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言葉の森の目指す教育改革と新しいオンライン学習 as/4067.html
森川林 2020/03/30 18:08 

 言葉の森の教育の目的は、明日の日本を支える子供たちの思考力、創造力、共感力を育てることです。

 創造力を個性、思考力を知性、共感力を感性と考えれば、子供たちの個性、知性、感性を育てることと言ってもいいと思います。

 そのための方法をいろいろ模索してきて、数年前から、Zoomを使った少人数オンライン学習の可能性がわかり、それをいろいろな形で実践してきました。

 この3月に、新型コロナウイルスの学校休校対策として、それまでのオンラインクラスを拡張して対応したところ、3日から25日までの期間中に、新小1から新中2まで、のべ1115名の子供たちがオンラインクラスに参加してくれました。
 また、多くの方が、ボランティアで講師として協力してくれました。

 コロナウイルスは、まだ爆発的感染の可能性はありますが、長期的には集団免疫ができることによって次第に終息していくと考えられます。
 しかし、今後の日本社会の経済状況はかなり厳しくなるはずです。

 そこで、子供たちが、比較的経済的負担の少ない形で学習を継続できるように、5月から少人数オンラインクラスの受講料を次のように値下げします。

○自主学習クラス(国数英など通常の学習)現行4,950円を3,960円へ。
(言葉の森の作文を受講している生徒は、現行3,300円のまま。)

 5、6人の少人数クラスで個別指導のある月4回の受講料が3,960円というのはかなり破格だと思いますが、Zoomを使ったオンライン授業という形式で可能になっています。

 この新しいオンライン学習によって、子供たちが自分の学力に合った学習内容で、子供どうしの交流のある楽しい勉強ができるようになると思います。
 オンライン学習は、規模が大きくなればそれだけ同年齢で同進度の子供たちが一緒に学ぶ機会が増えます。すると、学習に、協力や共感の要素が増えてきます。
 これが、集団教育でも、マンツーマン教育でもない、言葉の森の少人数教育の特徴です。

 ぜひ、多くのみなさんがこの趣旨に賛同して、言葉の森のオンライン学習を広げていっていただければと思います。
 また、オンライン講師としてご協力いただければと思います。

▼言葉の森の目指す教育改革(動画)
https://youtu.be/hUY8vAQvX3Y



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森川林 20200330  
 オンライン学習とうたっているものが数多くありますが、それらのほとんどは、オンラインで動画を流しているだけです。
 学習で大事なことは、自分のペースで勉強することと、一緒に勉強している友達や先生とのやりとりがあることです。
 そういう双方向の学習こそが、オンライン学習なのです。


nane 20200330  
 言葉の森のオンライン学習の特徴のひとつは、子供たちの読書紹介があることです。
 この読書紹介によって、自然に読書の習慣がつくのです。


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プログラミングや英語は手段。目的は…… as/4066.html
森川林 2020/03/30 08:36 

 プログラミングにしても、英語にしても、その他の習い事にしても、それらを学ぶこと自体は楽しいものです。
 しかし、その楽しさの延長で、将来もそれを生かした仕事をしたいと思ってしまうと、それは少し違うのです。

 自分の本当にしたいことは、本当はもっと別のことであることが多いのですが、それを探さずに自分の今できることを目的にしてしまう人が多いのです。

 プログラミングを仕事にしている人は多いと思いますが、それを自分の子供にもさせたいと思う人は少ないはずです。
 プログラミングは、自分が何か本当にしたいことを実現するためのひとつの(重要な)手段で、それ自体が仕事や目的になって楽しいと思うのは、ごく限られた人たちだけなのです。

https://youtu.be/Rm-obMSLhGM



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森川林 20200330  
 勉強の本当の目的は、自分のしたいことをするための手段を身につけることです。
 しかし、小さいころは自分のしたいことなどは当然わからないので、学校で教科を決めてテストをします。
 すると、真面目な子供たちの中には、そのテストという勉強が自分の目的のように思ってしまう子が出てくるのです。
 それを、さらに親が助長している面もあります。
 親は、勉強という手段と本当の目的とのバランスを考えていくことが大事です。



nane 20200330  
 人間が本当に好きなのは創造です。
 勉強にはそういう創造の面があります。
 遊びにも同じような創造の面があります。
 勉強の創造的な面がわかりにくいものですが、遊びの創造的な面はすぐにわかります。
 プログラミングや英語は、そして作文も、創造的な面がわかりやすい勉強です。
 しかし、いずれもある程度上達しないと、遊びのような面白い面は出てきません。
 その順序は、プログラミング>英語>作文になると思います。


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