強の面白さは、いい点を取る面白さももちろんありますが、それよりも本質的なのは発表と交流の面白さなのです。
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武蔵中学校 M.S.さん
<担当講師より>
読書の量がすばらしく、それに裏付けられた文章力もあります。また、科学的な好奇心も深くこれからの中学生活が楽しみですね。
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先ほど、SM君のお母さんから、武蔵中に合格したとの連絡をいただきました。
発表学習クラスで、毎回充実した個性的な発表をしてくれた子です。
今は、弟君が同じように毎回、個性的な発表をしてくれています。
本をよく読んでいる子だったので、武蔵中と聞いたときに、ぴったりだと思いました。
試験の内容は、やはり知識的なことよりも記述力の必要な問題がが中心で、読み書き考えることの得意な子には最も合っている試験でした。
今はまだ大学入試も、記憶型の試験が中心ですが、次第に考える力のある生徒を評価する方向に向かっています。
そして、思考力や想像力は、大学入試よりも、その後の社会人としての生活の中で更に生きてくると思います。
言葉の森の、作文や発表学習をやっていた生徒は、個性のある面白い子が多かったので、受験した子も、しない子も、これからいろいろな場面で活躍していくと思います。
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読書好きで、考えることの好きな子だったので、納得の合格でした。
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社会人の生徒さんです。
24倍の倍率の作文試験と面接で専門学校に合格しました。
作文の勉強を始めたころは2時間以上かかっていましたが、試験の直前では、1時間で800字書けるようになり、試験の本番では40分で最後の1マス近くまで書き、書いた作文を見直す余裕もあったそうです。
作文の内容は、構成がしっかりしていて、個性のある体験実例が書け、データも引用でき、自作名言も入れられていたので申し分ない出来でした。
おめでとうございます。
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合格する作文を書くには法則があります。
大事なのは、その法則どおりに書くだけの実力があることです。
その実力とは、読書力です。
実力のある人は、短期間で上達します。
実力のない人は、読む力をつけながら上達するのでやや時間がかかります。
今はまだ作文試験のほとんどは手書きなので、誤字のないことが合格のための最初の条件になります。
そして、途中にいろいろな展開があって、結びに光る表現を入れることが最後の条件になります。
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2.2週の授業の動画を「鳥の村」の「資料室」にアップロードしました。
小1から小6の動画は、資料室の上部に2月から4月までの表がありますので、それをごらんください。
プレ受験作文コースと、創造発表クラス(せいかつ文化コース)の動画は、毎週新しいものを追加更新していきます。
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2.2週の授業の動画をアップロードしました。
プレ受験作文コースの話題は、「人に迷惑をかけること」「想像力」です。
せいかつ文化コースの話題は、たくさんありますが、「はちまき石」「ストローカイト」「爪切りの支点力点作用点」「日本で作られた漢字」などです。
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教材は2月10日ごろ発送できることになりました。2/6)
新年度の教材について確認したところ、印刷の遅れているものがあり、
最終は2月28日ごろになるとのことでした。
海外で受講されている方は、日本国内の送付の問題があるので、一部の教材について早めに納品できないか聞いてみました。詳細はわかり次第お知らせします。
2月からの自主学習クラスの勉強は、次のようにしたいと思います。
1.これまでの旧学年の教材を持っている人は、
算数数学と英語を中心に、旧学年の勉強を全部終わらせるようにしていいってください。
2.旧学年の勉強が終わった人、及び、これから新たに自主学習クラスに参加される方は、
「ハイクラステスト国語読解力」(受験研究社)の新学年のものをご用意いただき)、それで長文読解のページを中心に問題集読書の形で勉強を進めていってください。(「ハイクラステスト国語読解力」は市販されています。)
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新年度の教材のうち、2020年度改訂版は28日ごろになるものもあるため、2月の自主学習クラスは基本的にこれまでの教材でやっていきます。
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■効果のある自主学習という勉強法
言葉の森が子供たちの自主学習に力を入れているのは、自主学習という勉強法が最も能率がよく最も効果が上がるからです。
学校や塾で人に教えてもらう勉強スタイルでは、自分のすでにわかっていることも聞かなければならない時間が必ずあります。場合によっては、1時間の授業全部が聞かなくてもよかった内容だったということもあります。
時間の価値は、教えてくれた先生の費やした時間ではなく、生徒が自分で新しい何かを身につけた時間です。
■1か月で数学が得意になった経験
私は、同じ世代の人の多くがそうであったように、塾にも予備校にも行きませんでした。
そのために、数学の難問を一人で何時間も考えるような無駄な時間もありましたが、トータルで言えば自分のペースでやる時間が豊富にあったことで、余裕のある学校生活を送ることができたと思います。
私がそう考えていたせいか、私の子供も、塾にも予備校にも行かず自分のペースで勉強していました。
しかし、上の子が中3のとき、数学がやや弱いとわかったので、夏休みに数学の問題集を各学年1冊、解けない問題がなくなるまでやることにしました。
「くわしい数学」(文英堂)という、普通かやや難しいレベルの問題集でした。
解けない問題は、本人が解法を見て理解し、1冊が全部終わるとまた最初に戻って解けなかった問題だけを解いて行くのです。
時々解法を見ても理解できない問題がありました。そのときは、私も一緒に考えましたが、そういう問題は1日に1題か2題だったと思います。
たまに私が考えてもよく分からない難問がありましたが、それは解けなくてもよいということにしました。
そうして、1か月の夏休みが終わってみると、数学は完璧にできるようになっていたのです。
副産物として、一緒に1日に1題か2題考えていた私も、高校入試の数学の難問はほとんど解けるようになっていました。
こういう経験をした人は、たぶん他にも多いと思います。
勉強は、結局難問に対する慣れで、繰り返して理解すれば誰でもできるようになるのです。
学校や塾の先生は、難関校の難しい問題の解き方を教えてくれます。
では、そういう先生がその難関校に合格する実力があったかというと、そういうことはありません。
ただ何度も解いて慣れてきたから、人に教えるぐらいにできるようになったというだけなのです。
■教えてもらうとわかった気がするだけ
私のうちの子が夏休みの1か月自分のペースでやった勉強を、もし家庭教師のような先生に教わる形で勉強していたとしたら、たぶん成績を上げるためにはもっと長い時間がかかり、もっと長い月日がかかっていたと思います。
その理由は、先生が教えようとするはずだからです。(不必要に教えない先生が、実はいい先生です。)
先生が教えるのは、子供が自分で考えて自分で解法を見ても理解できないときだけでいいのです。
もし子供が自分であまり考えずに先生に聞いたとすると、先生は優しくていねいに教えてくれるかもしれません。
しかし、それは多くの場合、わかった気がするだけに終わることが多いのです。
もちろんわかった気がするだけであっても、その問題を繰り返して解くようにすれば理解は定着します。しかし、多くの場合、わかった気がするだけで終わってしまうのです。
この数学の勉強と同じやり方が、すべての勉強に当てはまります。
国語でも英語でも理科でも社会でも、1冊の参考書または問題集を繰り返して読んでいくことで、誰でもできるようになります。
先生の話を聞いたりテスト受けたりする時間は、本当は勉強には必要のない時間で、そういう時間が少ないほど勉強の能率が上がります。
ただし、小学生は勉強の目的まで考えないので、初めはよいやり方だった勉強法が形骸化することがあります。
その、形だけになった勉強の仕方をチェックし軌道修正することが、先生の役割になると思います。
■中学生の定期試験対策は両刃の剣
中学生になると、定期テストの対策をしてくれる塾で、内申点をよくしようと考える人が多くなります。
その学校のその先生の定期試験の過去問をもとに、その傾向にあった対策をするのです。
過去問に対応した勉強というのは、試験に取り組む場合の鉄則です。
だから、このこと自体はよいことのように見えますが、問題は子供たちがそういうやり方が勉強だと思ってしまうことです。
勉強には、実力をつける勉強と、試験という競争に勝つための勉強とがあります。
中心になるのはもちろん実力をつけるための勉強で、たまに試験に勝つことが目的の勉強があります。
ところが、学校の定期試験という年に何回もあるような頻繁な試験で、競争に勝つことを目的とした勉強していると、そういうものが勉強だと思うようになってきます。
過去問対策とか、山をかけるというようなことはせず、自分が大事だと思ったことをしっかりやるのが勉強で、試験のために勉強をやるようになるとかえって実力がつかなくなります。
定期試験対策は、試験の一週間前からやれば十分で、普段は試験のための勉強ではなく実力をつけるための勉強にしていく必要があります。
その実力をつけるための勉強の方法が、自主学習です。
■小中学生の間の勉強は友達との交流の中で
ところで、小中学生のうちの勉強は、勉強の目的というものが考えにくい内容になっています。
その勉強をして実生活にどういう役に立つのかがわからないような基礎的な勉強が中心だからです。(その点で、プログラミングの勉強は、役に立つことが直感的にわかる面があります。)
小中学生の間の勉強は、子供たちの知的好奇心を刺激するような内容のものは少なく、逆に退屈な知識や技能を身に付けるものが中心です。
そういう勉強を続けるために、子どもたちの意欲を引き出すものは、点数による賞罰のようなものではなく、一緒に勉強している友達の存在です。
その友達の存在によって、時にいたずらや悪ふざけという脱線の時間が生まれるときもあります。
しかし、たまにそういう時間があることが、大きく見れば子供たちの、みんなと一緒に勉強しているという仲間意識の背景になります。
そして、仲間意識のない中で孤独に能率だけを考えて勉強するよりも、時にふざける時間もある楽しいクラスの方が、結局は長続きし成績も上がっていくのです。
だから、自主学習は、ひとりでやるよりも少人数クラスの子供たちの交流の中でやっていくのが、最も理想に近いスタイルだと言えるのです。
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学校の勉強は、普通にできていれば十分です。
90点を100点にしようとがんばるのもいいのですが、それは趣味の問題で、それよりも90点のままでいいから、もっと自分らしい面白いことをする時間を大切にしようと考えた方がいいのです。
というのは、学校の勉強は、誰がやっても100点以上のものはとれない勉強だからです。
自分が好きでやることは、それが遊びであれ勉強であれ、点数の上限はないからです。
私が初めて私立高校入試の数学の問題を見たとき、「中学生のやっている勉強だから大したことはないだろう」と思っていたら、何のことはない、ほとんどできませんでした。ほぼ0点だったのです(笑)。
中心になっているのは、図形の問題でした。
ところが、子供と一緒に、難問を1日に1題か2題一緒に考えていると、1か月のうちにほとんどできるようになりました。
勉強は、結局答えのある世界だから、やれば誰でもできるようになるのです。
だから、こういう勉強にあまり早くから取り組むのは時間の無駄だと思いました。
それよりも、もっと自分の好きなことをする時間を大切にしていくといいのです。
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