△2019年サマーキャンプの写真より「滝」
アフターコロナ時代の教育は、ひとことで言えば、学習内容はオンラインの少人数クラスで能率よく行い、子供たちの人間的な交流はローカルで、遠足や合宿などを通して密度濃く長期間にわたって行うという形になります。
学習については、同レベルの生徒の切磋琢磨が大事です。
勉強を通して、勉強友達ができるような学習環境が理想です。
そのためには、先生が一方的に教える授業ではなく、生徒が自ら勉強し発表し合うようなクラスにする必要があります。
それが、5、6人までの少人数オンラインクラスです。
それに対して、ローカルな交流では、異なる学年や異なる性格の子供どうしの長期間の接触が必要になります。
昔の子供たちは、ガキ大将を中心に、さまざまな学年の子供がそれぞれの役割を果たしながら遊んでいました。
そのガキ大将が子供集団を卒業すると、自然に次のガキ大将が生まれました。
そういう子供どうしの交流の中で、勉強で学ぶこと以上のことを学んでいたのです。
言葉の森の目指すオンライン教育は、この少人数オンラインの学習と、ローカルな集団遊びによる交流の両立です。
そして、そういうオンライン教育を支えるのが、これから必要になる新しい先生です。
新しい先生は、これまでの先生のように授業をすることが仕事なのではなく、子供たちが自ら学び、発表し、交流することを支えるのが仕事です。
もちろん、どうしても必要なことは教えますが、子供たちは教えられたことよりも、自分で苦労して学んだことの方がずっと深く身につけるからです。
今、夏のオンラインスクールを行っていますが、この学習の中で勉強友達になった子供たちが、地域の遠足や合宿に参加する将来の展望を考えています。
言葉の森のオンライン教育は、5、6人の少人数を維持することが必要なので、教える先生はもっと数多く必要です。
これまで森林プロジェクトという企画で作文講師を募集していましたが、この森林プロジェクトを今後更に広げていく予定です。
アフターコロナ時代の教育は、子供たちの学力を伸ばし、個性と創造性を生かす少人数のオンライン教育です。
同じく、アフターコロナ時代の重要な仕事のひとつは、そういう未来の子供たちを育てる創造的な教育です。
多くの人が、この新しい教育と新しい仕事に参加していただきたいと思っています。
言葉の森の夏休みは、8月10日~16日です。
夏休み期間中、作文の個別電話指導クラスは「休み宿題」になり、自宅で自分で作文を書くか、ほかの週に振り替えて電話指導を受けるかしていただくようになっています。
オンラインクラスの振替に関しては、次のようにさせていただきます。
●作文読解クラス
オンラインの他の作文読解クラス(ただし5名以下)にふりかえる
個別電話指導でふりかえる(教室にお電話でご連絡ください)
●創造発表クラス
オンラインの他の創造発表クラス(ただし5名以下)にふりかえる
オンラインの他の自主学習クラス(ただし5名以下)にふりかえる(学習内容は自主学習に合わせてください)
●自主学習クラス
オンラインの他の自主学習クラス(ただし5名以下)にふりかえる
以上よろしくお願い申し上げます。
※「夏のオンラインスクール」は、言葉の森の夏休みとは関係なく、8月3日~21日の日程で行っています。